5月5日はアサヒナキマダラをあきらめて、3日の日に見かけはしたものの撮影できなかったリュウキュウウラボシシジミを撮影に西表に行くことにした。
車をおいて歩き始めてすぐに、新鮮なマサキウラナミジャノメの雌がいたのでじっくり撮影する。

撮影しているうちに開翅したので大喜びで撮影するが、フラットにきちんとピントを合わせるのって難しい。
これも前翅の縁毛がややピンボケになってしまった。

ポイントに着く途中で、入野さんが「あ、ヒメアサギマダラ」と叫ぶと同時に自分の横をスーと追い抜いていく。

(家内撮影)
よく見かけるリュウキュウアサギマダラよりはシンプルな色合いで、飛び方もかなりゆっくりだ。
リュウキュウウラボシも飛んでいたらしいが、そちらに注意を払って見逃してはいけないので、とりあえずこの蝶を撮影することに集中する。
追いかけていくと、林道横の花で吸蜜を始めた。

後から追いついた家内はこのチョウをじっくりと撮影したようで、シンプルで清楚なこのチョウの感じが良く出ていると思う。

(家内撮影)
3日にリュウキュウウラボシを見かけたポイントに着くと、1頭のリュウキュウウラボシが林道上を行ったり来たりして探雌飛翔をしている。
飛翔の軌道は比較的単純だけど、驚かして逃げられてはいけないので最初は止まるのをじっと待つ。
けれどもなかなか止まらない。止まっても短時間ですぐに飛び立つ。
それでもようやく止まったので、すこし遠目だけどシャッターを押す。
取りあえず証拠写真を押さえられたとほっとした。

そのあと少し距離を詰めて撮影。もう少し近づこうとしたら飛び立たれてしまった。

様子を見ていると、白っぽいものに反応しているようで、この写真も吸蜜に来たと言うよりは、センダングサの花弁の白に反応して飛来したようだ。

結局マクロで撮影するほど近づくことはできなかったけど、わざわざ西表まで来た甲斐はあったと満足しながら車のところまで戻ることにする。
もどる途中で、リュウキュウヒメジャノメの♂が♀のところに飛来して求愛をしていた。

カメラを向けて撮影していると、飛び立って♀のところに近づく。

♀は何のアクションもしないので、交尾拒否はどうするのだろうと思いながら撮影を続ける。

やがて♀のところに横並びになったと思ったら交尾が成立した。

まさか求愛から交尾までの一連の写真が撮れるとは思わなかったのでびっくり。