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2011年 01月 13日

サイパン(リュウキュウムラサキ以外の蝶:2010/12/21-23)

リュウキュウムラサキ以外でサイパンで撮影できた蝶の写真について載せておきます。
見る機会が多かったのがマルバネルリマダラ。
ホテルの敷地内にいたので、蝶を探しに出るたびに目撃しました。
現金なもので、マルバネは以前石垣島でも撮影していたので、それほどの感激はなく、何気なく見ているだけでしたが、しきりと目の前の木に絡んでいるので、何をしているのだろうと注意してみてみました。
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このときはそのまま飛び去ってしまったのですが、翌日ホテルの違う場所で同じように木に絡んでいるマルバネを見かけたので、やはり注意をしてみていたら、新芽の先端に止まったかと思ったら尾端を曲げました。
えっ、産卵と思ってあわてて撮影しました。
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今まで南の蝶はほとんど撮影対象に入っていなかったので、マルバネルリマダラの植樹のガジュマルという木も良く知りませんでした。
マルバネが絡んでいる木を見たとき、良く園芸店で目にする植物だなとは思っていたのですが、これがそうなのでしょうか。
ただ、飛び去った後の葉も撮影はしてあるのですが、卵があるかどうかがはっきりとはせず、いまひとつ確信が持てないでいます。

滞在の最後の日に、空港に行こうと荷物をまとめて部屋を出たら、部屋のすぐ外の木に一頭のマルバネがまとわりついて飛び回っていました。
部屋が2階にあったので、飛び回るマルバネを上から撮影するという願ってもないシチュエーションになりました。
このマルバネはまるで別れを惜しむかのように何度も飛んでくれたので、望遠での撮影にもかかわらずピントのあった写真が撮れました。
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一番多かったのはヒメシルビアシジミ。
先日行った沖縄でも、撮影に入った公園の芝生にちらちらと飛んでいましたが、こちらではちょっとした草地があればたくさん飛んでいて、日本のヤマトシジミ以上でした。
ただ、小さくてほとんど止まらないので撮影は簡単ではありませんでした。
こんなときにはパスと連射が有効なので、まずは飛び立つところ。
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それに飛び回っているのがこちらに来たところで、パスト連射。
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複数が絡むシーンも多かったので、それを狙っていたのですが、うまくピントが合いませんでした。
散歩に出たときに見つけた市場(2時から開場)の横の草地で撮影してみましたが、市場の様子はうまく入らず市場に来た人たちの車を背景に入れるのが精一杯でした。
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ここではシークワーサーみたいな柑橘類が9個ほどで1ドル。
ホテルのチップ程度の値段ですが、1年かけて栽培し収穫したことを考えると申し訳ないような値段でした。
花にも来ていたので撮影したけど、マクロできちんと撮ったのはこの写真くらい。
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リュウキュウムラサキを探して歩いているときに、道端の草に止まっていた蝶がいた。
クロマダラソテツシジミにちょっと似ているなと思ったけど、肛角のオレンジ紋がより鮮やかだ。
帰ってから調べてみると、やはりクロマダラソテツかな。
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この蝶はサイパン唯一の繁華街のガラパンを歩いていたときにも、駐車場の横で見かけた。
日本のクロマダラに比べるとサイパンの個体のほうが断然美人。
違う種類だとうれしいけど・・・
ソテツがあったのかどうかは確認しなかった。
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ここでぶらぶら歩いていてふと横を見ると、チラッと鮮やかな紫色がプランターに植えてある木の葉の裏に隠れたような気がした。
覗き込んでみると、つんと飛び立って、プランターに捨ててあった柑橘類の皮に来ている。
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羽の先端がきれいなブルーだ。最初まだら蝶の仲間かなと思って撮影していたけど、羽の形がどうもタテハチョウだ。
南の蝶の図鑑は持っていないけれど、斑紋の特徴からヤエヤマムラサキのメスのような気がする。
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石垣で撮影したヤエヤマムラサキはこんなに紫が出ていないし、逆にこの個体は前翅端に白斑もないけど、白斑が出ない個体もいるようだし、ブルーが強く出る個体もいるようだ。
もし違っていたらご教示ください。

あと見かけた蝶といえば、シロオビアゲハ位。
Ⅰ形のタイプしか見かけなかった。
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サイパンは蝶の種類は少ないので、あまり面白くはないかもしれないけど、日本と共通の種も多く、それぞれ少しずつ色鮮やかで、それなりに楽しめた。

by dandara2 | 2011-01-13 11:08 | 海外 | Comments(12)
2010年 12月 04日

沖縄遠征(4/4 沖縄 2010/11/24)

最終日の24日は羽田行きの便は夕方なので、途中撮影しながら那覇空港まで行くことにする。
30数年前に八重山に行った時に撮影した小さな蝶がいた。
てっきり新しい種類だと思って帰ってから図鑑を調べたら、本土にもいるシルビアシジミだった。
ずいぶんがっかりした記憶があるが、その蝶が数年前にヒメシルビアシジミとして新しく独立種になった。
沖縄に来るときに調べてみると、公園の芝生などで発生しているようなので、やんばるで撮影できなければ、途中で撮影するつもりでいたので、帰る途中の植物園に立ち寄ることにした。
車を置いて歩き始めると、生垣の間に生えているみかん類にまとわりつくシロオビアゲハを発見。
様子を見ていると、尾端を曲げて産卵を始めたので撮影する。
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園内に入るとすぐに芝生の上をちらちら飛ぶ小さな蝶を発見。かがみこんでみるとヒメシルビアシジミだった。
ほんとに小さな蝶で、南大東島で見たハマヤマトシジミと同じかやや小さい印象だ。
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芝生の間に咲く小さな花、ノミノフスマだろうか、で吸蜜していた。
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日が射すと♂、♀ともに翅を開いてくれた。
♂の翅表はシルビアシジミやハマヤマトと良く似ている。
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♀の翅表も他の2種の低温期型とよく似ているけど、翅表を確認できた多くの♀でブルーを確認できたので、発色の率はこちらのほうが高いようだ。
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また、芝生の中の食草に産卵していたけど、尾端を芝生の中にまで差し込むので撮影は難しかった。
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一通り撮影できたので、他の蝶はいないかと見渡すと、園内のランタナの周辺を高速で飛ぶ白蝶を見つける。
先日見たウスキシロチョウに比べるとちょっと飛び方が違う感じがしたので、近づいて撮影するとウラナミシロチョウだった
ウスキシロチョウも飛んでいたが、このチョウのほうが個体数が少ないようで、見かけたのはここのみだった。
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少し暗い場所に移動すると、足元からウスイロコノマチョウが飛び出した。
数は多くはないけど、あちこちで目撃した。
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ここでは、クロマダラソテツシジミの低温期型もいた。低温期型は初めての撮影になるが、気温は十分高いと思われるのに低温期型がいるのが少し不思議な感じがした。
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♂がきれいなブルーの翅表も披露してくれた。
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ルリウラナミシジミもかなりの数を見ることが出来た。
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帰りがけに活発に吸蜜に来ていたのはウスキシロチョウの銀紋型。
4,5頭が代わる代わる吸蜜に来ていたけど、小さな花なので吸蜜時間が少なく撮影にはけっこう苦労した。
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那覇に戻ってレンタカーを返すまで2時間ほどあるので、首里城を見に行く。
那覇市内ではオオゴマダラの食草のホウライカガミを植栽して、オオゴマダラの飛ぶ環境を作るボランティア活動が盛んらしいので、首里城を背景にしたオオゴマダラの写真を狙っていたのだけど、オオゴマダラが全くいない。
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仕方なく首里城内を少し見学して、タクシーで近くの公園まで移動。mhidehideさんが蝶が多いといっていたのだけれど、公園内を一通り歩いてみるが全く蝶の姿はない。
レンタカーは首里城においてあるので、そこまで戻らないといけないので、最後に少し緑の多い場所まで歩いてみた。
と、頭の上からダイミョウセセリみたいな感じの蝶が飛んでセンダングサの間に止まった。
自分のところからは影になって何も見えないので、慎重に移動してそっと見ると緑色の蝶がちょこんと止まっている。
エ、イワカワシジミ!! すぐには信じられなかったけど間違いない。
昨日撮影できなかったので、完全にあきらめていた蝶だ。
逃げられないようにじりじりと近づいてカメラを構える。後翅のふちがなんだか白くてやけに目立つ。
擦れた個体かなと思ってさらによく見ると、擦れているのではなくて後翅の前縁と尾状突起が白くなっている。
今まで写真で見ていたイワカワシジミは全体が緑色というイメージがあったので、何じゃこれは~と思いながら撮影。
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そのうちじわじわと翅を開き始めた。オッ!、オッ!と眺めるが、この瞬間って結構興奮しますね。
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開いてみると、後翅の翅表にはきれいに白紋が発達している。
恥ずかしながらイワカワシジミの翅表って気にしたこともなかったので、こんな風な色合いになっているとは知らなかった。
後で調べると低温期型(春型)の♀はこんな風に白紋が発達するようだ。
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クロマダラソテツシジミの低温期型といい、今年の沖縄は気温の低い時が多かったんだろうか。
結局この公園ではこのイワカワシジミしか撮影できなかったけど、沖縄を離れる寸前になって当初の目的をほぼ達成することが出来、充実した沖縄行になった。
情報を提供してくれたfuruさん、翔さん、現地を案内してくれたmhidehideさん、本当にありがとうございました。

by dandara2 | 2010-12-04 23:33 | 産卵 | Comments(30)