2014年 03月 25日

コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)

3月24日・25日はコツバメを探しにいつもの公園へ。
気温も上がり、やっと冬から解放された感じだ。

桜の花が土手に覆いかぶさるようにして見事に咲いていた。

コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311746.jpg
よく見ると大雪で折れた枝が垂れ下がっているのだった。
それでもけなげに花を咲かせていた。

浅間の煙さんがアセビの花を見ていらしたので、挨拶をして一緒に撮影をさせてもらう。
ミヤマセセリが枯れ枝の先に止まった。

コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311859.jpg
今年初めての撮影、やはりうれしい。

そのうちコツバメも現れて、アセビで吸蜜を始める。

コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311862.jpg
コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311885.jpg
アセビの色も飛ばさず、コツバメの模様もそれなりに出るように撮影するのは難しい。
結局レタッチで処理して、何とか意図した感じに仕上げることができた。

ある程度撮影できて落ち着いたので、EX-10のパスト連射で翅表を狙う。
コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311881.jpg
なかなかうまくいかないけど、何とか一枚だけ撮れた。

そのうち、ここによく来られるSさんも見えた。
昨年一度だけお会いしたことがある。

浅間の煙さんが、「変なコツバメがいる、翅がまだやわらかいみたいだ」と大声で呼んでくれた。
急いで駆け付けると、コツバメが地面を歩いたり、小飛したりしている。

コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311890.jpg
羽化直後の個体のようだ。

ミヤマセセリも現れてアセビで吸蜜してくれた。

コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311819.jpg
コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311877.jpg
25日は気温が高すぎたのか、コツバメもミヤマセセリも思ったほどには出てきてくれなかった。
ミヤマセセリを魚露目で撮れたのが唯一の収穫と言ったところだろうか。
コツバメとミヤマセセリの撮影(2014/3/24・25)_f0031682_18311892.jpg



# by dandara2 | 2014-03-25 18:54 | 吸蜜 | Comments(16)
2014年 03月 22日

小畔川便り(カシオEX-10試し撮り:2014/3/21.22)

3月22日の今日は勤め先の終業式。
高3は卒業したので、高1、高2合わせて1000人くらいの生徒を前にして退任の挨拶をする。
終わったらやはり感慨深いものがある。
でもこれで完全にフリーの身だ。

20日にはカシオEX-10が届いたとの連絡があったので取りに行く。

で、でかい。

小畔川便り(カシオEX-10試し撮り:2014/3/21.22)_f0031682_17001334.jpg
リコーのGR-D3と比べてみると良くわかる。
小畔川便り(カシオEX-10試し撮り:2014/3/21.22)_f0031682_17001303.jpg
これはしくじっちゃったかなと思う。
今まで、コンデジを入れていたケースに入らない。

これを買わずにニコンの1V3にすればよかったかな。
でも1V3が4月に発売されるというのは、注文した後で知ったんですよね。
情報の収集が甘いな。

ま、使わなくなったカメラとレンズを処分した分で購入したカメラだから、お金は払ってはいないから多少は気が楽だ。
でも下取りではなくて、買い取りにしてお金をもらっておけばよかったかな…

がっくりきたけど、とりあえずは写り具合を見に自宅前に出る。
21日は風が強く寒かったけど、モンキとベニシジミが活動していた。
キタテハは全く姿を見せない。さすが越冬蝶、用心深いね。

何回かチャレンジするけど、見かける蝶はみんな風を避けて地面に止まってしまいうまく写真が撮れない。
最後に一度だけモンキチョウが吸蜜に来たので撮影。
小畔川便り(カシオEX-10試し撮り:2014/3/21.22)_f0031682_17001251.jpg
カシオEX-10 1/5000 f4.5 ISO800

ISO800だとかなりノイズが出るようだ。

今までのカシオのカメラと比べると、多少画質が良くなったかなとは思うけど、画期的にバスト連射の成功率が上がったわけでもなく、やっぱりあわてて購入してしくじったかなと思う。

22日は退勤後、一休みしてから川原に出る。
ISOはAUTOにしておいた。

相変わらずうまくいかないけど、やはり一度だけベニシジミが菜の花で吸蜜してくれた。
急いで駆け付けてバスト連射。

小畔川便り(カシオEX-10試し撮り:2014/3/21.22)_f0031682_17002066.jpg
カシオEX-10 1/5000 f2.2 ISO80

今度はうまく行った。
ISOもこのくらいだとノイズは気にならない。

ちょっとだけ撮影のコツがわかったような気がする。
このレベルの写真がコンスタントに撮れるなら、まあいいかなと言う感じ。
もう少し試してみよう。



# by dandara2 | 2014-03-22 17:06 | 機材 | Comments(16)
2014年 03月 18日

小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)

3月16日は暖かい一日だった。
前日に家内用のレンズテストでマクロの85mmを試したので、16日は55-200を試すことにする。
試すといっても昨シーズンずっと使ってきたレンズだから、いまさら何を試すかと言うことになるけど、昨シーズンは絞り優先で基本f8に絞って撮影していた。

絞りを開けると像が甘いような気がしていたからだ。
ただ、1V2に付けると焦点距離が2.7倍になり、常にかなりの望遠で撮影していことになるので、微妙なブレが入っていたかもしれない。

今回はシャッタースピード優先で、1/1600でISO AUTOで撮影してみた。
わたしが70-200で使う時の設定と同じものだ。

当然絞りは開放近くなるけど、それでどのくらい像が甘くなるのか、手振れによる影響を排除した時の像はどんな感じなのかを見てみたいと思った。

結果は予想以上にシャープな像がえられた。

小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22570651.jpg
家内撮影 ニコン1V2 ニコン55-200 1/1600 f5.6 ISO 250

70-200と比べても引けを取らない。
と言うか、今回は55-200のほうがよかった。
小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22570697.jpg
ニコン1V2 ニコン70-200 1/1600 f5.0 ISO 200

家内に言われて急いで近づいての撮影だったので、ブレが入ったのかもしれない。

55-200の絞り解放近くでも手振れがなければ十分使えそうだ。
本当は家内にも70-200を使わせたいところだけど、レンズがかなり重くなるので(55-200・・265g、70-200・・850g)、使いやすさなどを考えて今シーズンも55-200を使っていくことにする。
ただ、昨シーズンとは違ってシャッタースピード優先で行ってみることにした。

後は飛翔とバスト連射の確認。

小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22570639.jpg
ニコン1V2 ニコン18-55 1/8000 f6.8 ISO640

今回もダイアルがかってに回ってしまってシャッタースピードがこんな値になってしまった。
ISOをAUTOにしてあるので、大きな破綻はないけどまったく困ったものだ。
今度発売されたV3はこの辺りはどうなのかな。 
小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22570609.jpg
カシオ EX-FH100 1/5000 f3.2 ISO400


小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22570692.jpg
ニコン1V2 ニコン18-55 1/5000 f3.8 ISO400

小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22570633.jpg
カシオ EX-FH100 1/5000 f3.2 ISO320

結果を重視すれば、カシオのカメラを使ったバスト連射の方が簡単だけど、飛んでいるところが撮れた時の満足感は当然自分の腕で写しとめた時だ。

17日と18日は自宅周辺のミヤマセセリやコツバメの発生状況を見て回る。
せっかく新しい車が来たのにシーズン前なのであまり乗る機会もなく、遠征を前にして車になれるという目的もあった。

18日の今日は関東でも春一番が吹いて、今でも窓の外でゴーゴー風の音がしている。

結果は両種ともまだ発生はしていなかった。

2回の積雪の影響は結構大きくて、ミヤマセセリどころか、モンキチョウ、キタテハ、ルリタテハをそれぞれ1頭確認したのみだった。
我が家の前の河原がいかに恵まれた環境なのかを再確認した。

ただ、明るい雑木林の中でだれにも邪魔されずに蝶が現れるのを待つのはとても気持ちがいい。

小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22571517.jpg
ここでは蝶の代わりにトラツグミが現れてよいモデルになってくれた。
小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22571596.jpg
小畔川便り(家内のレンズの最終確認:2014/3/16)_f0031682_22571585.jpg
今週末にはコツバメやミヤマセセリも発生するだろう。
来週にはこちらでもギフチョウが発生するかな。



# by dandara2 | 2014-03-18 23:12 | 飛翔 | Comments(16)
2014年 03月 16日

小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)

3月15日は晴れて気温も平年並みになるということなので、また川原に出る。
今回は、飛翔の感覚を取り戻すのと、家内の使うレンズの確認が目的。

家内の1V2には今まで、ニコンの55-200をつけていたけど、f8位まで絞っていないと画像が甘かった。
それで、今日はマクロの85mmを付けてみることにした。
1V2では35mm換算230mmになるけど、今までよりはかなり近寄らないといけない。
その距離が満足いくかどうか。

川原にはようやくタンポポが咲き始めて、モンキチョウも吸蜜に来ていた。

小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23033486.jpg
家内撮影 ニコン1V2 ニコンマイクロ85

家内が撮影している後ろから私も撮影。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23033439.jpg
ニコン1V2 ニコン70-200

70-200の145mmで撮影したので、家内よりはかなり後ろからの撮影。
近づかなくても済む分ずいぶん楽だ。
70-200の描写は素晴らしく、85mmマクロよりも良いかもしれない。

飛翔の方も距離感が戻ってきたのか、今日は少しはましになってきた。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032740.jpg
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032749.jpg
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032742.jpg
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032788.jpg
いずれも  ニコン1V2 ニコン18-55

ボケのほうもこれくらいなら満足できる感じ。
当分はこのレンズを使っていくことにする。

羽化して間もないようなメスを見つけたので、これは配偶行動が撮れるかもしれないと少し距離を置きながら様子を見る。
案の定雄が雌を見つけて追いかける。

雌が地面に止まると、雄はすぐ近くで翅をバタバタさせている。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032775.jpg
ニコン1V2 ニコン70-200

たぶん発香鱗のにおいを雌に送っているのだろう。
雌が小飛すると雄が追いかけて同じように翅をばたつかせるが、そのうち雌に並ぶような姿勢になる。
雌が拒否しないのを確認しているようだ。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23033409.jpg
そして交尾が成立した。翅を開いている方が雄。雌の向きが反転している。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23033400.jpg
この時期は羽化直後の雌が多い関係で、交尾個体を見つける回数も多い。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032683.jpg
ニコン1V2 ニコン70-200

背景が地面では味気ないので、指を近づけると飛び立って、うまい具合にオオイヌノフグリの咲いているところに着地した。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032733.jpg
家内撮影 ニコン1V2 ニコンマイクロ85

先日購入したキャノンのIXYでも撮影してみる。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032777.jpg
家内撮影 canon IXY-120

中心部は驚くほどシャープだけど、周辺が流れてトイカメラでの撮影のようになった。
このあたり、値段なりの写りと言うことだろうか。

魚露目での撮影の方がよほど素晴らしい。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23033449.jpg
オリンパスTG-2+魚露目

家内が、キタテハが草の間に潜り込むところ見つけた。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23032759.jpg
オリンパスTG-2+魚露目

13時になるところだけど、そろそろねぐらに落ち着くようだ。

この暖かさでウラギンシジミはどうなったか様子見に行く。
2頭並んで越冬中のものは一頭がいなくなっていた。

小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23033419.jpg
もう1頭の方はそのままだった。
小畔川便り(モンキチョウの配偶行動:2014/3/15)_f0031682_23033451.jpg
そろそろ越冬完了が近いようだ。



# by dandara2 | 2014-03-16 23:14 | 配偶行動 | Comments(8)
2014年 03月 14日

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)

学年末の定期試験とその後処理、その他諸々の用事もようやく終わり、後は22日の終業式にちょこっと顔を出せば良いだけになった。

ようやく定年を実感できそうだ。

12日は暖かな晴天で、ゆっくり川原を歩く。
気温も15℃を上回っているので、キタテハが活発に飛び回っていた。

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201689.jpg
オリンパスTG-2+魚露目

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201690.jpg
オリンパスTG-2+魚露目

何か動くものを見つけると、テリ張り位置からすごいスピードで飛び出して、ひとしきり周囲を飛び回ってからまた止まる。
小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201660.jpg
ニコン1V2 ニコン18-55

そのスピードはすごく速くて、目で追うのがやっと。
そこで今回は久しぶりにバスト連射でも撮影した。

今まで使っていたカシオのEX-FC150のレンズカバーが閉まらなくなってしまった。
小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12220509.jpg
これ以外にもカシオのカメラはもっているけど、バスト連射はこれが一番使いやすかった。
とりあえずの撮影には支障はないけど、これからもバスト連射を使うかどうか再度野外で試してみようと思った。
小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201683.jpg

カシオEX-FC150

出来は良くないけど、キタテハの素早い動きを確実に止めるにはこの手しかないかなと言う感じ。

モンキチョウもたくさん飛んでいたけど、なかなか思ったような写真が撮れない。
家内が手招きしているので行ってみると、交尾個体がいた。
この個体は私も見つけたのだけど、その時には雌がただ止まっているだけだと思って、別の飛んでいる個体を追いかけていた。
家内は何か変な形だと思って注意してみたらしい。

カメラを構えた途端雄が飛んできた。

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201601.jpg

ニコンD800 シグママクロ150

その後落ち着いて魚露目で撮影する。

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201608.jpg
オリンパスTG-2+魚露目

意外に敏感で、近づきすぎたら飛び立ってしまった。

交尾飛翔を撮影しようと、あわててカメラを持ち替えて土手を駆け上がり、家庭菜園の中に入ってしまう前に何とか撮影することができた。

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201652.jpg
ニコン1V2 ニコン18-55

ベニシジミはいないかと探すと、モンキを追飛する個体を見つける。

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201603.jpg
オリンパスTG-2+魚露目

吸蜜する様子はなかったので、飛び立つところをバスト連射してみた。
小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12201664.jpg
カシオEX-FC150

バスト連射もうまくいけば使えそうなので、使わなくなったD90とマクロ105、ぼけの汚い10-24を下取りに出してカシオのEX-10を購入することにした。(物がなくて取り寄せ)

下取りのお金が余ったので、家内用にキャノンのIXY-120も購入した。

小畔川便り(モンキ交尾:2014/3/12)_f0031682_12221085.jpg
今まで使っていたパナソニックのDMC-FX60はさすがに古くなって気になっていたのでちょうど良かった。
1cmまで近づけて、マクロの切り替えとかが要らないのが気に入ったようだ。どの程度使えるかな。




# by dandara2 | 2014-03-14 12:41 | 交尾 | Comments(12)