2014年 10月 21日

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)

10月16日はムラサキシジミ、ムラサキツバメの開翅を撮影しようと再度同じ公園に出かける。
今日は風もなく、良い天気。

前日は曇天でも何頭ものムラサキシジミがいたので、晴天の今日は開翅は楽勝だろうと歩いてみると、予想に反して何もいない。
いるのはウラギンシジミばかり。

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10165732.jpg

しかも撮影できる高さで落ち着いてくれるのは殆ど雌。
雄はテリ張りをしてもすぐに飛び立って、なかなか止まらない。

でも雌の渋さもなかなかいいもんだ。
顔の部分の赤がお化粧をしているみたいでチャーミング。

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10165759.jpg


ようやっと1頭のムラサキシジミの雄が現れて、路上で翅を開く。
うーん、色気がないなと思いながら、でもようやく開いてくれたので喜んで撮影する。

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10170502.jpg

この後、近くのマテバシイの葉に止まってここでも開翅してくれた。
小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10165722.jpg


11月下旬から12月にはサザンカが咲くだろうから、その時にはまた楽しめるかな、それまでは新鮮な個体の開翅をきちんと撮っておきたいものだ。

アカタテハが現れて、樹幹で翅を開いている。

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10170603.jpg

すぐ近くの河原ではヒメアカタテハが多いけど、こんな場所ではアカタテハが多い。
小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10170648.jpg
周囲には食草が見当たらないけど、どこかで発生しているのだろう。

ルリタテハもここでよく見かける。
小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10250083.jpg

こちらもどこかで発生したものが来ているようだ。

別のアカタテハが路上で翅を開いている。

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10170540.jpg

様子を見ていると、どうも吸水しているようだ。
小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10170505.jpg

後で写真を調べたら、アカタテハの吸水を撮影したのは初めてだった。
珍しくないとは思うのだけど・・・どうなのかな?

木の上の方ではムラサキツバメが止まっているけど、動きはなく翅を開く気配もなかった。

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10165781.jpg


あきらめて撮影を終え、隣のスーパーに行って、スーパーの周囲に植えられているマテバシイを見たら、1頭の雌が現れて翅を開いた。

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)_f0031682_10165791.jpg

自宅近くで、最初にムラサキツバメを確認したのは2004年で、ここの植え込みのマテバシイ。
ただ、根元の枯葉をきれいに掃除してしまうので個体数は多くはない。
今年もいたなと安心する。



# by dandara2 | 2014-10-21 10:34 | 吸水 | Comments(6)
2014年 10月 18日

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)

13日の夜半に台風19号は関東を抜け、14日は朝から晴天だった。
ただ風が強い。
11時半過ぎに、散歩と買い物に出かけるけど、ポケットに魚露目を外したTG-2を入れておく。

スーパーの隣がいつもムラサキシジミを観察する場所なので、そちらに行って様子を見ていると、ウラギンシジミが何頭も飛んでいて、止まると翅を開いて日光浴をしている。


風が強いので、サザンカの風の弱いところを探して葉の裏に止まろうとしているようだ。
止まったところを見ると、越冬のときの様子と大して変わらない。
小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09253881.jpg

触角が出ているところが越冬時と違うところだろうか。
小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09253880.jpg

ムラサキシジミやムラサキツバメはいないかなと思って探すと、ムラサキシジミは何頭かが飛び回っていて、これも止まるところを探しているようだ。
風が強いのでなかなか止まらず、止まってもすぐに飛び立って写真が撮れない。

何とか証拠写真だけでも撮りたいと焦っていたら、ようやく止まってくれた。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09253867.jpg

逆光で条件が悪い、TG-2は本当に逆光に弱い。

ツバキの葉の間を探していた家内が、「アッいた」と言うので見ると、ムラサキシジミが止まっていた。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09293986.jpg

やったーこれでちゃんとした証拠写真が撮れたと喜ぶ。

ムラサキツバメがいないかと探すと、マテバシイの梢から飛び出した個体が止まった。
ただ高さが5m位あるので、TG-2の望遠では全く役に立たない。
それでもいたということの証拠にと撮影しておく。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09253854.jpg


今年もこの場所でウラギンシジミ・ムラサキシジミ・ムラサキツバメの観察が始まるなと思う。

ツバキの葉の間にはアカボシゴマダラも風を避けるようにして止まっていた。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09253873.jpg


翌15日は午前中は晴れと言う予報だったので、ちゃんとした写真が撮りたい、出来れば開翅を撮りたいと再度様子を見に出かける。
ところが風はないものの曇天。

ムラサキシジミは葉に止まっている個体が何頭か見つかったけど、開翅する気配はない。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09255365.jpg

撮影しても暗くて良く撮れないのでストロボで撮影したら、光に驚いてぱっと飛び出した。
幸い近くに止まったので、撮影できたかどうかをモニターで確認したら、なんと翅を開いて飛び立つところが写っていた。
小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09255339.jpg

えー、これってストロボの光に反応したのかな???…だとしたらすごい反射神経だな!!!

本当にそうなのか確認するために、近くに止まった個体に再度ストロボをあてる。
一眼レフだから、ストロボが発光する瞬間はミラーが上がって画像が見えない。
見ていた家内が、はばたいたみたいと言う。

モニターで確認すると、見事に開いていた。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09255379.jpg

やったね。これでこんな日でも開翅が撮れたと単純に喜ぶ。

よくよく考えると、シャッタースピードは1/320だけど、その間のストロボが発光している数千分の一秒の光に反応して、光った瞬間に翅を開いたことになるのかな。

だとしたらびっくり。

ただし、何回も発光させると、だんだん反応しなくなる。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09255349.jpg


他の個体でもそうなのかと思って別の個体を探して、同じようにストロボ撮影してみた。
この個体は、最初は発光させてから、どうだったかなとカメラから蝶に視線を移してから翅を動かしていた。
1,2秒のタイムラグがある。
それでも光に反応して翅は開くようだ。

数回試すうちには、発光に同調して翅を少し開くようになったけど、最大開いてもこの程度しか写らない。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09262742.jpg

同じように翅を開いたとは思うけど、ストロボの発光よりはタイミングが遅いために写真には写っていない。

今までにもストロボを使ったことはあるように思うけど、光に反応して翅を開くとは気が付かなかった。
開くタイミングに差があるのは、個体差なのか、雌雄による差なのか、その日の条件にも関係あるのだろうか。

ムラサキツバメも見つかったので、同じように試してみたら、こちらはまったく無反応だった。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09255321.jpg


帰りがけにもう一度最初の個体を撮影してみたら、10分ほど時間が経っていたけどやっぱり反応して開いた。

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)_f0031682_09255350.jpg





# by dandara2 | 2014-10-18 09:41 | 開翅 | Comments(16)
2014年 10月 16日

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)

10月11日はそろそろウラナミシジミがいるかなと思って探しに出かけてみた。
ところがいつもウラナミシジミがいるハギの花はすっかり終わってしまっていて、ウラナミシジミの姿はない。

代わりにキタキチョウが飛び回っていた。

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09181130.jpg
産卵のためだろうか。

別の場所に歩き始めた時にもキタキチョウが飛び回っているので、飛翔を撮影する。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09181135.jpg

今回は、撮影距離と焦点距離による蝶の大きさの関係の確認。

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09181157.jpg

いつもだと、焦点距離は10mm(35mm換算27mm)で、撮影距離は35cm位。

小型の蝶だと、ちょっと迫力不足のような気がするので、今回は焦点距離は12mm(35mm換算32mm)、撮影距離は30cm位に設定してみた。(距離は後で思い出したものなので正確ではないけど)

キタキチョウ位だとかなり大きく写ってトリミングしなくても十分な感じだ。

今日は蝶の大きさがどれくらいに写るかのチェックなので、以下も含めて飛翔写真は全てノートリ。
(トリミングしたかどうかは、あくまでレタッチの中の一過程と言う認識で、ことさらそのことを取り上げるのは本来不本意なのですが…じゃ書かなきゃいいか)


モンキチョウのペアが絡んでいたので、今度は撮影距離を35cm位にして撮影。

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09175927.jpg
モンキチョウの求愛は一定の所を飛ぶので飛翔撮影の練習にはもってこいだ。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09175960.jpg

見つけるとうれしくなる。

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09175990.jpg

いつもは行かない畑の中にキク科の花がまとまって咲いている。
何か蝶がいないかなと近寄ってみると、キタテハが何頭か吸蜜に来ていた。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09180654.jpg
キタテハの秋型は夏型よりは数段華やかだ。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09181175.jpg

花もまとまって豪華に咲いているので、そんな雰囲気が出せればと思って撮影した。

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09180616.jpg
ただ、きれいに耕された畑の中の花なので、踏み入るわけにもいかず、道端から望遠で撮影した。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09180699.jpg

セイタカアワダチソウでも吸蜜していた。こちらは秋の定番のシーン。

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09175949.jpg
開けた草地のアメリカセンダングサでも吸蜜していたので、こちらは開けた雰囲気が出せるかなと思って魚露目で撮影してみた。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09251455.jpg

目的のウラナミシジミは、土手の斜面を雄が何頭も飛んでいたけど近寄れなくて写真は撮れず、一頭だけいた雌が飛び立つシーンだけが撮れていた。

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09175926.jpg

翌12日は台風19号が近づいているけど、午前中なら何とかなるかなと思ってコスモスの咲いているところに行ってみた。
けれども、日曜だし、台風に備えて家庭菜園の人がたくさん出てきていたので、あきらめて川原をぶらぶら歩く。

アメリカセンダングサにモンシロチョウが来ていた。
事前に露出を調べると、絞りはf 6.3 これなら大丈夫かなと思って撮影。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09182107.jpg

曇り空でコントラストが低いけど、飛翔自体は二線ボケも出ていなくて、蝶の大きさも適当で、ピントもちゃんとあっているので、このレンズではこのくらいの設定がいいのかなと思った。
小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)_f0031682_09182049.jpg
ニコン1V2 タムロン10-24(12mm) 1/2500 f6.3 ISO800

ノイズがあるけど、これはカメラの性能だからしょうがない。
1V3.そのあとの1V4に期待だ。



# by dandara2 | 2014-10-16 09:56 | 飛翔 | Comments(6)
2014年 10月 14日

ミヤマシジミ(2014/10/10)

シルビアシジミを撮影した後はミヤマシジミを探しに歩いて移動する。

ポイントに着くと、さっそく雄が出迎えてくれた。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08391541.jpg

ブルーが少し薄いけど、比較的きれいな個体だ。
ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08391598.jpg

家内はノイバラの実に止まった雌を撮影していた。
ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08391564.jpg
家内撮影

そんなに痛んでいない個体が多かったので飛翔も撮影する。
今回は、汚い二線ボケを回避する設定の確認が目的。

色々調べたら、広角の開放ではどうしても二線ボケが出やすいようで、少し絞れば回避できるようだ。
なんと言うことはないけど、知らずに設定していたのと、理論がわかって設定したのとでは、今後の考え方が随分違うと思う。
レンズの収差とかいろいろ勉強した。

今までは、シャッター優先で、ISOが上がって画面がざらつくのが嫌だったので、ISOオートにしていた。
これだとISOは上がらないけど、常に絞りは解放近くになってしまう。

それで、画面がざらつかないぎりぎりのISO800に設定して撮影してみた。
絞りが絞られれば、被写界深度も深くなるので、ピントが合う確率も増えるだろう。

その代わりISOが固定になるので、暗いところではどうしても露出不足になってしまう恐れがある。
絞り優先にすればいいようにも思うけど、今度は肝心の飛んでいる蝶が動体ブレしてしまいそう。
どっちがいいかの割り切りかな。

これは産卵場所を探している雌。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08392596.jpg
ニコン1V2 タムロン10-24 1/2500 f7.1 ISO 800

背景の草を見ても二線ボケは出ていなくて、ピントもきっちりあっていい感じだ。

こちらは雄、向かってきてブレーキをかけようとしているところかな。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08392538.jpg
ニコン1V2 タムロン10-24 1/3200 f6.3 ISO 800

f6.3で少し二線ボケが出ている感じだけど、これくらいなら十分我慢できる。
翅表のブルーが出ていなくて、雄とわからないのか少し残念。

これは背景が暗くなって、絞りが開放になり、二線ボケが出て画面が汚い感じ。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08392594.jpg
ニコン1V2 タムロン10-24 1/3200 f4 ISO 800

今度はISO 1600でのチェックもして、画面のざらつきなども見てみようと思う。

雌の様子を見ていると、産卵する雌はコマツナギの茎に止まってそのまま下に歩いていく。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08391577.jpg

家内撮影

そして、根元の間に入って、茎に卵を産み付けていた。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08391544.jpg


シルビアシジミのときと違って風で揺れないのて、少しは撮影が楽だけど、草の間の卵を見つけるのが大変だ。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08392556.jpg


ここにもツマグロキチョウがいるので、探そうと歩き始めたら、少し離れたところで何か動く影。
なんだろうと見ていると、イタチのようだ。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08392531.jpg

こちらに気が付かないで、びょんぴょんと跳ねながらこちらに向かってくる。
ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08392518.jpg

それでもさすがに10m位まで近づいたら、カメラのシャッター音に気が付いて横の藪に入っていった。

イタチは本来夜行性のはずだと思うけど、珍しい写真が撮れてラッキーだ。

ツマグロキチョウの方は数が少なく、飛んでばかりで写真が撮れない。
飛翔を撮ったらキタキチョウばかりだった。

ようやく、草むらで休む個体を撮影することができた。

ミヤマシジミ(2014/10/10)_f0031682_08391540.jpg



# by dandara2 | 2014-10-14 08:57 | 産卵 | Comments(4)
2014年 10月 12日

シルビアシジミ(2014/10/10)


10月10日は、先日撮影しそこなったシルビアシジミを撮影に栃木に行ってきた。
時間が無くなっていけなかった場所でのシルビアの状況確認がメインのテーマ。

平日なので、のんびり7時半ころに出かけ、途中SAで買い物などをして現地に着いたのが10時くらい。

探し始めて少ししてやや痛んだ雌を見つけることができた。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14441932.jpg
ああ、ここでは無事に発生しているなと一安心。

家内を読んで一緒に撮影したけど、後で家内の写真を確認したら、枯草にストローを伸ばしている。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14472415.jpg
家内撮影



以前にもこんなシーンがあったかなと手元の写真を確認してみたら、2004年に撮影したもので、新鮮な個体がアカツメクサの葉の上でストローを伸ばしている写真があった。
シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14472429.jpg

2004/8/22 山梨県

山梨の産地で、今でも発生しているのか最近は確認に行っていない。
ブログは2005年から(このブログは2006年から)で、この写真は載せたことがないので、古い写真だけど、ここに紹介しておきます。

しばらく探し回ったけど、ここで見つかる個体はせいぜい2頭くらい。

そのうちの一頭が食草に止まったと家内が呼んでいる。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14441978.jpg

これは産卵するかなと様子を見ていると尾端を曲げて産卵を始めた。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14442433.jpg
家内撮影

飛び立ったので、この個体を追いかけるのは家内に頼んで、自分は卵を探してみる。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14442500.jpg
風が吹いていて、葉が細かに震えきちんと撮影できた感触がない。
大分粘ったけど、いくらやっても同じなので適当なところであきらめる。

綺麗な個体がいないかと探してみるけど見つからず、ヒメアカタテハが吸蜜していたり

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14442960.jpg
家内撮影


ウラギンシジミが見つかった。
翅の先がとがっているように見えるので越冬型だろうか。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14441969.jpg
家内撮影

11時半を過ぎると吸蜜するようになって、ミヤコグサの花によく止まる。
見ていると、花の横からストローを入れて吸蜜するのが大半のようだ。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14442549.jpg


無理やり花の横から顔を突っ込んだり
シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14442919.jpg

上に止まってから、わざわざ下の方にストローを入れたりしている。
シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14442543.jpg

これはちゃんと上から入れている。
シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14472473.jpg
家内撮影

いずれにしても、体が軽くて力のないシルビアシジミは、竜骨弁を開いてめしべ押し出し、受粉に関与することはできず、蜜を盗むだけ。
幼虫は葉を食べてしまうし、ミヤコグサにとっては厄介者だろうな。

ヨメナからも吸蜜していた。
この花での吸蜜は初めて撮影した。

シルビアシジミ(2014/10/10)_f0031682_14442560.jpg

新鮮な個体がいなくて残念だったけど、産卵が撮影できたので、この後、すぐ近くの場所にミヤマシジミを探しに行った。



# by dandara2 | 2014-10-12 15:08 | 産卵 | Comments(8)