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2006年 02月 26日

このチョウは何でしょう(1)

今日は雨です、蝶も花もだめそうです。
用事があったのでそれはそれで良いのですが、午前中くらいでも晴れて欲しかったです。
こんな日のためにかねてから温めていた企画をご披露しようと思います。
それは、掲示板を使って蝶の区別の知恵を出し合おうという企画です。
図鑑などに載っているチョウの区別点は基本的に展翅標本を基準にしているので、写真だけを撮っていると必要な区別点が隠れてしまっていて役に立たないような場合がありませんか。
私の場合、ヒメキマダラセセリがそうでした。ヒメキマダラセセリとヘリグロチャバネセセリ、スジグロチャバネセセリが自信を持って区別できない場合があるのです。
ヒメキマダラは写真の写り具合によって簡単な場合もあれば、難しい場合もあります。
図鑑をいくら眺めても、スジグロチャバネとヘリグロチャバネセセリの区別点は載っていても、ヒメキマダラセセリとの区別点は当たり前なのかほとんど載っていません。
そこで、私が苦労した写真をここで披露して皆さんのご意見を聞いてみたいと思います。
以下のA、B2枚の写真はヒメキマダラ、ヘリグロ、スジグロのどれかの写真ですが、どれがどれだかおわかりになりますか。
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これらが自信を持って区別できるようになるまで随分悩みました。

その答えは

by dandara2 | 2006-02-26 22:02 | Comments(24)
2006年 02月 23日

アカタテハの移動

 先週はインドの赤い提督(Indian Red Admiral:アカタテハ)についてUPしました。
 103種目になります。 日本全国どこにでもいる蝶ですが、よくよく考えてみると春と秋によく見かけるような気がします。そのせいかなかなか写真がまとまりませんでした。
 写真の記録を見てみても、平地では春に咲き始めたジンチョウゲで吸蜜していたり、10月から11月に熟した柿の実に来ていたりします。
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ニコンD100,28-200mm(200),1/1500,f10,ブログラムAE(2004/11/03)

山地では8月にアザミなどに吸蜜に来ているのを撮影するのが多いような感じです。
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ニコンD100,28-200mm(150),1/640,f6.4,ブログラムAE(2005/08/30)

 これは春や秋には、高い山には行かずに人里に撮影に出かけると言うこともあるかも知れませんが、オオムラサキの頃にアカタテハが樹液に来ているのを見かけた記憶はありません。
 気になったので、ネットで調べてみると沖縄では夏に個体数が減少するので、北へ移動するのではないかと言われているようです。
 また、昆虫写真家の海野さんも、アカタテハの移動について何度も書いておられました。
北海道の礼文島で6月にアカタテハの幼虫を撮影したことや、10月に東京千代田区のお濠端で観察した幼虫、奈良県での6月の幼虫の巣の写真などを紹介するコーナーでアカタテハの移動についてふれられていました。
 と言うことは、この件についてはまだはっきりとした確認はとれていないけど、アサギマダラほどではなくても、春は南から北、低地から高地へ、秋は北から南、高地から低地へと移動している蝶と言うことのようです。

by dandara2 | 2006-02-23 09:12 | Comments(18)
2006年 02月 19日

今日から花のシーズンイン

 今日は朝から曇天、蝶は期待できそうもないが、ここしばらくは恒例の花の撮影が続くから曇天はかえって好都合だ。
 今日は花のシーズンの開幕として秩父のロウバイの撮影に行く。ロウバイは花もさることながら香りも楽しみだ。
 宝登山のケーブルは相変わらず混んでいて、40分くらい並んで山頂に着く。ロウバイはちょうど良くほころんでいた。
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ニコンD50,28-105(90mm),1/800,f7.1,プログラムAE

曇天のせいか香りはあまり強くはなかった、少し残念だ。
 ここで例の広角ズームを取り出して花の前数㎝まで近づいて撮影する。
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ニコンD70,17-70(17mm),1/250,f16,絞り優先

絞り込んでいるのでレンズ前面5㎝より近づいてもピントは大丈夫なようだ。
 ただ、ロープで仕切られいてたり、足場が悪かったりで背景まで思い通りに演出するのは出来なかった。
 我が家ではあまり目立たないが、ウメもちらほらほころび始めていた。
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ニコンD50,28-105(70mm),1/500,f5.6,プログラムAE

足元には福寿草も顔を見せていた。
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ニコンD100,マクロ105mm,1/500,f9,シャッタースピード優先

 帰りはケーブルを使わずに歩いて降りたけど、広い道を歩かずに、ケーブル横の直登コースを降りたら、霜が溶けて足元がすべりそうで冷や冷やものだった。
 知らずについてきた若い女の子の悲鳴を聞きながらだったから、退屈はしないで降りられたけどかなり怖かった。足はぱんぱんで筋肉痛になりそう。
 来週末も天気が悪そうだし、3月上旬まではザゼンソウ、セツブンソウなど花の撮影で過ごしそうだ。

by dandara2 | 2006-02-19 23:55 | Comments(16)
2006年 02月 16日

害虫、ウラナミシジミ

 先週末はウラナミシジミをUPしました。
 2005年はウラナミシジミが多かったようで、あちこちで見かけることが出来ました。
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 蝶が趣味の方なら、この蝶が温暖な地域(年平均気温12℃以上の地域)でしか越冬できずに、気温が上がって世代を繰り返すうちに北上して来るという話はご存じだと思うのですが、今年の秋は越冬地ではありませんがそこに近い場所で栽培中のインゲンに産卵する個体を見かけました。
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 家庭菜園で大豆を栽培して、冷えたビールと一緒に枝豆を食べていると、中から虫が出てきてヒェーとなることがありますが、インゲンでもそうなるとちょっとなーと思いながら撮影しました。
 この蝶の越冬地に近い場所では、最近では温暖化のせいか豆類の害虫としてウラナミシジミの被害が深刻化してきて、農業雑誌などにはその防除法の特集まであります。
 そのタイトルをいくつか紹介すると、
○ソラマメを害するウラナミシジミに就いて,昆虫
○南伊豆における絹さやエンドウを加害するウラナミシジミ幼虫の防除時期についての一考察,関西病虫研報
○エンドウの害虫ウラナミシジミの防除,今月の農薬
○房総北部におけるウラナミシジミ(1)促成サヤエンドウの被害を中心として,植物防疫
○銀白色マルチによるウラナミシジミの被害防止,関西病虫研報
ウラナミシジミの幼虫は豆の中に入り込んで食害するので、薬剤ではなかなか防除できないようです。
 そこで最近では、銀色マルチによって成虫の飛来、産卵を忌避させる方法がとられているようです。
 モンシロチョウがキャベツの葉をレースにしたり、アゲハが庭の山椒を丸坊主にしたりして嫌われていることは承知していましたが、ウラナミシジミもそうだったとは知りませんでした。
 でも越冬地では頑張って欲しいと密かに応援したくなります。

by dandara2 | 2006-02-16 23:14 | Comments(12)
2006年 02月 14日

今日の小畦川

 今日は天気も良いし、4月中旬並みという暖かさ。
 早く帰れる日なので、14時30分からは自宅前の小畦川の様子を見に行く。
 少し暖かい日が続いただけなので、さすがにモンキチョウはまだでていなかったけど、いつもよりちょっと遠くまで土手を歩くとホトケノザが咲いている一角があった。ホトケノザ:
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ニコンD100、マクロ105、1/500、f16、シャッタースピード優先

広角ズームとマクロレンズでそれぞれ写真を撮る。
 広角ズームはまだ頭がその感覚になれていないので、ポジションをとるのに撮影後のイメージがつかみにくい。ホトケノザ:
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ニコンD70、シグマ17-70(26mm)、1/200、f14、絞り優先

 春にはここにはスミレがたくさん咲くんだけれどさすがにそれはなかった。
 水面にはマガモやコガモ、ヒドリガモなどがいて、こちらが近づいてカメラをかまえるとあわてて飛び立った。コガモ:
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ニコンD100、マクロ105、1/500、f13、シャッタースピード優先


 土手の一角にはギシギシがたくさん生えている所があったので、春にはきれいなベニシジミが飛び回るのではないだろうか。
 こちらも広角の感覚になれるために1枚撮影する。ギシギシ:
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ニコンD70、シグマ17-70(17mm)、1/200、f16、絞り優先

by dandara2 | 2006-02-14 20:58 | Comments(23)
2006年 02月 12日

ゴマダラチョウの幼虫

 土曜日は暖かくて、春が近いと思わせたけど勤務。それでも午前中で終わったので、帰ってから少しだけ自宅前の土手を歩くがまだ何もいなかった。
その後甲府に出かける。
 今日は昨日とはうってかわって風が強く寒い。
 それでも新しく購入したレンズの試し撮りに、昔多かったウラキンシジミの卵探しと、オオムラサキの幼虫でも撮影しようと裏山に登る。
 ところが30年の間に山の木はすっかり大きくなって薄暗くなってしまい、さらにはうっかりしてルーペと眼鏡(老眼鏡)を忘れてしまったので卵は全然見つからない。
 ようやくそれらしいのを1卵見つけたが、どうも昨年孵化したもののようだ。さらにはカメラのダイアルが動いてマニュアルになっていて、とんでもない設定になっていた。
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ニコンD100、マクロ105mm、1/500、f16

 レタッチで何とか見られる状態には持ってきたがノイズがすごく大失敗。
 目をこらして見つめているうちに、目が疲れたのかさらに見えなくなったので、卵探しはすっぱり諦めて今度は幼虫探し。
 ところがエノキの根本にはあまり落ち葉が積もっていない。ようやく見つけたのはゴマダラチョウの幼虫。
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ニコンD70、シグマ17-70、1/160、f16

 それでもいないよりは良いかと広角接写。出来はと見ると、ウーン・・・、雰囲気はでているかな。
 幼虫くらいの大きさの広角接写にはコンデジの方が向いているかも、相手も動かないし。
 成虫の大きさなら威力は発揮しそうですが、それはもう少し待たないとわかりませんね。
 山を登ってうっすら汗をかいた所に、エノキの根本にかがみ込んで風に吹かれていたら体が冷えて、寒くなってしまったのでこちらも早めに諦める。
 それでも寒い山で2時間も過ごして、甲府の家ではどこまで行ったんだろうと心配していたようだ。

by dandara2 | 2006-02-12 17:32 | 幼虫 | Comments(4)
2006年 02月 09日

シグマ17-70 MACRO を購入

 D70の不調で修理に出したときに、家内用にD50を買ってから、修理の上がったD70は私専用になったのだけれど、蝶のシーズンインを前にして手持ちのどのレンズをつけるか悩んでいました。
 今までD100でメインで使っていた28-200は、マクロ105をメインで使うようになると、200の時でも大きさの違いはわずかだし、近づけないので28mmでも広角接写は無理、レンズの描写もいまいちなのでD70につけて使う気にはなれない。
 70-300は、カバーする範囲はマクロ105とあまりだぶらなくて良いのだけれど、300での近接撮影は収差が大きく、写りがいまいちで常につけて使うほどでもないし。
そんなわけでタムロンの180mmマクロを買う予定にしてましたが、そうするとデジイチについているレンズが全て望遠系のマクロになって蝶の飛翔写真を撮るのがかなりつらくなります。
 広角接写に関しては、今のR1はピントを外すことが多く、こちらもGX-8かGRデジタルにしたいけど、レンズとあわせると最低でも12万以上になって予算オーバー。
ガソリン代や高速代を制限したのでは本末転倒ですからね。
そんなわけで、D70をどう使いこなすかちょっと難しい感じでした。
 ところが、先日海野さんのサイトを見ていたら、シグマから17-70マクロが出たという話があって、値段は4万円少々。
 これだと、広角接写と飛翔写真の問題はクリアできそう、と言うことで昨日購入しました。
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 ついでに LUMIX DMC-FX-9 というコンデジも購入。こちらは家内用です。先日奈良に奥さん同士で出かけた折りにカプリオR1を持っていったら、「重い、夜景がきれいに撮れない、ズームがスムースに動かない」とかなり評判が悪く、自分専用のものが欲しいとのこと。
 だんだん写真の楽しさがわかってきて、カメラに対する要求も出てきたようだし、なにより私の小遣いから買うわけではないのでもちろんOK、一緒に買うことにしました。
 そこで昨日、大学の医学部の入学試験があり、その入試問題のチェックに出張したのですが、担当した科目は早い時間に終わったので、帰りがけにこれらを購入して帰宅し、近くの公園に試し撮りに行きました。
こちらがD50についている28-105のマクロモードでの撮影。
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ニコンD50、AI AF Zoom Nikkor 28-105(105mmで撮影)

一般的なクローズアップです。かなりシャープで優秀なレンズだと思います。
こちらが、購入したシグマの17-70の17mm側での接写、レンズ前面8㎝位です。
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ニコンD70、シグマ17-70mm F2.8-4.5DC MACRO(17mmで撮影)

 花の大きさは蝶でいうと翅を閉じたムラサキシジミくらいでしょうか、かなり良い感じです。
 フードをしているとフードの先端が触れてしまいそうになるので、本番ではフードは外しておく方が良さそうです。
 コンデジのように、撮影した後、家で見たらピンボケということはなくて、ファインダーで見た通り写るのが良いですね。やっぱり一眼レフです。 
 35mm銀塩換算では25.5-105mmのズームと同様になるので、常用のレンズとしても十分です。広角よりのズームだから、D70の小さなファインダー倍率でも問題ないです。

 こちらは、LUMIXのマクロモードでの撮影。
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LUMIX DMC-FX-9

35mm銀塩カメラ換算で35-105mmのレンズになるそうで、その35mmでの接写です。
ファインダーがなく、液晶画面での確認になりますが、明るいところでも見やすく、違和感は感じませんでした。
小さく軽く、夜景も逆光もちゃんとそれなりのモードがあって、簡単に撮れそうなので家内はかなり満足してました。

by dandara2 | 2006-02-09 11:41 | Comments(12)
2006年 02月 07日

アカボシゴマダラは異国の蝶

 先週末にアカボシゴマダラのページをつくりました。
 そのことについて、本体には載せなかった写真に晴れ舞台を提供しながら話をしましょう。
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アカボシゴマダラ♀静止(D100,28-200,1/800,f7.1)

 中国南部に生息するアカボシゴマダラが神奈川県の鎌倉市や藤沢市でかなりの数が発生しているというので、一昨年(2004)に一度行ってみたのですが、台風の直撃の翌日だったので姿を見かけませんでした。
 それで2005年は、この蝶を探しに2度、ナガサキアゲハ撮影のついでに1度、合計3回出かけました。
 その結果がサイトにのせた収穫なのですが、最初は奄美大島産のものとどこが違うかわかりませんでした。というのも奄美のアカボシゴマダラを見た事がなかったからです。
 その後調べてみて、後翅の赤紋に顕著な違いがある事がわかりました。中国産はきれいなリング状にならないのです。
 最初の撮影では、運が良かったのかオオムラサキやゴマダラチョウでは撮影の難しい産卵シーンがいとも簡単に撮影できました。
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産卵(D100,28-200,1/45,f5.6)

 幼木を好んで産卵すると言うことで、低いところに降りてきて、同じ場所で何卵も産卵してくれるので撮影は楽でした。
 本当は樹液や柿の実に来ているところを撮影したかったのですが、最初に撮影したのはムクゲの花での吸蜜。最初は♀と間違えて求愛にきたんだと思っていました。
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吸蜜(D100,28-200,1/640,f7.1)

 それが撮影してみると口吻が伸びていてびっくりしました。この辺はもっと観察回数を増やして行かないといけないと思いますが、ネットで調べた限りでは吸蜜の記録はないようです。
 またこの時は何枚か飛翔写真も撮れましたが、本当に人家に近い場所で見る事が出来て驚きです。
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飛翔(D100,28-200,1/800,f8.0)

 幼虫も蛹も恐ろしげで、いかにも日本侵略をしにきた悪者みたいです。
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蛹(D100,28-200,1/500,f5.6)

 飛んでいるところは遠目にはアサギマダラで、春型は真っ白になるらしいので、それらも撮影していきたいと思います。
 以前埼玉で発生したけど、その後続かなかったとか。原産地が中国南部と言うことですから、幼虫の耐寒性の点で鎌倉などの温暖地でないと難しいのでしょうか。
そうだとすると分散の危険性が少なく一安心ということですが。

by dandara2 | 2006-02-07 21:47 | 吸蜜 | Comments(14)
2006年 02月 05日

今日の小畦川

 晴れているけど風が強く寒い一日。
 2月になったので、今年のモンキチョウの初見日を調べておこうとおもって、自宅前の小畦川に出かける。
 春になればギンイチモンジセセリとツマキチョウ、ジャコウアゲハなどが飛び出すけど、ここのところ少し数が少なくなってきた。
 原因は多分サンデーゴルフ、河原の草を刈ってゴルフの練習場にしている。
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 川の対岸で白く光っている草地がそれだ。溝を掘って河原の水抜きもするのでここに多かったハラビロトンボの数も減ってきた。
 モンキチョウの初見日は一昨年(2004)は2月6日、昨年(2005)は3月7日だった。
 今年は昨年以上に寒いので、当然まだ出ているはずはないけど、これからは時間がある時には出てみる事にする。
 いつも一番早く飛び始める場所はまだ枯れ葉に覆われて、オオイヌノフグリも咲いていなかった。
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 写真の左の土手は4月には桜が咲くし、右の雑木林はムラサキシジミとムラサキツバメの観察場所。ここにも今日は何もいなかった。
 ここの河原ではモンキチョウ以外には昨年はツマグロヒョウモンを撮影した。
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セグロセキレイ

 今日散歩しながら観察したのは、モズとカワセミ、カワウにセグロセキレイの鳥たち。
マクロレンズしか持っていなかったので写真はこんなものしか撮れなかった。

by dandara2 | 2006-02-05 22:41 | Comments(16)
2006年 02月 01日

ムラサキシジミのことなど

 先週末にムラサキシジミの写真を追加しました。
 昨年の秋から冬にかけて開翅写真の良いのが撮れたので、かなり写真を入れ替えました。
 私のサイトはその種類について掲載してある写真が横3列のサムネイルで一覧できるようにしているのですが、そのため掲載する写真の枚数も基本的に3の倍数になります。
 それで中には出来はまあまあだけど、数がちょうど良くならないので掲載をあきらめた写真もあります。
例えばこの写真がそれです
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(12/08:ニコンD100,マクロ105,1/640,f11,シャッタースピード優先、中央重点測光)

ピントもばっちりで、最初に種の説明をするページに載せるにはピッタリだと思ったのですが、後の写真を選んでいくと、他の開翅写真もみんなマクロレンズで撮影した、ピントピッタリのカリカリとした感じの写真で、何となく情緒に欠けるような気がしたのでやめました。
代わりに掲載したのがこちらの写真です。
f0031682_16101556.jpg

(7/14:ニコンD70,AFズーム28-105,1/320,f5.0,プログラムAE,分割測光)

 こちらはマクロモード付きのズームレンズですが、撮影したときは色も良く出ていてお気に入りだったのですが、その後シャープ感にやや欠けるような気がして今回は最初没にしました。
 ただ、全て鱗粉までばっちりの開翅写真の中ではこんなしっとり感のある写真も良いかなと思って最終的にはこちらを掲載することにしました。奥さんのカメラを借りての撮影なので設定は基本のままです。
 昨年はいろいろな産卵シーンが撮れましたが、葉表しかもちょっと古い葉の表面に産卵するものや、葉裏に産卵する写真が撮れたりして、やったー珍しいシーンだと思ったのですが、図鑑にもちゃんと書いてあったのでそれほど珍しいシーンではないようでちょっとがっかりです。
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(7/14:ニコンD70,AFズーム28-105,1/160,f4.5,プログラムAE,分割測光)

 もともとムラサキシジミは朝鮮半島南部や台湾、それに日本の宮城県以西の、暖帯から亜熱帯の照葉樹林に生息する蝶で、ルーミスよりもよっぽど分布が狭く、世界的にみれば珍しい種類のようですが、私が写真を撮影していた1970年代から80年代にかけては関東ではほとんど見られなくて、岐阜県や鹿児島県、島根県などで撮影したときは結構うれしかった記憶があります。
 それがここにきて関東でも普通に見られるようになってきたのは、昨今話題の温暖化のせいのようです。ムラサキツバメやツマグロヒョウモンの先輩ということでしょうか。
 それに、薪炭を使用しなくなって雑木林の更新が行われなくなり、植物の遷移が進んできたのも関係あるのかなと思ったりしています。

by dandara2 | 2006-02-01 10:48 | Comments(14)