2006年 02月 23日
先週はインドの赤い提督(Indian Red Admiral:アカタテハ)についてUPしました。 103種目になります。 日本全国どこにでもいる蝶ですが、よくよく考えてみると春と秋によく見かけるような気がします。そのせいかなかなか写真がまとまりませんでした。 写真の記録を見てみても、平地では春に咲き始めたジンチョウゲで吸蜜していたり、10月から11月に熟した柿の実に来ていたりします。 山地では8月にアザミなどに吸蜜に来ているのを撮影するのが多いような感じです。 これは春や秋には、高い山には行かずに人里に撮影に出かけると言うこともあるかも知れませんが、オオムラサキの頃にアカタテハが樹液に来ているのを見かけた記憶はありません。 気になったので、ネットで調べてみると沖縄では夏に個体数が減少するので、北へ移動するのではないかと言われているようです。 また、昆虫写真家の海野さんも、アカタテハの移動について何度も書いておられました。 北海道の礼文島で6月にアカタテハの幼虫を撮影したことや、10月に東京千代田区のお濠端で観察した幼虫、奈良県での6月の幼虫の巣の写真などを紹介するコーナーでアカタテハの移動についてふれられていました。 と言うことは、この件についてはまだはっきりとした確認はとれていないけど、アサギマダラほどではなくても、春は南から北、低地から高地へ、秋は北から南、高地から低地へと移動している蝶と言うことのようです。
by dandara2
| 2006-02-23 09:12
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Comments(18)
アカタテハ、きれいですねえ。わたしは赤系統のチョウが大好きです。
チョウ写歴1年のわたしがとやかく言えることではありませんが、そうおっしゃられると、夏には一度も出会っていません。わたしの記憶では一昨年彼岸花の撮影に行った9月14日、去年クロツバメシジミ探しに行った10月30日にだけ見ています。いつでもどこででも見ることのできるチョウのような印象がありましたが、ちがうのですね。 今日、カメラ屋さんへシグマ17-70マクロを見に行ってきました。ファインダーを覗いた瞬間、すっかり魅了されて、購入することにしました。どこまで使いこなせるかは疑問ですが……。
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BANYAN10 at 2006-02-23 17:01
確かに、春と秋に見ることが多いような気はしています。
撮影始めた頃に飛び回るアカタテハを追いかけて撮影しましたが、良い写真が撮れなかった思い出があります。 僕のHPの方の掲示板には沖縄の人が撮影した異常型がアップされています。 これはなかなかすごいです。
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chochoensis at 2006-02-23 19:11
ダンダラさん、ウーン、どうも思い出せないのですが、中学校の1・2年生の頃、樹液に来てた様な気がするのですが、もしかすると、ルリタテハの方が夏で、アカタテハは秋に別のところでみたのかなァ・・・。記憶なんていい加減なものなのですね・・・。50数年前の気温など解らないし・・・・言われてみると、私の勘違いかもしれません。柿といい、アザミといい、「アカタテハ」が映える綺麗な写真ですね、さすがです。
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ダンダラ
at 2006-02-23 22:21
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幻四郎さん、私もアカタテハの移動という事は考えてはいませんでした。
サイトに載せる写真を整理していると、秋の写真が多いなと思ったもので少し調べてみる気になりました。 レンズご覧になったのですね、17mmって魚眼の一歩手前ですから、それで近づけるというのはすごいです。 マクロ以上に使いこなすのは難しいかも知れないですが、シーズンが楽しみですね。
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ダンダラ
at 2006-02-23 22:37
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ダンダラ
at 2006-02-23 22:43
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chochoensisさん、ありがとうございます。
樹液に来たのをご覧になったという事ですが、多分その通りだと思います。 アサギマダラもそうですが、全ての個体が移動してしまうわけではなくて、一部は当然その場所で越冬したり発生したりすると思うので、樹液に来ている個体もいると思います。 昨年の8月にご一緒した時に田んぼの縁で見つけた幼虫の写真も今回掲載しましたが、きっと7月に産卵されたものだと思うので、その時期にもここには成虫がいたという事だと思います。
同じ秋口に多くなるヒメアカよりも数が少ないように思います。ヒメアカも移動性が強いはずなのに何故なのでしょうね?ヒメアカも含めてマーキング調査をしたら面白いと思っています。柿から吸汁するシーン素敵ですね。小生まだ熟した柿と蝶の構図で撮影したことがなく、憧れです。
アカタテハ、岡山県では県版RDBに記載されています。ま、クロアゲハも掲載されているので、何を根拠にしているのかよく分かりませんが、少ないことは確かです。私もこれまでに2回しか目撃したことがありません。寒暖差とも思い難いので不思議です。
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ダンダラ
at 2006-02-24 23:43
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FANSEABさん、ヒメアカは秋になればほんとにどこでも見られるほどに数が増えますけど、アカタテハはそんな事ないですね。
アカタテハを撮影しようとして確実に撮影できる場所って思い浮かびません。 時々何気なくあってしまうからあまり気にしないのでしょうか。 実はルリタテハも同じような存在で、なかなか狙って撮影できないで苦戦しています。
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ダンダラ
at 2006-02-24 23:47
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Ryochanさん、岡山ではそんなに少ないのですか。
FANSEABさんのところにも書きましたけど、意外と撮影しにくい蝶ですよね。 会った時もそれ程珍しいと思わないからきちんと撮影し損なう事も多いですし。 実はクロアゲハも苦戦した蝶です。
確かに、アカタテハはどこにでもいるような気がするわりに撮影していないですね。
昨年の写真を調べてみたら、山地で昨年一番遅く撮影したのは、ミヤマ兄弟の幼虫撮影の際(9/14)でした。
この蝶、子どもの頃から見ている「普通種」なので、移動なんて事考えても見ませんでした。単に発生のピークと谷って感じでしか見ておりませんでしたが、今年は注意してみたいですね。
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ダンダラ
at 2006-02-26 08:01
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theclaさん、やっぱり撮影枚数は少ないですか。
普通種のはずなのに思ったように写真が撮れない、そんな蝶いるんですよね。 私の場合、何年か前はミヤマセセリで、昨年はクロアゲハが課題でしたが、今年はルリタテハ、ダイミョウセセリが課題です。 単に普通種で意識がそっちに向いてない場合と、アカタテハのように蝶にも要因がある場合とがあるんですね。 ダイミョウセセリは前者、ルリタテハは後者のような気がしてます。
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ダンダラ
at 2006-02-26 08:06
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nomusanさん、普通はそんな感じですよね。
海野さんのように、広く全国的な視野で見る事が出来ないとなかなか気がつかないのではないかと思います。 アカタテハのような蝶では個体数が少ないなと思っても、大して気にしないだろうし。
アカタテハ、ともに季節感の漂う写真でいいですねぇ。
特に、熟した柿での吸汁シーンは、アカタテハと柿の配色が抜群です。 私はキマダラルリツバメの撮影時(6月)に時々見かけます。↓ http://www.k3.dion.ne.jp/~zephyrus/mfbj/2360-010617-01.html
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6422j-nozomu at 2006-02-26 14:02
相変わらずエエ色出されていますね。アカタテハが移動するとは勉強に
なります。初夏オオムラサキのテリポイントに乱入して撮影の邪魔をす る姿はよく見かけますが、真夏は確かに少ないです。適温を求めて渡り をしていたとは。
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ダンダラ
at 2006-02-26 19:28
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kenkenさん、ありがとうございます。
クロツバメシジミを探して秩父を歩いている時に、人家の庭で見つけたのですが、なかなか手の届く頃に熟した柿のある事って少ないので、良いチャンスに巡り会えました。 サイト拝見しました。しっとりと落ち着いたケンケンさんらしい写真ですね。
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ダンダラ
at 2006-02-26 19:30
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