2007年 07月 29日

甲府市のクロヒカゲモドキ

7/29は義父の3回忌なのでその法要のために28日に甲府に行く。
夏期講習も終わってようやくフリーになったので9時前には出発して、甲府について家内、息子夫婦、孫をおろしてすぐにクロヒカゲモドキを探しに行ってみる。
いると思われる付近を探してみるが見つからない。その代わりにホソバセセリが萩の花で何頭も吸蜜していた。
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NIKON D200 VRマイクロニッコール105、絞り優先 1/180、f4.0、ISO640

暗い場所なのでどうかなと思ったけど、一応飛翔写真も撮影してみる。まるっきり露出不足でオリジナルは真っ黒だけどレタッチで何とか見られる所まで持ってきてみた。
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CAMEDIA SP-550UZ、シャッタースピード優先、1/1000、f2.8、ISO400、焦点距離28mm(35mm換算値)

同じ事はオオムラサキの飛翔についても言えそうで、普通に撮ると1/30,f4の状況、それを1/1000で切り取るので、オリジナルは真っ黒。レタッチで処理しても不自然な感じは免れない。
それでも写っているだけ良いけど、良い条件で撮影するとどんな感じになるんだろうか。
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CAMEDIA SP-550UZ、シャッタースピード優先、1/1000、f2.8、ISO400、焦点距離28mm(35mm換算値)

マクロでは翅表の色を出すためにやむなくストロボを使った。
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NIKON D200 VRマイクロニッコール105、絞り優先 1/100、f4.0、ISO640、ストロボ使用

ちょっと時期遅れで擦れた個体が大半だが個体数は多いようだ。
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NIKON D200 VRマイクロニッコール105、絞り優先 1/250、f4.0、ISO640、ストロボ使用

結局この日はクロヒカゲモドキにはお目にかかることは出来なかった。一生懸命探した挙げ句撮影出来たのはベンチに止まっていたクロヒカゲ。
それでもこのクロヒカゲはすごいべっぴんさんで、今まで撮影した中では一番きれいに後翅の眼状紋の紫が出ている。
みんなこんなにきれいだと、クロヒカゲももう少し人気が出るかも知れない。
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NIKON D200 VRマイクロニッコール105、絞り優先 1/250、f4.0、ISO640

翌29日、法事は11時からなので、朝6時頃に車で15分くらいのポイントに再度様子を見に出かける。
以前日野春にオオムラサキを撮りに行った時には、クロヒカゲモドキはそのついでに撮影するチョウで、まさかそのためにわざわざ出かけることになるなんて考えもしなかった。
前日一通り周囲の様子を見ておいたので、いるとすればここだろうという場所に行ってススキの間を覗いてみるが姿が見えない。
どうもクロヒカゲモドキを探すのにススキの間をかき分けるというのが自分のイメージに合わないので、昔撮影した状況を思い出して樹液を見ることにする。
樹液のでている所へ行ってみると1頭のクロヒカゲモドキが吸汁していた。まずは確実にマクロで撮影することにして、シャッタースピードを確認すると1/30。
ストロボを使いたい所だが、ぐっとこらえてVRレンズの威力を信じて手持ち、ノンストロボで撮影。かなりの枚数を撮影するが、やはり多少ブレが入っているのか、すっきりシャープな写真はあまりなかった。VRといえどもこの辺りが限界のようだ。
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NIKON D200 VRマイクロニッコール105、絞り優先 1/30、f3.2、ISO640


次にコンデジの広角撮影を試してみることにする。
シャッターを押してみてビックリ、カッシャンとすごく間のびした音。感覚的に1/15秒以下の感じ。
一応手ぶれ防止効果はあるようだけどこれはどうかな、止まるかなと自信がなかった。
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CAMEDIA SP-550UZ、プログラムAE、1/15,f2.8、ISO100、焦点距離28mm(35mm換算値)

さらに近づいてこちらは1/8のシャッタースピード、それでもちゃんととまっいるのは、手ぶれ防止効果なのか腕なのか。ちょっと油断したのはブレブレだったので両方のおかげかな!
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CAMEDIA SP-550UZ、プログラムAE、1/8,f2.8、ISO100、焦点距離28mm(35mm換算値)

写真の出来の方は、かなり良い結果のような気がする。ピントを会わせるターゲットマークの移動もスムースだし、狙った位置できちんとピントが来る。
今まで使っていたリコーのR1とはえらい違いだ。
この日は望遠も試してみたが、暗い林道ではファインダーも液晶も見にくく、ほとんど使い物にならなかった。
どうも♀のようなのでこの後の行動も見て見たい気がしたが、朝食を食べに戻って支度もしないと行けないので7時頃には現場を離れることにした。
ここのポイントについて色々教えていただいた虫林さん、ありがとうございました。

by dandara2 | 2007-07-29 23:43 | 吸汁 | Comments(24)
Commented by fanseab at 2007-07-30 23:16
2日がかりのクロヒカゲモドキ探索、♀撮影成功おめでとうございます。
最後から2枚目の画像、台場クヌギも背景に、いかにも甲府盆地ならではの光景でしょう。
一連の写真を拝見して、VRの効果はもちろんですが、ISO=640域での像質の滑らかさに
驚きました。やはりD200になってD70あたりとはノイズがかなり改良されているなぁと
思いました。
Commented by ダンダラ at 2007-07-30 23:56 x
fanseabさん、ありがとうございます。
昨年からの懸案が一つ解決しました。あと一つあるんですけど、数日中に結果が出ると思うので楽しみです。
台場クヌギの光景、昔は日野春でよく見かけましたけど、すっかりダメになってしまいました。
ノイズの件はニコンがフジにD200のボディを提供するに当たって、代わりにノイズ軽減の技術をもらったとのことで、D70とD200では全然違うようです。
ただ今回の写真の場合は、それよりもRAW現像ソフトのSILKYPIXのノイズ軽減処理のおかげが大きいです。
この処理をするとほんとにビックリするくらい滑らかな仕上がりになります。
Commented by kenken at 2007-07-31 01:24 x
黒日陰擬と聞くと、コメントせずにはおられません。(笑)
2日がかりの探索の成果が出ましたね。クヌギ食堂は繁盛のようで。
ほ~、そんなシャッタースピードでこの写真ですかっ!手ブレ補正は効果ありですね。
しかし、黒日陰もべっぴんさんですね。眼状紋周囲の紫がなんとも良いですわぁ~
Commented by 虫林 at 2007-07-31 05:17 x
クロヒカゲモドキの撮影成功、おめでとうございます。
林の中でのクロヒカゲモドキの撮影は、やはり手ブレとの戦いですね。
冷静にシャッター速度を計算しながらの撮影は素晴らしいです。
こんなときにコンデジはかなり低速でも、とまるので、威力を発揮しますね。
でも、クロヒカゲモドキはかなり敏感ですから、私の経験ですと、なかなか近づかせてくれません。
広角写真は凄いです。さすがダンダラさんですね。
Commented by たにつち at 2007-07-31 12:59 x
クロヒカゲ、おめでとうございます。
そんなに暗い環境ですか・・手ぶれがあると強いですね。とてもシャープです。
改めて撮影したいと存在ですが、山梨に今年は行ってません。
Commented by banyan10 at 2007-07-31 14:37
クロヒカゲモドキ、おめでとうございます。
雌も樹液に来ているところも未撮影なので、また探したくなりますね。
僕はススキ中心に探していましたが、今度は樹液もチェックしてみます。
広角は新しいカメラの効果ですね。いいなあ。(笑)
Commented by ダンダラ at 2007-07-31 19:35 x
kenkenさん、クロヒカゲモドキに結構苦戦しましたが、ようやく撮影出来ました。
家内の実家からは近いので、開翅その他は今後の楽しみとしてとっておきたいと思います。
クロヒカゲはいいでしょ。これからはちょっと立ち止まって確認してしまいそうです。
Commented by ダンダラ at 2007-07-31 19:39 x
虫林さん、ありがとうございます。
家内の実家から近いとはいえ何も情報がなければ探しに行くこともなかったと思います。
発生地は比較的狭いようで、今後どうなるか心配ですが準地元のフィールドを大切にしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
吸汁中のクロヒカゲモドキは鈍感で、多分ギョロメでも撮影出来たと思いますよ。雌だったからでしょうか。
Commented by ダンダラ at 2007-07-31 19:45 x
たにつちさん、ありがとうございます。
貴殿ほどではありませんが、新しい場所で撮影が出来るとうれしいですね。
確かにそちらからだと山梨は遠いですが、圏央道も開通したので若干便利になったのではないでしょうか。
Commented by ダンダラ at 2007-07-31 19:51 x
banyanさん、ブログ仲間の情報でクロヒカゲモドキはススキをかき分けて探すのかなという印象を持っていたので、随分薮こぎをしてあちこち傷だらけになってしまいました。
でもなんか違うなっていう感じで、昔の状況を思い出して時間と樹液をキーワードに、ススキの多い近くを探してみたら何とか撮影出来ました。
新しいコンデジは、D100+17-70の代わりになるかどうかはもう少し撮影してみないとわかりませんが、広角写真は合格点をあげられると思います。
Commented by maeda at 2007-07-31 20:56 x
皆さん、楽々とクロヒカゲモドキを撮っているように思えてしまいます。
この蝶も敏感だったと思うのですが、どうでしょう?
液晶は目から離していても確認できる点は便利ですが、明るさによってかなり見にくくなりますね。
それぞれ利点欠点があるということで、上手く使いこなせると良いのでしょうね。
私はファインダーの方があっているようです。
Commented by 霧島緑 at 2007-07-31 21:06 x
クロヒカゲモドキを始め、雑木林の蝶の撮影素晴らしいです。
光量の足りない雑木林ではストロボ頼みとなりますが、ノンストロボに拘ったクロヒカゲモドキはやっぱり自然色で良いですね。
Commented by ダンダラ at 2007-07-31 22:37 x
maedaさん、クロヒカゲモドキは昔もそうですが樹液に来たり、その近くで休んでいるのを撮影した事しかないので、敏感という印象はあまりないです。
ヒカゲの類はみんなそうですが、葉などに静止している場合はものすごく敏感ですよね。
このコンデジのファインダーはミラーによる反射ではなくて、液晶画面を投影しているので反応も遅く、暗い場所でチョウが動くとコマ送りのように見えてあまり見やすくありません。
このあたりをうまく使いこなさないといけないようです。
Commented by ダンダラ at 2007-07-31 22:42 x
霧島緑さん、ストロボはあまり使わないので、ディフューザーなども携帯しておらず、その結果としてなおさら出来が悪いので、取りあえず証拠写真用に写したあとは、なるべくノンストロボでとるようにしています。
当たり前のテクニックですけど、VRレンズの効果もあるので、立木とか自分の膝とかを利用すれば何とかこれくらいまでは行けるようです。
Commented by thecla at 2007-07-31 23:09 x
クロヒカゲモドキ撮影おめでとうございます。
早朝から樹液という作戦もあるのですね、これなら早起きして、行き帰りに寄ることも可能そうですね。とても参考になります。
今年は、大遠征したのでちょっと無理かと思っていたのですが、考えてみる価値ありそうです。
でも、このクロヒカゲ目茶目茶綺麗ですね。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2007-07-31 23:11
オオムラサキの集団、関西ではまず考えられないシーンで羨ましいです。クロヒカゲモドキもかなりSSの厳しい条件下、エエ写りしているではありませんか。ニューカメラなかなかお買い得でしたね。
Commented by cactuss at 2007-08-01 20:34
クロヒカゲモドキは樹液を吸いに来るんですか。
今まではススキに止まっているシーンしか見たことがないので、意外でした。
これからはススキだけでなく、回りの木も探してみます。
クロヒカゲの青い輪がきれいですね。普通種でも中にはきれいなものもいるので、よく見た方がいいですね。
Commented by chochoensis at 2007-08-02 09:03 x
ダンダラさん、「クロヒカゲモドキ」撮影、おめでとうございます。難しい事はわかりませんが、綺麗に撮影されていて羨ましいです。クロヒカゲの紫色も素敵ですね・・・。
Commented by grassmonblue at 2007-08-02 11:11 x
撮影条件のコメント、勉強になります。

クロヒカゲモドキ、気にもしていなかったチョウですが、会ってみたくなりました。
Commented by ダンダラ at 2007-08-03 21:04 x
theclaさん、ちょっと小遠征をしていたので返事が遅くなりました。
クロヒカゲモドキは昔は日野春にオオムラサキの撮影に夜行電車で行っていましたが、その時にクロヒカゲモドキも結構樹液に来ていましたので、その時のことを思い出して見に行ってみました。
ススキだとどこにいるか探すのが大変ですが、樹液だと向こうから飛んでくるので効率がいいのではと思います。
ただ、開翅をとるのは少々無理だと思いますので、ススキも併用するのがいいのでしょうね。
Commented by ダンダラ at 2007-08-03 21:07 x
ノゾピーさん、こちら山梨あたりは日本でも有数のオオムラサキ産地なので、集団で吸蜜しているのが当たり前のような感じです。
ニューカメラはまだまだ使いこなせていませんが、広角と飛翔に使えれば充分かなと思います。
広角メインになりそうな予感はありますが。
Commented by ダンダラ at 2007-08-03 21:10 x
cactussさん、私はススキに止まっているのは、樹液に来たついでに休んでいるのを見たくらいで、皆さんの観察とは全く違っていたみたいです。昔はそれくらい個体数が多かったと言うことでしょうか。
探すのが下手なので、ついつい手間を省く方法を探してしまいます。
Commented by ダンダラ at 2007-08-03 21:14 x
chochoensisさん、ありがとうございます。
カメラを全く気にしないよい子で、暗くて撮りにくいことを除けばほんとに協力的な子でした。
クロヒカゲはビックリするくらいきれいな個体でした。ファインダーを覗いている時は紫がきれいだとは思いましたが、なんだクロヒカゲかとがっかりした面もあって数枚しか撮影しませんでした。
もっとたくさん撮っておけば良かったと反省しています。
Commented by ダンダラ at 2007-08-03 21:16 x
grassmonblueさん、クロヒカゲモドキは個体数が減って、だんだん撮影しにくくなっているので、早めに撮影した方がいいかも知れません。
撮影時のメモはついつい面倒で、必要と思われる時しか入れていませんが、これから気をつけていくことにします。


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