2007年 05月 13日
今日は家内が息子のコンサートを聞きに出かけるので朝10時10分に駅まで送って行く。 それが終わってから大急ぎで秩父に出かける。今日は地図で見当をつけた場所でミヤマカラスを撮影するのが狙い。 一般道を走っていると1時間半くらいかかってしまうので関越に乗って一番近いインターで降りる。 現地についたのは10時40分くらい。途中山麓にはいるとウスバシロチョウがチラチラと飛んでいる。 車を止めて様子を見るが、1.2頭が散発的に飛んでいて花にもとまらないので先を急ぐ。 目的の場所について、ツツジの咲いている所を見つけて様子を見るが、数頭のウスバシロが飛んでいるだけで何もいない。 少しすすむと明るい広場があったが、なんとキツネが座っていた。向こうも気がついて立ち去ってしまったので写真は撮れなかった。 それ以外には何もいない。どうもはずれらしい。もう少し先まで歩くことにする。 林道を歩いているとアゲハくらいの大きさの蝶がこちらにかなりのスピードで向かってくる。何の蝶かはわからないが蝶がこちらに気がついて頭の上を越えようと向きを変えた時にとっさに1枚だけシャッターを押す。 振り返ってみるとアサギマダラだった。今のが写っていたらすごいなと思っていたら写ってました。 仕方ないので最初の場所でウスバシロだけでも撮っておこうと戻るが、カメラの撮影距離には近づいてくれない。 かなりあせってくるが、そんなときに目の前をかなりの早さで飛び回るチョウがいる。眼で追いかけて止まった所を近づくとダイミョウセセリだった。 少し先ではそれより少しおっとりした蝶がワラビの葉の先に止まった。こちらはミヤマセセリ。さすがに少しくたびれているが、ようやくファインダーで確認しながらシャッターを押すことが出来た。やっぱり写真はこうでなくっちゃ。飛翔写真は現場では確信が持てないので、充足感がない。 時間は13時位だけどまだ充分時間はある。目星をつけておいた場所に着くがここでも全く何もいない。 標高は1000mを少し超えているので、やや時期が早い感じだ。 サー困った。こんな事なら最初の山麓でウスバシロをしっかり押さえておくんだったと思うがもう後の祭り。 ここから近い所でウスバシロの可能性のあるのは・・・ 芝桜で有名な羊山公園に行ってみよう。移動途中の村の中では何頭ものウスバシロが車の前を飛んでいく。でも幹線道路なので車を止められない。そのまま走って公園に着くと、さすがに芝桜は終わりで観光客もまばら。 歩き回るがここにも何もいない。これは久しぶりに完全にはずしてしまったようだ。新ポイントを探すのが目的だとこんな日もあるか・・、とベンチに座って遅い昼食を食べていると目の前を一頭のウスバシロが通り過ぎた。 これを逃すと今日は何も撮れないことになると、昼食を置きっぱなしにして追いかけると、ハルジオンで吸蜜をはじめるが草の間で写真が撮れない。 あせっていると花の間から飛び出したのでとっさにシャッターを押す。なぜか撮れたという確信があった。 今から帰ればぎりぎり間に合いそうなので、今日の撮影はこれでおしまい。消化不良だけど仕方ない。
by dandara2
| 2007-05-13 22:01
| 飛翔
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Comments(16)
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fanseab at 2007-05-13 22:07
冒頭のアサギマダラ飛翔は慌ててカメラを向けた臨場感が伝わってきますね。
緑濃い背景色に包まれたミヤマセセリ、早春ではなく初夏の雰囲気で、 面白い感じですね。
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kmkurobe at 2007-05-13 22:10
そちらは芝桜終わりなのですね。こちらはまだまだウスバシロの姿が見られません。
今週末は例の林道に行こうと思っています。
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cactuss at 2007-05-13 22:40
それにしても1枚撮影して、ちゃんと飛翔写真がピントが合って、写っているところがすごいですね。当方は数十枚撮って、ちゃんと写っているのが1枚あればもうけものという状態です。
今日は風が強く、こちらでも蝶の数が少なく感じました。
5月になるとたまにアサギマダラを見かけますね。
以前からそう思っていましたが、千葉に引越して来て感じた事があります。 房総半島の山中では11月末とか3月末とかに見ることがあります。 越冬?いやいやそんなはずは・・・、と色々考えてしまいます。 まだまだ解らない蝶ですね。
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chochoensis at 2007-05-14 06:57
ダンダラさん、ウスバシロチョウを見かけて=昼食をそのままに・・・=思わず、その雰囲気がわかるようで噴出してしまいました・・・それにしても、アサギマダラといいウスバシロチョウといい咄嗟の判断でこれだけシャープな写真が撮れるのが凄いです・・・。
ミヤマセセリの写真は、バックの緑のボケが綺麗で、「写真はこうでなくっちゃ」という意味が非常によくわかりますよ。写真は1枚でも気に入ったものが撮れれば、これで満足ですよね。その意味では、ミヤマセセリの写真はとても価値あるものだと思います。オメデトウございます。
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ダンダラ
at 2007-05-14 18:35
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fanseabさん、突然目の前に現れたこのチョウが何だかわからず、取りあえず撮ったんですが、首に巻いた汗拭きタオルがレンズの前に掛かっているような気がして、でもそれをどけている暇もなくて、ままよと撮った写真です。
汗拭きタオルの影はしっかり入ってしまいましたが、レタッチの過程でトリミングしました。 ほんとはそれも入っていた方があわてた様子が良くわかるかも知れませんね。
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ダンダラ
at 2007-05-14 18:39
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kmkurobeさん、ウスバシロはいつも行く平地ではもう終わっているような気がして少し標高を上げましたが、数を見かけた割には写真が撮れませんでした。
あらためてなかなかとまらない蝶だと言うことを再認識しました。 林道の結果楽しみにしていますよ。
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ダンダラ
at 2007-05-14 18:41
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cactussさん、たまにはこんな偶然もあるもんですね。
あまりに貧弱な結果に神様も同情してくれたんでしょうか。 わたしも何枚も撮って、気に入るのはあんまりありません。今のところは少しでもピントが合っていれば喜んでいる程度です。
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ダンダラ
at 2007-05-14 18:43
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KAZさん、アサギマダラは南方に移動するものと、山麓で越冬するものと2種類あるようなことをどこかで読みました。
上高地などでもクモツキ狙いの時に良くアサギマダラを目撃しますが、多分山麓から移動してきたものではないでしょうか。
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ダンダラ
at 2007-05-14 18:46
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chochoensisさん、この時はだんだんタイムリミットも近づいてきているし、楽勝と思ったウスバシロにもきらわれて、一人で食べる昼食もおいしくなかったですね。
だからさんざん歩いて影もなかったウスバシロが目の前に現れた時にはほんと喜びました。 馬鹿にしてはいけないなと言う感じで、今度チャンスがあったら丁寧に撮るつもりです。
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ダンダラ
at 2007-05-14 18:52
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虫林さん、マクロでの撮影が長かったので、バックがきれいにぼけた、ある意味非日常の世界は大好きです。
人間の眼は全てを見ていながら、見たい所だけはシャープに見ているので、広角接写の世界に近いですね。 それで皆さん惹かれるのでしょうか。
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maeda
at 2007-05-14 21:00
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本州にいたときは端境期を感じたことがありました。
長いシーズン中にはそんかこともあるのでしょう。 しかしこちらでは季節が始まると駆け足で進みます。あれよあれよと思うまもなく秋が来ます。 少し休憩させてくれたらと思うくらいです。
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愛野緑
at 2007-05-14 23:07
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既に何人かの人がアサギマダラを撮影されていますね。
狭山丘陵にも飛んできて欲しいですわ。
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ダンダラ
at 2007-05-14 23:25
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maedaさん、ゼフの時期の前後に山に行っても妙に何も撮れない時期があるようなきがします。
場所を変えればいいのでしょうが、適当なポイントを知っていないとつらいですね。 なるほど北海道では、蝶が一気に出るから端境期なんてないんですね。 ほんとに体かいくつも欲しい感じなんでしょうね。
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ダンダラ
at 2007-05-14 23:29
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愛野緑さん、アサギマダラは8月以外はここに行けば撮れると言う場所がなくて、なかなか難しい蝶ですよね。個体数も少ないし・・・
8月になればいる所にはうじゃうじゃいるんですけど。 |
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