2019年 06月 20日

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)

6月13日、晴れで風はない。
朝はやや気温が低いが最高気温は25℃くらいか。

孫を学校に送り出してすぐにミドリシジミの場所に行ってみるけど、まだ日が当たっていなくてミドリシジミの姿もなかった。

オオミドリシジミのテリハリ場所を探そうと歩き始めて、今までのテリハリ場所の近くまで行ったときに、雑木林の中に日の当たっている場所があるのが目に留まって、まだ距離があったけどそこを注意してみると何かがキラッと光った。

あっいたなと思って急いで近づくと、オオミドリシジミが飛び回っていて、そのうち下草に止まって翅を開いた。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06214332.jpg

急いで撮影するとすぐに近くの葉の上に上がってしまった。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06214487.jpg

それでも様子を見ていると、時々降りてきて下草で開翅する。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06214442.jpg

角度が悪いし新鮮ではないのできれいには光ってくれないけど、やっと見つけたと思うと嬉しい。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06214454.jpg
小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213704.jpg
家内撮影


一回だけ良い向きに止まってくれたので、なんとか輝く翅表を撮ることができた。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06214309.jpg

見つけてから10分もすると光が動いて下草にはあまり来なくなって、頭の上で開翅するようになった。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213840.jpg

細い木に止まった時に、枝をたわめて家内に撮影してもらう。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213865.jpg
家内撮影


その後ミドリシジミの様子を見に移動すると、途中で家内が羽化直後のスジグロシロチョウを見つけた。

そのすぐ下には蛹の殻も残っていた。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213875.jpg

私はなんにも気がつかずに通り過ぎていたので、良く見つけたなと感心してしまった。


ミドリシジミはハンノキのすぐ近くの葉に止まっていた。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213165.jpg
家内撮影


後ろに下がれないので大きく写ってしまったけど、ここに来ればほぼ確実に撮影できるということがわかってうれしい。
小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213780.jpg



翌14日はオオミドリの場所が何時頃から日が当たるのか、どの位置で待つのがいいのかを確認するために、孫を送り出してから直接この場所に行った。

ところがこの日は雲が多く、ポイントに着いた時には日が当たっていなかった。
当然オオミドリの姿もない。

それでも影の様子から、日の当たるだろう場所を確認したり、どの位置に立ったら蝶の動きを妨げずにカメラを構えられるかを確認したりする。

我々は蝶にとっては立木と同じ障害物に見えるだろうから、そこに立つことによってテリハリする位置が変わってしまうかもしれない。

それでどれくらい離れれば蝶に影響を与えないか、それでいて止まった時にすぐに近づける位置はどこか、当然止まった時には前からカメラを構えたいしとか、前日にテリハリした位置を思い出しながら日が当たるのを待った。

ようやく日が射して、数分もしないうちにオオミドリが降りてきた。

ほぼ予想した位置に止まってくれたけど、草の向きが前日とは少し違っていて、少し回り込まなければならなくなっていた。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213129.jpg

止まった位置から私は左側、家内は右側にいたけど、家内の方からは翅が全面に輝いていた。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213110.jpg
家内撮影


30秒くらいで飛んでしまったけど、この日はこれが唯一のシャッターチャンスで、すぐに日が陰ってしまって、前日確認しておいた日が当たる時間を過ぎてしまった。

それでも、良い場所が見つかったので、来年はもう少し良い写真が撮れるかな、枝が張り出さなければ良いなと思いながらミドリシジミの場所に移動した。

ミドリシジミは昨日と同じ木に止まっていたけど、よく見るとストローを伸ばしてアブラムシの排泄した汁を吸っているようだ。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06213116.jpg
小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06212569.jpg
家内撮影

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06212550.jpg
家内撮影


車に戻る途中で傷んだウラナミアカシジミが降りてきて目の前に止まった。
小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06212505.jpg
家内撮影


今年はもう終わったと思っていたので喜んで撮影。

小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06212549.jpg
小畔川便り(オオミドリシジミのテリハリ場所:2019/613.14)_f0031682_06212545.jpg
家内撮影


過去の写真を見ると、この場所で7月に撮影したこともあるけど、それでも遅い記録だ。





by dandara2 | 2019-06-20 09:44 | 配偶行動 | Comments(2)
Commented by naoggio at 2019-06-23 07:11 x
ミドリシジミに続いてオオミドリシジミのテリ張りポイントも見つけられたのですか。さすがです。
写真を拝見するとかなり低い下草にも降りてくる場所のようですからこれは貴重ですね。
6月13日は私が中学2年の時、初めて生田緑地でオオミドリシジミを採集した日付です。
その時は個体はみな新鮮でしたので、やはり発生が早くなっているのだなあと感じました。
これで来年以降の楽しみがまた一つ増えましたね。
Commented by ダンダラ at 2019-06-23 08:51 x
naoggioさん、有難うございます。
気になる場所はたくさんあったんですがようやく見つかりました。
テリハリの高さは膝より少し上位なので、オオミドリがゆっくりしてくれていれば色々な角度から撮れるんですが、すぐに飛びあがってしまうのでなかなか思うようにはいきませんね。
それで近づく時間を少しでも少なくしようといろいろ考えましたが、こちらの思ったようには止まってくれず残念でした。
今年は昨年に比べるとかなり遅い感じですが、それでも昔に比べると早いんですね。
やはり少しずつ温暖化が進んでいるんでしょうね。


<< ミドリシジミ(2019-6/1...      小畔川便り(ミドリシジミのポイ... >>