2018年 01月 08日

小畔川便り(テングチョウとウラギンシジミの越冬)

12月中にそれまで観察していたムラサキシジミとムラサキツバメは見られなくなってしまって、今現在観察中の蝶は3頭のみ。

そのうち2頭はウラギンシジミだけど、1頭はテングチョウ。

この場所は普段からそれほどテングチョウの数は多くはなくて、せいぜい2,3頭が見られればいいくらいの感じだけど、今年はなぜか越冬に入りそうな個体が多かった。

時系列でみると、最初にテングチョウがそれらしいそぶりを見せたのは11月3日

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2017/11/3


飛んできたテングチョウがツバキの葉の上で翅を開いていたけど、近くのサザンカの枝の間に潜り込んだ。
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2017/11/6


少し木陰の場所で、11月6日までこの場所にいたけど、7日に見たら姿がなかった。

11月24日にもテングチョウが南に面したサザンカの葉の上で日光浴をしていて、その木の北側の木陰に潜り込んだ。

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2017/11/24


後ろは小さな小山になっていて北風は当たらない。
時期的にも越冬場所になるかなと思ったら翌25日の午前中には姿があったのに、午後には姿が見えなくなってしまった。
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2017/11/25


数の少ない場所だから、もう観察は無理かなと思ってあきらめていた12月10日。
サザンカの花に来るムラサキシジミを探していたら、何か違和感を感じてよく見たらテングチョウが葉の間に隠れるように止まっていた。

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2017/12/10


東南向きの日当たりの良い場所で、朝8時頃から14時過ぎまで日があたっている。
テングチョウの体自体は上にある葉の関係で直射日光には当たらないけど、写真のように半分くらいは日が当たることもある。

3度目の正直ということで、年内は記事にもせず、静かに様子を見ることにした。

1月7日現在、この場所で越冬中で、このまま静かに様子を見ていきたいと思う。

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(写真は12月29日のもの)




ウラギンシジミも昨年は計7頭を観察したけど、そのうち現在まで越冬中のものは2頭のみ。

一応、観察した個体の記録を残しておくことにします。
( )内の冬とか夏は、冬はj前翅の先のとがったタイプ、夏は前翅の先の丸いタイプを示します。

01個体(冬)
11月17日→11月17日

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2017/11/17


活動中にたまたま止まった感じ



02個体(夏)
11月10日→11月21日

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2017/11/10


わかりにくい位置にいたのか、殆ど記録していなくて、10日と21日に撮影したのみ。



03個体(冬)
11月26日→11月27日

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2017/11/27


位置的にはこのまま越冬が観察できるかなと思ったけど、サザンカの花の近くで、狭くて見にくい場所なので、もしかしたら花に来たムラサキシジミを撮影中に葉に触れてしまったかもしれない。
27日の後、しばらくしてふと思い出してみてみたらいなくなっていた。


04個体(夏)
11月12日→12月7日

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2017/11/25


地上から180㎝位の位置。
かなり頑張っているなという印象だったけど、寒さが続いた後に見に行ったらいなくなっていた。



05個体(冬)
11月26日→12月21日

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2017/12/2


南側の木の地上から80㎝位の葉の間だったけど、少し風が通る。
寒さが続いた後に見に行ったら姿が亡くなっていた。
この間に落ち葉の掃除などが入ってブロアーで枯れ葉を飛ばしていたりしていたので、その関係もあるかもしれない。


06個体(冬)
11月17日→現在越冬中

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2017/11/17

マテバシイの東側の葉理で越冬中、日当たりの良い場所で、体の7割くらいには日が当たる。


07個体(冬)
1月3日→現在越冬中

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2018/1/3


今まで気が付かなかったけど、サザンカの木の上の方の風通しの良い場所で越冬中。
北風に体が揺れている。なんでこんなところでという感じ。








by dandara2 | 2018-01-08 12:18 | 越冬 | Comments(8)
Commented by himeoo27 at 2018-01-08 18:53
個体数が少ない場所での
越冬テングチョウの継続観察素晴らしいですね!
私の節穴のような目には↑の個体は見つけること
が難しそうです。

ウラギンシジミは私も何とか継続観察です。
Commented by ダンダラ at 2018-01-08 22:15 x
ヒメオオさん、2度越冬かなと期待した個体がいなくなってしまったのに、3度目の個体が見つかったのは、テングを見る機会が少ないこの場所ではほんとに奇跡的だと思います。
この写真では、接近してストロボを焚いていますのでテングの姿がよくわかりますが、野外では、場所を知っていないとまず見つからないと思います。
その意味でも、なんとなく違和感を感じて見つけたというのも奇跡的だと思ってます。
Commented by nihon-burari at 2018-01-11 17:17
お知らせいたします
以前お知らせしておりますように、旧日本ブラリにてフィルム時代の写真をアップさせていただくとご案内しておりました。しかし日本ブラリ休止のため一時中断しておりました。この度、日本ブラリ2として帰ってまいりましたのでぼちぼちとアップさせていただきます。
カラーフィルムよりリバーサル時代の写真をアップをボチボチと開始したいと思っております。
スキャナにてフィルムをデータ化しているため、大変、時間が掛かると思われます。少しずつ頑張って始めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
気長にお待ちくださいますよう、よろしくお願いいたします

Commented by clossiana at 2018-01-12 13:13

同じ越冬場所でも観察地によって随分と様相が違うのですね。tef_tefさんの場所では、どの個体も枯葉に紛れていましたが、ダンダラさんの観察個体は常緑の樹ですからね。それでもやはり背景に紛れることが出来るのは結局、翅裏が濃い色だからなんでしょうね。
Commented by ダンダラ at 2018-01-12 14:36 x
nihon_burariさん、古い写真をデジタル化するのは大変ですよね。
私の場合は、主なものはデジタル化しましたが、やはり画質などの点で満足できず、殆どUPしないで終わっています。
Commented by ダンダラ at 2018-01-12 14:40 x
clossianaさん、おっしゃる通り場所によってずいぶん越冬の様子が違いますね。
もっとも私の観察場所でも枯れ葉で越冬しているものがあるかもしれませんが、殆どが3m以上の高所なので見つからないのかもしれません。
どちらの場合も自分の体を枯れ葉として周囲に紛れさせているのはおっしゃる通りだと思います。
Commented by twoguitar at 2018-01-17 20:53 x
テングチョウの越冬はいまだ自力では発見できていません。
常緑樹の枝に止まることもあるんですね。
枯葉に紛れる場合もあることなど頭に入れて気を付けて探したいと思います。
Commented by ダンダラ at 2018-01-18 09:38 x
twoguitarさん、越冬蝶はその場所に潜り込むところなどを見ていないと見つけるのは難しいですね。
常緑樹はムラサキシジミにとっても結構いい隠れ家になっています。
サザンカに引っかかった枯れ葉に止まっているのも結構見ました。
葉が茂っているので雨や風も当たらないし、南向きの木はねらい目かもしれないですね。


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