2016年 01月 05日

小畔川便り(モンシロチョウの蛹化:2016/1/3.4)

1月3日は4月上旬の陽気とか。

ルーミスでも見に行こうかなと思っていたけど、風邪気味で喉が痛いし、高速道路もUターンラッシュでかなり混みそうなのでやめた。

いつもの公園に行くと、この暖かさでウラギンシジミが飛び出していた。
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今まで越冬していたツバキの周辺を飛び回って落ち着く場所を探しているようだ。
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止まったところのすぐ下には越冬中のムラサキツバメが顔を出している。
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このムラサキツバメもちょっとした刺激で外に飛び出して日光浴を始めた。
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あららと思ってみていたら、結局もとと同じ場所に落ち着いた。

川原では、霧島緑さんとbanyanさんがいらしていた。

新鮮なベニシジミがいるという。

指差された場所を見ると、なるほど羽化数日しか経っていないような新鮮な個体だ。
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気温が高いので、翅を全開にはしないけど、川原を背景にした良い感じの写真が撮れた。
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センダングサの所には、暮れからモデルになってくれている越年ベニシジミが吸蜜していた。
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キタキチョウも飛び出して日光浴をしている。
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ねぐらを探しているのか、植え込みのツツジの周辺を飛び回っている。
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止まるところを見つければ、キタキチョウの越冬シーンも撮れるかなと思って注意していたけど、結局この日は飛び回るばかりで落ち着かなかった。

少し先にお帰りになられたbanyanさんから、ヒメアカタテハが産卵行動をしていると電話が入った。

大急ぎでその場所に行くと、かなり傷んだヒメアカタテハが止まっていた。
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産卵行動をとらないかなと思ってみていたけど、13時を過ぎてそろそろ活動終了になるのか、翅を開いたかと思うとどこかに飛んで行ってしまった。
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霧島緑さんが、太いエノキの幹に幼虫がいるという。
みると、モンキかモンシロの前蛹のようだ。
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いずれのチョウも飼育したことがないので、とっさにはどちらかわからない。
黄色い線がないからモンシロかなとは思うけど、自信がない。

このエノキには、アカボシゴマダラの幼虫もいた。
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少し離れたところにはゴマダラチョウの幼虫もついていた。
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いつもこの下を通ってはいるのだけど、気にしたことはなかった。
やはり知識のある方が見ると違うなと感心する。

4日は前日以上に気温が高く汗ばむようだった。
前蛹だった幼虫は蛹になっていた。
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形態からモンシロチョウのようだ。


羽化した新鮮なベニシジミも元気でいた。
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ただ、不思議なことに、前日いろいろ見られた蝶は、このベニシジミ以外は見つからなかった。

あまりの暑さにどこかで休んでいるのか、それとも朝は冷え込んで霜が降りていたから、温度差に耐えられなかったのか、今後どうなるのか注意してみていこう。

by dandara2 | 2016-01-05 11:08 | | Comments(8)
Commented by 22wn3288 at 2016-01-06 08:30
綺麗なベニシジミが出ていましたね。
他のチョウたちも・・・暖かいからでしょうね。
今時チョウの撮影が出来るのは楽しいですね。
Commented by kazenohane at 2016-01-06 10:57
今年の正月は暖かいせいで「越年蝶」のベニシジミが注目されましたね。
翅の破損のない新鮮なベニシジミは3月の頃を思わせます。
このまま、温暖化が進むと沖縄のように、周年発生する蝶が見られるかも知れませんね。
でも、そうなると年中、蝶を追いかけることになり忙しくなりますね(笑)
Commented by ダンダラ at 2016-01-06 19:13 x
旅友さん、この個体はとってもきれいでした。
この日は越冬中の蝶まで飛び出してしまい、活動する蝶が撮れたのはうれしいのですが、その後落ち着き先のわからない蝶もあって、観察対象が少なくなってしまいました。
例年だと新生蝶が出るまでにあと一か月ですけど、今年はどうなるか少し心配です。
Commented by ダンダラ at 2016-01-06 19:17 x
kazenohaneさん、ベニシジミがいろいろなブログに登場していましたね。
こんなことはブログを始めて初めてのことだと思います。
記録的な年になりました。
一年中蝶がみられるとうれしいですが、そうなると逆にギフチョウなどの発生には影響が出そうで、それも心配です。
Commented by naoggio at 2016-01-08 10:07 x
すごいですね。まだこんなに色々な蝶が活動しているとは。
ベニシジミは確かに新鮮ですね。
これだけ暖冬だと自然界も相当調子狂ってしまいますよね。
ゴマダラチョウの幼虫は根元の枯れ葉以外でも越冬するのでしょうか?
私の方は自宅付近で3日、4日と連続で蝶探ししましたがとうとう1頭も見る事ができませんでした。
Commented by ダンダラ at 2016-01-08 19:30 x
naoggioさん、ほんとに今年はおかしいですね。
成虫がメインの私にとってはうれしいことですが、気候としては異常ですよね。
ベニシジミは、今日も観察に行きましたが、産卵していました。
孵化するのか、また目が離せなくなりました。
ゴマダラチョウは、霧島緑さんによると、寒くなるにつれて下に降りるというお話でしたが、今のところは動きがありません。
こちらもどうなるのか、観察を続けようと思っています。
Commented by 霧島緑 at 2016-01-09 11:40 x
先日はお世話になりました。
エノキの幹に止まっていた幼虫は無事に蛹化したのですね。どこか色がくすんでいたので気になっていました。
4日は前日以上に気温が高かったのに、蝶の姿が少なかったのは不思議ですね。
今後のレポートも楽しみにしています。
Commented by ダンダラ at 2016-01-09 15:13 x
霧島緑さん、こちらこそ色々ありがとうございました。
エノキの幹の幼虫たち(蛹)は今日も元気でした。
それに、隣の木にはジャコウの蛹もありました。
この冬の観察対象が増えて感謝しています。
4日はほんとに蝶の姿が見えませんでした。
例のネットマンが採集してしまったのかなと嫌な気分になりましたが、あの人は何だったんでしょうね。


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