2015年 04月 28日

小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)

4月23日はニコン1J5の発売日。
蝶の写真を撮るには頼りないカメラだけど小さくて軽い。

機能の中のBMC(ベストモーメントキャプチャー:カシオのバスト連射と同じ機能)は撮影枚数が少ないことを除けばV3と同じ。

2台あるV3のうち1台をBMC用に充てていたけど、そうしょっちゅう撮影するものでもないし、ファインダーもグリップも使わないので、小さいJ5のほうが邪魔にならなくていいかと思った。

画素数も2080万画素ある。

V3(1840万画素)には、静止画用にV2(1425万画素)に付けていた70-200のズームを付けることにする。

それで2台あるV2のうち、使用頻度が少なくなった1台と10-100のレンズを下取りに出してJ5を注文することにした。
10時の開店と同時に予約しておいたJ5を取りに行く。
カシオのTG-3と比べてもボディの横幅は小さい。

小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)_f0031682_13492220.jpg

バッテリーを充電している間に自宅から少し離れたギンイチのポイントに出かける。
ここが自宅周辺では一番個体数が多く撮りやすい場所。

着いてみると、ギンイチの数が多いのにびっくり。
あちこちで飛んでいる。

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ときどき2頭が絡んだりしている。

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これはカメラに気づいて方向転換のために急ブレーキをかけたところ。

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12時近くなったら吸蜜する個体が出始めた。

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家内撮影

まだ雄が多くメスはあまり見かけないが、1頭がスギナに産卵態勢をとった。

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後で写真を確認するけど産卵はしなかったようだ。

昼食後は、J5の電池も充電できたので、J5だけを持ち、J5が入ったら撮影しようと思っていた場所に行ってみる。

冬の間モンキチョウを探すときによく歩いた場所だけど、この時期は菜の花が満開になっている。
画質は十分満足できそうだ。

小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)_f0031682_13575625.jpg

ここで、菜の花を背景に、電車が通ったらBMCで飛び立つところを撮ろうと思っていた。

ただ、菜の花が多すぎて蝶は全く来てくれず、撮れたのはこんな写真。

小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)_f0031682_13492272.jpg

残念ながら満開の菜の花ではないし、電車も来ていない。
ま、仕方ないか。

J5のBMCは撮影コマ数が20コマとV3の半分。
シャッターを押すタイミングでどのように撮影するかの設定は、シャッターを押したらその前の20コマが撮影できるようにした。

秒60コマで撮影するから、シャッターを押す前の0.3秒分が記録されることになる。

人間の反射には0.2秒くらいかかるから、飛んだと思った瞬間にシャッターを押しても、実際には飛び出す前の0.1秒分とその後の0.2秒分が写ることになる。

40コマ撮影できるV3の場合は、シャッターを押す前の0.5秒分と、その後の0.2秒分が写る計算。

V3の場合は必ず撮れていたけど、J5の場合はかなりシビアな気もする。
うっかりすると、何も写っていなかったりしそうだ。

ちなみにさっきのベニシジミの写真は20枚中の1枚目。
V3の時と同じ感じでシャッターを押したので、かなり飛びあがってから撮影されていた。
撮れた写真を確認して、上に書いたようなことに気がついて、そのあとはなるべく早くシャッターを押すようにした。

これは20枚中の2枚目から4枚目

小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)_f0031682_13492257.jpg
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小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)_f0031682_13492212.jpg

歩いていたら、ギンイチが飛んでいる。
ここでギンイチを確認するのは初めて。
記録を残したいけど、J5一台しかもってきていない。

しばらく見ていたら、菜の花に止まった。
幸い少しゆっくり吸蜜してくれたので飛び出すところは二の次で、確実に記録に残したいと思って撮影。

ただ色気もあるので、左手の先を軽く振ってギンイチを飛び立たせ、飛んだらすぐにシャッターを押した。

幸いちゃんと吸蜜しているところから写っていた。

小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)_f0031682_13491282.jpg


こちらは5枚目の写真。

小畔川便り(ニコン1J5:2015/4/23)_f0031682_13491749.jpg
しばらくは遊べそうだ。




by dandara2 | 2015-04-28 14:15 | 機材 | Comments(4)
Commented by 霧島緑 at 2015-04-29 01:39 x
背景からして、ギンイチがいかにも好みそうな場所ですね。ススキではなくチガヤのようですが、草丈も低いし撮影しやすそうですね。またギンイチがこれほど吸蜜に来るとは知りませんでした。そのような時間帯があるのですね。
様々な撮影機材を駆使されているのは大変参考になります。
Commented by himeoo27 at 2015-04-29 19:00
今年MYポイントではギンイチを観察
していないので興味深く拝見しました。
同じ場所でも急に減ったり、増えたり
するので撮影に苦労しています。
Commented by ダンダラ at 2015-04-29 19:45 x
霧島緑さん、おっしゃる様にここはチガヤが生えている休耕田ですが、すぐ隣にはススキの生えている川原があるので、ギンイチはどちらも利用しているようです。
吸蜜はだいたい昼過ぎからが多いようです。
早朝は別として、午前中は雄はほとんど止まりませんね。
1J5はBMCだけだったら小さいほどいいやと思ったのですが、反射神経を磨かなくてはいけなくなりました。
もっとも訓練しても0.2秒はどうしてもかかってしまうようです。
Commented by ダンダラ at 2015-04-29 19:46 x
ヒメオオさん、そちらではギンイチの発生が心配ですね。
草刈りとか何かの影響があったのでしょうか。


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