2012年 11月 12日

小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)

11月9日、少し風邪気味、旅行を前にこじらせても困るので休みを取ることにする。
幸いこの日は行事の関係で授業がなく、だれにも迷惑をかけないで済む。
朝ゆっくり起きて、午前中おとなしくしていたら思ったより具合が良い。
先日の魚露目の写真がどうにも納得できないので、13時過ぎに撮影に出かける。
この前ヒメアカタテハの産卵を撮影した場所に行くと、雄と思われる個体が現れた。
どうしようかと思ったけど、見かけたときにきちんと撮影しておかないと次にチャンスがあるかわからないなと思い直し、撮影することにする。
まずマクロで押さえておく。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1041136.jpg
ニコンD800、シグママクロ150

次に魚露目での撮影にかかるが、このアングルだとコンデジの写真と大差ない感じがする。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1051320.jpg
ニコン1V1、ニコン18-55+魚露目

やっぱりアングルとかが大切だ。

小飛して道路にとまったので、蝶の目線で、蝶の見ている風景の感じを出したいと思って、地面すれすれのアングルで撮影してみることにした。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1053883.jpg
ニコン1V1、ニコン18-55+魚露目

こちらの写真は翅の裏表が写っているし、翅の角度の関係からか少し動きがあっていいように思うがどうだろう。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1055791.jpg
ニコン1V1、ニコン18-55+魚露目

ウラナミシジミの産卵していた場所にも行ってみる。
前回と違って、花のつぼみの状態がよくない。花が咲いているかと思ったけどしおれたように痛んだものが多い。
それでもウラナミシジミはけなげにも産卵動作をしていた。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1062191.jpg
ニコンD800、シグママクロ150

こちらは魚露目での撮影だけど、写しているときは手前にクズの葉があって蝶の姿はほとんど見えていない。
産卵しているようなので、魚露目のレンズ先端を葉の間から潜り込ませて勘で撮影。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1064981.jpg
ニコン1V1、ニコン18-55+魚露目

そんな関係でぎりぎりフレームに収まっただけの写真だけど、撮影しているときのイメージに近い写真にはなった。
ギフ蝶の産卵とかいろいろ試してみる価値がありそうだ。

この日は茶の花で吸蜜している個体がいた。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_10713100.jpg
ニコンD800、シグママクロ150

セセリが飛んでいたけどチャバネセセリ。
一時はあれほどいたイチモンジセセリの姿は全く見えない。
今日は魚露目の撮影がメインなのでこちらも魚露目で撮影する。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1072990.jpg
ニコン1V1、ニコン18-55+魚露目

絞りとかもちゃんと確認しながら撮ったので、予定したくらいのシャープさは出すことができた。

10日の土曜日は、旅行に行くのに大きなカメラを持っていきたくなかったので、勤務後1V1の標準ズームを買いに行く。
ただ、もしかしたら蝶がいるかもしれないので、FT1を付けたタムロンの70-300も持っていくことにする。(往生際が悪い)
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1075385.jpg

11日の日曜日は天気が悪いけど、1V1はFT1を付けていた時と機能がまるで違ってくるので、現場で戸惑わないように自宅前に試し撮りに行く。
川原に降りると、イネ科の黄葉が始まってきれいだ。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1083281.jpg
ニコン1V1、10-30 以下同じ

木に絡まったツタも紅葉しはじめている。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1084619.jpg

蝶の姿はないので、お茶の花を使って機能の確認。
10mm(35m換算27mm)で撮ったもの。
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_1094595.jpg

左の花にオオカバマダラ、背景は海岸ってイメージなんだけど…そんな写真が撮れたらいいな。

30mm(35m換算81mm)で撮影。絞りは解放近く。(最短撮影距離というわけではありません)
小畔川(ヒメアカタテハ、1V1:2012/11/9)_f0031682_10102181.jpg

フォーカスポイントが大きく、そこに花などを入れても対象が小さいと背景にピントを持って行かれてしまう。
この辺りはコンデジと一緒だ。
小型の蝶の場合は気を付けないとだめそう。それ以外はなんとか行けるかな。

今日の夕方の便で出発します。
コメントのお返事は1週間後になると思います。

by dandara2 | 2012-11-12 10:18 | 機材 | Comments(8)
Commented by otto-N at 2012-11-12 12:09 x
旅行の場合、特に海外旅行では、持っていくカメラに迷いますね。私はマクロがわりにもなる18-135ミリズームです。チョウがいたらということで、300ミリズームをレンズだけ。この旅行のために新しいレンズを購入なさるとはダンダラさんらしいです。成果を期待しています。いってらしゃい。(仕事でなければ、もっと楽しいでしょうね)
Commented by HOUNOKI at 2012-11-12 12:57 x
道路上に止まっているヒメアカタテハを
魚露目レンズで撮ると
遠近感が強調され
迫力のある画面になりますね。
チャバネセセリもいい感じです。
蝶の背景に広がりのある風景があると
このレンズの持ち味が
生きてくるような気がします。
蝶の目線の先に道路や風景が
続いているイメージですか(^^♪
旅行、気をつけてお出かけください~
Commented by ダンダラ at 2012-11-12 13:18 x
otto-Nさん、いつもの海外旅行だと蝶の撮影のためですから、カメラはフル装備になりますけど、今回は修学旅行の引率なので・・・
ただ、担任ではなくて、生徒の自由行動がなんかいかあるので、そのときにはチャンスがあるかなという感じですね。
1V1は、マウントアダプターのFT1をつけて使うために、ボディだけしか買っていなかったので、今回は標準ズームを買いました。
キットレンズなので、本当はボディとセットで買うのが正解なんですけど。
もうすぐ出かけます。 なんとなく気が重いです。
Commented by ダンダラ at 2012-11-12 13:22 x
HOUNOKIさん、魚露目などの虫の目レンズは強調された遠近感による非日常的な視覚が魅力ですよね。
このレンズがもう少し解像力が高ければいいのですが・・それでも試行錯誤の結果多少は使える感じになりました。
ありがとうございます、何事もなければ担任ではないので暇なんですが、病人でも出ると生徒に付き添って病院に行ったりして、観光どころではなくなります。
みんなの健康をひたすら祈っています。
Commented by Sippo5655 at 2012-11-12 20:36
わ~、ご旅行楽しみですね!!
風邪気味とのこと、どうかご自愛くださいね。
最近外に出てないので、外界の様子が・・・^^;
ヒメアカタテハ、会いたいなあ。
チョウチョの目線、っていいですよね。
人の目線だけじゃ、見えてこないものがありますよね。
ウラナミシジミがお茶の花に・・初めて見ました!
お茶の花も、綺麗ですよね(*^-^*)
今年、イチモンジセセリよりチャバネセセリを多く見かけたような気がします。
Commented by himeoo27 at 2012-11-18 17:11
魚露目で地面すれすれを蝶目線で撮影した
ヒメアカタテハの画像良いですね!
今年あまりこの蝶に出逢っていないので、
一緒に撮影している気持ちで↑の写真を拝見
しました。
Commented by ダンダラ at 2012-11-19 11:40 x
Sippoさん、昨夜帰ってきました。
時差の関係か体調を崩す生徒が結構出ましたが、旅行そのものには支障ありませんでした。
ここはヒメアカタテハは結構多い場所なんで、こんな撮影には向いていそうです。
超広角写真だと、日常的な視界を超えた写真が撮れるので面白いですね。
その分マンネリ化しないようにしないとと思います。
Commented by ダンダラ at 2012-11-19 11:42 x
himeooさん、魚露目の写真は面白いですよね。
ちょっと新鮮な感じでいいと思います。
ただ、これに慣れてしまうとマクロで撮った写真がつまらなくなってしまいそうで少し怖いです。
ヒメアカタテハも今年は少ないでしょうか、ここは比較的多い場所なのであまり感じませんが、今年は蝶全般に少ないですね。


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