2010年 10月 24日

小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)

以前キリシマミドリシジミの雌を撮影した時、12m位の距離(当時はそう思ったが今日見てみると20m位あったかな)から撮影して、肝心のキリシマミドリシジミが滲んでしまって悔しい思いをした。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_2342388.jpg


やはり300mmの単焦点レンズが必要かなと思ったけど、値段と大きさの点で躊躇していた。
ところが先日タムロンから60周年記念レンズと銘打って、70-300のズームレンズが発売された。
MTF曲線をみるとかなり優秀なレンズの感じがする。(クリックで拡大)
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_2343595.gif
タムロンSP70-300 f5.6

現在持っているニコンのVR70-300のMTF曲線よりは明らかに良い。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_23435025.gif
ニコンVR70-300:300 f5.6

さすがに単焦点の300mmはすっきりとしたラインで描写の優秀性が推測されるけど、タムロンの300でのラインも、普通のデジイチのAPS-Cサイズ(横軸15の値まで)に限定して言えばこれにに匹敵する感じだ。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_2344599.gif
ニコン Ai AF-S300 f4

値段も単焦点の300mmに比べると1/3以下の5万円前後。
それで先日購入してしまった。

大きさはほぼニコンの70-300と同じだけど、やや太めで、レンズフードがかなり大きい。
最短撮影距離は1.5mでニコンと同じ。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_2345881.jpg

左 タムロン SP70-300 右 ニコン Ai AF-S 70-300

最初に300mmでピント位置の確認をしてみる。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_2345521.jpg
左:調節前   右:調整後

10の目盛り位置にピントを合わせたけど、やや後ピンで10と11の間にピントが来ているようだ。
1.5mの距離で撮影して5mmのズレはかなり大きい。
D300sは個々のレンズ毎にピント位置を微調整できるので(他のカメラでも出来るのかどうか良く知らない)、調整したものが右の写真。
良く見ると、9.5の位置の線の太さと10.5の線の太さを比較すると、10.5の方が若干すっきりしている。
まだ少し後ピンかも知れない。

今日勤務から帰って外で試写してみた。色々撮影して比較しないといけないので、動かないコスモスで試してみることにする。
まず、10mの距離から撮影。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_234727100.jpg

中央の花を拡大してみた。以下の写真はすべて、左がニコンの70-300、右がタムロンの70-300になる。
花心の様子では、タムロンの方が良く見える。背景のボケもきれいなようだ。(クリックで拡大)
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_23484998.jpg
ニコンD300s 300mm f5.6 ISO1000  距離10m (左ニコン 右タムロン)

f11まで絞ってみると、明らかにタムロンの方がシャープで、ニコンの像はタムロンの絞り解放時の像に近い。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_23492060.jpg

ニコンD300s 300mm f11 ISO1000  距離10m (左ニコン 右タムロン)

次に2mの位置から撮影してみる。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_2350325.jpg

f11まで絞った像で拡大してみると、ニコンの方が良く解像している。
像の大きさが若干違うのは、レンズを交換する時に、カメラバックの所に戻って、再度撮影位置に立った時に若干距離がずれてしまったためだ。
小畦川便り(タムロン70-300:2010/10/23)_f0031682_2351568.jpg

ニコンD300s 300mm f11 ISO1000  距離2m (左ニコン 右タムロン)

ただ、良く見るとタムロンの方は後ろの花弁の方にピントが来ていて、こちらは明らかにニコンよりタムロンがシャープ。
ピントを調整した時に、若干後ピン気味だったのがここで影響してきたようだ。
それを考えに入れると、互角か若干タムロンがよいかなと言う感じ。

ただ、ここまで寄れる場合は、さらに優秀な描写をするマクロレンズで撮影すればいいので、距離が離れた時の解像度が問題になる。

ニコンの70-300はかなり優秀なレンズという評判で、実際その通りだと思うが、ぎりぎりの所で今ひとつという感じがしていた。
タムロンの70-300は、タムロンが60周年記念レンズと言うだけあってかなり優秀なレンズだと思う。
ニコンの300mm単焦点レンズかがどんな描写をするのかわからないけど、このレンズでも今までよりは少しは安心して撮影できそうだ。

by dandara2 | 2010-10-24 00:02 | 機材 | Comments(10)
Commented by 6422j-nozomu2 at 2010-10-24 12:47
ニューレンズお買い上げですか。なるほど、ニコンよりもタムロンの方が確かに解像度がありますね。遠方にいるキリシマミドリシジミ。来年はこのレンズでばっちり決めてくださいまし。
Commented by ダンダラ at 2010-10-24 21:54
ノゾピーさん、安くて良いレンズはないものかと物色していますが、なかなかこれと言ったものはありません。
今日は天気が悪かったので自宅付近で試し撮りをしましたが、その結果を見てみて、実はノゾピーさんもお使いのシグマの70-300の性能の良さにビックリしました。
f8では300mmでも充分使えますね。
値段は2万円を切りますから、超お買い得でしょうか。
Commented by thecla at 2010-10-24 22:13
コストパフォーマンスの良い長玉ズーム、何がよいのでしょうか。
SIGMA70-300mm手振れ補正レンズが出たので気になっています。
SIGMAの手振れ補正無しの70-300mm、ボディに手振れ補正機能があればコストパフォーマンス最高かもと思っていますが、CANONなので・・・。
Commented by ダンダラ at 2010-10-25 07:57
theclaさん、シグマからもそんなレンズが出たのですね。
家内が使っていて様子が分かっているつもりでチェックしませんでした。
このレンズ、昨日試してみた範囲では線がやや太めに出ますけど、十分使えますね。
とくにネットに載せる写真では線が太い分、コントラストもはっきりして使いやすいように思いました。
Commented by ヘムレン at 2010-10-25 21:19
ふ~む。。なかなかシビアですね。
タムロンの新しいレンズ・・・なかなか優れものですね。
望遠で蝶を撮るには、いろいろな条件が入ってきて、いまだに難しさを痛感しています。
Commented by ダンダラ at 2010-10-26 09:41
ヘムレンさん、目的が近寄れない場所の蝶を確実に撮影したいというのと、3台体性なので、持ち歩きに負担にならない大きさ、重さというのがあるので、なかなか難しいです。
もちろん費用の問題もあるし。
基本的にマクロレンズ中心で行きたいので、望遠レンズでその行動が制限されたり、使用頻度の少ないものに大枚を出すのはいやですからね。
Commented by yoda-1 at 2010-10-26 18:19
新レンズご購入、おめでとうございます。

チャートの見方が分からないので、今度よく勉強しておきます。
よく状況を踏まえずの発言で失礼しますが、
ご紹介いただいているコスモス画像の比較ですが、画像のシャープ差の比較では
両者のピント精度を合わせる必要があり、簡単にできそうで、難しいものだと思いました。
Commented by ダンダラ at 2010-10-26 21:10
yodaさん、ありがとうございます。
おっしゃるように、こういった比較では、ピントをきっちりと合わせておかないといけないですね。
ピンボケ画面で比較されたのでは、レンズ開発者も泣くでしょう。
それにはきちんとピント調節したレンズとカメラのセットで、大型の三脚に固定してレンズチャートを撮影するのが良いのでしょう。
私がしたようなのは、体も揺れるし花も揺れるしで、比較にはならないかも知れないです。
ただ、実際には何台か持ち歩く時の取り回しの便利さとか、かまえた時のバランスの良さとか、そう言ったものの総合結果が写真の出来に反映されたくるので、あくまで私の撮影現場に即した、自分なりの比較だと思っています。
Commented by アポゾナー at 2011-09-12 14:26
戻る時、撮影位置がずれた ではなく、最低でもハスキー3段に固定して撮影してもらわないと、描写テストにならない。 f11など絞った描写真など、どうでもいい。 シノゴ用レンズではないのだから。 開放から1段絞り辺りの描写をユーザーは見たいのである。
Commented by ダンダラ at 2011-09-12 16:18
アポゾナーさん、ご指摘ありがとうございます。
これはあくまで、私が野外で使う時に納得して使いたいためのテストですので、自分の常用でどんな写りをするかを確認してみただけです。
こういったことをテストしている方には不十分なテストでしょうが、その点はご容赦下さい。


<< 小畦側便り(蝶の休止姿勢:20...      クロツバメシジミ敗退(2010... >>