2010年 03月 27日

五十嵐 邁展

今日(3/26)は勤め帰りに「五十嵐 邁展」を見に行ってきた。
直接お会いしたことはないけど、テングアゲハの生態解明の素晴らしい業績は知っていたし、それが紹介された雑誌も持っている。
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会場に着くと、奥様が受付をされていた。
会場は狭いけど、標本は素晴らしかった。
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初めて実物を見るシボリアゲハ、ウンナンシボリアゲハ、シリアアゲハなどには圧倒された。
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テングアゲハの標本には生態を解明した時の感動がそのまま残っているように思えた。
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オウゴンテングアゲハというのだろうか、こちらもすごい。
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それにスナップは撮らなかったけど、図鑑を作る時の幼虫などの手書きの図は素晴らしかった。
田淵行男さんもそうだけど、一つのことに秀でる人は芸術家としても一流なんだなと感じた。

by dandara2 | 2010-03-27 00:42 | Comments(14)
Commented by himeoo27 at 2010-03-27 08:10
凄い標本と資料ですね、1種の蝶を見るだけでもフーフー言っている
ヒメオオとしては、ただただ溜息をつくばかりです。
実物をみると、きっと圧倒されるのでしょうね!
Commented by ダンダラ at 2010-03-27 09:02 x
himeooさん、そうですね。
ここに載っている写真は、それぞれどの1種をとってもその発見や生態の解明にすごいドラマがあって、そんなことに思いを馳せながら、そのご当人の標本を眺めるというのは格別のものがあります。
とは言っても、私はあんまりよくは知らないのですけど・・・
期間は29日までで、田端の駅から歩いて10分ちょっとのファーブル昆虫館でやっていますから機会があれば見に行かれては如何ですか。
Commented by 22wn3288 at 2010-03-27 10:06 x
「アゲハ蝶の白地図」という本を書かれた 五十嵐さんですね。
この本とても面白く、かつ感動的で、何回も繰り返し読みました。その時の標本は素晴らしいだろうと思います。奥様も一緒で活躍されたようです。写真を見せて下さって有難うございます。
Commented by clossiana at 2010-03-27 10:54
友達から「アゲハ蝶の白地図」を借りて読んだのですが、後で欲しくなって自分でも買ってしまいました。生活史の解明の段もその執念が凄かったですが他の全編にわたって何かすさまじさが感じられ圧倒されてしまいました。時間の都合で見には行けませんが残念です。
Commented by ダンダラ at 2010-03-27 16:17 x
22wn3288さん、「アゲハ蝶の白地図」ではなく、ブログに追加した雑誌で知りました。
この本は、ゼフの生態なども詳しく書かれていて、とっても勉強になりました。
ただ、「アゲハ蝶の白地図」は読んだことがなかったので、早速取り寄せることにしました。
月曜日に届く予定です。
Commented by ダンダラ at 2010-03-27 16:22 x
clossianaさん、そんなわけで、「アゲハ蝶の白地図」は読んだことがなかったので、月曜に届いたら読んでみることにします。
基本的に標本には興味がない私ですが、五十嵐さんの標本はチョウに対する愛情が感じられる素晴らしいものでした。
Commented by chochoensis at 2010-03-27 18:21
ダンダラさん、この本は2冊とも持っていますが、なんといっても、「テングアゲハ食樹解明の国際電報」の実物写真!に驚きました・・・いつかこの電報を見たかったので、時間が取れれば行ってみたいです!!!素晴らしい・・・。
Commented by ダンダラ at 2010-03-27 19:39 x
chochoensisさん、食樹解明の国際電報の標本箱は永久保存とかの扱いらしくて、その時すぐにはそのことまでは思いつかなかったのですが、ああこれがあの時のものかというのは分かりました。
3階でお茶の接待などもあるので、いらしたらお話でもされていくと良いと思いますよ。
Commented by mmerian at 2010-03-27 20:47
私も本を2冊読みました
読んで、日々の中の喜びが伝わりました
近ければ、ぜひ行きたい展示会です
残念!
Commented by ダンダラ at 2010-03-28 01:10 x
mmerianさん、コメントは入れ無かったように思いますが、本のお話はブログで拝見しましたよ。
すごい勉強家だと感心しました。
私の方は、ここ数年は小遣いは高速代とガソリン代にほとんど消えていて(たまにカメラ代にも)、本を買うゆとりがありませんでした。
このところ少しゆとりが出来たなと思ってよく考えると、高速代が安くなって、ガソリン代もしばらく落ち着いてるんでしたね。
やはり知識は多ければ多いほど良いですね。
私もゆとりがあるうちに以前のように本を読もうと思います。
Commented by maeda at 2010-03-28 17:49 x
余り期待しすぎるとがっかりするかもしれないと連絡があった展示会ですが、さすがにテングアゲハは凄いですね。見に行きたかったです。
Commented by thecla at 2010-03-28 19:02 x
先日、何となく「アゲハ蝶の白地図」を読んだところでした。土曜日に午前中仕事があって帰りに寄ろうと思ったのですが、他の用事もあって結局いけませんでした。
テングアゲハは凄いですね、やっぱり。これの生態写真をなんて思うとえらいことになるので思わないことにしないと(笑)
Commented by ダンダラ at 2010-03-28 19:24 x
maedaさん、標本を趣味としている人にはどうか分かりませんが、私には充分面白かったです。
標本も業者から購入したりしていると、ほんとに切手集めと大して変わらないし、チョウに対する愛情もどうかなと首をかしげますが(我々が温室で撮影するような感じかな)、自分で採集と言うことになるとすごいことだなと思いました。
Commented by ダンダラ at 2010-03-28 19:28 x
theclaさん、「蝶の白地図」先ほど私のところにも届きました。
天気の悪い休日にでもゆっくり読もうと思います。
テングアゲハもだし、シボリアゲハ、ウンナンシボリなどの写真も撮りたいと思ったりもしますが、それはロマンとして、何時かチャンスがあれば位に思っておきたいですね。


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