2009年 07月 09日
カシワ系のゼフが全体的にやや早めのようなので、別のポイントへ移動する前にクロシジミを観察に行った。 長野県ではクロシジミは絶滅寸前でほんとに限られた場所にしか生息していないとのこと。 胸まであるススキを掻き分けながら探すと、何頭かのクロシジミが現れた。時期的にはまだ♂の時期の感じで、盛んにテリ張りしては追飛を繰り返していた。 朝露でズボンはぐっしょりになったが、アイノミドリを求めて次のポイントに移動。 ここではゼフ類はあまり良い写真が撮れなかったけど、コヒョウモンモドキが今年も迎えてくれた。 昨年もかなりの枚数を撮影しているので、今年は飛翔狙い。 飛翔コースが単純なので比較的撮影しやすい。 翅を打ち下ろして表面が見えるところ。 こちらは裏面、きれいにピントが合ってくれた。 これは裏表とも撮影できた。背景からもわかるように一連の撮影の中できれいに捉えることが出来た。 飛翔を狙って♂を追いかけていたら、アザミで吸蜜している♀のところに止まった。 マクロ用のカメラに変えている時間がないので、飛翔用のままノーファインダー、目測で撮影。 うまくピントが合っているか心配だったのでカメラを変えようとしたら♂が離れてしまった。 後で写真を見ると一応ピントが合っていたので一安心。距離感がだんだん身についてきたようだ。 その後キマダラモドキのポイントに移動。 やや早いかなという気もしたけど、新鮮な個体を何頭か見ることが出来た。 最初に見かけたのは♀、いつもは発生期の終わりごろに見ることが多いのでこのように新鮮な個体を撮影出来てうれしい。 そのうちcactussさんが、明るいところに止まってるキマモがいると知らせにきてくれた。 駆けつけてみるとこちらは♂のようだ。 ミヤマカラスシジミの様子を見に行っていたkmkurobeさんから、スジボソヤマキが交尾しているとの連絡が入り、みんなでそちらに移動。 葉の裏で交尾しているペアは指差して教えてもらってもすぐにはわからない。良くこんなのを見つけたなと思って聞くと、他の♂が絡んでいて見つけたとのこと。 近くでは他の雌雄も絡んでいたので、とっさにマクロで撮影。 ノイズを避けるためにISOを250に設定して、絞り優先なので動体ブレをしてしまった。 カメラの進歩は早いので、最近のカメラを使っているとD200の古さを感じてしまう。 孫が生まれた時に買ったから、まだ2年と7ヶ月。うーん・・・・
by dandara2
| 2009-07-09 10:21
| 交尾
|
Comments(18)
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banyan10 at 2009-07-09 11:03
クロシジミも気になりましたが、全部を1日でというのは難しいところですね。
コヒョウモンモドキの飛翔は見事ですね。 キマダラモドキの雌は綺麗ですね。これを見ると、もう少し早く到着したかったです。
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cicada_nana
at 2009-07-09 18:08
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こちらでは、まずお目にかかれない蝶たちのオンパレードにため息すら覚えました
クロシジミは居るそうなんですが私はまだ見たこともありませんし ヤマキチョウやヒョウモンモドキなんかも未知の世界です とても素晴らしい飛翔にも圧巻されてしまいました。
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ヘムレン
at 2009-07-09 19:56
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コモドキの飛翔!素晴らしいです!(^^)さすがです。
いくらゆっくり飛ぶとは言っても、なかなかこれほどは撮れないですよ。 スジボソヤマキも、とまっているときは、どちらがメスだかわかりませんでしたが、飛翔でははっきり色の違いがでていますね。 クロシジミ・・今回は、寄ることができませんでした。オスの発生初期なんですね。綺麗な個体です(^^)
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himeoo27 at 2009-07-09 20:43
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Lycaenidae at 2009-07-09 23:39
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maeda
at 2009-07-10 06:07
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ダンダラ
at 2009-07-10 09:26
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banyanさん、確かにそれぞれ活動時間が決まっているので、その時間内にあれもこれもは難しいですね。
キマルリみたいに活動時間が後半にずれているといいんですがね。 キマダラモドキの♀は今でないとこんな感じできれいに撮るのは難しそうですね。 それでも適期に行けばほぼ確実に撮影できそうですから、大丈夫ではないでしょうか。
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ダンダラ
at 2009-07-10 09:34
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ナナミさん、自分の地域に生息していないか、数の少ない蝶は難しいですね。
私の場合も、関東平野の真ん中に住んでいますので、自宅周辺ではあまり蝶の種類も多くなくて、時期になると遠征につぐ遠征です。 渋滞のない地域に住んでいる方がうらやましくなりますが、その分何処にでも行きやすいと思って納得しています。 コヒョウモンモドキの飛翔、飛翔のエキスパートのナナミさんにほめていただけるとうれしいです。
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ダンダラ
at 2009-07-10 09:38
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ヘムレンさん、有難うございます。
最近ではようやく撮影したときの手ごたえで、撮れたかどうかがわかるようになりました。 だんだん自分の距離感が決まってくると、撮りやすくなる反面パターン化してしまうので、そのあたりが難しいですね。 クロシジミは昨年は13日に行ったときにはかなりぼろでしたので、今年はちょうど良かったみたいです。 ここのは一斉に羽化する感じです。山梨あたりだとかなりだらだらの発生なんですが。
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ダンダラ
at 2009-07-10 09:43
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himeooさん、スジボソヤマキは肉眼で見ると色合いの違いで♂♀がだいたいわかりますけど、交尾シーンの写真のような場合には区別が難しいですね。
野外で観察しているとほんとに興味深いことが多いです。それが写真に残せるようにしたいですけど、これがなかなか難しいですね。
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ダンダラ
at 2009-07-10 09:48
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Lycaenidaeさん、ありがとうございます。
コヒョウモンモドキはちょうどメスを探しているときで、飛翔スピードも落ちていましたので何とかなりました。 かえって難しいのは、止まっているのをノーファインダー、目測で撮影するときで、ピンボケを量産することが多いですけど、カメラを変えていたら逃げられそうなのでエイヤッとやってみました。 ちゃんと撮れていて自分でもびっくりです。 今から考えると、ファインダーを覗きながら体を前後させる手もあったなと思いますが、そのときはそんなこと考える暇がなかったです。
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ダンダラ
at 2009-07-10 09:52
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maedaさん、おっしゃるようにスジボソの交尾期は越冬前に行うというくらいであまりはっきりとは書いていないみたいですね。
ご指摘を受けて思い出しました。撮影中はそんなこと何も考えていませんでした。 ここで観察した限りでは、他にも求愛をしているカップルがいくつか見られましたので、♂はチャンスさえあればいつでも交尾するのでしょうか。
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chochoensis
at 2009-07-10 16:58
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ダンダラさん、=キマダラモドキ=・・・流石に綺麗に撮影されていますね・・・こういう場面にもう一度であってみたいです・・・素晴らしい。コヒョウモンモドキの飛翔写真が素敵です!
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kenken
at 2009-07-10 21:36
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コモドキにキマモにボソキにクロシ・・・う~ん、ゼフ以外もえぇ蝶だらけですね。
コモドキ、最近ご無沙汰なので撮りたいなぁ~ キマモの♀は翅裏の白っぽさが最高です。 クロシは微妙が翅表の紫がチラリとのぞいてますね。 ボソキの交尾、何度見ても月光仮面のトレードマークに見えますわ。(笑)
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ダンダラ
at 2009-07-11 08:53
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chochoensisさん、キマダラモドキは数が少なくなってなかなか撮影は難しくなってきましたね。
幸いここにはある程度の個体数がいて、撮影も比較的しやすいので、昨年からは撮影させてもらっています。 コヒョウモンモドキの飛翔は思ったよりもきれいに撮れて喜んでいます。
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ダンダラ
at 2009-07-11 08:56
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kenkenさん、撮影中は目的のゼフの翅表が撮れなかったのでなんとなく消化不良の感じがしていましたけど、後で写真を整理してみるとそれなりのものが撮れていました。
これも案内していただいたkmkurobeさんのおかげと、信州の懐の深さでしょうか。 クロシジミはなかなか翅表の紫が撮れなかったのですが、飛翔では少し出てますね。
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cactuss at 2009-07-12 16:30
どの写真もきれいに撮影されていますね。
特に飛翔写真はすばらしい。連写音からして、小生のものとは全然、違いました。 3年経っていないのに最新のものに比べ、見劣りしてしまうとはデジカメの進歩はすごいですね。
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ダンダラ
at 2009-07-13 09:38
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cactussさん、飛翔は距離感さえそれなりになってくると、あとは機械のおかげで以前よりは撮影できる確立が増えました。
撮影枚数が多いと、撮影中に微妙に距離を調整できるので、後で見ると写っていることが多いです。 3年前のD200は常用ISO感度やノイズの点で今のD90と比べても劣ります。 比較の対象がなければ問題ないですが、片一方で撮れて、片一方ではうまくいかないと、自分の腕を棚に上げて考えてしまいます。 |
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