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2014年 10月 29日

ムシャクロツバメシジミ(2014/10/25)

ムシャクロツバメシジミは本来日本には生息していない蝶だけど、2013年の秋から名古屋で発生している。
屋上緑化用に中国から取り寄せた植物に卵がついていたらしい。

2014年4月に名古屋市環境局がこのチョウの駆除を行って、250人ものボランティアが参加したとのこと。


蝶マニアが放したものでなく、人間の生活の変化から侵入してきた蝶なので、一度見ておきたいと思ったけど、駆除されちゃったら仕方ないなと思っていた。

9月に入ってブログ仲間の旅友さんのブログで発生していることを知り、自分でも見たくなって、撮影に行かれたさっちゃん♪さんから情報をいただき、naoggioさん、横浜のYさんと撮影に行ってきた。
また、kazenohaneさんとは現地でお会いすることができた。

発生地には食草のツルマンネングサが点々と繁茂している。

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手前右側の青緑色の部分がそれだけど、草の間にもたくさん生えていた。
4月の駆除は対岸の部分で行われ、こちら側は手つかずだったらしい。

探し始めてしばらくは見つけることができなかった。

それほど個体数は多くないと言うことだったし、採集者の姿もたくさんあったので、撮影できなくても仕方ないなと思っていたけど、わざわざ出かけてきて手ぶらで帰るのはやっぱり悔しい。

小一時間探して、発生地の端の方に来たので引き返し始めたら、土手の斜面の草むらをちらちら飛ぶムシャクロツバメシジミを発見。

近くにいたnaoggioさんに "いた" と声をかけて追いかける。

なかなか止まらず焦るけど、ようやく止まったところを見ると間違いなくムシャクロツバメシジミ。
在来種のクロツバメシジミと比べると、黒い斑点の部分がはっきりとしている。

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翅を開いたところを見ると、青い斑紋列があって、海クロツを連想させる。
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クロツバメシジミに比べると、黒点が大きい以外に、前翅基部に黒点があるのが特徴。

ムシャクロツが止まっているのが食草のツルマンネングサ。

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土手の斜面にたくさん生えていた。

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最初はなかなか止まらなかったけど、食草の近くに止まったら落ち着いたのかずいぶんゆっくりしてくれた。

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この赤っぽい草にもよく止まっていたけど、食草かどうかはわからない。
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産卵体制はとらなかった。


吸蜜している個体はいないかと気にしてみていたけど、撮影中は見つからず、土手のコンクリートの部分に時々止まっていた。

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時々腹部を曲げて産卵しそうな様子を見せるけど、なかなか産卵せず、また産卵しても尾端が草の間に入ってしまい撮影できない。

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それでもしつこく追いかけて、ようやく産卵シーンを撮影することができた。

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産卵時間はそれほど短くはなく、クロツバメシジミとそう変わらないように感じた。
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周囲にあまり草のない小さな草に産卵したので、後で卵を撮影しようと思う。

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この個体は産卵後翅を開いて休んでいたけど、青い斑紋列は小さめの個体だった。

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他の個体を追いかけたりして、すっかり卵のことを忘れていたら、Yさんから "卵の撮影…" と言われてはたと思いだした。

さてどこに産卵したかと思ったけど、単独に生えていた草なので少し探したら見つかった。

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卵は産卵直後は緑色をしていた。

うっかりして飲み物を買い忘れ、朝7時半から13時過ぎまで一滴の水も飲めなかった。
撮影後に喫茶店で飲んだ水がおいしかった。

皆さん成果に十分満足できたようでよかった。
naoggioさん、Yさん、楽しい時間をありがとうございました。
kazenohaneさん、さっちゃん♪さん、いろいろお世話いただきありがとうございました。




by dandara2 | 2014-10-29 08:37 | 産卵 | Comments(20)