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2016年 07月 17日

ミヤマシロチョウとミヤマモンキの配偶行動(ミヤマモンキチョウ:2016/7/10)

7月10日に撮影した、ミヤマモンキとその他の蝶。

車を置いて最初に見た蝶はクロヒカゲだった。

2頭が絡んだので、配偶行動かと思ってカメラを向けるけど、どうも桜の実に来たようだ。

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ニコンD500 ニッコール70-200


樹液に来るのは見たことあるけど、果実に来るのは初めて見た。

いつもヒョウモンチョウが多い場所に来ると、今年も出迎えてくれた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


吸水シーンは初めての撮影。


ミヤマシロチョウの撮影が一段落したときには、コヒョウモンがモデルになってくれた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


両種は、生息場所が微妙に違っている。

ミヤマシロの撮影が終わって、ミヤマモンキの撮影に向かった先で一番最初に出会った蝶はゴイシシジミ。

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ニコンD500 ニッコール70-200


ゆっくり飛んで、翅表を見せてくれたけど、このミヤマモンキのポイントでは広角での飛翔は撮れないと思っていたので、飛翔用のカメラを持ってこなかった。
絶好のチャンスだったのに残念。
ただこの個体、葉の上でストローを伸ばしているようだ。


ヒメキマダラヒカゲがシャクナゲの花にきていた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


花が終わって、ぶら下がっている花の根元に口吻を差し込んで吸蜜していた。


ミヤマモンキのポイントでは、kmkurobeさんやネイチャーKENDAMARさんがいてカメラを向けていたので、挨拶をしてご一緒させてもらう。


ミヤマモンキはすぐ目の前のネバリノギランで吸蜜をしていた。

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ニコンD500 ニッコール70-200

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家内撮影 ニコン1V2 1ニッコール70-300

吸蜜していたメスのところにオスが飛んできた。

撮影しようとカメラを向けたら、"電池がありません"のお知らせ・・・なんてこった。
慌てて交換して、撮影したけど、一番良いシーンは家内に持ってかれた。

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家内撮影 ニコン1V2 1ニッコール70-300


羽化直後のミヤマモンキのメスがいて、モンキチョウのオスが絡んでいた。

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ニコン1V3 1ニッコール70-300

最初はじっと止まっていたけど、翅が乾いたのか小飛して移動。
すぐに追いかけるようにオスがアタックする。

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ニコン1V3 1ニッコール70-300


移動した先で、オスが2頭アタックをかけた。

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家内撮影 ニコン1V2 1ニッコール70-300


一頭のオスは別のオスに驚いたのか木の下にもぐって様子を伺っている風情。
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家内撮影 ニコン1V2 1ニッコール70-300


家内が撮影したシーンとほぼ同じシーン、ここからはオス同士のバトルが始まった。

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ニコンD500 ニッコール70-200


木の下に隠れていたオス(B)が上がってきたけど、オス(A)を見上げている。

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ニコンD500 ニッコール70-200


飛んでいたオス(A)はメスの隣に止まるけど、メスよりはオス(B)の方が気になる様子。

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ニコンD500 ニッコール70-200


メスではなくオス(B)にちょっかいを出している。

オスAはオスBにとびかかっていった。

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ニコンD500 ニッコール70-200


オスBは蹴落とされたかと思ったけど、Aも勢い余って転落~。

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ニコンD500 ニッコール70-200


這い上がってきて、メスにアタックしたのはAだった。
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ニコンD500 ニッコール70-200


撮影中は、どっちがどっちだかわからず、後で写真を詳細に調べてわかった。

この後は、メスが下に落ちて(逃げて?)、オスもそれを追いかけたけど、様子がわからなくなり、恋が成就したかは不明。

皆さんはまだ熱心に撮影されていたけど、いつものチーズ屋さんも気になったので失礼して、昼食と買い物をして帰宅することにした。



by dandara2 | 2016-07-17 09:14 | 配偶行動 | Comments(16)
2015年 07月 26日

東信のミヤマシロとミヤマモンキ(2015/7/20)

7月20日はkazenohaneさん、naoggioさんと東信の山へミヤマシロとミヤマモンキの撮影に行ってきた。

昨年の7月にミヤマシロなどを撮影したいというkazenohaneさんと来たことがあるのだけど、その時は天気が悪くなにも撮影できなくて敗退した。
それで今年のリベンジを約束した。

今年は天気は何とかなりそうだけど、肝心のミヤマシロチョウがものすごく少ない。
越冬巣などは昨年の1/10位とか。

ここ数年、過剰なくらいの個体数がいたから、食樹のメギなどが丸坊主になってしまうような状況も発生していた。

その反動だろうけど、振幅を繰り返しながらも落ち着いてくれるとよいのだけど。

ミヤマシロを探していたら、雌にアタックする雄を発見。
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雌の翅は雄に引っかかれて鱗粉が剥げて薄くなってしまっている。

しばらくして雄もあきらめたけど、その後マルバダケブキで吸蜜していた。
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せっかくなので、広角でも撮影。
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反対側の翅は痛んでいなかったので、そちら側でも撮影。
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せっかくのシーンなのに、なんということのない写真になってしまった。
もう少し考えて撮影すればよかったかなと反省する。

別の所でゼフなどを撮影されていたnaoggioさんとYさんがお見えになったけど、ミヤマシロはピタッと姿を消してしまった。

探しているときに、ミヤマモンキの雄がニガナで吸蜜していた。
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全く蝶の姿がなくなってしまったので、やむを得ずに山を登ることにした。

山頂目前になって、ヒメシジミがきれいなブルーを見せてくれた。
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そういえば今年はまだヒメシジミを撮影していなかった。

厳しい傾斜の所にミヤマシロチョウが飛んできた。
急いで飛翔を撮るけど、危うくバランスを崩すところだった。
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出来の方はもうちょっと粘れればなーと言うところだけど、蝶と一緒に空中に飛び出しては元も子もないので、まあ仕方ないか。

山頂についてしばらくは、キアゲハやモンキチョウ、それにツマグロヒョウモンの雄などがいて高山らしい雰囲気がない。
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草の間にウラナミシジミを見た時には絶句してしまった。
自宅近くでもまだ見ていないのに、これはいったいなんなんだろう。

温暖化で低山の蝶がどんどん高所に生息範囲を広げ、高山の蝶は行き場を失って絶滅してしまうというのが温暖化による高山蝶絶滅のシナリオらしいけど、その現実を目の当たりにしているような感じがした。

それでもようやくミヤマモンキがイブキジャコウソウで吸蜜しているのを撮影できた。
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この個体は、その後ハクサンフウロで吸蜜などもしてよいモデルになってくれた。
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前翅の黒点が気になる・・・

こちらは別個体。
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痛んでいるけど、前翅の斑紋は本来のミヤマモンキチョウで、何かほっとする。

ところが、吸蜜中にモンキチョウの雄が絡んできた。
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今年はモンキチョウをどこでも良く見かける。
今後どうなっていくんだろう。

山頂にもミヤマシロがやってきて、吸水を始めた。
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この個体はハクサンフウロでも吸汁してくれた。
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何とか写真も撮れたので下山する。

途中ではフタスジチョウが絡んできて、指に止まって吸蜜してくれた。
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飛び立つところを撮ろうと思って指を振っても飛び立たないくらい夢中で吸汁していた。

車に戻る直前に、気にしていたゴイシシジミのポイントを見ると数頭が飛んでいる。
葉の裏側に潜り込んで吸汁をしているようだ。
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はっきりとはしないけど、両方の触角を結んだ線の真ん中よりやや右側に卵が写っている。
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別の個体が産卵したものだろう。

kazenohaneさんの一年越しのリベンジが成功してその後4人でお気に入りのチーズやさんによって遅めの昼食を食べた。
楽しい一日をありがとうございました。

by dandara2 | 2015-07-26 22:48 | 配偶行動 | Comments(8)
2015年 07月 17日

梅雨の晴れ間に2(ミヤマモンキチョウ:2015/7/12)

ミヤマシロチョウを撮影した後、少し移動してミヤマモンキを撮影した。
と言っても1♀だけだったけど、なかなか良いモデルになってくれた。

小飛してはピンク色のハクサンフロウで吸蜜する。
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雌だからなのか、いつもの素早い飛び方ではなく、花から花に小飛しては吸蜜していた。
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また小飛しては、黄色のニガナで吸蜜したりする。
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その後またハクサンフウロで吸蜜するといった感じで、両種の花の色の違いには全く頓着しないようだった。
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ある程度撮影できたので、BMCで飛び立つところも撮影した。
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吸蜜時間がそれほど長くないので、そっと近づいて撮影と言うのは難しかったけど、ようやく撮影することができた。

その後は飛翔にもチャレンジ。

とは言っても草の間を追いかけるのは、植物にもダメージがあるので、自分の横を通り過ぎた時に撮影。
ワンチャンスだったけど、これも何とか撮影できた。
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ミヤマモンキも撮影できたので、いったん車に戻り、コヒョウモンモドキを撮影にいつもの場所に行くが、まだ発生していないようだった。

それで、maximiechanさんが撮影されたという場所に行ってみる。

そこではヒョウモン類が何種類か飛んでいた。

ギンボシヒョウモンは新鮮。
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コヒョウモンモドキかと思って近づくとコヒョウモンだった。
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2頭が絡んだので、動きのあるシーンも撮影することができた。
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散々探して、ようやくコヒョウモンモドキを撮影することができた。
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すごく小さい。

車に戻りかけると、アヤメにキアゲハが吸蜜に来た。
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豪華なシーンに大喜びで撮影する。
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ふと思いついて来た東信の山だったけど、広々とした高原で撮影するのは気持ちよく、いつもの道の駅で買い物をしたり、お気に入りのチーズ屋さんで遅めの昼食をとったりして、満足して帰宅した。

maximiechanさん、いろいろお世話になりました。

by dandara2 | 2015-07-17 10:23 | 吸蜜 | Comments(12)
2014年 08月 03日

東信の高山蝶2(ミヤマモンキチョウ:2014/7/29)

7月29日、ミヤマシロの撮影ができたので、本来の目的のミヤマモンキを撮影するために山を登ることにする。

ここに来る途中では、ヒョウモンチョウの多い場所を通る。
ハクサンフウロに止まっていたので撮影するけど、モニターで確認したら前翅後角近くの黒点が融合してコヒョウモンみたいに見える。

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あれ、ここにはヒョウモンがいるはずなんだけどと思いながら、ミヤマシロのポイントまで歩く。
そのすぐ近くで撮影したヒョウモンは明らかにコヒョウモン。
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自宅のPCで確認するけど、最初のヒョウモンはコヒョウモンではなくてヒョウモンチョウと判断する。(ご意見をお願いします)

以前もそうだったけど、ここは混生地なので判断が難しい。(微妙にすみ分けているように思うけど)
他の場所に比べて、前翅の黒点が融合したヒョウモンチョウの比率が高いように思う。

ミヤマシロのポイントでイブキジャコウソウに来ていたのはヒョウモンチョウ。

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いよいよ山を登り始めるけど、途中にはクロヒカゲとヒメキマダラヒカゲが多い。
両種とも敏感で、きちんと止まってくれないので、歩きながら飛翔を撮影する。

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足元のウツボグサに黄色い蝶が止まっているのでびっくりして足を止める。
一瞬ヤマキチョウかと思って喜ぶけど、スジボソヤマキチョウのようだ。

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小飛して近くのウツボグサにとまった。ちょっとだけ翅を開閉したけど、その瞬間がうまく写っていた。
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標高が上がると、コヒョウモンモドキが現れて登山道を飛び始める。

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山頂直下ではイブキジャコウソウで吸蜜してくれた。
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外縁の斑紋が薄くて、見慣れたコヒョウモンモドキとは違った印象を受ける。
コウリンカでも吸蜜してくれた。
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いよいよミヤマモンキのポイントだけど数が少ない。
そうかと思うとモンキチョウだったりする。
それでも先着して撮影されていた方が、吸蜜してますよと教えてくれる。

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雄も雌も、その場所に一株だけ咲いていたコウリンカで吸蜜することが多かった。
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ちょっと危ない場所に咲いていて、かがみながら、身を乗り出して魚露目で撮影するときには、一歩間違うと10mはまっさかさまと言う感じ。
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ここで不思議だったのはモンシロチョウがいたこと。

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2000mを超える場所で、ハクサンフロウで吸蜜している個体はとても新鮮で、下界で見るそれとはまったく違って見えた。



by dandara2 | 2014-08-03 10:42 | 吸蜜 | Comments(20)
2013年 07月 16日

東信の高山蝶(2013/7/14)

7月14日の日曜日は、東信にミヤマシロチョウ、ミヤマモンキの撮影に行く。
3連休の中日と言うことで、渋滞が気になったけど、行きはある程度混んでいたけど、帰りはいつも位の混雑だった。
朝、6時ちょっと過ぎに家を出て、途中のお気に入りの道の駅で朝食と、野菜や果物などの買い物をして9時少し過ぎに駐車場に着く。
曇りで、半袖では肌寒い位の気温。

最初にミヤマシロチョウのポイントに行くと、ミヤマシロチョウが木の間に休んでいる。
その内薄日が差すようになると、チラチラと飛び始めた。
取りあえず撮影してほっとしていると、「フィールドノート」のtheclaさん、「蝶の観察記録」のmaedaさんがいらしていた。

聞くと、すでに登山してミヤマモンキを撮影し、下ってきてミヤマシロを撮影したとのこと。
天気があまり芳しくないので、移動されるところだった。
お二人と立ち話をしていると、「浅間暮らし2013」の浅間の煙さんもいらした。

やはり天気が今一なので移動されるところとのこと。
こちらがこれから撮影を始めるとお話しすると、親切にも再度ポイントまで戻っていただけるとのこと。

昨年はミヤマシロが大発生をして、食樹にはたくさんの卵塊が見られたけど、今年はその影響でメギが丸坊主になってしまっている。(背景の木)
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一部には新しい芽吹きがあるけど、今年の母蝶は無事に産卵できるんだろうか、メギが立ち枯れたりしてしまわないだろうかといろいろ気になる。

成虫自体はそこそこの数がいて、いろいろな花で吸蜜をしていた。
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家内撮影

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飛翔も撮影するが、またまた露出がおかしい。
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何とか調整をしてみられるようにはなったけど、自宅でじっくり原因を追及しないといけないようだ。

ミヤマシロチョウがほどほど撮影できたので、ミヤマモンキを撮影しに山を登ろうと思って浅間の煙さんに挨拶をして移動を始める。
歩き始めてすぐにミヤマモンキが飛んできて、ハクサンフウロで吸蜜した。
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家内撮影

その後、すぐ隣にあるタカネナデシコでも吸蜜を始めた。
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吸蜜時間は短かったけど、タカネナデシコでの吸蜜は初めて撮影できたのでうれしい。
ここでチャンスがあるならと言うことで、登山は中止してもう少し粘ることにする。
その後も何度かチャンスがあったけど、なかなか思うようには撮影できない。
ようやく吸蜜してくれたこの個体は、前翅の裏側にモンキチョウのような黒点があるので、最初はモンキチョウかなと思ってしまった。
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ただ飛び立ったときには前翅の翅表はミヤマモンキのものだった。
この個体は近くに咲いていたクモマニガナ?でも吸蜜した。
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飛び立ったときに偶然翅表を撮影することが出来た。
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ピンボケだけど、完全なミヤマモンキチョウだ。
気になったので帰宅後、藤岡大図鑑でも調べてみた。
これほどはっきりした個体はいなかったけど、いくつかそれらしい個体の写真もあったので納得。

他にもいくつかの種類を撮影したけど、それは次回。

当日お世話になった方々、ありがとうございました。

by dandara2 | 2013-07-16 10:16 | 吸蜜 | Comments(20)
2011年 07月 27日

北アルプス遠征(タカネヒカゲ:2011/7/22-23)

7月22.23とNature Diaryの虫林さんと北アルプスにタカネヒカゲを撮影に行って来た。
タカネヒカゲはもう30年以上前に登って、その時は運良く交尾、産卵も撮影できたのだけど、ポジフィルムの時代だったので、デジタルでも撮影したいものだと前々から思っていた。
ただ、タカネヒカゲは2500m以上のハイマツ帯に生息しているので、なかなか決心が付かずとうとうここまで来てしまった。
だんだん体力的にも限界が近づいているのでチャンスを狙っていたのだけど、虫林さんが出掛けられるというので一緒に連れて行ってもらうことにした。
他の登山者に追い抜かれながらゆっくりゆっくり登って、登り初めてから6時間で目的の山頂に着いた。
山頂は天気が悪くガスの中。山小屋でしばらく休憩しているとガスがきれてきたのでいよいよ撮影に出てみる。
しばらくすると虫林さんがハイマツに止まるミヤマモンキを見つけて教えてくれた。
やれやれこれで零敗は免れたなと思いながら撮影。
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この後ミヤマモンキはぽつぽつ現れて、ハクサンシャクナゲで吸蜜などもしてくれた。
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この個体は飛び立ってもまた吸蜜に戻ってくるので、吸蜜を終えて飛び立つシーンを狙う。
吸蜜を終えて蝶の頭が動き始めたらシャッターを押し続けていると、うまい具合に翅表が写っていた。
裏面は少し傷んでいるけど、翅表はきれいな個体だ。
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その後飛び立った所もうまく写っていた。
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また、きれいな♀が産卵シーンも見せてくれた。
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この日はガスでとうとう槍・穂高は姿を見せてくれなかったし、肝心のタカネヒカゲは何頭かが姿を見せたものの、止まることなく風に乗って姿を消してしまった。
明日の午前中は晴れそうなので、それに期待して早く休むことにした。
休日前なので山小屋も空いていてラッキーだった。

翌日4時前に目がさめ外を見ると、空には星が見え、槍・穂高のシルエットもくっきり見える。
朝食前に外に出て槍・穂高を眺める。
30数年前に来た時にも、この雄大な風景を眺めてすっかりファンになってしまった。
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朝食後、いよいよ撮影開始。
はたしてタカネヒカゲは撮影のチャンスがあるだろうか、不安な気持ちを抑えながら歩き始める。
途中では穂高を背景にしたブロッケン現象も観察できた。
自分の影に虹が出ている様子をみて、今日はよい結果が出るといいなと思いながら撮影する。
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しばらくすると、虫林さんが呼んでいる。
駆けつけると、ハイマツの中に2頭のミヤマモンキが止まっていて、背景には槍が見えている。
願ってもないシーンなので大喜びで撮影。
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その後、交尾中のミヤマモンキも見つけることが出来、これも大喜びで撮影。
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まだ朝が早いせいか、ハイマツに止まるミヤマモンキをいくつかみつけることが出来たので、穂高を背景に撮影するが、雲が上がってきて山頂を隠してしまったのが残念だ。
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少し離れた場所で♀がチラチラと飛んでハイマツに止まったのが見えたので近づくと、新鮮な個体が良い感じで止まっていた。
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この個体は止まったまま動く気配がないし、周囲はガスに包まれて眺望も全くきかなくなったので、クロマメノキの花にとまらせて記念写真。
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時間もかなりたって、本来ならばタカネヒカゲが飛び回るはずなのにほとんど姿が見えない。
結局今回は撮影できずに次にチャレンジするしかないかなと思い始めるが、少し気になる窪地が眼に入った。
虫林さんにあそこがくさいですねと話をすると、見に行ってくるとのこと。
このあたりの行動力が普段の研究活動を支えているんだろうなと思いながら、周囲に気を配りながら様子を見ていた。
そのうち虫林さんが呼んでいるので急いでその場に行くと、タカネヒカゲがハイマツに止まっていた。
ちょっと羽化不全の個体だけど、やれやれこれでデジタルでも撮影することが出来たと喜びで一杯になる。
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その後日が射すとチラチラと幾つかの個体が飛び出したので、羽化不全でない個体も撮影することが出来た。
これは前翅に黒っぽい発香鱗が見えるので♂だろう。
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広角でも撮影、背景が北アルプスでないのが残念だけど場所の雰囲気が比較的出た。
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♀も現れて時々絡むが、足元が悪いし植物を踏み荒らすわけにも行かないので、なかなかうまく近づくことが出来ない。
2頭が止まった所を撮影するのが精一杯だった。
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右側の♂の方は少しだけ翅を開いてくれた。
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♀の方は少し飛んでは止まるので、そっと追いかけて撮影。
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虫林さんも来て撮影されていたが、そのうち、刺激を加えて止まった直後に開翅するようだとの話。
そこで、二人でこの♀を少し刺激して開翅した所を撮影することにした。
開翅する時間はそう長くないので、二人で何度もチャレンジし、ようやくそれなりの写真を何枚か撮影することが出来た。
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こちらの写真では、地衣類の上で開翅しているので、ちょっとお気に入りかな。
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槍・穂高が見られる稜線にもタカネヒカゲは飛んでくるようになって、広角で撮影しようと少し粘るが、気温が上がったせいか近づく前に逃げられて、撮影のチャンスはなかった。
下りは登る時よりもきつく、前日の雨で足元も滑り、何度か転びながらようやく下山した。
虫林さん、いろいろありがとうございました・

by dandara2 | 2011-07-27 11:28 | 交尾 | Comments(34)
2008年 07月 28日

ミヤマシロチョウ、マーキング調査

7月27日は蝶類保全協会のミヤマシロチョウ調査に参加してきました。
ミヤマシロチョウを捕獲して翅にマークを付け、それを再捕獲することによって一定の地域の個体数を推定する方法で、同時に何ヶ所かでマークするペンの色を違えることによって、移動距離も推定しようと言うものです。
高校の授業では必ず教える方法ですが、実際に自分の手でやるのは初めてでかなり面白かった。
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最初調査地に着いたときにはガスが多く、マークできるかどうか危ぶまれたけど、調査開始の10時が近づくとガスが晴れてきた。それぞれがグループに分かれて調査ポイントに移動。この日最初にマークしたのは交尾拒否行動をしているペアだった。一度に2頭もマークできるというおいしいスタートだった。
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ここのポイントでは結局21個体にマークして、そのうち12頭が再捕獲だった。他のグループは再捕獲率がもっと高かったけど、ここでは気になるポイント調査をしようと言うことで少し移動したせいだろう。
食樹のヒロハノヘビノボラズがあったので、ここにいれば産卵が確認できるかもと思って気にしていたら、狙い通り食樹の回りを執着して飛び回る♀がいた。
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そっと見守っているととやがて葉に止まった。昨日マークされた個体だった。赤い色のマークと言うことはこの付近でマークされたものなので、あまり遠くには移動しないようだ。
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やがて向きを変えて尾部を何度か上げたり下げたりする動作をはじめた。いよいよ産卵するようだ。
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産卵は数卵産むたびに腹部を元に戻してからまた産卵するような動作をしていて、尾部を曲げっぱなしで産むわけではないようだ。
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また、クロマメノキの周囲を飛び回るミヤマモンキの♀がいた。
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これも産卵するだろうと様子を見ていると、こちらも産卵をはじめたが、産卵時間は例によって1.2秒なのでその瞬間を撮影するのは難しい。
それでも何とか写し止めることが出来た。
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ここにはヒョウモン類もたくさん飛んでいたが、かなりの部分がコヒョウモンモドキであちこちで求愛と交尾拒否行動を観察することが出来た。
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また、ヒョウモンチョウ
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ギンボシヒョウモンが見られた。
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ギンボシヒョウモンはかなり高いところでないと観察できないので、少し注意して撮影し、飛翔などにも挑戦する。
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調査は12時に終了し、解散後は「フィールドノート」のtheclaさんなどとご一緒してホシチャバネセセリの撮影に行く。
最近数が減ってきているので、どんな様子かと思って楽しみにしていたが、そこそこの数が観察できた。
ただ、着いて10分もしないうちに雨が降りはじめたので十分に撮影というわけにはいかなかった。今度じっくり撮影に来よう。
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マーキング調査に参加された皆さん、特に土曜日は午前、午後と2回のマークで結構大変だったようだ。お疲れ様でした。会を主催されたNさん、いろいろありがとうございました。
そうそう、ここでは「my蝶あるばむ」のgrassmonblueさんにお会いした。最初いただいた名刺には本名が書かれていたので、すぐにはブログが思い浮かばなかった。現地では撮影した写真などを拝見し、家で名刺のアドレスにアクセスしてああそうだったのかと気がついた次第です。失礼しました。

by dandara2 | 2008-07-28 23:43 | 産卵 | Comments(24)
2008年 07月 21日

信州遠征(ミヤマモンキ)

7月20日はミヤマモンキの撮影に出かける。
朝6時に虫林さんと現地で待ち合わせることにして3時30分に家を出る。
待ち合わせ場所に5時40分に着くと、既に虫林さんの車が来ていた。
聞くと、3時には着いて仮眠していたという。
早速登りはじめて小一時間で山頂に着いた。既にミヤマモンキは飛んでいるがさすがに動きはそれほど活発ではなく、葉に止まったところを逆光で押さえることが出来た。
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すぐ横ではクロマメノキの花で吸蜜している♂がいた。
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吸蜜を終えた♂は移動して飛び立とうとしたところが撮れていたが、翅に傷もなく新鮮な個体だった。この日の写真ではこれが結構お気に入りになった。
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日が射し始めるとあちこちで吸蜜する個体が見られたが、♂はやや汚損しはじめた個体が多かった。
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♀は新鮮で、ハクサンフウロで吸蜜する姿はすごくきれいだ。
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偶然花から花へ移動する姿が撮影できたが、ピンクの縁取りがきれいでちょっとピントが甘いけどいい感じの写真になった。
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♀の中には既に産卵をはじめているものもいたが、産卵時間が短いのできちんとピントのあった写真を撮るのは難しい。これもとっさにシャッターを押したのでピンボケになってしまった。
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霧島緑さんと山頂で合流する予定だったがいつまで経っても上がってこないので様子を見に行くとbanyanさんが上がって来た。霧島緑さんは下の方で撮影しているとのことなので飛翔写真などを撮影後、ミヤマシロのポイントに行くことにする。
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一度山を下り、再度登ることになるが、この山は標高差はそれほどないが登りも下りも直登に近く結構ハードだ。
ようやく登った鞍部では長野県の自然保護の監視員の集団がいたが、蝶を撮影するときに植物を踏み荒らすと言うことで蝶撮影の評判は良くなかった。
指さされたところを見ると、確かに植物が踏み荒らされている。撮影の時には気を付けてはいるが、高山植物保護の点から見ると我慢がならない点もあるようだ。皆さん気を付けましょう。
ここでカメラを持っている方がいたので、「蝶の撮影ですか」と挨拶をすると「KAZのおさんぽ」のKAZさんだった。
ガスが出てあまり良い状況ではないと言う。山登りで少々疲れていたのでここで雑談をしてしばらく休むが、KAZさんとはここでお別れした。
ガスの状態があまり良くないが、少し晴れ間の出たときにミヤマモンキが絡んでいるのが眼に入ったので、大急ぎで駆けつけて写真を撮る。その時には気がつかなかったが、後で写真を見るとミヤマモンキの♀にモンキチョウの♂が絡んでいたようだ。KAZさんがここにはモンキチョウが多いと言っていたがなるほどほんとにそうだった。
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あきらめて別のポイントに移動しようかという話も出たが、ガスが少し薄れてきて下界の様子も見えるようになったので、以前来たときにやや数の多かった場所までさらに移動する。
ここではシャジクソウで吸蜜するミヤマモンキの写真を撮ることが出来た。
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また、ようやく目的のミヤマシロを撮影することが出来たが、その写真は後日と言うことに。

by dandara2 | 2008-07-21 21:05 | 吸蜜 | Comments(22)
2006年 07月 30日

東御市のミヤマモンキとミヤマシロ

関東も今日梅雨明けのようだ。
夏季講習もあと31日の月曜を残すのみとなり、気分的にかなり自由になったのでミヤマモンキ、ミヤマシロ狙いで出かけることにする。
朝3時に起きるつもりが寝たのが0時過ぎだったので寝坊して3時30分に起きる。
4時に高速のインターに入るとETCの割引があるので大急ぎで出かけて(こういう時にインターまで10分ちょっとというのは助かる)、現地の駐車場に着いたのが6時30分。
それから山を登り始めてポイントに着いたのが8時。下草は露で濡れているが早速ミヤマモンキが出迎えてくれた。
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8時30分を過ぎる頃から吸蜜が始まったが、動きが鈍いのでハクサンフウロに吸蜜に来た所をうまく撮影できた。
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♀はまだ新鮮なものも多いが♂はかなりすれてきている。
そのうち家内がマルバダケブキの花の写真を撮ろうとしたらそこで吸蜜していた新鮮な♀を見つけて写真を撮る。
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もしかしたらこの日一番の出来かも知れない。話を聞いて見に行った時は擦れた♂しかいなかった。
また、産卵行動も時折見られたが、敏感でなかなか近づけず、たいした写真は撮れなかった。
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そのうち、「蝶と里山の浪漫紀行」のM.Fさんと「安曇野の蝶と自然」のkmkurobeさんが見えた。
M.Fさんとは一度ヒメギフの撮影でお会いしたことがあるのだが、kmkurobeさんとは今日が初対面。どんな方なのかと楽しみにしていた。
お会いするとお二人ともとても優しく親切で、次に行く場所のポイント情報などの他、いろいろなお話を聞かせていただくことができた。
このポイントでは、他にちょっと高い場所でゼフが数頭テリ張りをしていたが、ジョウザンと思われる個体は目線より上の位置でテリ張りをするので思うような写真が撮れない。
ふと近くを見ると葉の上でテリ張りをする個体を見つける。喜んで撮影するがこちらはオオミドリのようだ。2000mを超えるこんな高いところまで上がってくるのは意外な感じがした。
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シータテハもいて吸蜜をしていた。クジャクもいたが、痛んだ個体が多くカメラを向ける気になれなかった。
その後所用があるというkmkurobeさんと分かれてM.Fさんと別のピークに案内していただくことにする。
その途中、ミヤマシロの交尾個体に会うことが出来た。そこから次の目標のピークを背景に入れた広角写真を撮影することが出来た。
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そちらのピーク近くでは、ミヤマシロ、ミヤマモンキともかなりの数が見ることが出来たが、傾斜がきつい場所が多く撮影のチャンスは少なかった。
それでもやや広い場所ではミヤマモンキ、ミヤマシロがゆったりと飛んでいて、ミヤマシロがハクサンフウロで吸蜜している写真を撮ることが出来た。
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またコヒョウモンモドキもいて久しぶりにきれいな写真を撮ることが出来た。
その後下山するが、駐車場近くではミヤマカラスがアザミに来て落ち着いて吸蜜してくれたので、写真を十分撮ることが出来た。
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案内していただいたM.Fさんありがとうございました。

by dandara2 | 2006-07-30 14:20 | Comments(24)