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2011年 05月 13日

5月の八重山(2 石垣島:2011/5/4)

八重山の2日目は石垣島でアサヒナキマダラのポイントの様子を見ることにした。
まだ発生していない可能性が高いけど、ポイントの様子を知ることができるだけでも楽しみだ。
山頂のリュウキュウチクで発生したアサヒナは、日周行動として山麓まで降りてくるそうなので、それらの場所を何カ所か案内してもらう。
当然というか何というか姿を見ることはできなかったけど、最初に行った場所ではイシガケチョウが多く、何頭もが吸水していた。
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また、ぼろのコノハチョウ、オオゴマダラなども見ることができた。
前日ここに来たという娘さんやお孫さんを連れた高齢の採集者(アサヒナは沖縄県指定の天然記念物で採集禁止ですから、たぶん違う蝶を見に来たのでしょう??)は、昨日は一頭の蝶も見なかった。今日はたくさんいると喜んでいました。(娘さんの話)
昨日西表に行って正解だったかもしれません。

他の場所に行っても蝶自体が少なく、空港に戻る時間の来たヒメオオさんは後ろ髪を引かれるようにして帰って行かれた。
空港まで送って行かれた入野さんが戻ってくるまでの間、周辺をゆっくり探すとイシガケチョウが産卵をしていた。
とっさに撮影したけど、時間が短く肝心の部分がピンボケです。
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それでも飛び立った後のイヌビワ?の葉には黄色い卵が生み付けられていた。
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これが孵化するとこんな幼虫になるそうです。
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少し歩くと産卵衝動に駆られたベニモンアゲハがいたので、追跡して産卵シーンを撮影することにした。
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(家内撮影)

食草のリュウキュウウマノスズクサの周囲を何度も飛び回るけどなかなか産卵しない。
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ようやく止まって産卵体制に入ったので撮影するけど、肝心の尾端が葉の陰になってしまい、産卵の様子がわからない。
飛び立った後、葉の裏を見てみたけど卵は見つからなかった。
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後でこの写真をよく見てみると、どうも葉の裏ではなくリュウキュウウマノスズクサが絡んでいる木に産卵したようだ。
最初にこの蝶を見つけたときも、木の幹に腹を曲げていたけど、そのときは産卵しなかったのでうっかり確認しなかった。

「珍しい蝶はいないけれども、普通種がたくさんいる場所に行きましょう」との入野さんの提案で移動することにした。
ここではシロオビアゲハ、ベニモンアゲハ、イシガケチョウ、タイワンクロボシシジミ、クロマダラソテツシジミ、スジグロカバマダラなどが飛び交っていてすばらしい環境だった。
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シロオビアゲハのベニモン型がいて、ゆったりと吸蜜をしてくれたのでじっくり撮影することができた。
ちょっと翅が痛んでいるのが残念だけど、今までの場所ではあまりシャッターを押すことができなかったので大喜びで撮影する。
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この♀はその後飛び立ったかと思ったら交尾が成立していた。
雌雄で違うタイプの交尾って何かうれしい。
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このペアはその後飛び立って1m位離れた場所に静止した。
服がセンダングサだらけになることを覚悟して撮影していると、視野の中に赤い影が飛び込んできたのでとっさにシャッターを押す。
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ベニモンアゲハの雄が、シロオビアゲハのベニモン型の雌を自分の雌と間違えて飛び込んできたのだった。
やや大きめに撮影していたので、ベニモンアゲハが画面から外れたり、ペアと重なってしまったりとうまくいかなかったけど、こういった貴重なシーンが撮影できて大満足。
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ベニモンアゲハも間違えるくらいだから、擬態もかなり成功しているのだろう。

ここではクロマダラソテツの交尾も撮影できた。
他のシジミに比べると妖艶な感じのする蝶だ。
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この蝶は石垣島で2006年頃に見つかったそうだけど、それから5年たってすっかり定着して今や普通種になっている。
スピードも速く、飛翔をとらえるのは結構難しいけど、花に来たところをうまく撮影できた。
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ここで一番多かったのはタイワンクロボシシジミ。
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小さくてちらちら飛び回り、スピードも結構早いので飛翔を撮影するのは難しいけれど、葉の間を少しゆっくり飛ぶ個体がいたので距離の確認もかねて飛翔を撮影。
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結構距離があってシャープに撮影できたので満足。
ちょっと距離感がわかってきたかな。
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by dandara2 | 2011-05-13 12:34 | 配偶行動 | Comments(18)
2009年 12月 29日

久しぶりの八重山(1:石垣島)

12月23日から28日まで、八重山に行って来た。
1972年に沖縄が日本に返還された2年後の1974年に出かけて以来のことになる。
カメラがデジタルになってからは、九州にちょっと出かけた以外は中部地方がメインフィールドなので、撮影できるチョウもそろそろ頭打ちになってきた。
北海道と八重山は出来ればベストシーズンに行きたいけど、勤めの関係でその時期は休みが取れず、もう少しして時間が自由になるようになったら出かけたいと思っていた。
何の気なしに石垣島についてネットで調べてみたら、12月でも多少のチョウは撮影できるようなので、今後の下調べのつもりで出かけてみることにした。
何も知識がないので、石垣島でチョウのガイドなどをしている「蝶館カビラ」の入野さんにお願いして、24.25の両日に石垣島と西表の案内をしてもらうことにする。
23日の13時30分過ぎに石垣空港に着き、宿に荷物を置いてすぐに近くのバンナ岳にタクシーを飛ばして、そこから歩いて下りながら撮影することにする。
昔はたくさんのチョウがいたように思うのだけど、きれいに整備されてあまり蝶の姿はない。
それでもハイビスカスにはツマベニチョウやヤエヤマカラスアゲハが時々吸蜜に来ている。
ヤエヤマカラスアゲハはボロの個体が多かったけど、ツマベニチョウは新鮮だった。
ただ、吸蜜に来ても2秒程度ですぐに飛び立ってしまいなかなか写真が撮れない。
困っていたら、家内が「止まっている」と言うので駆けつけると、低いハイビスカスに頭をつっこんで吸蜜している。
結構落ち着いて吸蜜しているようなので、とりあえず撮影してアングルを変えようと移動したら飛ばれてしまった。
(この写真は家内のものです)
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ハイビスカスにはシロオビアゲハも吸蜜に来ていた。
昔来た時には、シロオビアゲハとベニモンアゲハは数が多くて飽きる位だったけど、今回はそれほどでもなかった。
時期的なものもあるのだろうけど、やはり数が減ってきているのだろうか。
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道を下っていると、足元からシジミの交尾個体が飛び出した。きれいなブルーが見える。
止まった所を見ると、裏面は縞模様だ。
八重山のチョウはあまり興味がなかったので、ほとんど種類が分からない。
でもきれいなブルーだったからルリウラナミシジミかなと思いながら撮影する。
葉の影が翅に落ちてしまっているので、何とか良いアングルがないかなと思って体を動かしたら飛ばれてしまった。
意外と敏感だ。
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周囲を注意してみると、あちこちにルリウラナミが飛んだり、吸蜜したりしている。
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吸蜜を撮影したあとは、飛翔にもチャレンジしてみるが、そろそろ夕方で日差しが弱くなってきたのかちょっとぶれてしまった。
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近くにはコミスジが飛んでいるけど、たしかこちらにいるのはリュウキュウミスジ。
コミスジとほとんど変わらないので、テンションは上がらないけどそれでもきちんと撮影しておく。
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ちょっと暗い林道があったので入ってみると、ヒメジャノメによく似てるけど白線がくっきりしたリュウキュウヒメジャノメがいた。
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この日はこれ以外にナミエシロチョウも撮影できたけど、ちょっと遠目で残念。
帰る途中食事をすることにして、お店を見ていたらヤシガニを食べさせるお店があったのでそこで夕食を食べた。
ヤシガニは同じヤドカリの仲間のタラバに似た味で結構おいしかった。
ただ最近数が減っているそうで、ちょっと反省。
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宿に帰ろうとしたら道に迷ってしまい、あちこちを歩き回った末ギブアップ。
道を聞いた仕事帰りの女性は親切にも宿まで送ってくれた。
明日からはいよいよ本番の撮影開始、週間天気予報では八重山はあまり天気が良くないようだけどどうなるか。不安と楽しみと半々だ。

by dandara2 | 2009-12-29 21:35 | 吸蜜 | Comments(24)