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2009年 10月 18日

ヨーロッパ撮影記(1:成田~ツェルマット)

今日(10/18)は日曜なのに勤務、天気は良いのに最悪です。
写真も撮れないので、この夏にヨーロッパ旅行に出かけた旅行記を書き始めています。
大学への原稿用紙15枚の報告書は書き終えて提出済みなので気が楽です。

昨年の12月、突然校長室に呼び出され、「実は大学の研修制度への申し込みの締め切りが昨日だったのを忘れていた。すぐに返事が出来そうな人がいないので・・明日までに何処に行くか書けるか」と言われたのです。
一応困ったふりをしながら「ラッキー、スイスに行っちゃおう」と内心は喜んだのでした。
何しろ旅行費用は全額出るし、研修内容は自分で決めればいいし(一応観光ではなくて、研修らしい内容が必要だけど、それに関しては問題なし)と言うことで、翌日「ヨーロッパにおける蝶の各種生活環境での生態と日本における蝶との比較研究」というたいそうな名前をつけて計画書を提出したのでした。
これで、アポロだけでなく、たとえ息抜きに市内観光をしても、日本で言えばヤマトシジミやベニシジミクラスを撮影しておけば、市街地の蝶の観察と言うことで名目が立つなという深い読みがあったのです。(^。^)
明けて2009年の7月21日、成田からスイスエアーでチューリッヒに出発です。
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ところが成田について搭乗手続きをしようとしたら、機内持ち込みのカメラバッグが8Kgのところを11Kgあって重量オーバーと言われてしまいました。
カメラバッグだからと言っても受け付けてくれません。(チェックは成田が一番うるさかった)
あわてて、カウンターの前で荷物を広げてあちこちに荷物を写してようやくOKとなりました。
このときには、家内用の機内持込の荷物として「虫を撮る」のurabeさんからいただいたナショナルジオグラフィーのカメラバックを持ってきたのですが、そこにも自分のカメラを入れたりしてようやく一段落。ほっとして機内持込のバッグの記念撮影です。
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飛行機が飛び立ちましたがここでもハプニングが。
トイレから帰ってきたら家内が座席のモニターを手で押さえています。どうしたのか聞いたら、私がトイレに行きやすいようにモニターをしまおうとして動かしたら外れてしまったと言うのです。
嵌めようとしてもはまりません、男性のキャビンアテンダントが来て、「これは無理だ、これで我慢してくれ」と言うことでシートベルトでぐるぐる巻きにして帰って行きました。この飛行機、次のフライトは時間通りに出発できるのでしょうか。
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その他いろいろありましたが、無事翌日はチューリッヒを出発してツェルマットです。
今回の旅行では、空港からホテルやホテルから駅への移動には全て迎えの車(ハイヤー)を手配しました。撮影以外のことに神経を使いたくなかったからですが、チューリッヒの空港からホテルまではBMVのかっこいいセダンが迎えに来てくれました。
チューリッヒのホテルから駅までも翌朝車が迎えに来ました。
ところが駅までの距離は100m位。運転手も笑っていました。
前日に旅行会社から確認の電話があったのですが、その時点では駅の位置を確認していなかったので、一応手配はそのままにしておいたのですが、こんなに近いのならキャンセルすればその分安くなった(18000円位)のに残念です。
チューリッヒで荷物をツェルマットまで運んでくれるように手配して(朝9時までに頼むと、その日の6時以降なら国内のどの駅にでも配達してくれる)身軽になって出発です。
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ツェルマットに現地時間で13時過ぎに着いて、少しでも撮影に出ようとしたら雨が降って来ました。
これは行かんと言うことで少し休んでいると14時過ぎになって晴れてきたので、明日のためにロープウェイ乗り場の様子を見に行くことにして、70-300をつけたD90とコンデジを持って出かけました。
町の中ではさすがに何もいませんでしたが、ロープウェイ乗り場を過ぎてハイキングコースに入るとぽちぽち蝶が姿を現し始めました。
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一番最初に撮影したのは小さな黄色いせせり。スジグロチャバネに似ていますが遙かに小さく、たぶんthymelicus lineola だと思います。(種名については自分で調べているので、間違いがあると思います、ご指摘ください。)
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※theclaさんからこの種には lineola と sylvestris の2種類あるとの指摘をいただきました。lineola とsylvestris との違いは触覚の下側が茶色であればsylvestris、黒色であればlineola と言うことで、この写真ではよくわかりませんが、sylvestrisの可能性も大きいです。
また、同日同じ場所で撮影した個体はこの部分がよくわかって sylvestris と判定できます。
lineola と sylvestris は混飛することも多いようなので面倒です。
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別の日に別の場所で撮影したこの写真では、下側が写っていないのではっきりとはしませんが、触覚の様子が明らかに違って lineola ではないかと思われます。
ただ、撮影時にはそういった知識はなく、何処でも見られたこの種をちゃんと撮影しておかなかったのが残念です。
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それにヒメシジミの仲間(aricia agestis)もいて、独特の裏面はヒメシジミに似ているがより鮮やかです。
ヨーロッパには結構広く生息しているようです。
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表面も鮮やかでメリハリがしっかりして見事です。
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それ以外には、日本のカバイロシジミに似た感じのシジミ(cupido minimus)
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シロオビヒメヒカゲに似たヒカゲチョウ(coenonympha pamphilus)などがいました。
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その後駅まで行って荷物を受け取り、COOPで夕食用のパンやおかず、果物やワインを買い入れて帰りその日の夕食にしました。
旅行中は大体このパターンが多かったです。
スイスではこの時期夜の21時頃まで日が出ていて、なにか不思議な気がしながら部屋で夕食を食べました。
写真はその時の窓からの風景で、これで19時過ぎです。
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明日はいよいよアポロを探して出かけることにするけど、本当に撮影できるかまだ信じられない気持ちでした。

by dandara2 | 2009-10-18 21:29 | 海外 | Comments(24)