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2011年 01月 30日

小畦川便り(2011/1/30:深度合成写真)

今日は一日肌寒い曇天だった。
蝶がいないので朝はゆっくり起床。暖かい布団の中がうれしいな。
午前中は晴れていたので自宅前からの富士山を撮影。
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わが家の前の川原は富士山が大きく見えるので、散歩する人達には有名な場所だ。
バスが走っているのは関越高速道路。これで新潟や白馬までいける。
いつもは暗いうちに勤めに出て、暗くなってから帰るので、今年になってまだわが家の前からはきちんと富士山を見ていなかった。
午後になると曇ってきてしまったけど、正月以来毎日見えていた青空が見えないと言うことは、季節が動き始めたのかなと思う。

フィールドに出てもチョウの姿は見えないので、最近海野さんの小諸日記やブログ仲間のところでも時々目にする深度合成って言うのを試してみた。
とりあえずは動きのない標本でどんなものか試してみる。
標本の前の方から少しずつピントをずらしながら撮影する。
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この時は5枚ほど撮影してみた。
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最後に合成するとこんな感じの写真になる。
f0031682_17273868.jpg

標本には興味ないので、あまりまじめにやらなかったので出来は良くなかった。
こういったところに性格が出るなー

どうして深度合成に興味を持ったかというと、撮影していると体が微妙に動いて、ちょっとずつピントのずれた写真が撮れてしまうことがある。
例えば、このムラサキシジミの写真は後翅の方にピントがあって、複眼の方がピンボケ。
※ここから先は、クリックして拡大した方が良くわかると思います
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こちらの写真は逆に複眼にはピントが来ているけど、左側の翅や後翅がピンボケ。
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これを両方合成できると、すべてにピントのあった写真が出来るのではないかと考えた。
実際に試してみたのがこの写真。
まあ、狙い通りになった。
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こう書くと簡単そうだけど、実際には色々な問題があって結構難しかった。

これはミドリシジミが栗で吸蜜しているところだけど、後翅にピントが来て複眼にピントが合っていない。
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こちらは複眼にピントが合っているけど、後翅がピンボケ。
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同様に合成してみた結果がこれ。
ミドリシジミが二重になっている。吸蜜しているので撮影中に少し動いてしまったからだ。
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最初のムラサキシジミの写真も、いきなり合成するとやはり微妙にずれてしまう。
手持ちなので前後だけでなく、上下左右に像が微妙にずれてしまうからだ。
それでチョウの写真をきちんと位置あわせするのが難しい。
蝶の位置を合わせても、それにつれて背景が動いてしまい、今度は背景が二重になってしまったりする。
この写真では、蝶の前の葉の縁が二重になってしまっている。
それで、その部分をぼかして合成したのが前の写真だ。
f0031682_17322148.jpg

あと、右上の赤ぽい枝が見苦しい感じになってしまっている。
多分ここにはノイズが出ていて、それが合成されてこんな感じになってしまうのだと思う。
そんなこんなで、野外で撮影した写真の合成はかなり難しいと言うことがわかった。
撮るなら、背景が単純になるように注意する必要がある。

それに合成するにはかなりメモリーが必要なので、最初はフルサイズの写真で合成しようとしたら、すぐにメモリーオーバーで止まってしまった。
画像サイズが大きいほどシャープな写真になるんだけど、自宅のPCは買ってから随分年数が経っているので、仕方なく今回はかなりサイズダウンして合成した。
その関係で、こんなもんだ程度の写真しか得られなかったのは残念だ。

大体要領がわかったので、先日撮影したオオミドリシジミの越冬卵でも試してみることにする。
昔使ったベローズ用のレールも見つかったので、これでカメラをスライドさせればぶれずに撮れるだろうという狙い。
まず、D300Sにマクロレンズをつけて撮影。この場合はピントリングで少しずつ焦点をずらしながら撮影した。
最初は手前の越冬卵を撮影。
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少しずつピントをずらしながら孵化した卵を撮影。
f0031682_17341480.jpg

全部で30枚位を撮影して、そのうち16枚を使用した。
結果がこの写真。サイズダウンしているので今一シャープさに欠けるし、コントラストがきつめだけど、それでも2ヶ所の卵にピントは合っている。
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今はお遊びだけど、PCをもっと強力なものに変え、撮影の時にもそれなりに意識して撮れば面白い写真が撮れるかも知れない。

コンデジでも撮影したけど、レンズ前面から1cmしかないので、カメラを前にスライドさせると、枝にぶつかってしまいうまく行かなかった。

深度合成写真はこちらのサイトに詳しく出ています。
これについては、「世界のブナの森」の永幡さんのサイトを参考にしたり、「みなみかぜ通信」のmmerianさんから親切なアドバイスをいただきました。
ありがとうございました。

by dandara2 | 2011-01-30 17:42 | 機材 | Comments(16)
2011年 01月 17日

小畔川便り(越冬卵撮影:2011/1/16)

16日の日曜日は風が強い一日だった。
自宅近くではムラサキシジミの越冬個体もいなくなってしまったので、さてどうしたものかと考えて、昨年買ったデジカメがそれぞれ1cmまで近づけたことを思い出し、越冬卵がどのくらい写るのか試してみることにした。
幸い昨年の夏に車で10分くらいの公園でオオミドリシジミが産卵していたところを撮影しているので、そこに行けば越冬卵が見つかるだろう。
あまり越冬卵のようなものは撮影しないけれど、撮影する時にどのカメラがよいのかと言うことを知っておいても損はない。
試してみるカメラは、まずニコンのD300s、マクロレンズにディフューザーをつけてみた。
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ニコン D300s

つぎにリコーのGR DIGITALⅢ、ストロボがやや離れているので、ニコンで使うディフューザーを利用する。
ただし、ホットシューにつけると内蔵ストロボが引っかかってポップアップしないので、手に持ってストロボの前にかざす方法をとった。
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リコー GR DIGITALⅢ

もう1台はPENTAXのW90、顕微鏡モードというのがあって、1cmまで近づけると同時にLEDが点灯するという機能がある。
びっくりするのは、防水機能との関連からか、レンズ前面にガラス板があり、レンズがまったく飛び出さず、カメラの厚みが変化しないこと。
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ペンタックス W90

卵はすぐに見つかって早速撮影開始。
それぞれ少しずつアングルが違うのは、細い二股の枝の間に生まれた卵に近づきやすいかどうかの違いがあるから。
今回は、レンズが少し飛び出しているGR DIGITAL が一番近づきやすかった。
それぞれの写真は、卵の解像度がわかるようにかなりトリミングして、WEB用に多少レタッチもしてあります。

最初にニコンで撮った写真、等倍まで近づいたけど、手持ちなのでなかなかピントがうまく合わない。
シャッターを押す瞬間にも体が前後に動いてしまう。
歩留まりは3機種の中では最悪。
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ニコンD300s VR105 1/250 F5 プログラムAE ISO 640

今日は普段の撮影スタイルでの使い勝手を試す意味もあるので、何枚か撮影してうまくピントが合わなければそれはそれで良い。
ジャスピンを得るのにどれ位の確率かを知るのも意味がある。
レンズの光軸上からのストロボなので、ピントはあってそれなりに解像しているけどシャープ感がない。

これはGR DIGITALⅢの写真。
光源がやや斜めからなので、適当な影が出来てなかなかシャープな感じ。
解像度自体はニコンと大差ない感じ。歩留まりもかなり良かった。
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リコーGR DIGITALⅢ 1/217 f4 ISO 200

ニコンと違って被写界深度が深く、この程度の絞り値でも背景に一昨年生みつけられた孵化済みの卵があるのがわかる。
この枝はオオミドリに好まれるのかな

こちらはW90の写真、解像力はかなり落ちる感じ。
ピントを合わせるときに、フォーカスポイントが勝手に移動して、思ったところにピントを合わせにくいことがあった。
(今回は3機種ともすべてAFで使用)
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PENTAX Optio W90 1/100 f3.8 ISO 200

顕微鏡モードの原画サイズは他のカメラの半分以下の1920×1080ドットなので、トリミングしたときの拡大率が大きくなって少し損をしているかもしれない。

野外でチャンスに恵まれてとっさに撮影して、どれ位使える写真が得られるかということなので、結果的に不十分な写真しか得られなければそれは使えないと言うことかな。
ただ、LEDで照明されているので、ピントもつかみやすく撮影自体は一番簡単だった。
GR DIGITAL も使いやすかったけど、カメラの陰になってフォーカスが確認しにくい点もあった。

越冬卵は最近探すのに骨が折れるのでチャレンジはしていないけど、見つければこのくらいには撮れると言うことがわかってよかった。

なお、これはあくまで私の日常的な撮影法でのテストなので、カメラ自体の性能を示しているわけではありません。
念のため・

by dandara2 | 2011-01-17 09:28 | 機材 | Comments(8)
2010年 06月 25日

小畦側便り(2010/6/24:コムラサキ・オオミドリシジミ)

24日の木曜日は、帰宅後すぐにコムラサキ狙いで自宅近くの公園の樹液ポイントを覗いてみました。
低い位置の樹液は枯れていましたが、上のほうの樹液はまだ出ていて、狙い通りコムラサキが来ていました。
最近は子供の多い公園などでは、スズメバチの被害を防ぐために樹液が出ているとすぐに対策を施すので、こういった観察がしにくくなりました。
f0031682_973062.jpg

その後別の公園での発生を確認するために移動し、歩き始めるとなにやら笹の葉をひっくり返している御仁がいます。
もしかしてと思って近づくと予想通り「蝶・チョウ・ゆっくり歩き」のchochoensisさんでした。
話をしながら一巡りしますが何もいません。
別の公園に移動しようと話をして車に戻りかけると、コナラの周囲をちらちらと飛んでいる蝶がいます。
最初はミズイロオナガかと思いましたが、それよりもすこし大きく、裏面がそれほど白くは見えません。
飛び方からヒメウラナミジャノメかなと思いながら近づき、葉に止まった所を見たらオオミドリシジミでした。
この場所では初確認になります。
いるとは思っていなかったので判りませんでした。
f0031682_991452.jpg

様子を見ているとどうも産卵衝動に駆られているようで、幹から突き出た小枝に興味を示してしきりに探っています。
この後この枝で産卵を始めましたが、アングルが悪くうまく撮影できませんでした。
ただchochoensisさんが3卵産みつけられているのを確認しました。
f0031682_995841.jpg

その後別の枝にも移動して尾端を曲げていましたが、このときに産み付けられたかどうかは卵を確認していないので分かりません。
f0031682_9102159.jpg

期待した以上のシーンにめぐり合えたので、別の公園ではchochoensisさんが探していたサトキマダラヒカゲの卵、幼虫の確認に行きました。
先日産卵されていた場所にも案内しましたが、食痕らしいものはあるものの幼虫は見つかりませんでした。
一渡り探して何も見つからないので、車に帰りかけると♀のサトキマダラヒカゲがゆったり飛んで地面に止まったようです。
30m近くあるので、何をしているのかよく分かりませんが、食草に止まったわけではなさそうです。
その場所に行ってみると♀が吸水をしていました。
f0031682_9105652.jpg

結局この♀は捕まえて、chochoensisさんが「お持ち帰り」しました。
かなり飛びつかれた感じの個体だったので(私に手づかみされるくらい)、産卵してくれるのかどうかは分かりませんが、chochoensisさんも喜ばれていたのでこちらもうれしくなり、そこでお別れをしました。

by dandara2 | 2010-06-25 09:12 | 産卵 | Comments(15)
2006年 07月 30日

東御市のミヤマモンキとミヤマシロ

関東も今日梅雨明けのようだ。
夏季講習もあと31日の月曜を残すのみとなり、気分的にかなり自由になったのでミヤマモンキ、ミヤマシロ狙いで出かけることにする。
朝3時に起きるつもりが寝たのが0時過ぎだったので寝坊して3時30分に起きる。
4時に高速のインターに入るとETCの割引があるので大急ぎで出かけて(こういう時にインターまで10分ちょっとというのは助かる)、現地の駐車場に着いたのが6時30分。
それから山を登り始めてポイントに着いたのが8時。下草は露で濡れているが早速ミヤマモンキが出迎えてくれた。
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8時30分を過ぎる頃から吸蜜が始まったが、動きが鈍いのでハクサンフウロに吸蜜に来た所をうまく撮影できた。
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♀はまだ新鮮なものも多いが♂はかなりすれてきている。
そのうち家内がマルバダケブキの花の写真を撮ろうとしたらそこで吸蜜していた新鮮な♀を見つけて写真を撮る。
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もしかしたらこの日一番の出来かも知れない。話を聞いて見に行った時は擦れた♂しかいなかった。
また、産卵行動も時折見られたが、敏感でなかなか近づけず、たいした写真は撮れなかった。
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そのうち、「蝶と里山の浪漫紀行」のM.Fさんと「安曇野の蝶と自然」のkmkurobeさんが見えた。
M.Fさんとは一度ヒメギフの撮影でお会いしたことがあるのだが、kmkurobeさんとは今日が初対面。どんな方なのかと楽しみにしていた。
お会いするとお二人ともとても優しく親切で、次に行く場所のポイント情報などの他、いろいろなお話を聞かせていただくことができた。
このポイントでは、他にちょっと高い場所でゼフが数頭テリ張りをしていたが、ジョウザンと思われる個体は目線より上の位置でテリ張りをするので思うような写真が撮れない。
ふと近くを見ると葉の上でテリ張りをする個体を見つける。喜んで撮影するがこちらはオオミドリのようだ。2000mを超えるこんな高いところまで上がってくるのは意外な感じがした。
f0031682_14244252.jpg

シータテハもいて吸蜜をしていた。クジャクもいたが、痛んだ個体が多くカメラを向ける気になれなかった。
その後所用があるというkmkurobeさんと分かれてM.Fさんと別のピークに案内していただくことにする。
その途中、ミヤマシロの交尾個体に会うことが出来た。そこから次の目標のピークを背景に入れた広角写真を撮影することが出来た。
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そちらのピーク近くでは、ミヤマシロ、ミヤマモンキともかなりの数が見ることが出来たが、傾斜がきつい場所が多く撮影のチャンスは少なかった。
それでもやや広い場所ではミヤマモンキ、ミヤマシロがゆったりと飛んでいて、ミヤマシロがハクサンフウロで吸蜜している写真を撮ることが出来た。
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またコヒョウモンモドキもいて久しぶりにきれいな写真を撮ることが出来た。
その後下山するが、駐車場近くではミヤマカラスがアザミに来て落ち着いて吸蜜してくれたので、写真を十分撮ることが出来た。
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案内していただいたM.Fさんありがとうございました。

by dandara2 | 2006-07-30 14:20 | Comments(24)