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2014年 07月 03日

40数年ぶりの北海道旅行2(オオイチモンジ:2014/6/29)

宿泊先の宿で、夕食後ロビーにアクセサリーのお店が出ていた。

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旅先でこうしたお店を覗いては、気に入った小さなアクセサリーを買ったりしているので、今回も覗いてみた。

お店の人がどちらから来たんですかと言うので、「埼玉からです。蝶の写真を撮りに来たんですよ」
なんて話をしたら、「私もオオイチモンジを採集しています。この近くではクロオオイチがいるので、朝早く道路を流していると、ときどきクロオオイチが車に巻き込まれて道路に落ちているんですよ」なんて話をしてくれた。

翌日の夕食後、再度お店に寄って、息子家族や家内と自分用にアクセサリーを購入する。
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(写真は我々用:全部ご主人の手彫りだそうだ)

そしたら、ご主人がクロオオイチの標本を持ってきてくれていた。
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形態的なものにはほとんど興味がないので、クロオオイチのグレードなんて知らなかったけど、グレード5の表・裏の標本で30万円するとかでびっくり。

その時に、車で20分くらいの、とっておきのオオイチのポイントを教えてくれた。
採集者にもほとんど知られていない場所だそうだ。
オオイチがちょうど発生するころで、新鮮なオオイチは翅表が青く輝いて綺麗だという。
ただし、クロオオイチはいないそうだ。

翌日はNoreenさんと大雪山のウスバキの場所で会う約束をしていて、オオイチの場所に寄っていたら時間に間に合わない。

今回はあきらめるしかないかと思ったけど、近くにそんなポイントがあるのはすごく気になる。

色々悩んだ末、朝食をキャンセルして、早めに宿を出てその場所を覗いてみることにした。

観光用の地図にその場所を書いてくれたのだけど、実際に行ってみると土地勘が全くないからよくわからない。

車でうろうろしている間に時間がどんどん経って、やっぱり諦めようと思って、それでもぜったい近くまで来ているはずだと思って再度探したらようやく見つかった。

車を降りて近くの林道を歩くけど見つからない。
時間もないので車の所に戻ると、家内が「あそこの道路にそれらしいのが歩いている」という。

見に行くと、翅を開いたオオイチが道路に止まっている。

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どうも車に巻き込まれて、飛べないようだ。

新鮮な個体で、角度によって翅が青緑色に輝いている。

あわてて近づいてカメラで覗くと、傷はないようだ。
ただ、左前翅を痛めてしまっている。

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こんなにきれいなオオイチモンジは初めて見た。
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時間が気になるけど、無理してここまで来てよかったといろいろな角度から写真を撮った。
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ほんの少し角度が変わるだけで、翅の輝きが変わってとてもきれいだ。
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飛べないので、翅を擦って移動するので、裏面は傷がついてしまっている。

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家内撮影

また、驚くと飛び立つのだけれど、左前翅が思うように動かないので、地面に落ちてきてしまう。

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家内撮影

家内の撮った写真の中にはそんなシーンがうまくとらえられていた。
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家内撮影

最後には、車に轢かれないように草の間に誘導して離れた。

私が夢中で撮影している間に、家内は周囲を見に行って、コチャバネセセリの吸い戻しを撮影していた。

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家内撮影

尾端に水滴が見える。

撮影している間にも、何頭かのオオイチが飛んできたけど、気温が上がってきてまったく止まらない。
この個体がいなければ、そんなオオイチを眺めているだけだったかもしれない。

撮影時間はせいぜい15分位だったけど、綺麗なオオイチの写真が撮れて満足しながらウスバキチョウの撮影に向かった。




by dandara2 | 2014-07-03 22:47 | Comments(20)
2013年 07月 21日

逆転のオオイチ(2013/7/20)

7月20日の土曜日はオオイチ狙いで上高地に行ってきた。
今年は雌が撮りたかったので、もう少し後に来ようと思っていたのだけど、夏休みに入った孫の世話を考えると、両親が休みの週末しかチャンスがない。
日曜日は団地の自治会の理事会があるので、この日に出かけることにした。
ポイントについて、昨年撮影した場所を見るけど何もいない。
あれれと思いながら、確実に撮影できる場所に行くとここにも何もいない。
ただ途中ではメスアカミドリシジミがテリ張りをしていた。
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ここではあまりゼフの撮影をしたことはないので、ちょっと得した気分。
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オオイチの場所では「風の翅」のHOUNOKIさん、「ゆるーくPhoto Life」のiiwanaさんがいらしていた。
我々夫婦が到着する前に少しチャンスがあったらしい。
いつもの場所にはエルタテハが吸汁に来ていた。
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この時期にはあまり見た記憶がないので、これはこれでうれしい。

昨年はあまり見かけなかったコムラサキが多い。
そっと近づいて魚露目で撮影するけど、たくさんのコムラサキ背景の写真はちょっと迫力不足。
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これは2頭しか写っていないけど、こちらの方が迫力が出ていいかな。
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ここにはコムラサキ以外には、シータテハ、サカハチチョウ、アカタテハ、ルリタテハなどが吸汁に来ていて、ルリタテハ以外の4種の蝶が同時に画面に入るというかなり貴重な写真を撮ることかできた。
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たまにオオイチの雄が飛ぶけれど撮影のチャンスがなく、あきらめて移動することにする。
移動の途中では、ヤマキマダラヒカゲにカメラを向ける。
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個体数が多い割にほとんどカメラを向けない。反省するけど、他に気になる蝶が多いので足で蹴散らす感じで移動してしまう。

移動の途中で、昨年シルビアシジミの所でお会いしたご婦人(お名前を聞きそびれていました)に行きあう。
お話をすると、オオイチの雌がいて、何人かの方が撮影をされていたと教えてくれた。

早速そちらに移動すると、神戸からいらしたというD.Mさんがドロノキを見上げておられた。
朝もここで木を見上げているのを横目で見ながら通り過ぎたことを思い出した。
それに、福島のキマルリを撮影した時にお会いした新潟のN.Kさんもいらしていた。

HOUNOKIさん、iiwanaさんが追いついてこられたとたんにオオイチの雌が現れて産卵体制をとる。
大急ぎで近づいてとにかくまず撮影。
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このメス、ドロノキの間を飛びながら時々産卵体制をとる。
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飛び立ったところが偶然写っていたけど、今までいた場所に卵が写っている…(クリックで拡大します)
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今日は雌を撮りたいと思っていたけど、最後の最後になってこんな素敵な写真が撮れるなんて、あきらめなくて良かった。

当日お世話になった皆さん、ありがとうございました。

by dandara2 | 2013-07-21 23:40 | 産卵 | Comments(24)
2012年 07月 19日

オオイチ撮影(2012/7/16)

7月16日の月曜日は上高地にオオイチモンジの撮影に行ってきた。

手元の写真を見るとオオイチモンジを撮影に行ったのは2005年で、それ以外の年は上高地に行ってはいるのだけど、目的のチョウが違うので時期も遅く、オオイチモンジのあまり良い写真はない。
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すっきり晴天というわけではないけれど、撮影には支障ないような天気だ。
上高地は午後から天気が崩れることが多いので、今回は欲張らずにオオイチ一本に絞って撮影する予定。

歩き始めるとトイレ近くの石組みにオオイチモンジが来ている。
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少し壊れてはいるけど、これでとりあえず撮影できたので、少し安心してポイントに向けて歩き始めた。
ポイントが近くなると路上にオオイチが吸水に来ているが、落ち着きが無く近づくとすぐに飛び立つ。
仕方ないので取りあえず飛翔を狙う。
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ポイントではオオイチが石組みにとまっている。
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(家内撮影)

近づくと飛び立ってなかなか落ち着いて撮影させてくれない。
時期的に集団での吸汁も期待していたのだけれど、そんな条件の場所はなかった。

今回はオオイチモンジの翅の美しさをうまく表現するのが狙い。
後翅の翅表のブルーの輝きも表現したいし、豪華な裏面もきちんと撮影したい。

ようやく一頭の雄が石の上で落ち着いて吸汁をはじめ、翅も開いてくれたので、今日の目的の一つである翅表のブルーが出るように頑張ってみる。
右の後翅肛角部が少し欠けているのが残念だけど仕方ないか。
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翅を閉じたけれど、光線状態がきついので軽くストロボを当てたら狙い通りの豪華な裏面が撮影できた。
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裏面のこの豪華さも撮影しておきたかったんだよね。

雄にしてはぷっくりとしたおなかをしている。これは別のところでたっぷりと水を吸ってきたからのようだ。

オオイチモンジは乾いた石の上にも好んで止まってストローを伸ばす。
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そんなところで吸水できるのかと思うけど、よく見ていると石の上に水の染みが広がっていくのがわかる。
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吐水吸い戻しという行動だそうで、水を吐き出して成分を溶かし、再度吸収するのだそうだ。
何年か前にゴマダラチョウでも観察したけど、そのときに青森の工藤さんに教えていただいた。

こちらの個体はほぼ完全な個体のようだけど、目線より少し上の石にとまって、これ以上近寄らせてくれなかった。
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一通り撮影できたので早めに切り上げ、松本城を一度も見たことがないという家内のために、松本市内に宿をとって少しだけ市内観光をしてみた。
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日曜一日だけしか休日がないことが多いので、こんな感じで観光をするのも久しぶりで、のんびりできてよかった。

※ご承知とは思いますが、上高地は採集禁止です。
ネットを持った親子を見てびっくりしました。(開いてはいなかったけど、見える形で持っていた)
無知で知らなかったのか、確信犯なのか。
確信犯だとしたら、子供の前で法律違反をするのはどんなもんだろう。
パトロールの車もいたようなので、あえて子供の前で注意はしなかった。でも後味が悪い。

by dandara2 | 2012-07-19 18:06 | 吸汁 | Comments(16)
2010年 07月 29日

久しぶりの上高地(2010/7/27)

7月27日は虫林さんと上高地に出かける。
狙いはオオイチモンジの産卵、アサマシジミの本州中部高山帯亜種(以下ヤリガタケシジミ)の撮影。
上高地にはいるのは2006年以来になる。
今までは7月中は夏期講習があったりしてなかなか自由な時間が取れなかった。
いつものオオイチのポイントに着いたけど、適当な吸汁源もなく♂を1頭見かけたのみ。
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ここではコムラサキ
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シータテハをそれぞれ撮影する。
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今年の上高地はすべての蝶が個体数が少ない。
いつもだとうんざりする位いるヤマキマダラヒカゲもほとんど姿を見かけなかった。

まだ8時30分と時間的にも少し早く、もう少し粘れば良い写真を追加できたかも知れないけど、今日の狙いは別の所にあるので先を急ぐことにする。
オオイチのポイントに着く寸前にはツマジロウラジャノメもいて、久しぶりに撮影できた。
この時は♀もいたのだけれど、止まることなく風に吹かれて飛んでいってしまった。
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オオイチの産卵場所と目される場所に着くがまだ時間的には少し早いようだ。
その間ヤリガタケシジミの撮影を行う。
ここのところアサマシジミはあまり撮影したことがないので、最初は飛んでいるとヒメシジミと区別が付かない。
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数的にもヒメシジミの方が多い。
こちらはヒメシジミの♂の翅表。
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こちらは吸蜜中のヒメシジミの♀。軽い斑紋異常がある。
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ようやくヤリガタケシジミとわかる個体が止まって翅を開いた。
低地のアサマシジミよりもブルーの部分が広く、色も青くてきれいだ。
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個体数は少ないが、それでも複数の個体がいて、翅表の輝きも個体差があるようだ。
もちろん、光線の加減も大きいだろうけど、これはかなり青い個体。
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食草のタイツリオウギで吸蜜している♂。
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♀もいて、こちらもタイツリオウギで吸蜜していた。
残念ながら産卵シーンは撮影できなかった。
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飛翔にもチャレンジする。
こちらは300mmで飛びあがるところを連写で狙う。
飛びあがる寸前は動きでわかるので、秒7駒でもうまく撮影できることがある。
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こちらはFH100でのパスト連写。背景とか難しいことを考えなければ比較的簡単だ。
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オオイチモンジの♀はチラッと一度だけ姿を見せたけれど、産卵シーンは撮影できなかった。
あきらめて帰る途中で、カラスアゲハ♀の吸蜜シーンに遭遇。
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飛翔シーンも撮れたけど、日陰だったのでぶれてしまった。
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目的のひとつのオオイチの産卵は撮影できなかったけど、ヤマトシジミでも産卵シーン狙いで出掛けてうまく撮れる保証はないから、ちょっと目標設定が高すぎたような気がする。
そのうちには撮影しよう。
虫林さんには今回も色々お世話になりました。ありがとうございます。
なお、ヤリガタケシジミの撮影場所については、申しわけありませんがお答えできません。

by dandara2 | 2010-07-29 22:24 | 飛翔 | Comments(26)
2006年 08月 02日

上高地・白馬撮影行(2/3)

宿は乗鞍にとった。前日十分に成果があれば乗鞍を見るつもりだったが、沢に迷い込んだおかげでオオイチを撮影出来ていないので、上高地に行くことにする。
朝食の前に宿の近くを散策する。良い雰囲気の散歩道があったので歩いてみると、そば畑の隣の草地のアザミにヒョウモンが止まっている。
何気なく近づくと、なんとコヒョウモンモドキだった。「エッなんでこんなところに」と言う感じだ。
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しかも大きくて、コヒョウモンくらいある。一瞬ヒョウモンモドキだと良いなと思ってしまう。

さらに近くではゼフィルスがテリ張りをしている、ジョウザンミドリのようだ。
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そのとなり1m位のところにもう1頭が止まっている、どうも♀のようだ。
ファインダーで覗くと白帯が広く、しかも上の方が広い。もしかしてハヤシミドリ?と思うが近くにカシワはない。
そこではそれ以上はわからず、後でPCで見てみるとエゾミドリのようだ。(この辺自信がない、皆さんのご意見はいかがでしょう)
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さらにここではミドリシジミもいた。朝食前の散歩にしては収穫があったが、なんだか運を使い果たしたような気がした。
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上高地に入り、今日の目標のオオイチモンジを探して歩く、途中産卵行動をする♀を見つけるが距離が遠い。
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300mmは車の中、やっぱり運は残っていないみたいだ。木を蹴ったりしてみるが下に降りてくることはなかった。
予想したポイントにはコムラサキに混じって、雄が吸汁に来ているが、鳥につつかれたようでかなり痛んでいる。
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オオイチのチャンスはこれだけだった。時期的にはやや遅かったようで個体数は少なかった。もしかすると大雨の影響かも知れない。
その代わりコムラサキは多かった。ある場所では20頭近くが真っ黒に固まっていて、これはと思ってカメラを向けようとしたが、近くに白いティッシュが。
いっぺんに写欲が失せてしまい、違う場所を探すことにした。
数は少ないが、きれいに翅表を見せている集団がいたので近寄って撮影する。
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そのうちの一頭はこちらを向いて翅を開いていたので、紫に光る翅表をきれいに撮影することが出来た。
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by dandara2 | 2006-08-02 00:09 | Comments(13)