2006年 08月 18日

軽井沢のミヤマカラスと東御市のベニヒカゲ

 台風の影響で天気が少し心配だが、長野は比較的良さそうなので、ベニヒカゲ狙いで東御市に出かける。
 その前に軽井沢に寄っていく。20年前にムモンアカの産卵を観察した場所の確認のためだ。
 木が育った以外は環境はそれほど変わっていないのでまだいるかも知れない。チラッと樹上をそれらしいのが飛ぶのは見えたが確認は出来なかった。
 軽井沢でのもう一つの目的は、ミヤマカラスアゲハの撮影。
 こちらは十分撮影出来た。いくつかの場所で集団吸水が見られたが、この写真ではミヤマカラス、カラス、オナガの3種が仲良く吸水している。
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 中に混じっていたカラスアゲハが飛び出して近くに止まったが、カラスアゲハはミヤマカラスアゲハに比べると若干地味な蝶という印象を持っていたが、この個体は全身に青緑色の鱗粉を散らしてかなり派手な感じだ。
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 個体数はミヤマカラスアゲハの方が多かったが、敏感でなかなか近づくことは出来なかった。ようやく新鮮な2頭の個体が吸水している写真を撮ることが出来た。
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 スジボソヤマキチョウも吸水に来ていたが、2頭が絡んだ瞬間きれいな翅表を見せてくれたのですかさず撮影、飛翔以外に♂の翅表を撮影できたのはかなり珍しいと思う。
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 ベニヒカゲのポイントに向かう路上にはキベリタテハが何頭か出迎えてくれたが、地色の小豆色がつぶれてしまった。この色は晴天の明るい日差しの元での方がきれいに出るようだ。
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 夢中で吸水していたので、広角にもチャレンジ。何とかシャッターを押した。
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 ベニヒカゲはそこそこの数が飛んでいたが、フウロの花が痛んだものが多く、たくさん撮った割には良いものが少なかった。
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 ここでも広角接写をするが、カメラが傾いて撮影したので背景が斜めになってしまった。少し修正したがそのおかげで画面がかなりカットされてしまった。ノーファインダーは難しい。
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ここは採集禁止の場所なので、採集者は見かけなかったが、飛翔写真にチャレンジしている方と、furuさんみたいにディフューザーをレンズにつけた人がいたが、声はかけなかった。
ブログで知り合いの方で、会ったことのない人だろうか。

# by dandara2 | 2006-08-18 23:02 | 吸水 | Comments(20)
2006年 08月 17日

VRのテスト

 台風の影響で朝はかなり雨が降ったけど、日が射してきたので近くの公園にVRの効果を確かめに出かけた。
 もっと厳しい条件の結果が見たいと言うことだったので、それに適した被写体はないかと探すと、林の中の薄暗いところにサトキマダラヒカゲやルリタテハが吸汁に来ている。
 翅を開いて止まっているわけではなく、時々開くのでピントを合わせるのが難しかったが、ピンボケでも木肌がぶれていなければVRの効果を確かめるのには差し支えないだろう。
 以下にそれぞれの写真を載せてみるが、ネット用に画像の大きさを変更した以外はなんの処理も加えていない。絞り値はカタログ上はf2.8だが、レンズを繰り出すと若干暗くなり、f3.2になる。
 シャッタースピードが異なるのになぜ絞り値が同じかというと、シャッタースピード度優先で感度自動制御にしてあるので、絞り解放にしても光量不足の場合はISO感度が自動的に増えて適正露出にしようとするためだ。

 1/160では全く問題なかった。ただ、ISOが最高の1600に自動増感されてもまだ光量不足だったのか全体の写真は暗くなっている。
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ニコンD100:AF-S VR Micro Nikkor ED 105mm F2.8G(IF) :1/160,f3.2:ISO640

 1/60は9枚撮影したが手ぶれは1枚もなかった。このシャッタースピードなら、このくらいの接写の場合は全く問題なく撮影出来そうだ。
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1/60,f3.2

 1/30は3枚しか撮影しなかったが、若干像が甘いような気がするので、手ぶれがはいっているかもしれない。実際にはシャープネスをかければ全く問題なくなるだろう。
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1/30,f3.2

 もっと遅いシャッタースピードも試すべきだろうが、ここまで撮影したところで、また雨が降りはじめたので退散する。
 手ぶれは個人差があるので一概には言えないが、私の場合は1/30以上を心がければ何とかなりそうだ。
 旧マクロレンズでは1/30のシャッタースピードでの接写は論外で、撮影しても大半が使い物にならなかったからVRの効果は絶大だと思う。

# by dandara2 | 2006-08-17 15:12 | Comments(6)
2006年 08月 13日

信州オフ会(2/2)

二日目の午前中はゴマシジミの撮影に出かける。
明るい段々畑の広がる気持ちの良い環境だ。朝露で濡れたあぜ道を歩くと、明るいブルーのゴマシジミが飛び出した。
朝8時だというのになかなか止まらない、後ろでは「オナガシジミ」という声がしたが、ゴマの方が気になって追いかけるが、そのうち見失ってしまった。
ゴマを探して歩いていると、オナガシジミが飛んできて、目の前のシダに止まった。ややすれているが取りあえず撮影。
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シダの葉脈の質感もばっちり出ていて、コントラスト、抜けとも良い感じだ。旧マクロレンズで不満に感じていた点が改善されている感じ。(絵をクリックして拡大してみてください)

その後ゴマもパラパラと現れるが、思うような写真が撮れない。Cさんと会ったので二人で探しながら歩いていると、横の草むらからサトキマダラヒカゲのような蝶が飛び出す。
「キマダラモドキ」と叫びながら追いかけると、ダケカンバか何かの幹に止まる。そっと近づいて撮影するが、今年撮りたかったキマダラモドキにこんなところでお目にかかれるとは思わなかった。
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他のメンバーも何人か撮影していたので今後楽しみな場所になった。
ゴマに関してはその後もたいした成果がなく、そろそろ集まる時間かなと思いながら引き返すと、メンバーが固まってなにやら撮影している。
ただの静止写真を撮っているにしては真剣な様子なので、「交尾ですか」と聞くとそうだという。
見るとワレモコウの花穂で交尾していた、Kさんが見つけたとのこと。
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喜んで撮影しているとカップルがしきりと動き始めてなかなか落ち着かない、そのうち交尾が離れてしまった。
交尾終了の直前には、交尾器をはずすためかかなり激しく動き回るようだ。貴重なシーンを目撃出来た。
交尾を終えた♀はその後近くの草むらのアカツメクサの花の上ででしばらく休んでいた。
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その後またKさんが交尾個体を見つける。目の前で交尾に至ったとか。発生地の環境はこんな感じ。
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交尾シーンをマクロでも撮影していて気がついたが、被写体が小さく、背景が離れている場合、フォーカスをはずす確率が旧マクロレンズよりも大きいような気がする。ボディーとの組み合わせの関係もあるからこのレンズの特性というわけではないかも知れないが、気をつけないといけない点だ。
この場合は、マニュアルで合わせるか、より近づく必要があるが、遠目で取りあえず押さえておこうという場合には時間的なゆとりがない場合もあるからつらい。

午後はタテハ狙いで別の場所に移動。そこはオオゴマシジミも見られるポイントなのだが、つくと車が何台も止まっていて、ネットを持った人がうろうろしている。
これではオオゴマは無理そうだ。タテハはコヒオドシ、エルタテハ、クジャクチョウ、各種ヒョウモンなどが見られたが、アサギマダラ、ヒメキマダラヒカゲ、キバネセセリがやたらと多かった。
これらが飛び回る様は蝶の楽園そのものだが、カメラを向けることは少なかった。
自宅に帰ってみるとタテハもほとんど撮影していなかった。考えてみると、関西勢の撮影の様子を眺めて、撮れたとか逃げられたとか一喜一憂していたようだ。
唯一気に入った写真は、ミドリヒョウモンの♀がヒヨドリバナに来ていたので、山を背景に広角で狙っていた時に♂が絡んできたのでとっさに撮影した数枚の写真。
1枚目は♂が飛んできたところ、ピンが甘いが、♀が腹部を上げて交尾拒否をする様子が良くわかる。
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2枚目は♂が戦闘機みたいに飛んでいて、ちょっと小さいのが残念だがお気に入りの写真になった。
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ここで関西勢とは別れることにする。
その後Cさんの案内で甲府市近辺のクロヒカゲモドキのポイントに案内してもらう。
残念ながらお目にかかることは出来なかったが、甲府の家からも近いのでそのうち撮影出来るだろう。
ここではスミナガシを撮影することが出来たが、夕方で、しかも暗い林の中なので証拠写真程度になってしまった。
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ニコンD100:1/125:f3.5:ストロボ使用:ISO640

VRの効果を見るため、ノンストロボ、手持ちで撮影してみる。
ただ、実用を考えてシャッタースピードは1/125にした。
暗いので、感度が自動的に上がっても修正しきれずにできあがった写真は暗い。
f0031682_204862.jpg
ニコンD100:1/125:f3.5:ISO640

全部で20枚撮影したが、ぶれているのは1枚もなかった。このシャッタースピードだと、1.2割はぶれる可能性がある。
次にはもっと遅いスピードで試してみよう。

2日間の信州オフ会は大人数にもかかわらず写真も十分撮れ、新しい人との交流も増えて楽しいものとなった。
色々ありがとうございました。

# by dandara2 | 2006-08-13 09:33 | Comments(20)
2006年 08月 12日

信州オフ会(1/2)

今日は関西から蝶の写真仲間の「ノゾピー蝶観察・撮影の部屋」のNさん、「蝶にあそぶ」のMさん、「週刊?Ant's mama」のOさん、Sさんの4人が信州の蝶を撮影しに来るので、関東からも案内と親睦をかねて私と「自然を見つけに山歩き」のBさん、「あやはべる」のFさん、「フィールドノート」のTさん、「虫林花山の散歩道」のCさん、「西久保田んぼへようこそ」のKさんの計6人が参加した。
前日に甲府にまで来ていたので、4時30分にCさんに家の近くまで迎えに来てもらい、前日からビジネスホテルに泊まっているTさんを甲府駅に迎えに行き、Bさん、Fさんを迎えに集合場所へ。
帰省の渋滞を心配したが、ほとんど遅れることなく、仕事の都合で今晩現地に来る予定のKさんを除いた関東勢も無事集合完了、一路信州へ。
車を降りて歩き始めるとTさんがなにやら覗いている。見るとウラキンシジミだ。今年撮影したい蝶の一つなので喜んで撮影、ややすれてはいるもののモデルとしては十分だ。
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ふと近くを見ると、ウスイロオナガシジミが止まっている。こちらはややすれているが尾の長い特徴は良く現れていた。
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また、キバネセセリもたくさん見ることが出来た。数が多いとついつい粗略に扱いがちだが、その辺は心に言い聞かせながら撮影する。
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関西勢との集合場所に着くまでの間にオオゴマシジミも現れ、ヒヨドリバナで吸蜜をしてくれた。まだ新鮮でみんなで取り囲みながら撮影する。
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そのうち産卵をするオオゴマをBさんが見つけ、こちらも無事撮影。レンズの性能テストもしてみるが、前ボケ、後ボケもきれいで、ピントのあったところはシャープで良いレンズだ。
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インナーフォーカスの特徴でもある、近づくと焦点距離が変化してかなり近づかないと拡大出来ないということもなく、違和感なくマクロ撮影が出来た。さすが新設計のレンズだ。
フォーカスも素早く問題はないようだ。

関西勢も無事オオゴマを撮影出来ていたようで一安心。急な夕立に遭いながら次の目的であるミヤマシジミを撮影に行く。
発生のタイミングも良かったようで、個体数も多く♂がきれいな翅表を見せてくれた。
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吸蜜していた♀個体は後翅外縁のオレンジ斑の中のブルーの鱗粉がきれいだった。
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また産卵する♀も何頭かいて、産卵シーンも撮影することが出来た。
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この場所では少ないながらクロツバメシジミも見かけることが出来た。
最大の目標であるオオゴマシジミが撮影出来て、皆さん満足して初日の撮影を終了することが出来た。

# by dandara2 | 2006-08-12 19:47 | 産卵 | Comments(28)
2006年 08月 11日

新マクロレンズの試し撮り

8月12日からは関西の蝶写真仲間が信州に撮影に来る予定になっているが、お盆で車が混むといやなので前日の今日、妻の実家の甲府に来た。
実家に行く前に新しいレンズのテストをかねて、ゴマシジミを探しに行ってみる。
最初に出迎えてくれたのはカブトムシ、近くに樹液でもあるのか飛び回っていて、何度が自分の方に向かってきたのでマクロではなくて、広角レンズで飛翔写真にチャレンジ。
4枚のうち、2枚がまあまあ良く写っていた。
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かなり歩き回ったがゴマシジミにはお目にかかれず、代わりにクルミの木の下の薄暗い下草で、すれてはいるがオナガシジミが名の通り長い尾錠突起を見せてくれた。
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一番うれしかったのはホソバセセリの産卵を撮影出来たこと。今年はキバネセセリが多いというが、ホソバセセリも当たり年のようであちこちで姿を見せてくれる。
この時はススキの間に潜り込んで、暗くて、条件としては最悪だった。
シャッター優先なので一応1/250のシャッターは切れているが、その分ISO感度が上がって、ざらついた画面になってしまった。
f0031682_11234182.jpg
ま、この場合粒子が滑らかでぶれた写真よりは、ざらついてもシャープな写真の方が正解だ。
結局ゴマシジミには合うことは出来ず、蝶の数も少なくて、レンズのテストをするまでにはいかなかったが、悪条件でも何とか撮影出来たのはレンズの力かも知れない。

# by dandara2 | 2006-08-11 11:20 | 産卵 | Comments(2)