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2016年 02月 28日

小畔川便り(モンキチョウの吸蜜シーン:2016/2/26.27)

2月26日は少し気温が低いけど、天気は良かった。

21日から5日間経っているので、モンキチョウの数は少しは増えているかなと期待して出かける。
思ったほどには増えていなかった。

この日はモンキチョウの飛び立つところを狙うがなかなか思うような写真が撮れない。

それでも、オオイヌノフグリで吸蜜していた個体が飛び立つところは何とか撮れていた。
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背景まですっきり処理したいと思っても、オオイヌノフグリが小さな花なので、なかなかこちらの思った通りの場所で吸蜜してくれない。

時々ホトケノザでも吸蜜するけど、やはり草の影が邪魔になってなかなか思い通りにはいかない。
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家内撮影

雌雄が絡むシーンも一度だけあった。
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ちょっとお互いが離れた感じでしか撮影できなかった。


27日は26日よりもちょっとだけ気温が高い。

雌雄が絡むシーンも少しずつ増えてきた。
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黄色型のメスのようだ。

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オスにまでピントが合わなかったのは残念だけど、メスが尾端を挙げているところがきちんと写っていた。


モンキチョウが発生してから、吸蜜にきてくれないかと狙っているオオイヌノフグリの群落があるのだけど、なかなかそこでは吸蜜してくれない。

なぜか単独の花を好むような感じで、もう少し華やかな感じがほしい。
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それでもメスはいったん吸蜜を始めると、近くの花で繰り返し吸蜜してくれるので、一応狙いに近いシーンを撮ることはできた。
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ちょっと影が邪魔。

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もう少し華やかだとね。

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これは少しお気に入り。

そんな中、ようやくオスが狙っていたオオイヌノフグリの群落で吸蜜を始めてくれた。
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手前の草が邪魔だけど、やったーと喜んで撮影。
こういう場合、少し手を入れておくという手もあるけど、好い加減な性格だからあまりやったことがない。


ある程度の収穫があった一日だった。

by dandara2 | 2016-02-28 22:10 | 吸蜜 | Comments(8)
2016年 02月 26日

小畔川便り(モンキチョウ交尾:2016/2/21)

2月21日は前夜に雨が降って、午前中は雲が多かった。
昼近くになって雲が切れてきたので自宅前の川原を歩く。
風が強く、気温も低い。

歩き始めても何もいない。
土手を見ていたら、モンキチョウのオスが地面にとまっているのが目に入った。
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とりあえず撮影するけど、また雲が出てきてしまい、寒いので待っていても飛びそうにない。

空を見ると、それでもだんだん雲が切れてきそうなので、一通り発生地を見て歩くことにした。
風は相変わらず強く、日が差してもあまり温かく感じない。

結局何も出てこなかったので、最初に見たオスの場所に戻る。
ところが、オスのいたはずの場所にきても何もいない。

おかしいな、飛んでもいないのにどこに行ったんだろうと何度も探すがわからない。

そのうち、草の葉に違和感を感じてよく見たら、なんと交尾したペアが止まっていた。
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この写真ではそこそこ目立つけど、実際には、あれっと思ってじっと見つめなければわからないくらいだった。
家内も何度もそこを通っていたのに全く気が付かなかったようだ。

とりあえず撮影して、少し先にいた家内に、交尾ペアがいると伝える。

ところが家内が来てカメラを向けると、なんと、するするとメスが離れてしまった。
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家内撮影

交尾しているペアが離れるとは全く予想していなかったのであっけにとられてしまった。

後で写真の情報を見ると、最初にオスを撮影してから、この交尾個体を見つけるまでに1時間ほどたっているから、我々が歩き始めてすぐに、日が射したら飛び立って交尾が成立したようだ。

それに、交尾していると思った写真をよく見ると、尾端が少し離れすぎているので、この時点で交尾が終わっていたのかもしれない。

もちろん、別のペアが交尾していた可能性もあるけど、この日は個体数が少なかったから、同じオスのような気がする。

メスの方が元気で、そのあたりを飛び回り始めたので、とりあえず飛んでいるところを撮影。
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オスはその間じっと止まったままだった。
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やがて体が温まったのか、近くのオオイヌノフグリで吸蜜を始めた。
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家内撮影

結局この日は、このペア以外に動いている蝶はいなかった。

by dandara2 | 2016-02-26 09:32 | 交尾 | Comments(2)
2016年 02月 22日

小畔川便り(モンキチョウ交尾・受難:2016/2/19)

2月19日は穏やかな撮影日和。
モンキチョウの数も増えてきたかなと思って川原へ行く。

早速オスが出迎えてくれた。
オオイヌノフグリで吸蜜している。
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メスも現れたけど、小飛してすぐ止まり吸蜜の気配はない。
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羽化して間がない個体だろう。

banyanさんがいらしていて、今日はそこそこの個体がいるとの話。
撮影できたのでお帰りになるところだとのこと。

前回と同じような吸蜜シーンを撮影しても仕方ないので、今日は少し違ったシーンを撮りたいと思う。

先ほど新鮮なメスがいたから、もしかしたら配偶行動か、運が良ければ交尾シーンが撮れるかもしれないと思い、メスのいた場所に引き返す。

歩きながら見ていると、探雌飛翔中のオスがメスを見つけたらしく、メスが飛び上がった。

交尾するかなと思ってみていたけど、2頭で追飛を始めたので、これは交尾は無いなと思って、カメラを変えて追飛の撮影に切り替えた。
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ここの土手はまだ茶色一色だ。
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青空が背景に入ってくれた。
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この後土手を降りてきた。
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一通り撮影して、また探雌飛翔中のオスに目をやると、今度は草むらの中に飛び込んだ。
すぐに飛び立たないので、これは交尾成立かなと思って近づくと、案の定草むらの中で交尾していた。
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このままでは写真になりにくいので手を出すと、意外に敏感ですぐに飛び立って思うような場所にとまってくれない。
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そのうちには交尾したまま土手の上に飛び上がってしまった。

アーアと思ってみていたら、土手の向こうからヒヨドリが飛んできてばくっと咥えてしまった。
そのまま近くの枝にとまったので、とっさに咥えているところを撮影した。
この後すぐに飲み込んでしまったので、写っていたのはこの一枚だけ。
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今までも鳥が蝶に飛びつくのは何回か目撃していたけど、失敗する例が多かったし、成功してもそのまま飛んで行ってしまい撮影はできなかった。

貴重なシーンが撮れたけど、私が飛ばさなければ無事子孫を残せたかもしれないのにと思うと心が痛んだ。

by dandara2 | 2016-02-22 12:27 | 天敵 | Comments(12)
2016年 02月 18日

小畔川便り(モンキチョウ飛翔:2016/2/14)

2月14日は関東やその他の地域で春一番が吹いた。
交通が乱れたり大変なところもあったようだけど、自宅付近は気温は上がったものの風はほとんど吹かず、穏やかな一日だった。

こんな日はきっと良い写真が撮れるに違いないと思って川原を歩くけど、モンキは姿を現さなかった。
モンキどころかキタテハすら姿を現さない。

片道1Km程の川原を一通り歩くけど全く収穫がない。

同じ道をゆっくり戻ると、今までモンキが出ていない場所でようやくオスが飛んでいるのが目に入る。

この日は、もしモンキがいたら飛翔を撮ろうと思っていたので、早速飛翔用のカメラを構えるが、探雌飛翔をしているオスは簡単には撮影距離に近づかせてくれない。

何度かトライしてようやく撮影することができた。
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モンキチョウを追いかけながら撮影しているので、背景が移動している。
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飛び立つところをBMCでも撮影したけど、同じ飛翔といっても感じが全く違う。
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それぞれの特徴を生かした写真が撮れるように頑張りたい。
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そのうち吸蜜を始めた。
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この場所ではキタテハも現れてテリハリをしている。
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キタテハの飛翔はモンキチョウ以上に速く、単独で飛んでいる時には動くものに敏感で、撮影しようとするとすっと離れてしまい全く間合いに入れない。
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スピードが速いから、画面内に入れるだけでも至難の業だ。
もう少し慣れないと難しい。

仕方ないので、BMCで飛び立つところを撮影した。
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それでも敏感でなかなか近づけない。

by dandara2 | 2016-02-18 14:20 | 飛翔 | Comments(10)
2016年 02月 14日

小畔川便り(モンキチョウメス:2016/2/11.13)

2月11日は少し気温が低いかなと思うけど、蝶の撮影には申し分ない晴天。
11時30分過ぎに川原に出るとbanyanさんがお見えになっていた。
聞くと、まだモンキチョウは出ていないという。

9日にはすでにオスが出ているので、普通に考えるとこんな晴天の日には出てきてもおかしくないのに全く出てこない。

蝶を探して川原をしばらく歩くと、dragonbutterさんの姿があった。
やはり蝶の姿を見ていないという。
蝶の姿を見ないまま13時30分過ぎにbanyanさんはお帰りになった。

これでダメなら今日はあきらめようと、もう一度可能性のありそうな場所を歩くと、足元から白い蝶が飛び出す。
見るとモンキチョウのメスだ。
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この個体は羽化直後のようで、飛び立っても数メートル飛ぶとすぐに地面にとまる。
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飛んでいるところを撮ったけど翅がまだ柔らかそうな感じにしなっている。
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13日は天気は午後から曇るけど、気温は上がるという。
羽化した蝶がいるならば、早めに飛び出すだろうと10時過ぎに家を出る。
川原に行くと霧島緑さんがおいでになっていた。

しばらくしてbanyanさんもいらしたけど、モンキチョウは姿がない。
ただ気温が高いのでキタテハが何頭も出ていた。
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この川原では、昨秋からキタテハを見かけることが少なかったので、喜んで撮影した。
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まだテリハリとかはしていないけど、結構敏感で近づくとすぐに飛び立つ。
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目の前を元気に飛び回る蝶を見るのはうれしいものだ。

この日も昼近くになってようやくモンキチョウが飛び出す。
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メスだし、見つかった場所も同じだから11日に羽化した個体だろう。

この日はオオイヌノフグリで吸蜜していた。
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by dandara2 | 2016-02-14 09:44 | 越冬 | Comments(14)
2016年 02月 10日

小畔川便り(モンキチョウ初見:2016/2/9)

2月9日は良い天気だったので、午後からモンキチョウ狙いで河原へ出る。

歩き始めてすぐに足元からモンキチョウが飛び出した。
鮮やかな黄色がまぶしい。
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ニコンD800 70-200+ケンコーテレプラス×1.4 f8 1/2500 ISO400

ああ、やっと出たな、これでいよいよシーズンインだなという感じになる。
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ニコン1V3 10-30 f3.5 1/4000 ISO220

今年はオオイヌノフグリが結構咲いているので、モンキチョウはすぐにその花で吸蜜を始めた。
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ニコンD800 70-200+ケンコーテレプラス×1.4 f8 1/1600 ISO400

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ある程度写真が撮れたので、1V3で飛び立つところを撮影する。
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ニコン1V3 10-30 f3.5 1/4000 ISO280

昨年は1J5で撮影していたけど、バッファが小さい分時間的なゆとりがなかった。
V3は1J5よりバッファが大きいから、安心して撮影ができる。

それでも草の中のオオイヌノフグリにとまることが多いから、なかなかきっちりピントの合った写真は難しい。

こちらは比較的よく撮れた方だ。
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ニコン1V3 10-30 f3.5 1/4000 ISO220 60コマ/秒

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この日は2頭のモンキチョウを見かけた。
これから出かけるたびに数は増えてくるのだろう。

他の蝶の撮影が本格的に始まるまでにはまだ1か月くらいあるけど、その間にモンキチョウ相手にいろいろ試してみようと思う。

by dandara2 | 2016-02-10 10:08 | 初見日 | Comments(16)
2016年 02月 07日

小畔川便り(またヒメアカタテハ:2016/02/02-07)

今年は1月中にはモンキチョウは発生しなかった。
1月は中旬から下旬に寒い日が続いたからその関係だろうか。

2月に入って中学入試と週の後半は授業がない関係で、7日まで休み。
モンキがいつ発生するだろうかという興味で散歩がてら川原を歩く。

2日、晴れているけど風が少し強く寒い。
こんな日には成虫は飛び出さないだろうと思って、何気なくめくったギシギシの葉裏にベニシジミの紅色型の幼虫がいた。
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最初は気が付かなかったけど、茎にももう一頭とまっていて、撮影中にずんずん動いてきて、2頭が並んだ。
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歩いていたら、何かが飛び出した。
見るとキタテハ。
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なんでこんな日に飛び出すの~という感じ。
家内と奇跡的だねと話す。

2月3日
この日のほうがちょっとだけ気温が高いような気がするけど、風は2日より強い。
結局成虫は何も飛び出さず、ベニシジミの緑型の幼虫を撮影した。
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2月4日も何も飛び出さない。
木で越冬中の、幼虫と蛹の様子を確認する。

ゴマダラチョウ
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アカボシゴマダラ
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モンシロチョウ
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ジャコウアゲハ
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2月5日
ニコンのニュースで、3月発売予定だったD500が、注文が多くて生産が間に合わないとかの理由で、発売が4月下旬に伸びるという。

ギフチョウのシーズンにはD500で撮影ができるかなと思っていたのにがっくり。
予定していたレンズの調子を見るために、D800に70-200とケンコーのテレコンをつけてみる。
これで、D500に70-200をつけたのとほぼ同じ感じ。

川原を歩いていたら、足元からヒメアカタテハが飛び出した。
ヒメアカタテハの越冬の様子が少し見えてきたので、1月の早い時期の成虫と違って、この時期の成虫は蛹で越冬したのかなと、少し感慨深いものがある。

早速D800で撮影。
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フォーカスも早くいい感じ。
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出来上がった写真は、やや被写界深度が浅い。
今まで1V3の深い被写界深度に慣れていたので、もう少しいろいろ試さないといけないかも。

1V3に10-30をつけ、無理やり飛ばしてみたけど不自然な感じがして没。
これは飛び立つ前の写真。
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2月7日
朝起きてみたら、一面の雪景色。
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積もらないような予報だったのでびっくり。

川原も一面の雪
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たた、雪は柔らかく、昼までにはほとんど溶けてしまった。
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昼から川原を歩いてみるけど、さすがに何も飛ばなかった。
赤い葉に緑色のベニシジミの幼虫がいた。
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月・火と学校に行ったら、今度は高校入試。
週の後半は授業を持っていないから5日間ほど休みになる(専任でないとこんな時に楽だ)。

気温も上がるというし、いよいよモンキチョウが出るかな。
そうなると、川原に行けばいつでも成虫の写真が撮れるようになるから楽しみだ。

by dandara2 | 2016-02-07 18:22 | 越冬 | Comments(14)
2016年 02月 03日

小畔川便り(ヒメアカタテハの越冬-2:2015-2016)

少し写真が多くなり、不気味な幼虫の姿も多く掲載してありますが、ヒメアカタテハの越冬についてです。

12月も中旬になると見かけるヒメアカタテハの成虫の姿もまばらになる。
12月下旬にヨモギの様子を見て歩くと、あちこちにヨモギの葉をつづったヒメアカタテハの巣が目につく。
この場合は複数の幼虫がいそうな感じ。
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2015/12/22

右側の巣が新しそうに見え、糸のくくりも荒そうに見えたのでそっと開いてみた。
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予想した通り幼虫がいて、黄色い3つの点列があるし、体長も1㎝くらいはあるから3齢幼虫だろうか。
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この巣は幸いその後きちんと補修され、幼虫も元気な様子だった。

産卵された卵はどうなったかと探すけど、特に印はつけていないのでわからない。
ヨモギの葉が小さく折れている葉をよく見ると、小さな幼虫がいた。
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2015/12/15

体に特に斑紋もないので、1齢幼虫かもしれない。

こちらは黄色い斑点列があるから、2齢、あるいは3齢だろう。
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2015/12/21

先ほどの3齢に比べると明らかに小さいから、2齢の可能性が高そうだ。

このころになると、ヨモギの葉の上で休んでいるような5齢幼虫が見つかる。
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2015/12/21

そしてこのころの幼虫には、かなりの確率で寄生蠅の卵が産み付けられているのが見つかる。
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2015/12/22

この幼虫は盛んに摂食しているけど、頭部周辺にはこの写真だけでも7卵が産み付けられていた。
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2015/12/28

この幼虫は、太くて不気味で、最初はヒメアカの幼虫には見えなかった。
それでもヒメアカの幼虫には間違いないだろう。
頭部周辺だけでなく、尾部にも産み付けられている。
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2015/12/28

産み付けられた卵が、幼虫によって取り除かれないように、頭部周辺に産むことが多いということだけど、蠅は頭部と尾部を認識しているのだろうか。

このケースでは脱皮寸前の4齢に産み付けられている。
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2015/12/28

この場合は脱皮してしまえば無駄になってしまうことになる。

幼虫の多い場所を見てみると、ヨモギの周囲を活発に歩き回る蠅が目につく。
表面だけでなく、ヨモギの中にまで潜り込んでいるから、これが寄生蠅だろう。
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2015/12/24

ヒメアカタテハの寄生蠅については、こちらに写真がある

アカタテハにも同様の寄生蠅(ホオヒゲハリバエの一種)がいるそうなので、きっとその近縁種だろう。


かなりの数の蠅がいたので、この時期には終齢幼虫がある程度の数いるのだろう。
卵が付いていたのは、見つけた幼虫の4割くらいに相当した。

この時期、びっくりするくらい大きな幼虫がいた。(左隣にいるのはたぶん3齢幼虫)
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2015/12/24

逆にびっくりするほど小さな5齢幼虫もいた。
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2015/12/24

普通の幼虫の半分くらいしかない感じ。

"蝶・雑記"によれば、一般の5齢幼虫の半分くらいの日数で6齢になる場合があるということなので、この幼虫がその5齢で、上の大きな幼虫が6齢かもしれない。

先ほどの尾部に寄生蠅の卵を産み付けられていた幼虫も、不気味なくらい太っていたから、6齢だったのかもしれない。

幼虫はどうなっているか気にしてみると、きれいだけど生活臭の乏しい巣が見つかる。
中に幼虫がいる巣は、幼虫が葉の表面を食べていくので、外から見ても食べられた部分がわかる。
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2015/12/5

それに対して、あまりそういった食痕のない巣もある。

この巣は大きな1枚の葉をきれいにつづってあり、中にはどんな幼虫がいるんだろうと思って注意したけど、数日たっても何の動きもない。
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2015/12/21

中で脱皮しているのかと思って様子を見ていたけど、あまり動きがないので、我慢できなくなって巣を開いてみたら、干からびた幼虫が出てきた。
大きさから、3齢か4齢くらいだったと思う。
この時はがっかりして写真を撮るのを忘れてしまった。

また、別の巣では、一見して中に幼虫はいそうだけど、何かおかしいと思われる巣があった。
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2016/1/8

かわいそうだけど、巣を開いてみたら、中には死んで干からびた幼虫がいた。
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体に小さなダニが付いているのが気になるけど、多分死んだ後についたものだろう。
こういった生活臭のない巣は時々見つかる。

中齢以上の幼虫の耐寒性はあまり強くない感じがする。

1月に入って新成虫が出てきた。
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2016/1/1
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2016/1/1

ここ数年、この時期の新成虫を見ていて気になるのは、見つけた翌日にはもう見かけることがない。
他所に移動してしまうのか、この時期の夜の寒さに耐えられないのか、どちらなんだろう。
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2016/1/16

大寒の頃になるとヨモギも枯れて幼虫の巣も見つけるのが難しくなる。

それでも2月2日に探してみたら、いくつかの巣が見つかった。
3齢以上の幼虫が作るような巣はほとんど見つからない。

かわいそうだけど、見つけた巣の中に幼虫がいるのか確認するために一つの巣を開いてみた。
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2016/2/2

中にいたのは体に目だった模様がないから1齢幼虫のようだ(大きさは3mm位)
弱々しく動いていたから生きてはいるようだ。

下の巣は開いていないから幼虫がいるかはわからないけど、右側の葉には糞が転がっているからたぶん中にいるだろう。
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2016/2/2


いるとしたら2齢くらいかな。

ここまでの観察で推測できるのは以下の点。

(1)1月から2月にかけて観察できる新鮮な成虫は、秋に産卵された卵が、12月初旬にかけて蛹化したものが羽化したものだろう。

(2)春に観察できる個体(自宅近くでは、4月中旬から5月に見られる)は、晩秋に産卵された卵が、卵か若齢幼虫で越冬したものだろう。

これらの点は、今のところは推測だけど、今後少しずつでも記録を積み上げていきたい。

by dandara2 | 2016-02-03 10:08 | 越冬 | Comments(10)