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2015年 02月 27日

小畔川便り(キタテハ・ヒオドシ誤求愛:2015/2/23)

22日は九州、中国地方で春一番が吹き、関東も23日に春一番が吹くかと思ったけど、風が弱く春一番にはならなかった。
それでも気温は高く、風が弱いので絶好の撮影日和になり、たくさんのモンキチョウ、キタテハが飛び出した。

気温が高いのでモンキチョウは敏感で近づくと飛んでしまうので、もっぱら飛翔を狙う。

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ニコン1V3 10.5魚眼(下も同じ)

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飛んでいた雄がすっと方向を変えて地面に降りたので見ると、黄色型の雌が止まっていた。
絡んでいるところを撮ろうと急いで近づくと、その時にはもう交尾が成立していた。

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ニコン1V2 マイクロ85 (下も同じ)

ほんの数秒のことだ。

足元から飛び出したモンキチョウがホトケノザに止まったので、吸蜜かと思ってそっと近づいて撮影。

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ストローが伸びていないので、ただ止まっただけのようだ。

この日はキタテハが多かった。

キタテハの飛翔は、モンキチョウ以上にスピードが速く敏感なので難しいけど、チャレンジしてみた。
近づけないので、50㎝に設定。
結構近くを飛んだようでも、小さくしか写らない。

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ニコン1V3 10.5魚眼(下も同じ)

せっかくピントがあっていてもこれではつまらない。
リスク覚悟でもう少し近くに設定した方が良いようだ。
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2頭が絡む瞬間もあったけど、長続きしなくてすぐにばらけてしまった。

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その時、2頭が絡みながら横を通ったけど、一頭がやけに大きい。

地面に降りたところを見たらヒオドシチョウだった。

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ニコン1V3 1ニッコール10-30

ヒオドシチョウはキタテハに対して体を直角に向けて交尾拒否の姿勢。

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ニコン1V2 マイクロ85(下も同じ)

これはキタテハの雌がやるのと同じ姿勢だ。

そのうち、ヒオドシチョウは飛びあがって逃げ出した。

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キタテハがあきらめた後はヒオドシチョウは翅を開いて日光浴をしていた。

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ほっとしたのかな
この場所でヒオドシチョウを見たのは初めてなので少々びっくりした。



by dandara2 | 2015-02-27 10:13 | Comments(4)
2015年 02月 24日

小畔川便り(カメラをなるべくコンパクトに)

2月16日に、はじめて魚眼を付けた1V3で飛翔にチャレンジしたのだけど、自分の想定した撮影距離に近づけなかった。
それで、天気の回復した19日は再チャレンジすることにする。

それと、前回使ってみた10-100ではなく、10-30での使い勝手も試してみた。

右が10-100を付けた時の大きさ、左が10-30のとき。

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グリップとビューファインダーを外すとずいぶん小さくなる。


モンキチョウは前回とほぼ同じくらい、4.5頭の発生だろうか。
オオイヌノフグリで吸蜜する雌をとりあえず押さえておく。

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ニコン1V2+マイクロ85

10-30を使った飛び立つシーンの撮影は、飛び立つ方向によってピンが合わない場合もあるのは、カシオのバスト連射のとき同様だけど、秒60コマだと、それでもかなり確率は高くなる。
何より、RAWで撮影できるので、その後の処理が格段に楽だ。

以下、1V3+10-30でのBMC撮影。

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ニコン1V3+10-30(以下同じ)

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下の写真は、奥行きも出てかなりのお気に入りになった。

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魚眼を付けた1V3での飛翔撮影は、今回は何とか間合いに入って撮影することができた。

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ニコン1V3+10.5(以下同じ)

オオイヌノフグリが斜面いっぱいに咲いていてきれいだ。
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ただ、この距離だとモンキチョウにはやや離れすぎかもしれない。(撮影距離は50㎝、レンズ前面40㎝)
ギフチョウの場合でももう少し近づきたい。

雄同士が絡んだこともあった。
この時期だと、一方が羽化して間もないと若干動きが緩やかになるので、急いで近づいて撮影することができた。

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ただ、雄同士だと絡みが長続きしないので、チャンスは一瞬だ。

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20日も良い天気。
19日同様風の向きが悪く土手に冷たい風が直接当たる。

この日は飛翔の撮影距離をもっと近づけて30㎝に設定。
蝶の大きさがどうなるかの確認。

モンキが飛び始めたので、まず吸蜜を撮影。

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ニコン1V2+マイクロ85

その後カメラを変えてBMCでも撮影。
カメラが邪魔なので、静止用の85マクロの付いたカメラは家内に預ける。
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家内撮影

BMCでは近づきすぎると、蝶が飛び立ったとき、すぐにフレームアウトしてしまうかと思って少し遠目で撮影していた。
今回はかなり近づいてみたけど、秒60コマは蝶の動きを細かくてらえていて何とか大丈夫だった。
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ニコン1V3+10-30


この撮り方だと蝶に近づかないといけないので、マクロの付いたカメラを首から、右肩に魚眼のついた1V3を付けていると、10-30についているストラップの始末に時間がかかったりして面倒。
これも今後何かを考えないと。


飛翔の撮影では、敏感なモンキチョウに30㎝(レンズ前面からだと20㎝)に近づくのはなかなか容易ではない。
雄の場合には逃げられたけど、雌には何とか近づけた。

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ニコン1V3+10.5(以下同じ)

雄同士が絡んだ場合には、短いけれど撮影のチャンスはあった。

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ようやく二線ボケからもほぼ開放されて、飛翔の撮影にも力が入りそうだ。

21日は、夕方から蝶仲間との新年会。

午前中に少しだけ撮影に出るが、飛翔も吸蜜も撮影できず、止まったモンキが飛び立つところを撮影できただけだった。

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ニコン1V3+10-30(以下同じ)

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さすがに秒60コマだとよいタイミングで撮影できるチャンスも多くなる。

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上の写真の次のコマ、0.016秒後。

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キタテハの飛び出しも撮影できた。

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新年会に行く途中でカメラ屋により買い物。
ハンドストラップとカメラポーチを買う。


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写真の右側が、10.5魚眼を付けた飛翔用。
置きピンなのでビューファインダーは使わないため外した。

左が10-30を付けた1V3とポーチ。

邪魔なネックストラップも外して、ハンドストラップに変えた。

ボディだけだとコンデジのTG-3とほぼ同じ大きさ。
レンズの厚みがあるので、それが入る大きさのポーチにした。

これで首から下げる台数が減る。

10-100はもったいないけど、散歩など1台だけ持って歩くときに着けることにした。


実際の使い勝手はどうか。
まだモンキくらいしかいないのでもう少し試してみる時間がある。
具合が悪ければまた何か工夫しよう。

蝶が飛ぶようになったこの時期は、実際にいろいろ試しながら、今シーズンのカメラの設定を決められるので楽しい。



by dandara2 | 2015-02-24 11:40 | 機材 | Comments(10)
2015年 02月 21日

小畔川便り(2014年の生態別写真:配偶2)

配偶行動の残りはシロチョウが中心になります。


エゾシロチョウの雌の所に雄が飛んできた。

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雌は翅を広げて交尾を拒否し、雄は背中に乗って雌をひっかくものだから、雌の翅の鱗粉が剥げてしまっている。
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ミヤマシロチョウも同じような行動をとる。

モンキチョウ雌が尾端を上げて交尾拒否する姿勢はシロチョウ科の交尾拒否姿勢をよく示しているように思う。

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雄は雌の先を飛んで発香鱗のにおいをかがせたりして、何とかメスを着地させようとするけど、その気のない雌は止まらない。
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今年は、雌の視点で先を行く雄を見ているような写真が撮りたい。

開けた場所を飛ぶので、他のシロチョウの仲間が絡んでくることも多い。

モンキチョウとモンシロチョウの絡み

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モンキチョウとキタキチョウの絡み

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ツマキチョウの雄は、ひたすらメスを探して飛び続け止まらない。
これは吸蜜中の雄に飛んできた雄。

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ツマキチョウは発香鱗がないのか、雌を追いかけることが多い。

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こちらはツマキチョウとモンシロチョウの絡み
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クモマツマキチョウの交尾拒否姿勢も、シロチョウ科の特徴が良く出ている。

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キタキチョウ秋型の雌に中間型の雄が絡んでいる。

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季節型のある種類ではそんな姿を目にすることもある。

ヒメシロチョウの雄は、求愛のときに口吻をぴんと伸ばしている。

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アピールなのか、興奮でそうなるのか面白い。

セセリチョウの配偶行動はなかなか撮影できない。
見ないわけではないけれど、スピードが早くうまく撮影できない。

比較的飛ぶのが遅いギンイチモンジセセリがかろうじて撮れた。

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雌を探している雄が、一瞬絡んで違う方向に飛んで行った。

ダイセツタカネヒカゲ、両方とも雄だと思うけど、こちらも雄が出会って一瞬絡んだ。

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その後離れていった。
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生態別写真はとりあえずこれで終わりにします。




by dandara2 | 2015-02-21 08:00 | 配偶行動 | Comments(8)
2015年 02月 18日

小畔川便り(モンキチョウ飛翔:2014/2/16)

2月14,15日と気温は7.8度で北風が強かった。
16日は風も弱まり、気温も13度を上回ったので、ようやく飛翔の写真が撮れるかと期待して川原に出る。

先日モンキチョウが見られた場所では姿がなかった。
時間は11時半くらいだけど、まだ少し風が残っていて飛び出すには肌寒い感じ。

例年発生の早い場所に行くと、ようやくモンキチョウが飛んでいるのが見える。
最初は止まらないので、飛翔を撮ろうとするけど、こちらに飛んできたので身構えると、すっと距離を保って撮影ができない。

そんなことを繰り返していると、ようやくオオイヌノフグリで吸蜜を始めた。

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ニコン1V2 ニコンマイクロ85

一度吸蜜するようになると、花から花に止まるようになるので撮影のチャンスは増える。
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ニコン1V2 マイクロ85

地面にも止まるようになったので、1V3に10-100を付けたもので飛び立つシーンを狙う。
今回は広角で狙ってみる。

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ニコン1V3 1ニッコール10-100(14)

本当は最短撮影距離の短い10-30(全域で最短撮影距離20㎝)で狙う方がいいのだろうけど、広角で近づけないかもしれないと弱気になって、100mmまである10-100(最短撮影距離10㎜で35㎝、100㎜で65㎝)を付けてきていた。
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ニコン1V3 10-100(11)

結局広角で近づけたけど、狙いがあいまい。
ま、この前8万近く出して買ったレンズを、結局使わないのではもったいないという迷いもあるわけだけど、ギフのころにはどちらにするかはっきり決めておかないと。

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ニコン1V3 10-100(11)

飛び立つとなかなか止まらない雄を見ていたら、一瞬地面で絡んだ。
様子を見に行くと、もう一頭の雄がいて、こちらは今日羽化したのか飛翔速度が多少ゆっくり。
こちらで飛翔写真を狙うことにする。

とは言っても、モンキチョウは飛翔が巧みで、結局今日の魚眼の間合い(レンズ前面から30㎝位)には近づけなかった。

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ニコン1V3 ニコン10.5

しかもシャッタースピードも1/2000にしてみたのだけど、これだとモンキの場合は微妙にぶれていた。
絞り込んで被写界深度を稼ごうという姑息な考えはしっかり返り討ちに会ってしまった。

この日の飛翔写真は、ブレ、ボケのダブルパンチ。
ボケ味は合格点かなと言うことはわかったのが収穫かな。
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ニコン1V3 ニコン10.5

背景も空で抜いておくべきだったかなと反省、ただ土手の傾斜がきつく高さも結構あるので難しい。

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ニコン1V3 ニコン10.5

そうこうするうちに家事を終えた家内が来て、先日モンキを初めて撮影した場所でメスが出ていたと言う。

それで様子を見に戻ると、雌が飛び出してホトケノザで吸蜜を始めた。

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ニコン1V2 ニコンマイクロ85

雄もホトケノザで吸蜜したのだけど、時間が短くて土手を登る間に逃げられていた。
雌は動作がゆっくりなのでこんな時には助かる。

オオイヌノフグリでも吸蜜。
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ニコン1V2 ニコンマイクロ85

落ち着いているので、カメラを替えて飛び立つところを狙う。

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ニコン1V3 10-100(11)

飛び立つところを狙って液晶画面で見ていた時には、背景も入っていい感じに見えたけど、出来上がった写真はもう少しと言う感じだった。

翅がしなっているのは、電子シャッターのせいなのかもしれない。



by dandara2 | 2015-02-18 10:11 | 飛翔 | Comments(12)
2015年 02月 15日

小畔川便り(2014年の生態別写真:配偶行動1)

そろそろ新生蝶が出始めてきたので、2014年の生態シリーズもまとめておきたいと思います。

第三弾は配偶行動。

蝶の生活は、短い成虫期間の間は、配偶相手を探し、交尾し、産卵すると言う目的のために費やされるわけなので(栄養補給のための吸蜜、吸汁もありますが)、その配偶相手を探す行動も記録に残しておきたいと思っています。

ただ、配偶行動は交尾や産卵と違って、一瞬のことが多く、飛んでいることも多いので、目撃はできてもきちんと記録するのは結構難しいです。
それに、雌にだけではなく、同種のオス、異種の個体に対する誤求愛も結構あります。

勉強不足なので、良くわからないことも多々あります。
中身が違っていたらご指摘ください。

枚数が多いので、これも2回に分けます。

羽化して間もないと思われるヒメギフチョウの雄の所に、雄が飛んできて絡んだ。

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絡まれた雄は嫌がって飛び立ち、カタクリの群落の所に止まってしばらくじっとしていた。
そこにも別の雄が絡んできた。
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ギフチョウの雌は羽化直後に交尾するケースが多いけど、羽化後少し時間がたったメスは山の頂上付近に移動してそこで雄を待って交尾をすることもある。
当然オスもそこに移動して配偶相手を探すけど、ヒオドシチョウも同じ目的で移動してくる。

ヒオドシチョウは飛んでいるものは何でも追いかけるけど、ギフチョウのオスは異種を追いかけることはほとんどしない。
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吸蜜しているカラスアゲハの雌を撮影していたら、突然視野に雄が飛び込んできた。

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とっさのことでオスが画面からはみ出してしまったのが残念。

今度はカラスアゲハの雌の所に、オナガアゲハの雄が飛んできて絡んだ。

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家内が変な組み合わせで交尾しようとしていると教えてくれたホソオチョウ。

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かなりしつこくせまっていたけど、相手も雄だから当然無理。
先日写真を整理していて、うっかり交尾の方に整理しようとしてしまった。
完全な交尾態勢ですよね。

ウラゴマダラシジミは、雌の裏羽の白っぽい色に強く惹かれるようだ。

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この時はセリバヒエンソウの花の色に惹かれて飛んできた。

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吸蜜かと思ってみていたけど、ストローを出すことなく飛び去って行った。
この年には撮影できなかったけど、アワフキムシの白い泡にもよく飛んでくる。

オオルリシジミの雌(上)に惹かれて雄(下)が飛んできた。

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雌雄の絡みを撮ろうと頑張ったので、一緒に撮れてうれしかった。

ミドリシジミの卍飛翔。

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これって雌が来た時には交尾につながる行動なんだろうか。
それとも、テリトリーに入ってきたオスを追い出す行動?
どこかで読んだような気がするけどよく覚えていない。

シジミチョウの交尾拒否行動って写真に撮ってもはっきりとしたバターンが良くわからない。

ミヤマシジミ

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ウラナミシジミ

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ヤクシマルリシジミ

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最後には雌がびっくりしたのか、嫌がったのか飛んでしまった。
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クロツバメシジミはこの後交尾が成立した。

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交尾拒否の場合は、基本的に腹部を翅の間に隠しておくのかな。

オオルリシジミの発生地にはウラギンヒョウモンも多い。

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標高がそれほど高くないし、時期も早いので、サトウラギンヒョウモンかなと意識して撮影した。

秋、ヒガンバナの咲くころ、ツマグロヒョウモンの雄が雌にアタックしていた。

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雌は一点にホバリングするようにして雄を拒否していた。

コミスジの場合には飛んで逃げる。
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by dandara2 | 2015-02-15 11:08 | 配偶行動 | Comments(6)
2015年 02月 13日

小畔川便り(モンキチョウ発生:2015/2/12)

2月12日に新生モンキチョウを自宅前の川原で発見、撮影することができた。
11日、12日と天気が良かったので、モンキチョウが羽化するとしたらこのあたりだろうと思っていたが、12日にモンキチョウ1♂を確認した。

今年は草刈り時期が遅く、川原には丈の高い草が生えていない。
いつもだとズボンについて困るセンダングサなどがないのは助かるのだけど、この時期には見かけるキタテハの姿が少ない。
越冬に適した場所がないからだろう。

2月7日に、dragoubutterさんご夫妻が川原においでになったが、歩いていたら足元からキタテハが飛び出した。

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ニコン1V3+マイクロ85mm

その前日も歩いたけど、何も見かけなかった。

この時は、ようやく1V3のBMC機能で、飛び立つキタテハの撮影をすることができた。

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ニコン1V3+10-100(10mm)

いままでも、飛び立つ瞬間を撮影したくて、カシオのバスト連射機能で撮影したけど、なかなか納得のいく写真が撮れなかった。
jpegでしか撮影できないので、光の条件が厳しいとうまくいかないし、撮影コマ数も秒30コマなので、ベストのタイミングでは1枚くらいしか写っていないとか、いろいろ制約が大きかった。

1V3では、最大秒60コマ、RAWで撮影できるので、ずいぶん楽になって期待が持てる気がする。

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ニコン1V3+10-100(10mm)

今回は、証拠写真程度だったけど、手ごたえは感じた。

魚露目でも撮影したけど、少し近づきすぎてくどくなってしまったかな。
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TG-3+魚露目

少し引いた方がいいのかな。でも迫力がないような気もするし…
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TG-3+魚露目

また悩みながらの撮影になるかな。

この日は、ご夫妻を案内して、越冬しているムラサキシジミ、ウラギンシジミをお見せしたけど、ムラサキシジミは、a個体群は2頭とも無事だったけど、b個体群は残っていた1頭もいなくなってしまっていた。

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ニコン1V2+85mm 10日撮影


ウラギンシジミもH個体がいなくなって、残るはB,C個体のみとなった。

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B個体 ニコン1V3+10-100(100mm) 

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C個体 ニコン1V3+10-100(100mm)

このB,C個体も10日に確認した時にはいなくなってしまっていて、観察していた個体は全て姿を消した。


11日は天気も良く、多いに期待して川原を歩いたのだけど、何も飛ばず、がっくりして帰宅した。

12日、今日こそはと思って川原を歩くけど、何もいない。
キタテハすら飛び出さない。

どうなっているんだろうと家内と話しながら、もう1回同じルートを歩くけど、やっぱりダメ。

あきらめて帰りかけた時に家内が、「モンキチョウ」と叫ぶ。
見るとオオイヌノフグリで吸蜜していた。

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ニコン1V2+85mm

家内がいなければ気が付かずにそのまま帰っていたところだった。
やったーこれでようやく春が来たと思うとうれしい。

今回はBMCは望遠側で飛び立つところを撮影したけど、出来は良くない。

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ニコン1V3+10-100(100mm)

やはり広角側で背景もいれて撮影した方がいいのかなと反省。
付けるレンズも、10-100ではなくて、10-30のほうが良いかもしれない。

魚眼で飛翔を撮影しようと追いかけるけど、撮影距離に近づけずにぼけ写真のみ。

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ニコン1V3+10.5mm

それでもやっと魚眼でシャッターが押せたので嬉しい。
魚眼特有のゆがみも、1V3に付ければ、実質28mmのレンズだから、ほとんど気にならない。
ボケ味も悪くないかなと言う気がする。

これからもう少し試してみよう。



by dandara2 | 2015-02-13 10:34 | 初見日 | Comments(18)
2015年 02月 11日

小畔川便り(2014年の生態別写真:産卵2)

11日の今日は天気も良く、気温も上がるとか。
明日も気温が今日以上に上がるようなので、モンキチョウが発生するだろうか。

その前に、産卵の残りを載せておくことにします。

モンキチョウは、良く産卵を目にするけど、産卵時間が1,2秒と短く、撮影は結構難しい。

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特にこの時の撮影日時は2月2日、記録的な早さだった。
この後関東は大雪に見舞われた。

ツマキチョウは、モンキチョウに比べれば産卵は少しゆっくりで、産卵しそうなメスを見つければ撮影は比較的楽だ。

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クモマツマキチョウも同じ。

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両種とも、食草を目指して飛んできて、ちょっとの間絡むので撮影の準備ができる。

キタキチョウは産卵時間は短い
けど、適した新芽を探して食草の周りを飛び回るので、気が付けば撮影はしやすい。

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アカボシゴマダラは、低いところの枝にも産卵するので撮影はしやすい。

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幼木を好むというけれど、結構大きな木にも産卵している。
あまり選り好みはしないということか、それが生息範囲を広げる原動力になっているのだろう。

コムラサキは結構高いところに産卵するけど、土手の下にヤナギが生えていたので、ちょうど目の高さで産卵してくれた。

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メスグロヒョウモンは、目の高さぐらいから、だんだん高いところまで、産卵しながら登って行った。

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ツマグロヒョウモンは、スミレの近くの枯れ草などに産卵する。

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同じスミレ類を食草とするのに、どうしてこんなに産卵形態が違うのだろう。

アカタテハは葉表に産卵する。

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ヒメアカタテハはつかまってそのまま産卵するので葉表が多いようだけど、葉裏にも産卵する。

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アサマイチモンジは葉表に止まって、わずかに尾端を曲げて産卵するので、それとわかる写真は撮りにくい。

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コミスジも同様。

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この時は、古い葉に止まって、産卵体制をとりながら葉の先端まで後ずさりしていった。

こんな古い葉にも産卵するのかと思ってみていたけど、結局産卵はしなかった。
なので、正確には産卵とは言えないけど、この年にはこれしか撮影できなかったし、面白い事例なのでここに入れておきました。

テングチョウは、開きかけた新芽の中に卵を産み付ける。

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オオヒカゲは、体が大きいからか、横になったスゲにぶら下がるようにして産卵していた。

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ダイセツタカネヒカゲ。
近くの草の間に止まったので様子を見ていたら尾端を曲げたのでやったーと言う感じで撮影した。

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この年の大雪登山は、チャンスは多くなかったけど、ウスバキチョウの産卵も撮影できて大収穫だった。

ギンイチモンジセセリの産卵を狙っていると、産卵直前の雌は食草に止まる寸前に尾端に白いものが見えることに気が付いた。
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止まっても産卵しない場合には白いものが見えない。

産卵直前に、卵を尾端近くまで出しているのかもしれない。
今年はさらに観察例を増やし、できればそのシーンも撮影したいものだ。



by dandara2 | 2015-02-11 10:32 | 産卵 | Comments(4)
2015年 02月 09日

小畔川便り(2014年の生態別写真:産卵1)

昨日は時々小雪の混じる冷たい一日だった。
今日は晴れてはいるけど、北風が吹いていて気温もあまり上がらないとか。
それでもモンキチョウが出るまでにはあと数日だろうから、この前まとめた2014年の生態別写真をアップしておくことにします。

今回は産卵シーン。

産卵は母蝶の行動を注意深く見ていると、産卵衝動に駆られたメスは大体わかるので、蝶の生態撮影の中では狙って撮れる可能性の高いシーンだろうと思う。
もちろん、撮影しやすい草原性の蝶が主体になるけど。

かなりの種類を撮影できたので、最初はアゲハチョウ科とシジミチョウ科。

今年は久しぶりに、ギフチョウとヒメギフチョウ両種の産卵シーンを撮影できた。
両種を比較すると、交尾嚢の形態の違いから産卵体制にも違いが出ている。

ギフチョウは、前脚をカンアオイの縁にかけ、後翅も枯葉や地面に触れるようにして体を支えていることが多い。

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ヒメギフチョウは、交尾嚢が出っ張っているので、どちらかと言うと垂直かオーバーハングの葉に産卵することが多く、葉の裏面にしっかりつかまることができる。
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アオスジアゲハは、産卵体制はとったものの産卵はしなかった。

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ただ、その前に産卵した卵が目の前の葉の裏面に見えている。

ホソオチョウは伸び始めたウマノスズクサの新芽に産卵していた。

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ジャコウアゲハは草の間のウマノスズクサ、それも裏面に産むのでなかなかうまく撮影できない。

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ウスバキチョウは40年ぶりくらいの撮影になる。

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なかなか登山道沿いには来てくれず、この時も7,8mは距離があったように思うけど、何とか撮影することができた。
撮影しているときはわからなかったけど、距離がある割にはよく撮れていた。

シジミチョウでは、コツバメがユキヤナギに止まっているので、何をしているんだろうと見てみたら産卵だった。

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ユキヤナギに産卵するとは知らなかったので、あわてて撮影したけどうまくはいかなかった。

ベニシジミは身近な蝶だけど、食草の根元のほうに入り込んで産むことが多くなかなか尾端までとらえるのは難しい。
この時は葉の表に産んでくれたので何とか撮影できた。
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オオルリシジミはクララの花穂にゆったり産卵してくれるので比較的撮影しやすい。

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吸蜜も交尾も絵になる素晴らしい蝶だ。

クロシジミの母蝶は、クロオオアリのいる近くでじっと様子を見ているので、産卵を撮影しようと思うと母蝶とのこんくらべになる。

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ツバメシジミは自宅前の土手にもいるけど、草の間に産卵するのでなかなか撮影しにくい。

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ミヤマシジミは夏季には花穂に産卵するけど、秋には食草の根元に産卵するので撮影しにくい。

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この年はシルビアシジミの撮影に苦労した。

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保護地では、草刈りの仕方がまずく、ミヤコグサ以外の草を根こそぎ抜くものだから、シルビアシジミはほとんど見られなかった。
ようやく保護地でない場所で撮影することができた。

ムシャクロツバメシジミは、中国から人為的に移入されてしまった蝶で、駆除の対象になったけど、しぶとく産卵をしていた。

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今後どうなるだろう。

ヤクシマルリシジミの産卵は、サツマシジミの撮影の案内をしてくれた蝶友のアドバイスをいただいて粘った結果撮影することができた。

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ノイバラのとげが痛かったけど、狙って待機して、その結果撮影できるとうれしい。





by dandara2 | 2015-02-09 10:14 | 産卵 | Comments(6)
2015年 02月 07日

小畔川便り(2014年の生態別写真:交尾)

このところ天気が悪いので、昨年撮影した写真を生態別に整理している。

今までは、テーマ別には整理していたけど、それをさらに年度別には分けていなかった。
「みき♂の虫撮り友人帖」のみき♂さんが2014年に撮った蝶の交尾シーン産卵シーンをブログに乗せておられるのを見て、年度別に整理しておくのも翌年の目標が明確になっていいかなと思えたので、自分でも整理してみることにした。


とりあえずは交尾と産卵を整理してみたけど、昨年撮影した交尾シーンは11種。
産卵シーンは31種だった。

思ったよりは多かったけど、自宅前の川原で見られる蝶のうち、撮影できたものはそれほど多くなかった。
自由になる時間も多くなったし、団地内のいろいろな役員もほぼ今年の5月一杯で終わるので、今年は昨年以上に集中して身近な蝶の撮影をしようと思う。
交通費がかからないのが最高だ。


最初は交尾シーン

交尾は狙って撮れるものではないけど、撮りやすい蝶とそうでないものはあるようだ。

アゲハチョウ科で撮影できたものはホソオチョウのみだった。

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草の間で交尾するので、見つければ撮影しやすい。
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多くのアゲハの生活の場が樹木の間なのでなかなか撮影のチャンスがない。

シロチョウ化はモンキチョウとツマキチョウ、それにヤマトスジグロシロチョウだった。

モンキチョウの交尾は何回も撮影したけど、全て春に撮影した。

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他に撮影対象が少なくて、良く観察していたから気が付くことが多かったようだ。
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ツマキチョウの撮影は、枯草の中でよく見つけたと思う。
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ヤマトスジグロシロチョウはヒメギフ探索中の成果。(ヒメギフには振られた)
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シジミチョウでは、キマダラルリツバメの交尾が撮れたのはうれしかった。

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この場所は、発生木の一部が伐採され、今後の発生はどうなるか心配されたけど、この年は心配したほどではなかったようだ。
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ムモンアカシジミは、1個体の交尾回数が多いのか、毎年ほぼ確実に撮影できる感じ。

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逆にウラナミシジミは、身近な割になかなか撮影できなくて今回が2度目の撮影。
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オオルリシジミは比較的撮影しやすい。
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ヒメシジミは発生地では数が多いので見つかる確率も高い。
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ただこの時は、キマダラルリツバメ探しに気をとられ、ついでに撮影してしまった。

タテハ類の交尾はなかなか撮影できない。
その中ではヒョウモン類は見かけるチャンスが多いかもしれない。

ウラギンヒョウモンの交尾。

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草原にいるせいだろう。

ジャノメチョウも同じ理由で見かけるチャンスは多い方だ。

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今年はもう少し身近な蝶にも目を向けよう。



by dandara2 | 2015-02-07 09:10 | 交尾 | Comments(12)
2015年 02月 04日

小畔川便り(BMCチェック:2015/2/1-3)

1月18日に一頭になっていたムラサキシジミa群、27日に確認した時も1頭だったけど、2月1日には2頭に戻っていた。

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そのかわり、b群のムラサキシジミが1頭になっていた。
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31日は風が強く、止まっている枯葉が揺れたのか、近くの緑の葉に絡んだようになっていた。
それでこすれて飛んでしまったようだ。地面を探してみたけど、それらしいものは見つからなかった。

ウラギンシジミの方は残った個体はみんな無事に越冬していた。
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E個体

モンキチョウが出てきたときに備えて、飛翔用に1V3に10.5mm魚眼を付けたものを1台。
飛び立つところを撮ろうと、1V3に10-100を付けたものを1台持ち歩いている。

何も飛んでいないので、魚眼を付けた方はただのお荷物。

10-100を付けた1V3のBMC(カシオで言うところのバスト連射)も試す機会がないのだけど、ふと川面を見るとコガモがいる。
これが飛び立つところを撮ろうと思ってカメラを構え、驚かそうと思って手を上げた。
ところが何の反応もない。

あれれと思ってカメラから目を離すと、足元からカルガモがバタバタと飛び立った。
前ばかり見ていて、足元の水面を見ていなかった。
とっさにカメラを向けて、ノーファインダーで撮影。

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後で見てみたらピントは甘いけど何枚か写っていた。

2日は晴れてはいるけど、風が強く気温も8度くらいしかなく寒い。
川原を歩いてみたけど何もいない。散歩と思えばまあいいか。
雑木林にはコゲラがいて、近づいても逃げないのでカメラを向ける。

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確かに冬には蝶よりも鳥だよな~

3日も2日と同じような天気と気温。
ウラギンは特に変化はない。
ムラサキシジミは、1頭になったb群はそのまま。

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1日に、風で葉が擦れないようにしたので少しはいいようだ。

近くの枯葉を見ていた家内が、「あれは?」と声を上げる。
見るとムラサキシジミ。

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アングル的に非常に見にくい位置だったけど、よく見つけたものだ。
もしかすると飛んでしまったb群の1頭かもしれない。

川原を歩くと、散歩の人が立ち止って何かを見ている。
カワセミがいるに違いないと思ってそっと近づくと案の定カワセミ。
BMCのチェックにちょうどいいと思って、飛び立つところを撮影してみることにした。

対岸に止まっているし、100mm(35mm換算270mm)なので、写真と言うよりはタイミングの確認。

秒30コマで40枚撮れるようにしてあるのだけど、シャッターを押したときに

1 シャッターを押す前の絵が主に撮れる設定。
2 シャッターを押した前後の絵が撮れる設定。
3 シャッターを押してから後の絵が主に撮れる設定。

の3通りの設定から一つを選ぶようになっている。

人の反応時間を考えると、シャッターを押す前の絵が主に撮れる設定が良いかと思うけど、シャッターを押したときまでしか撮れないのか、そのあと数枚は撮れるのかも知りたい。

カワセミが飛び立った瞬間にシャッターを押す。

28/40 枚目

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31/40 枚目

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38/40 枚目

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シャッターを押すタイミングを少し遅らせれば、もう少したくさん飛びだしたところが撮れるかもしれない。

はやく蝶でも試してみたいものだ。



by dandara2 | 2015-02-04 10:56 | 越冬 | Comments(6)