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2014年 10月 29日

ムシャクロツバメシジミ(2014/10/25)

ムシャクロツバメシジミは本来日本には生息していない蝶だけど、2013年の秋から名古屋で発生している。
屋上緑化用に中国から取り寄せた植物に卵がついていたらしい。

2014年4月に名古屋市環境局がこのチョウの駆除を行って、250人ものボランティアが参加したとのこと。


蝶マニアが放したものでなく、人間の生活の変化から侵入してきた蝶なので、一度見ておきたいと思ったけど、駆除されちゃったら仕方ないなと思っていた。

9月に入ってブログ仲間の旅友さんのブログで発生していることを知り、自分でも見たくなって、撮影に行かれたさっちゃん♪さんから情報をいただき、naoggioさん、横浜のYさんと撮影に行ってきた。
また、kazenohaneさんとは現地でお会いすることができた。

発生地には食草のツルマンネングサが点々と繁茂している。

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手前右側の青緑色の部分がそれだけど、草の間にもたくさん生えていた。
4月の駆除は対岸の部分で行われ、こちら側は手つかずだったらしい。

探し始めてしばらくは見つけることができなかった。

それほど個体数は多くないと言うことだったし、採集者の姿もたくさんあったので、撮影できなくても仕方ないなと思っていたけど、わざわざ出かけてきて手ぶらで帰るのはやっぱり悔しい。

小一時間探して、発生地の端の方に来たので引き返し始めたら、土手の斜面の草むらをちらちら飛ぶムシャクロツバメシジミを発見。

近くにいたnaoggioさんに "いた" と声をかけて追いかける。

なかなか止まらず焦るけど、ようやく止まったところを見ると間違いなくムシャクロツバメシジミ。
在来種のクロツバメシジミと比べると、黒い斑点の部分がはっきりとしている。

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翅を開いたところを見ると、青い斑紋列があって、海クロツを連想させる。
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クロツバメシジミに比べると、黒点が大きい以外に、前翅基部に黒点があるのが特徴。

ムシャクロツが止まっているのが食草のツルマンネングサ。

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土手の斜面にたくさん生えていた。

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最初はなかなか止まらなかったけど、食草の近くに止まったら落ち着いたのかずいぶんゆっくりしてくれた。

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この赤っぽい草にもよく止まっていたけど、食草かどうかはわからない。
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産卵体制はとらなかった。


吸蜜している個体はいないかと気にしてみていたけど、撮影中は見つからず、土手のコンクリートの部分に時々止まっていた。

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時々腹部を曲げて産卵しそうな様子を見せるけど、なかなか産卵せず、また産卵しても尾端が草の間に入ってしまい撮影できない。

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それでもしつこく追いかけて、ようやく産卵シーンを撮影することができた。

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産卵時間はそれほど短くはなく、クロツバメシジミとそう変わらないように感じた。
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周囲にあまり草のない小さな草に産卵したので、後で卵を撮影しようと思う。

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この個体は産卵後翅を開いて休んでいたけど、青い斑紋列は小さめの個体だった。

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他の個体を追いかけたりして、すっかり卵のことを忘れていたら、Yさんから "卵の撮影…" と言われてはたと思いだした。

さてどこに産卵したかと思ったけど、単独に生えていた草なので少し探したら見つかった。

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卵は産卵直後は緑色をしていた。

うっかりして飲み物を買い忘れ、朝7時半から13時過ぎまで一滴の水も飲めなかった。
撮影後に喫茶店で飲んだ水がおいしかった。

皆さん成果に十分満足できたようでよかった。
naoggioさん、Yさん、楽しい時間をありがとうございました。
kazenohaneさん、さっちゃん♪さん、いろいろお世話いただきありがとうございました。




by dandara2 | 2014-10-29 08:37 | 産卵 | Comments(20)
2014年 10月 26日

小畔川便り(ニコン1V3:2014/10/24)

ニコン1V3を購入した。

ニコンD800が重く感じるようになったので、マクロレンズを付ける軽いカメラが欲しくなった。

1800万画素以上あればいいかなと思ったのと、新しくニコン1用に出た1ニッコールの70-300が、ニコン1につけると、テレ側では35mm換算810mmになって最短撮影距離が1.6mになる。
重さが550g。

今家内の使っている1V2と55-200、それにマウントアダブターのセットがトータル822g
ボディを1V3に変えて、このレンズをつけるとトータル874g
写りも性能も断然よくなるので、家内が使うのにいいかなと思った。

レンズもカメラと同じくらいするから、とりあえず1つずつ買って様子見。

21日にビックカメラに行ったら両方とも在庫なし。
注文しても、1V3は11月末、レンズは2月末くらいの入荷だという。
アマゾンでも品切れで、レンズは幻のレンズって呼ばれているんですよだって。
そんなに売れているの???っていう感じ。
なんでそんなになっているのか信じられない。

仕方ないので自宅でネットで調べたら、価格.comでは1V3の在庫があったので、レンズはよく調べずにポチッと2台注文してしまった。
ふと気が付いてレンズも調べたら、ほとんどの店ではなかったけど、3店舗ほどでは在庫があった。

しまったとは思ったけど、レンズは今でなくてもいいかと言うことでそのままにしておいた。

家内に話したら「えーなんでそんな無駄な買い物をしたの」と怒られてしまった。
やっと今のカメラに慣れてきたのに…と言うことでいらないと言われてしまった。

それで、1台はマクロレンズ用、1台は飛翔用にすることにした。

カメラは23日に届いた。
翌24日の夕方に遠征する予定だったので、充電してカメラの設定などを終えて、24日の午前中に自宅前の川原に出て試し撮りをしてみた。


その時に撮影した写真を載せておくことにします。
これは1V3にマクロ85mmを付けた写真。重さはトータル910g
焦点距離は35mm換算230mmになる。
シグマの150マクロを付けたニコンD800の重さが、2150gだから半分以下だ。

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85mmは小型のマクロレンズだけど、カメラが小さいのと、アングルの関係からずいぶん大きく見える。
秒10コマの撮影速度に設定。
1V2の時は秒15コマだったけど、後述するメモリーの関係で、撮影枚数を抑えることにした。

川原に出てみたら、いつも撮影する側の土手がバッサリと草刈りをされてしまって丸坊主。
仕方ないので、自宅側の河原で、セイタカアワダチソウの咲いている一角で撮影。

キタテハが来ていたので、1V3のバリアングルモニターで立ったまま、かがまずに撮影してみた。

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バリアングルは今まで自分が持っていたカメラには着いていなかったので、少々戸惑うけど、使い勝手はよかった。

ここにはウラナミシジミもいて、今年は数が少なく、今まで撮影出来ていなかったので喜んで撮影する。

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雌の翅表はきれいだ。
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雄は痛んでいたけど、毛深いのがよくわかる。
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ファインダーは取り外しができるので、飛翔用の1V3にはファインダーを付けないことにした。
もう1台の1V3で、万が一ファインダーを落とした時の予備にとっておくことにする。
秒20コマの撮影に設定。30コマでもいいかなと思うけど、バッファがいっぱいになるのが早いから、この設定にしてみた。

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レンズは変わらないので、写りと言うよりも使い勝手、特に持ち歩くときにダイアルが勝手に動かないかのチェック。

キタキチョウの撮影では今までの設定どおりで、背景の二線ボケはまあなんとかゆるしてもいいかな。

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1/3200 f4.5 ISO800

ところが、やはりダイアルは動いてしまって、ウラナミシジミの雌雄の絡みの時には汚い二線ボケが盛大に出てしまった。

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1/8000 f3.5 ISO800

今度はISO1600でのチェックもしなくては。

ボディが小さい分、肩から下げて歩くときにどうしても擦れて動いてしまうようだ。
1V2よりはクリックが固いので、いいかなと思ったけどやはり注意が必要だ。
テープで留めずにすむようだといいんだけど。

それと、10-30のレンズがついてきたので、これは1V2に着けて広角レンズ(35mm換算27mm)として使うことにした。

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最短撮影距離は20cmなので、レンズ前面10cm位までは近づけるので、蝶の撮影にも十分な感じだ。
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キタテハを撮影してみたら、背景もそれなりに写って結構いい感じ。

一番の問題は、メモリーカード。
マイクロSDなので、左のSDカードと比べると米粒みたいに小さい。

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もし野外でメモリーの交換が必要になった時に、うっかり草の中にでも落としたら探し出すのは不可能だろう。
一日の成果が、そんなことでパアになったらたまらない。

仕方ないから、一日の撮影では交換の必要がないと思う64ギガのものを買ったけど(写真はカメラのおまけについてきたものです)、値段は2万円超。
なんでも小型ならいいというものではないと言うのが正直な感想だ。



by dandara2 | 2014-10-26 18:56 | 機材 | Comments(8)
2014年 10月 24日

小畔川便り(ムラサキシジミの飛翔にチャレンジ:2014/10/17)

10月17日は、飛翔の最終確認として、ムラサキシジミの飛翔を撮りに出かける。

着いて少しして、狙い通りマテバシイの葉の間を飛ぶムラサキシジミを見つける。

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撮影のチャンスは1回だけだったけど、何とか撮影できた。

ここには、ウラギンシジミも来るので、それも撮影。
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ウラギンシジミの方が飛翔がやや早く、ジャスピンのものはなかったけど、これも何とか撮影することができた。

この日は葉上で翅を開く個体はいなかったので、すぐ横の河原に出てセイタカアワダチソウに来る蝶の撮影をする。


土手の一角にセイタカアワダチソウが咲いていて、そこにいろいろな蝶が来ている。
この日はヒメアカタテハが来ていたので、それをメインに撮影。

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この時期のヒメアカタテハはきれいな色合いで絵になる。
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撮影していたら、ベニシジミが飛んできて、一瞬ヒメアカタテハに絡んだ。
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ヒメアカタテハが翅を開いていたらよかったのだけど、残念ながら閉じたところだった。

飛翔にもチャレンジしてみる。

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家庭菜園では、菊に止まったモンシロチョウの雌の所に、雄がアタックに来ていた。

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なかなか3頭全部にピントの合った写真は撮れないけど、雌雄の斑紋の違いが分かっていい。

20日は、土手に草刈が入ったので、セイタカアワダチソウに来る蝶の写真も撮りおさめかなと思って再度出かける。

この日はヒメアカタテハは少なくて、キタテハが多い。

キタテハの方がヒメアカタテハよりも敏感なのか吸蜜時間が短いのか、カメラを近づけるとすっと飛び去ることが多かった。

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それでも何度かチャレンジするうちには近づかせてくれる個体もいて、この日の目標も無事達成。

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なかなか近づけなかったので、近づける個体には近づきすぎてしまった。
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ヒメアカタテハがヨモギに産卵していたけど、どこに産んだか確認できなくて卵の撮影はできなかった。
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by dandara2 | 2014-10-24 14:19 | 飛翔 | Comments(4)
2014年 10月 21日

小畔川便り(アカタテハの吸水:2014/10/16)

10月16日はムラサキシジミ、ムラサキツバメの開翅を撮影しようと再度同じ公園に出かける。
今日は風もなく、良い天気。

前日は曇天でも何頭ものムラサキシジミがいたので、晴天の今日は開翅は楽勝だろうと歩いてみると、予想に反して何もいない。
いるのはウラギンシジミばかり。

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しかも撮影できる高さで落ち着いてくれるのは殆ど雌。
雄はテリ張りをしてもすぐに飛び立って、なかなか止まらない。

でも雌の渋さもなかなかいいもんだ。
顔の部分の赤がお化粧をしているみたいでチャーミング。

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ようやっと1頭のムラサキシジミの雄が現れて、路上で翅を開く。
うーん、色気がないなと思いながら、でもようやく開いてくれたので喜んで撮影する。

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この後、近くのマテバシイの葉に止まってここでも開翅してくれた。
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11月下旬から12月にはサザンカが咲くだろうから、その時にはまた楽しめるかな、それまでは新鮮な個体の開翅をきちんと撮っておきたいものだ。

アカタテハが現れて、樹幹で翅を開いている。

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すぐ近くの河原ではヒメアカタテハが多いけど、こんな場所ではアカタテハが多い。
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周囲には食草が見当たらないけど、どこかで発生しているのだろう。

ルリタテハもここでよく見かける。
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こちらもどこかで発生したものが来ているようだ。

別のアカタテハが路上で翅を開いている。

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様子を見ていると、どうも吸水しているようだ。
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後で写真を調べたら、アカタテハの吸水を撮影したのは初めてだった。
珍しくないとは思うのだけど・・・どうなのかな?

木の上の方ではムラサキツバメが止まっているけど、動きはなく翅を開く気配もなかった。

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あきらめて撮影を終え、隣のスーパーに行って、スーパーの周囲に植えられているマテバシイを見たら、1頭の雌が現れて翅を開いた。

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自宅近くで、最初にムラサキツバメを確認したのは2004年で、ここの植え込みのマテバシイ。
ただ、根元の枯葉をきれいに掃除してしまうので個体数は多くはない。
今年もいたなと安心する。



by dandara2 | 2014-10-21 10:34 | 吸水 | Comments(6)
2014年 10月 18日

小畔川便り(ストロボに反応するムラサキシジミ:2014/10/14.15)

13日の夜半に台風19号は関東を抜け、14日は朝から晴天だった。
ただ風が強い。
11時半過ぎに、散歩と買い物に出かけるけど、ポケットに魚露目を外したTG-2を入れておく。

スーパーの隣がいつもムラサキシジミを観察する場所なので、そちらに行って様子を見ていると、ウラギンシジミが何頭も飛んでいて、止まると翅を開いて日光浴をしている。


風が強いので、サザンカの風の弱いところを探して葉の裏に止まろうとしているようだ。
止まったところを見ると、越冬のときの様子と大して変わらない。
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触角が出ているところが越冬時と違うところだろうか。
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ムラサキシジミやムラサキツバメはいないかなと思って探すと、ムラサキシジミは何頭かが飛び回っていて、これも止まるところを探しているようだ。
風が強いのでなかなか止まらず、止まってもすぐに飛び立って写真が撮れない。

何とか証拠写真だけでも撮りたいと焦っていたら、ようやく止まってくれた。

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逆光で条件が悪い、TG-2は本当に逆光に弱い。

ツバキの葉の間を探していた家内が、「アッいた」と言うので見ると、ムラサキシジミが止まっていた。

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やったーこれでちゃんとした証拠写真が撮れたと喜ぶ。

ムラサキツバメがいないかと探すと、マテバシイの梢から飛び出した個体が止まった。
ただ高さが5m位あるので、TG-2の望遠では全く役に立たない。
それでもいたということの証拠にと撮影しておく。

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今年もこの場所でウラギンシジミ・ムラサキシジミ・ムラサキツバメの観察が始まるなと思う。

ツバキの葉の間にはアカボシゴマダラも風を避けるようにして止まっていた。

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翌15日は午前中は晴れと言う予報だったので、ちゃんとした写真が撮りたい、出来れば開翅を撮りたいと再度様子を見に出かける。
ところが風はないものの曇天。

ムラサキシジミは葉に止まっている個体が何頭か見つかったけど、開翅する気配はない。

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撮影しても暗くて良く撮れないのでストロボで撮影したら、光に驚いてぱっと飛び出した。
幸い近くに止まったので、撮影できたかどうかをモニターで確認したら、なんと翅を開いて飛び立つところが写っていた。
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えー、これってストロボの光に反応したのかな???…だとしたらすごい反射神経だな!!!

本当にそうなのか確認するために、近くに止まった個体に再度ストロボをあてる。
一眼レフだから、ストロボが発光する瞬間はミラーが上がって画像が見えない。
見ていた家内が、はばたいたみたいと言う。

モニターで確認すると、見事に開いていた。

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やったね。これでこんな日でも開翅が撮れたと単純に喜ぶ。

よくよく考えると、シャッタースピードは1/320だけど、その間のストロボが発光している数千分の一秒の光に反応して、光った瞬間に翅を開いたことになるのかな。

だとしたらびっくり。

ただし、何回も発光させると、だんだん反応しなくなる。

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他の個体でもそうなのかと思って別の個体を探して、同じようにストロボ撮影してみた。
この個体は、最初は発光させてから、どうだったかなとカメラから蝶に視線を移してから翅を動かしていた。
1,2秒のタイムラグがある。
それでも光に反応して翅は開くようだ。

数回試すうちには、発光に同調して翅を少し開くようになったけど、最大開いてもこの程度しか写らない。

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同じように翅を開いたとは思うけど、ストロボの発光よりはタイミングが遅いために写真には写っていない。

今までにもストロボを使ったことはあるように思うけど、光に反応して翅を開くとは気が付かなかった。
開くタイミングに差があるのは、個体差なのか、雌雄による差なのか、その日の条件にも関係あるのだろうか。

ムラサキツバメも見つかったので、同じように試してみたら、こちらはまったく無反応だった。

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帰りがけにもう一度最初の個体を撮影してみたら、10分ほど時間が経っていたけどやっぱり反応して開いた。

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by dandara2 | 2014-10-18 09:41 | 開翅 | Comments(16)
2014年 10月 16日

小畔川便り(飛翔・距離の確認:2014/10/11)

10月11日はそろそろウラナミシジミがいるかなと思って探しに出かけてみた。
ところがいつもウラナミシジミがいるハギの花はすっかり終わってしまっていて、ウラナミシジミの姿はない。

代わりにキタキチョウが飛び回っていた。

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産卵のためだろうか。

別の場所に歩き始めた時にもキタキチョウが飛び回っているので、飛翔を撮影する。
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今回は、撮影距離と焦点距離による蝶の大きさの関係の確認。

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いつもだと、焦点距離は10mm(35mm換算27mm)で、撮影距離は35cm位。

小型の蝶だと、ちょっと迫力不足のような気がするので、今回は焦点距離は12mm(35mm換算32mm)、撮影距離は30cm位に設定してみた。(距離は後で思い出したものなので正確ではないけど)

キタキチョウ位だとかなり大きく写ってトリミングしなくても十分な感じだ。

今日は蝶の大きさがどれくらいに写るかのチェックなので、以下も含めて飛翔写真は全てノートリ。
(トリミングしたかどうかは、あくまでレタッチの中の一過程と言う認識で、ことさらそのことを取り上げるのは本来不本意なのですが…じゃ書かなきゃいいか)


モンキチョウのペアが絡んでいたので、今度は撮影距離を35cm位にして撮影。

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モンキチョウの求愛は一定の所を飛ぶので飛翔撮影の練習にはもってこいだ。
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見つけるとうれしくなる。

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いつもは行かない畑の中にキク科の花がまとまって咲いている。
何か蝶がいないかなと近寄ってみると、キタテハが何頭か吸蜜に来ていた。
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キタテハの秋型は夏型よりは数段華やかだ。
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花もまとまって豪華に咲いているので、そんな雰囲気が出せればと思って撮影した。

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ただ、きれいに耕された畑の中の花なので、踏み入るわけにもいかず、道端から望遠で撮影した。
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セイタカアワダチソウでも吸蜜していた。こちらは秋の定番のシーン。

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開けた草地のアメリカセンダングサでも吸蜜していたので、こちらは開けた雰囲気が出せるかなと思って魚露目で撮影してみた。
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目的のウラナミシジミは、土手の斜面を雄が何頭も飛んでいたけど近寄れなくて写真は撮れず、一頭だけいた雌が飛び立つシーンだけが撮れていた。

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翌12日は台風19号が近づいているけど、午前中なら何とかなるかなと思ってコスモスの咲いているところに行ってみた。
けれども、日曜だし、台風に備えて家庭菜園の人がたくさん出てきていたので、あきらめて川原をぶらぶら歩く。

アメリカセンダングサにモンシロチョウが来ていた。
事前に露出を調べると、絞りはf 6.3 これなら大丈夫かなと思って撮影。
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曇り空でコントラストが低いけど、飛翔自体は二線ボケも出ていなくて、蝶の大きさも適当で、ピントもちゃんとあっているので、このレンズではこのくらいの設定がいいのかなと思った。
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ニコン1V2 タムロン10-24(12mm) 1/2500 f6.3 ISO800

ノイズがあるけど、これはカメラの性能だからしょうがない。
1V3.そのあとの1V4に期待だ。



by dandara2 | 2014-10-16 09:56 | 飛翔 | Comments(6)
2014年 10月 14日

ミヤマシジミ(2014/10/10)

シルビアシジミを撮影した後はミヤマシジミを探しに歩いて移動する。

ポイントに着くと、さっそく雄が出迎えてくれた。

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ブルーが少し薄いけど、比較的きれいな個体だ。
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家内はノイバラの実に止まった雌を撮影していた。
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家内撮影

そんなに痛んでいない個体が多かったので飛翔も撮影する。
今回は、汚い二線ボケを回避する設定の確認が目的。

色々調べたら、広角の開放ではどうしても二線ボケが出やすいようで、少し絞れば回避できるようだ。
なんと言うことはないけど、知らずに設定していたのと、理論がわかって設定したのとでは、今後の考え方が随分違うと思う。
レンズの収差とかいろいろ勉強した。

今までは、シャッター優先で、ISOが上がって画面がざらつくのが嫌だったので、ISOオートにしていた。
これだとISOは上がらないけど、常に絞りは解放近くになってしまう。

それで、画面がざらつかないぎりぎりのISO800に設定して撮影してみた。
絞りが絞られれば、被写界深度も深くなるので、ピントが合う確率も増えるだろう。

その代わりISOが固定になるので、暗いところではどうしても露出不足になってしまう恐れがある。
絞り優先にすればいいようにも思うけど、今度は肝心の飛んでいる蝶が動体ブレしてしまいそう。
どっちがいいかの割り切りかな。

これは産卵場所を探している雌。

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ニコン1V2 タムロン10-24 1/2500 f7.1 ISO 800

背景の草を見ても二線ボケは出ていなくて、ピントもきっちりあっていい感じだ。

こちらは雄、向かってきてブレーキをかけようとしているところかな。

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ニコン1V2 タムロン10-24 1/3200 f6.3 ISO 800

f6.3で少し二線ボケが出ている感じだけど、これくらいなら十分我慢できる。
翅表のブルーが出ていなくて、雄とわからないのか少し残念。

これは背景が暗くなって、絞りが開放になり、二線ボケが出て画面が汚い感じ。

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ニコン1V2 タムロン10-24 1/3200 f4 ISO 800

今度はISO 1600でのチェックもして、画面のざらつきなども見てみようと思う。

雌の様子を見ていると、産卵する雌はコマツナギの茎に止まってそのまま下に歩いていく。

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家内撮影

そして、根元の間に入って、茎に卵を産み付けていた。

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シルビアシジミのときと違って風で揺れないのて、少しは撮影が楽だけど、草の間の卵を見つけるのが大変だ。

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ここにもツマグロキチョウがいるので、探そうと歩き始めたら、少し離れたところで何か動く影。
なんだろうと見ていると、イタチのようだ。

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こちらに気が付かないで、びょんぴょんと跳ねながらこちらに向かってくる。
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それでもさすがに10m位まで近づいたら、カメラのシャッター音に気が付いて横の藪に入っていった。

イタチは本来夜行性のはずだと思うけど、珍しい写真が撮れてラッキーだ。

ツマグロキチョウの方は数が少なく、飛んでばかりで写真が撮れない。
飛翔を撮ったらキタキチョウばかりだった。

ようやく、草むらで休む個体を撮影することができた。

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by dandara2 | 2014-10-14 08:57 | 産卵 | Comments(4)
2014年 10月 12日

シルビアシジミ(2014/10/10)


10月10日は、先日撮影しそこなったシルビアシジミを撮影に栃木に行ってきた。
時間が無くなっていけなかった場所でのシルビアの状況確認がメインのテーマ。

平日なので、のんびり7時半ころに出かけ、途中SAで買い物などをして現地に着いたのが10時くらい。

探し始めて少ししてやや痛んだ雌を見つけることができた。

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ああ、ここでは無事に発生しているなと一安心。

家内を読んで一緒に撮影したけど、後で家内の写真を確認したら、枯草にストローを伸ばしている。

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家内撮影



以前にもこんなシーンがあったかなと手元の写真を確認してみたら、2004年に撮影したもので、新鮮な個体がアカツメクサの葉の上でストローを伸ばしている写真があった。
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2004/8/22 山梨県

山梨の産地で、今でも発生しているのか最近は確認に行っていない。
ブログは2005年から(このブログは2006年から)で、この写真は載せたことがないので、古い写真だけど、ここに紹介しておきます。

しばらく探し回ったけど、ここで見つかる個体はせいぜい2頭くらい。

そのうちの一頭が食草に止まったと家内が呼んでいる。

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これは産卵するかなと様子を見ていると尾端を曲げて産卵を始めた。

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家内撮影

飛び立ったので、この個体を追いかけるのは家内に頼んで、自分は卵を探してみる。

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風が吹いていて、葉が細かに震えきちんと撮影できた感触がない。
大分粘ったけど、いくらやっても同じなので適当なところであきらめる。

綺麗な個体がいないかと探してみるけど見つからず、ヒメアカタテハが吸蜜していたり

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家内撮影


ウラギンシジミが見つかった。
翅の先がとがっているように見えるので越冬型だろうか。

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家内撮影

11時半を過ぎると吸蜜するようになって、ミヤコグサの花によく止まる。
見ていると、花の横からストローを入れて吸蜜するのが大半のようだ。

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無理やり花の横から顔を突っ込んだり
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上に止まってから、わざわざ下の方にストローを入れたりしている。
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これはちゃんと上から入れている。
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家内撮影

いずれにしても、体が軽くて力のないシルビアシジミは、竜骨弁を開いてめしべ押し出し、受粉に関与することはできず、蜜を盗むだけ。
幼虫は葉を食べてしまうし、ミヤコグサにとっては厄介者だろうな。

ヨメナからも吸蜜していた。
この花での吸蜜は初めて撮影した。

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新鮮な個体がいなくて残念だったけど、産卵が撮影できたので、この後、すぐ近くの場所にミヤマシジミを探しに行った。



by dandara2 | 2014-10-12 15:08 | 産卵 | Comments(8)
2014年 10月 08日

小畔川便り(キバナコスモスと蝶:2014/9/3)

10月6日、台風18号が通り過ぎて、我が家の窓からこの春以降初めて富士山がくっきり見えた。

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きれいな夕焼けだったけど、カメラの準備をしていたり、家内がベランダで洗濯物を干していてサンダルが使えなかったりと、もたもたしているうちに色が薄くなってしまった。

10月3日の日は、自宅前のコスモスが台風で傷まない前にと撮影に出かける。

歩き始めてすぐに、おんぶしているトノサマバッタを見つける。

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それなりの迫力が出たように思うけど、虫の目写真で衝撃を受けた栗林さんの写真には遠く及ばないな。
もう少し道の先が感じられるような写真の方が良かった。

普通のコスモスには蝶が来ていなくて、もっぱらキバナコスモスでの撮影になった。

この日は魚露目と1V2にマクロ85mmを付けて撮影してみた。
85mmは、1V2につけると、35mm換算230mmの望遠マクロになる。

来シーズンはD800+シグマ150 のかわりにしたいなと思っているのでその試し撮り。

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精細な写真はD800にはかなわないけど、なんといっても軽いのが良い。
肩ひじ張らなければ、これが一番いいかもしれない。

この日はボケの様子を見ようと思って、絞りは開放。
綺麗なボケ味だ。

飛翔に使う広角レンズもこれくらい綺麗なボケならいいのにと思うけど、だんだん光線が斜めからさすこの時期からは汚いボケが目立っていやになる。

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設定を間違えて、1/6400、ISO1100 のために画面もざらついてしまった。
ダイアルがかってに動かないようにとめていたテープが、画像確認のたびに剥がしていたら粘着力がなくなってしまったのが失敗の原因。

後はひたすら魚露目で撮影。

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背景にもコスモスを入れて、このシーズンならではの写真を狙うけど、ちょっと派手すぎてくどいかなと言う感じ。

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でもまあ、今しか撮れない写真だから…

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ヒメアカタテハも吸蜜に来た。
これもまずは85mmでおさえる。

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後は魚露目。

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空はすっかり秋の雲ですね。


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ツマグロヒョウモンの雄よりは模様にメリハリがあって、こういった写真では写りが良いように思う。

モンキチョウも来ていた。
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by dandara2 | 2014-10-08 10:02 | 吸蜜 | Comments(6)
2014年 10月 05日

栃木・オオヒカゲ以外の蝶(2014/9/27)

オオヒカゲの産卵を待つ間には、少し移動していつも通りの蝶を狙うことにした。

移動を始めようと歩き始めたらすぐにメスグロヒョウモンの産卵シーンに遭遇。

最初は、林の間の地面に降りて何かを探るような動きをしてから、樹幹に飛びあがって産卵を始めた。
撮影はできなかったが、スミレの存在を確認していたのかなと思う。

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数秒で産卵すると、だんだん高いところに移動しながら産卵していた。
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最初は、産卵を確認したら卵も撮影しようと思っていたのに、だんだん上がっていく蝶を撮影していたら、卵をどこに産んだかわからなくなってしまった。

ミドリヒョウモンも結構いたので、産卵シーンを期待していたけど、こちらはその気配はなかった。
代わりに、地面で吸水しているシーンを撮影した。

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特になんということもなく撮影したけど、後で確認したら吸水シーンは11年ぶりだった。
産卵シーンは3年前にも撮影しているので、こちらの方が私的には貴重なシーンなのかなと思う。
でも多分、カメラを向けていないだけのような気もする。

ウドの花でも吸蜜していた。

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家内撮影

ウドの花での吸蜜シーンは多分初めて。

駐車場の近くのヒガンバナでは、クロアゲハが吸蜜していた。

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予想外のシーンだったので喜んで撮影。
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家内撮影

赤紋のきれいな個体だった。
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ツマグロキチョウとミヤマシジミのポイントではそこそこの数がいたけど、ミヤマシジミは少し鮮度が悪かった。

ツマグロキチョウはほとんどが秋型になっていた。

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キタキチョウに交じって吸蜜したり静止していたけど、撮影していた場所ではキタキチョウの方が圧倒的に多かった。
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飛翔も最近は思うような写真が撮れない。
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つい片手間で撮ってしまう。
レンズを含めて来シーズンまでにもう一度検証し直そう。

この場所は手入れをしていた方が何年か前に亡くなったとかで、かなり荒れてきている感じがする。
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ミヤマシジミの方は鮮度が悪く、あまりカメラを向ける気がしないけど、何とか雌雄の翅表を押さえておくことにする。

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このオスは、鮮度はいいけど、左後翅に斑紋異常があるようで色合いが少しおかしい部分があるし、前翅後翅とも翅が波打ったようになっている。
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カワラハハコで吸蜜している雌がいた。

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この花での吸蜜はあまり見ないので、喜んで撮影する。
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シルビアシジミはここでは見なかったので、もう一か所に移動する。

その場所では保護と称してミヤコグサ以外の草を徹底して抜いて、荒れ地になっている。
きちんとした知識もなく保護するとこんな失敗をするという典型的な事例のような気がする。

シルビアシジミはここにもいなかった。
ただ、現地でお会いした茨城蝶遊記のibatyouさんのお話では、午前中に交尾個体を見つけたとのことなので発生はしているようだ。


もう一か所の様子も見ようと思ったけど、オオヒカゲの産卵時間も迫ってきたので、別の日に再度来ることにしてオオヒカゲの場所に移動した。



by dandara2 | 2014-10-05 12:56 | 産卵 | Comments(20)