<   2012年 08月 ( 10 )   > この月の画像一覧


2012年 08月 29日

秩父のクロツバメシジミ(2012/8/20)

秩父で人家のツメレンゲからクロツバメシジミが発生したという。
秩父の蝶」のtef_tefさんによると4.5年に一回発生するのだという。
この場所は昨年何回か見に行ったけど、発生の兆候は確認できなかった。
ぜひ撮影したいアングルがあったので、さっそく出かけてみた。
ついて周囲を見てみるが何もいない。ツメレンゲには卵の孵化殻と食痕らしいものがついている。
f0031682_1044990.jpg

一通り見て、やっぱり成虫の撮影は難しいかなと思いながらふと振り返ると小さなクロツバメシジミが上から降りてきた。
そして枯れたツメレンゲの花穂にとまった。
f0031682_10599.jpg

思い描いていたアングルとは少し違うけど、それでもこの石垣とツメレンゲの組み合わせを撮影したかったので喜んで撮影する。(ここに掲載するものは、環境が分からないようにトリミングしてあります)
そのうちツメレンゲにとまったので、産卵するのかなと思ったけどそうではなかったようだ。
f0031682_1054625.jpg

この個体はすぐに飛んで行ってしまった。
そのうちオシロイバナにとまっている個体を発見。
f0031682_106297.jpg

イメージしていた写真とは違うけど、人家の石垣というのが分かるかもしれない。
f0031682_1062729.jpg

この日この場所にいるのはこの1個体のみのようなので、幼虫や卵を探してみるが見つからない。
家内が石垣を這っている幼虫を見つける。
f0031682_1064438.jpg

やったーこれで少しは写真のバリエーションが広がったと喜ぶ。
ツメレンゲにとまっている幼虫はざっと探すが見つからない。ここのツメレンゲは栄養がないためか小さく貧弱だ。
f0031682_1073233.jpg

そしたら、また家内が「幼虫ってツメレンゲの葉によく似ているのね」と言って指差した。
f0031682_1071631.jpg

さっきから何度も見ていた場所なので「どこ、どこ」と言ってみるけどよくわからない。
ようやく幼虫を確認できたけど、この部分も先ほどから何度も見た部分。
自分の根気のなさは棚に上げて、老眼でよく見えなかったことにする。

by dandara2 | 2012-08-29 10:09 | 幼虫 | Comments(12)
2012年 08月 26日

富士山麓の蝶(2012/8/19)

8月19日は、「蝶の観察記録その2」の霧島緑さん、「ヘムレンのNature Photo」のヘムレンさんと富士山麓に行ってきた。
ポイントについて車を降りたら足元にはヒメシロチョウが止まっていた。
f0031682_10444246.jpg

そこから霧島緑さんのキマダラモドキのポイントに案内してもらう。
すぐに木の幹にとまるキマダラモドキを見つけて撮影することができた。
f0031682_10453741.jpg

その後ヘムレンさんの案内でゴマシジミを探して移動。
ポイントについて探し始めるけどすぐには見つからない。
そのうちワレモコウが比較的多い一角を見つけたので、いるならここだろうとゆっくり歩いていると1頭の雌が現れてくれた。
f0031682_1046788.jpg

ここのゴマシジミは翅表が黒っぽい個体が多いけど、時々は青い個体もいるという。
この個体が飛んでいるところを見ると少し青っぽい。
けれどもすぐに産卵を始めてしまう。
f0031682_10463138.jpg

これはこれでじっくり撮影できていいけど、産卵中は翅を開いてくれない。
仕方ないので、みんなで飛翔中を狙うことにする。
f0031682_10464996.jpg

翅表は思ったほどには青くなかったけど、なんとかそれが確認できる写真が撮れてよかった。
f0031682_1047791.jpg

次にはヤマキチョウを求めて移動するけどこれが難敵。
昨年ヤマキチョウがいたという場所に行ってみても、いるのは採集者ばかり。
ここではヒメシロチョウを撮影することができた。
f0031682_10472872.jpg

その後ヤマキチョウを探していろいろ移動するけどなかなか見つからず、半分あきらめかけた時に「てくてく写日記」のbanyanさんから「ヤマキチョウが吸水していた」との連絡。
ヤマキチョウは飛んでしまったらしいけど、とにかくその近くに行ってみようということで移動。
banyanさんとも合流してみんなで付近を探す。
そのうち霧島緑さんが呼んでいるので駆けつけると、ヤマキチョウがヒメジョオンで吸蜜している。
f0031682_1048111.jpg

やったーこれでこの日の目標はコンプリートと一安心。
一度は飛んでしまったヤマキチョウも、しばらく待っているとまた吸蜜に来てくれる。
f0031682_1048407.jpg

一定のコースを巡回しているようで、何回か撮影のチャンスがあった。
f0031682_10485714.jpg

そのうち雄も同じコースを巡回していることに気が付くが、こちらは飛んでいるだけで止まらない。
ところがこれも霧島緑さん、banyanさんが黄色の花に吸蜜に来ているのを発見。
ようやく雄も無事撮影することができた。
f0031682_1102434.jpg

この雄も周囲を巡回しては黄色の花で吸蜜を繰り返していた。
f0031682_10493894.jpg

それぞれ自分の翅の色に似た花で吸蜜をするというのは気が付かなかった。

霧島緑さん、ヘムレンさん、それにbanyanさん、いろいろお世話になりました。

家に帰ってその日撮影した写真を見て愕然とした。
ゴマシジミの撮影のときに時々ストロボを併用していたのだけど、ヤマキチョウの撮影のときにその設定のままだった。
マニュアル撮影で、絞りf10、シャッタースピード1/320の固定。
フィルム時代だったら完全にアウトだけど、デジタル時代の素晴らしいところは、マニュアルであってもISOは自動的に変化して、いつもの設定はISO1000だけど、これがISO160位になって露出だけはOK。
ただ、フルサイズでのマクロ撮影は、1/320でもピクセル等倍で確認するとぶれている。
ヤマキチョウの写真では完全なものは1枚もなかった。
来年また撮りなおしということになってしまった。

by dandara2 | 2012-08-26 10:50 | Comments(44)
2012年 08月 23日

東信のベニヒカゲとムモンアカ(2012/8/16)

8月16日はベニヒカゲやキベリタテハ、それにムモンアカを撮影しに東信地方に出かける。
歩き始めたらすぐにシータテハが迎えてくれた。
f0031682_1841658.jpg
(家内撮影)

キベリタテハを期待した場所では1頭しか見かけなかった。昨年は同じ時期にたくさんの個体が見られたのに、今年は発生が遅れているのか個体数が少ない年なのか。
ベニヒカゲもたくさん見られると思っていたら数が少ない。咲いている花の様子からも少し時期が早かったのかも知れない。
f0031682_18414935.jpg
(家内撮影)

なかなか思い通りの写真が撮れないので、この夏にミヤマシロチョウを撮影した場所にその後の様子を見に行く。
観察した枝にはたくさんの卵が生み付けられていて、一部はすでに孵化していた。枝の一番下では孵化した幼虫が巣を作り始めている。
f0031682_18425618.jpg

産み付けられた順番は下から上にという感じだ。枝が成長するにつれて産み付けられたのだろうか。

ここでもベニヒカゲを期待していたのだけど、個体数も少なく写真も撮れない。
クジャク蝶がマルバダケブキに来ていたので、魚露目で撮影するが、クジャク蝶の翅の色がうまく出ず、うまくはいかなかった。
f0031682_18433948.jpg
逆光で、肉眼でもきれいには出ていなかったので魚露目には厳しい条件だったようだ。

あきらめて最初の場所に戻りかけると、その道すがらマツムシソウで吸蜜している個体がいた。
かなり擦れたヒョウモンチョウと一緒に吸蜜している。
f0031682_1845367.jpg

日差しを避けて休憩しようとしたらエルタテハも現れてくれた。
f0031682_18452626.jpg

ヒメキマダラヒカゲは林の中のシシウド(?)ウドでたくさんの個体が吸蜜していた。
f0031682_18454791.jpg

最初のベニヒカゲの場所に戻るが結局たいした写真は撮れなかった。
ここではこの前お会いした蝶狂人さんが熱心に撮影しておられた。
ポシェットにベニヒカゲが止まって吸蜜を始めたので、手を回して自分が背景になるように撮影。
f0031682_18475958.jpg

いろいろ小道具を付けているのでなんだかごちゃごちゃの感じだ。

車に戻る途中でキベリタテハが現れた。
f0031682_18483152.jpg
(家内撮影)

なかなか良い位置には止まってくれず、最後にはゴミ箱に止まる始末。
ま、これも生態の一端だからと一応撮影はしておく。
f0031682_1849151.jpg

その後ムモンアカのポイントへ。
ムモンアカはいくつもが静止していた。
f0031682_18492412.jpg

交尾個体も5.6組は見かけるが高いところにいるので、長竿で叩いておろしてみるが、少し刺激を与えると簡単に交尾が外れてしまい、良い写真は撮れなかった。
f0031682_18494596.jpg

交尾が簡単に外れるのは交尾回数が多いことと関係あるのかな。
広角でも撮影してみる。
f0031682_1850210.jpg

時間になったら飛び回る個体が出るかと思って待つが暑いためか全く飛ぶ気配がない。

あきらめてヒメシロチョウを撮影しようと探してみるけど、こちらも個体数が少ない。
ようやく田の畦に止まているのを見つけて撮影。
f0031682_18502259.jpg

結果的には目的の蝶はすべて撮影できたことになるけど、これといった手応えのない不満足な1日になってしまった。

by dandara2 | 2012-08-23 18:52 | 交尾 | Comments(14)
2012年 08月 20日

ホソオチョウ(2012/8/15)

8月15日、ようやく孫も帰ってのんびり。
ただ高速は相変わらず渋滞がひどいので、近くの狭山丘陵にホソオチョウの発生を確認に行く。
この近くではブドウ狩りもやっているので、次に孫が来た時の下調べもかねておく。
朝は自宅でのんびりして昼近くに着いたけれど、たくさんのホソオチョウが飛んでいた。
f0031682_9361929.jpg

吸蜜時間にならないのか全く止まる気配がないので、ひたすら飛翔写真。
ゆっくり飛んでくれて、ウスバシロ蝶のように敏感に飛翔コースを変えるわけでもないのにやっぱり歩留まりは悪い。
f0031682_9364538.jpg

チャンスがあるとついつい近づきすぎてしまうのが原因のようだ。
設定距離を変えてみるけど、たくさんのチャンスがない場合には全部没と言うことにもなりかねない。
飛翔写真はやっぱり難しい。
f0031682_937286.jpg

ほとんどが雄だったけれど、雌も少ないながら見られた。
f0031682_937201.jpg

路上で吸水する個体もいくつか見られる。
f0031682_9373493.jpg

この個体は鉄の釘のようなものにかなり長いこと止まっていたけれど、吸汁しているわけではないようだ。
f0031682_937582.jpg

12時半を回るようになると吸蜜する個体が出始めた。
f0031682_9382489.jpg
f0031682_9391263.jpg
(家内撮影)

雌を追いかけていた家内が、「交尾した~」と呼ぶので駆けつける。
産卵しそうな感じに見えたので追いかけていたら交尾したとのこと。
f0031682_9395475.jpg

近くには数頭の雌がいて産卵植物のウマノスズクサを探していたので追いかけるが、このあたりにはウマノスズクサが見つからない。
雌は葉の形が似たママコノシリヌグイのあたりを飛び回っては食草を探している。
f0031682_9402134.jpg

最初は視覚で食草を探しているというのがよくわかる感じだ。

近くにはお気に入りの紅茶や春茶を売っているショッピングセンターがあるので、そこで買い物をして遅い昼食をとって帰宅した。

by dandara2 | 2012-08-20 09:42 | 飛翔 | Comments(13)
2012年 08月 18日

小畔川便り(お盆休み:2012/8/8-14)

このお盆休みには孫がずっと一人で泊まりに来ていた。
「○○が一人で泊まるから、とうさんもかあさんも来ないで」というのが最近の台詞だそうだけど、一人で泊まると親にいろいろ注意されずにわがまま放題ができるというのがわかってきたようだ。
自宅の窓から見える関越道は連日渋滞しているので、遠出はしないからいいようなものだけど、一週間もいるとかなり疲れる。
一度は嫁が来て一緒に群馬のサファリパークへ。
動物に餌やりをしたり、遊具で遊んだり一日楽しんだ。
この時は飼育員のお姉さんが、「ゆうちゃん(オウムの名前)を手に止めてみたい人」と言ったらさっと手を挙げたのにはびっくり。
なんでも水族館に行ったりしたときに、イルカのショーで同じように手を上げても、競争相手がたくさんいていつも外れてしまうそうだ。
ところがこの時は手を挙げたのは孫ひとり(後は大人と幼児ばかり)で見事当選。
すごい勇気だと一人感心し、手に止まるところを連射。
f0031682_12315087.jpg
f0031682_12313744.jpg

また別の日には、100均ショップでネットと虫かごを買って初めての昆虫採集。
f0031682_1232287.jpg
f0031682_12321147.jpg

小型のバッタや蝶は手でつかめたけど、トンボはだめでした。

お昼を食べてから、近くにある子供用のアスレチックなどで遊んでいる間に、こちらは近くの樹液ポイントを覗く。
例によってアカボシゴマダラが樹液に来ている。
f0031682_1233345.jpg

ゆっくり飛ぶメスがいたので飛翔写真。でも暗いのでなかなかきれいには撮れない。
f0031682_12324720.jpg

林の下の草地では、ツマグロヒョウモンがゆっくりと探雌飛翔をしている。
時々はアカツメクサなどで吸蜜をしている。
f0031682_12333461.jpg

どうしてこんな場所で探雌飛翔をしているのかと思っていたら雌が飛んできた。
そして産卵を始めた。
f0031682_12332374.jpg

スミレの芽生えがあるようだ。
雄は産卵を終えた雌にアタックをかけている。
f0031682_12341893.jpg

もちろん振られてしまうけど、中には羽化直後の雌がいることがあるんだろう。
なるほどこのためだったのかと納得した。

by dandara2 | 2012-08-18 12:38 | 産卵 | Comments(8)
2012年 08月 15日

秩父のスジグロチャバネセセリ(2012/8/8)

8月3日の「秩父の蝶」のtef_tefさんの記事によると、秩父のある場所で十数年ぶりにスジグロチャバネセセリの確認がされた。
埼玉のスジグロチャバネはかなり貴重だ。なんでも隣の東京都ではほぼ絶滅状態だとか。
昨年の8月にも同じ秩父の別の産地のスジグロチャバネセセリを案内していただいたが、時期的に痛んだ個体だった。
それで今年はきちんとした埼玉産のスジグロチャバネセセリを押さえておきたいと秩父に出かける。
最初に昨年撮影したポイントに着くがスジグロチャバネセセリは見かけない。
ここはテリ張り場所なので、時間が早すぎるのかもしれない。
いろいろな生態を見極めるために今日は持久戦を覚悟してきたので、車に戻ってそのための準備をしてからもう一度ポイントに来てみる。
やがて日が差してきたので、テリ張り場所を覗くとちょこんとスジグロチャバネセセリが止まっている。
f0031682_2348117.jpg

鮮度も昨年のものよりはかなり良い。
f0031682_2349834.jpg

テリを張る場所は林の中のちょっとした陽だまり。地上からの高さは30cmから1m位だ。
f0031682_23493215.jpg

近くを通るアブでもハチでも、とにかく早く動くものには素早く反応して追いかける。
飛び出しても大体同じ場所に戻ってくるので撮影は容易だ。
f0031682_2351386.jpg

光線が強いので、ストレートにとると翅の半分は真っ黒になってしまう。
仕方なく今回は内臓ストロボを多用した。
f0031682_23513126.jpg

影を消して、それでいてなるべく自然な感じになるように頑張ったけど、普段使いなれないストロボをうまく使いこなせたかどうか。
f0031682_23515820.jpg

日が陰るといつの間にか姿を消してしまう。
どこに行くのかと思って注意をしていると、周囲の木の上に上がって葉の上に静止しているようだ。
日が差すとまたテリ張り場所に降りてくる。
f0031682_23522696.jpg

今日はスジグロチャバネ狙いなので、とにかく確実に、そしていろいろな生態を撮りたいと頑張るが、ここでは雄のテリ張りポーズしか撮影できない。
f0031682_23525512.jpg

それでも1度だけ2頭が絡むシーンがあったけれど、速すぎてピントも何もなかった。
それでも2頭が絡んでいる証拠写真だけは押さえられた・・・かな?
(真ん中の影の中の茶色いのがそうです)
f0031682_23532120.jpg

その後tef_tefさんと合流して13年ぶりというポイントに案内していただく。
残念ながらスジグロチャバネセセリは見つからなかったけど、現地の様子は把握できた。
ここにはアオバセセリが吸蜜に来ていて、最初は遠い・暗いの悪条件でブレブレ写真しか撮れなかった。
f0031682_23534341.jpg

そのうち目の前で吸蜜する個体が現れてくれてようやく何とか撮影することができた。
f0031682_2354123.jpg

暗いのでストロボを使ったらぎらぎらした感じの写真になったけど、まっそれでも良いか。
f0031682_23542069.jpg

その後tef_tefさんの調査に付き合って何か所かご一緒した。
成果はなかったけど、地道な調査の一端を垣間見ることができて有意義な時間だった。
tef_tefさん、いろいろありがとうございました。

by dandara2 | 2012-08-15 23:57 | 配偶行動 | Comments(12)
2012年 08月 12日

クロシジミの産卵(2012/8/3)

ヒメヒカゲ、アカセセリを撮影した日は家内の実家にとまり、翌日はクロシジミ、ホシチャバネセセリを撮影しに富士山麓を訪ねた。
車を置いて歩き始めたら家内が、「今年はミヤマカラスアゲハのお出迎えはあるかしら」と言う。
昨年もこの時期にここに来たら最初にミヤマカラスアゲハが出迎えてくれて手乗りにもなったけど、毎年そんなことがあるわけないと思っていたら本当にミヤマカラスアゲハが出迎えてくれて、今年も手乗りになってくれた。
f0031682_10342477.jpg
f0031682_156168.jpg

クロシジミのポイントに着くと、こちらもさっそく雌が出迎えてくれた。
f0031682_1034447.jpg

他にも個体がいないかと探して周辺を回って戻ると、家内がクロシジミが産卵をしているという。
私が行ったときには産卵は終わっていたけど、家内が撮影した写真の中には産卵中の雌にアリが絡んでいるのが写っていた。
f0031682_10351360.jpg
(家内撮影)

そこで、アリとクロシジミの関係に少し注意しながらここで粘って撮影することにする。
クロシジミの雌が好んで静止するところには必ずと言っていいくらいアリがいて、ときには両者が遭遇することがある。
クロシジミはありと遭遇しても特に目立った動きは見せないけど、アリはクロシジミに興味を示して体に触れたりして確認することが多い。
f0031682_1036556.jpg

だからといって特に攻撃的な行動に移ることはない。

産卵衝動に駆られたメスは、アリの動きに注意しているけど、アリと言うよりはアブラムシに絡むアリの動きに注意しているように見える。
f0031682_10365229.jpg

この写真でも、クロシジミの視線の先、画面の下の方にはアブラムシに来たアリの姿が黒い点で見えている。
アブラムシの世話をしているアリは外敵の侵入に敏感で、ここにうっかりクロシジミが近づくと攻撃をされる。
その時にはさすがのクロシジミもあわてて逃げ出す。
それで、産卵しようとするメスはアリの動きをじっと注意してしばらく見つめていることが多い。
f0031682_10372412.jpg

この写真ではありの姿は写っていないけど、卵のある位置の裏側でアリがアブラムシの世話をしている。
もしアリが写っていたら結構迫力があって、今年狙っている写真に近い写真になるんだけれど少し残念。
コンデジの小さな液晶画面では細かなアリの動きまで分からない。

タイミングを見計らってクロシジミが産卵場所に近づいてすかさず産卵を始める。
f0031682_10384565.jpg

飛び移った時点で攻撃をされることも多いけど、産卵を始めるとある程度産卵するまではアリが近づいてもそのまま産卵を続けることが多いようだ。
ここである程度粘って満足するだけの写真が撮れたので、次にホシチャバネセセリを狙って移動することにする。

ところがホシチャバネセセリがなかなか見つからない。
最初に見つかったのはミヤマカラスシジミ。
雄はテリ張りをしている。
f0031682_1040119.jpg

私は気が付かなかったが、家内はチダケサシで吸蜜している写真を撮っていた。
f0031682_10403565.jpg
(家内撮影)

雌は産卵体制をとりながら枝を歩き回っているけど、実際に産卵したかどうかはわからなかった。
f0031682_1041369.jpg

このメスは最初何気なく撮ったけど、よく見ると外縁の白線が広がっていてきれいだ。
このような個体は初めて撮影した。
f0031682_1041312.jpg

かなり歩き回ってもホシチャバネセセリは見つからないので、半分あきらめた時にカセンソウの花の上で吸蜜するホシチャバネセセリを見つける。
f0031682_10423246.jpg

よく見ると周囲に数頭のホシチャバネセセリがいて、いずれも黄色のカセンソウで吸蜜している。
やや擦れ気味で光線が強いので撮影は難しいけど、なるべく丁寧に撮影する。
f0031682_10431527.jpg

最後に魚露目でこの場の雰囲気が出るようにして撮影。
背景は富士山、ちょっと雲に隠れてしまっている。
f0031682_10433519.jpg

帰りがけに、この場にもクロシジミがいた。痛んでいるけどここでは初めての観察になる。
f0031682_1044753.jpg


by dandara2 | 2012-08-12 10:48 | 産卵 | Comments(14)
2012年 08月 09日

信州の高原で(2012/8/2)

8月2日はアカセセリとヒメヒカゲを見に信州の高原に行った。
マルバダケブキなどの咲き方を見ると、少し早かったかなという感じだったけど、アカセセリもすでに発生していて、時期的にはちょうどよかったようだ。
マルバダケブキの花にアカセセリ、ウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモンなどが訪れてにぎやかだった。
f0031682_11424477.jpg
ニコンD800

マルバダケブキの花に飛んできたアカセセリの雄の性標がうまく出てくれた。この銀線は図鑑ではアカセセリの区別点の一つにのっているけど、写真ではうまく出すのが意外に難しい。

アカセセリは出始めなのか新鮮な個体がほとんどだった。
f0031682_11431739.jpg
ニコンD800

吸蜜を終えて一休みしていたので、魚露目でそっと近づいてみた。思ったよりピントも来てくれた。
f0031682_114337100.jpg
ニコン1V1

ヒメヒカゲには少し遅かったかなという感じだったけど、雌はまだまだ新鮮な個体が多かった。
f0031682_1144133.jpg
ニコンD800

雄は痛んだ個体が多かったけれど、中にはまだ新鮮な個体もいた。
f0031682_11441959.jpg
ニコンD800

ここのヒメヒカゲは、眼状紋の数が一般には兵庫などの個体群より少ないようだけど、そうでもない個体も多い。
f0031682_11445155.jpg
ニコンD300s(家内撮影)

それよりも、眼状紋内側の白線の鮮やかさが兵庫の個体群の方が鮮やかなように思う。

敏感でなかなか近づくのは難しいけれど、何とか魚露目でも撮影。
f0031682_11454544.jpg
ニコン1V1

イネ科がかなり伸びてきて腰のあたりまでになっている。今後どうなるだろう。

昨年も同じ時に来てみたけれど、今年は昨年に比べてヒョウモンの数が多かった。
一番多かったのがウラギンヒョウモン。
f0031682_11461124.jpg
ニコンD300s(家内撮影)

あっちでもこっちでも元気に飛び回っていた。
f0031682_114650100.jpg
ニコンD300s(家内撮影)

次に多かったのがウラギンスジヒョウモン。
f0031682_11472155.jpg
ニコンD800

ちょっと大型で黒っぽい雌がいたので一生懸命追いかける。
敏感でなかなか撮影距離に近づけてくれなかったけど、ようやく撮影することができた。

(ここではウラギンスジしか見かけたことはなかったので、撮影しているときも、自宅での処理のときもウラギンスジと思い込んでいたけれど、鍵コメさんの指摘で確認してみたらオオウラギンスジの雌のようだ。ありがとうございました。)
f0031682_11474812.jpg
ニコンD800

ミドリヒョウモンも多かったけど、少しすれている個体が多く控えめな感じで頑張っていた。
これは新鮮な個体。
f0031682_114893.jpg
ニコン1V1

まだメスは見かけなかった。

ギンボシヒョウモンは数は少なかったけれど、最近会うのが難しくなってきたので頑張って撮影。
f0031682_11485044.jpg
ニコンD800

青空を背景にいかにも高原らしい一枚を撮ることができた。
f0031682_1149638.jpg
リコー GR-DⅢ

by dandara2 | 2012-08-09 11:56 | 吸蜜 | Comments(14)
2012年 08月 07日

小畔川便り(アカボシゴマダラ産卵:2012/8/1)

やっと今日から少しの間夏休み。
ちょっと疲れ気味で遠出をする気が起らないので今日は自宅付近を散策することにする。
関東の平地はこの時期端境期で、ただ川原を歩いても暑いだけで成果は期待できないので、樹液の出ている場所を覗いてみることにする。
樹液にはアカボシゴマダラとキタテハが来ていた。
f0031682_8375535.jpg

アカボシゴマダラは新鮮な個体だった。
f0031682_838913.jpg

キタテハの方はそろそろ産卵の時期のようで、別の場所では盛んに産卵行動をしていた。
f0031682_8383580.jpg

コナラやクヌギの樹上ではアカボシが盛んに飛び回っているけどなかなか下には降りてこない。
樹液の様子などを見て回ってふと見ると、ガードレールのすぐ横の草にアカボシゴマダラの雌が止まって翅を開いている。
そっと近づいて写真を撮るが、逃げる気配がないので広角でも撮影する。
f0031682_8391948.jpg

川原の様子も見に行ってみるけど、あれほどきれいに咲いていたアカツメクサも伸びすぎて倒れて写真にはなりそうもない。
少し前にアカボシが絡んでいたエノキがあるので様子を見に行くと幼虫が見つかった。3齢になったばかり位だろうか。
f0031682_8394535.jpg

とりあえず様子がが分かったの、ポイント近くのお店に買い物に行く。
買い物を終えて出てくると、アカボシの雌がエノキに絡んで産卵しそうな気配。
カメラを持っていないのであわててカメラをとりに行き、戻ってくるとまだ産卵したそうな様子でエノキの周りを飛んでいる。
f0031682_8403497.jpg

そのうち産卵を始めるけど、なかなか良いポジションがとれず、それらしい写真が撮れない。
産卵を始めたと思っても尾端が隠れたりしてしまう。
f0031682_8405598.jpg

ようやく全体が見える場所で産卵体制をとってくれたけど、葉が丸まってかっこ悪い。
f0031682_8411313.jpg

と思っていたらぱっと飛び立ったけど、産卵された卵が見えている。
ちゃんと産卵しているという証拠写真にはなったかなと思って満足する。
f0031682_8413516.jpg

その後家内が産卵された卵を見つけてくれた。
f0031682_842076.jpg
よく見るとあちこちに卵が見つかった。

by dandara2 | 2012-08-07 08:42 | 産卵 | Comments(6)
2012年 08月 04日

ミヤマシロチョウ(2012/7/29)

7月最後の休日の29日はミヤマシロとミヤマモンキを撮影しに東信地方へ出かける。
ミヤマシロはここでは2008年に撮影したきりなのでどちらかというとこちらがメイン。
駐車場に着いたら「蝶と里山の浪漫紀行」の蝶狂人さんにお会いする。
聞くと、今年はミヤマシロが多数発生しているという。ここ数年の保全活動の成果だろうか。
登り口付近では新鮮なヒョウモン蝶が多数飛んでいた。
f0031682_1226954.jpg

このところこの場所では新鮮なヒョウモン蝶を撮影していなかったので、蝶狂人さんとはお別れをして少し時間をかけて撮影した。
f0031682_12263560.jpg

ミヤマモンキの多いポイントにはいかずにミヤマシロの多いポイントに行くと、京都から来たというご夫婦に合う。
ミヤマモンキがいなくてモンキチョウばかりというお話だったので、ミヤマモンキが見られそうな場所に案内した。
着くとすぐにミヤマモンキの雌がクロマメノキに産卵体制をとっていたけど、少し距離があったし自分がしゃしゃり出るわけにもいかないのでほんの証拠写真だけを撮影。
f0031682_1227467.jpg

予想したより個体数が少なくて、ここではこのメスしか見られなかった。
ミヤマモンキ狙いだったら別のポイントの方が確率が高いというようなお話をしたけれども、ここから再度そちらに移動するのも大変だし、こちらの山頂でも見られるかもしれないと話をしたら喜んでそちらに移動していかれた。
後でお会いしたら満足そうな表情だったので多少は撮れたのだろうか。
ミヤマモンキを待ってしばらくそこで待機したけど、期待できそうもないので本来の目的であるミヤマシロ狙いで移動。
京都の方に話をした山頂ポイントに行くと何人かの方が撮影中。シャッター音から、1V1で撮影されていた方もいるようだ。
花もきれいに咲いているし、蝶狂人さんは我々を待ってくれていたようだけど、ミヤマシロの産卵を撮影されて満足して下山された。
時期的にはやや遅かったようで、新鮮な個体には会えなかったけれど、個体数が多いので、いろいろな花で吸蜜する姿を見ることができた。
こちらはフウロの仲間で吸蜜する個体。
f0031682_12283295.jpg
ニコンD800、シグマアポマクロ150

こちらはウツボグサで吸蜜する個体。
f0031682_12284620.jpg
ニコン1V1、タムロン70-300

アザミで吸蜜している個体を撮影していたら、突然視野を黄色が横ぎった。
ミヤマモンキかと思ったけどモンキチョウだった。
f0031682_1229370.jpg
ニコン1V1、タムロン70-300


下の方でもミヤマシロがいくつも見られた。本当に今年は発生数が多いようだ。
ただ痛んだ個体が多いので、レンズを魚露目に変えて撮影。
偶然アブが飛び込んできて迫力のある写真が撮れた。
f0031682_12294318.jpg
ニコン1V1、ニコン18-55+魚露目

飛び立ってもすぐにマルバダケブキの花に戻ってくるので、それを狙って飛んでいるところを撮影してみる。
バスト連射ではないけれど、それなりに撮れていた。
f0031682_1230098.jpg
ニコンD300、タムロン10-24

ここではコヒョウモンが多い。
もう少し下ではヒョウモンチョウが多いのにここではコヒョウモンのみ見かけた。
f0031682_12302181.jpg
ニコンD300s、ニコンマクロ85+ケンコーテレコン×1.4 (家内撮影)

この個体は左右の翅で斑紋が違う。
f0031682_12303975.jpg
ニコンD300s、ニコンマクロ85+ケンコーテレコン×1.4 (家内撮影)

左右の翅でいろいろな紋が違っているので雌雄嵌合体かなとか思って見るけど・・・・この写真だけではね。
私は右翅の異常に気をとられて、左右の紋がきちんと比較できる写真を撮っていなかった。

家内のリュックにヒメキマダラヒカゲが汗を吸いに来ているのを家内が写真に撮っていたけれど、後でコンデジで撮った写真とデジイチで撮った写真とを見比べてみると、どうも吐水水戻しをしているようだ。
f0031682_12312934.jpg
コンデジ:Lumix(家内撮影)
f0031682_12321143.jpg
デジイチ:D300s(家内撮影)

ストローの部分をアップでみると、コンデジで撮ったものはストローの下の部分は濡れていない。
f0031682_12351675.jpg

デジイチで撮ったものではストローは少し引き上げられて、下の布の部分が濡れている。
f0031682_12353056.jpg

同じカメラではないので、時計が少しずれていて完全な時間の経過が分からないけど、吐水吸い戻しでほぼ間違いないと思う。

ミヤマシロとミヤマモンキに関しては消化不良の一日だったけど、高原の空気を存分に吸って楽しい一日だった。

by dandara2 | 2012-08-04 12:43 | Comments(14)