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2011年 10月 31日

小畦川便り(少し気になる記録など:2011/10/27.28)

10月26日から28日まで生徒と保護者の3者面談。授業は2時間目まで。
面談のない生徒は帰宅したり、面談の時間まで色々な所で時間をつぶしたりする。
担任のない教員はこの3日間は時間を見て補導などをした。(池袋などの繁華街が多いので大変・・補導した生徒は幸いいなかった。)
27日は補導後早めに帰宅、自宅近くのアカボシの蛹の様子を見に行ってみたけどまだ羽化の兆候はない。
見た所健全な様子なのでそのうち羽化するだろう。
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この日アカボシ幼虫の短角形と長角形の数を数えてみたら、短角形21頭、長角形6頭だった。
この時期だから越冬タイプの短角形が多いのはうなずけるし、長角形も脱皮が完了すれば短角形になるのだろう。
ただ、その中に1頭だけ長角形の終令幼虫がいた。
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この幼虫も今観察中の蛹同様蛹化するのだろうか。
この幼虫も継続して観察したいと思う。
光線が強くてきつい影が出来るからストロボをたいたけれど、ちょっと不自然な感じになってしまった。
隣には脱皮直前の長角形幼虫も見える。
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この後近くを回るがこれと言った蝶もいないので、先日ヤマトシジミが多かった空き地に行ってみた。
この日もたくさん飛んでいたけど、一組が交尾して、その近くで見張りをしているような雄を見かけカメラを向ける。
そうしたら、もう一頭の雄が飛び込んできて迫力のある写真が撮れたと喜んだ。
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写真をよく見てみると、交尾ペアの一頭が飛び込んできた雄に驚いて翅を広げている。
翅表の様子から雄だと思われるが、そうするとお相手の雌が随分痛んだ個体だ。
雌は必ずしも一回しか交尾しないと言うことではないようだけど、これだけくたびれた感じの雌が交尾しているのはヤマトシジミでは初めて観察した。
他には例があるのか少し気になる。

翌28日は補導後、勤め先の学校まで歩いて帰る途中で少し寄り道をして見た。
最初に鬼子母神(文京区)に寄ってみる。
1m位のエノキがあったので見てみるけどアカボシの幼虫はついていなかった。それ以外には蝶の発生できるような環境はほとんどなかった。
そのあと近くの雑司ヶ谷霊園を見に行く。
広い霊園の中にはあちこちでヤマトシジミが発生していて、時々はツマグロヒョウモンも見かけた。
出口近くのお墓の一角で不意にコミスジが飛んできた。
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"エッこんなところにコミスジがいるの"ということで少し時間をとって撮影する。
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木の向こう側には池袋のビルなども見えているのだけど、それを入れた写真は撮影できなかった。
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少し気になったので、自宅に帰ってからコミスジの発生期などを調べてみた。
都内では一般的に4月末~5月、7月末~8月、それに9月の年3化のようだ。
南九州では場合によっては10~11月に4化が出ることがあるとのことだ。
この個体も鮮度からいうと羽化して間がないようなので、4化の個体ということだろう。
自宅のある埼玉、川越ではこの時期はコミスジはもう見ることは出来ない。
ちょっと貴重な記録かも知れない。
それとも温暖化で都内では4化はそう珍しくなくなってきているのだろうか。

by dandara2 | 2011-10-31 21:44 | 交尾 | Comments(8)
2011年 10月 28日

小畦川便り(2011/10/23)

10月23日の日曜日は2年に一度の駐車場の抽選会。
午前中に順番を決める抽選、午後はその順番で駐車場を選んでいく。
抽選から場所決めまでは2時間位しかないので、午前の抽選回の前にアカボシゴマダラの蛹の様子を見に行く。
いつ蛹になったのかわからないけれども、10日に観察した後すぐに蛹化したとしたら2週間経つのでそろそろ羽化する頃だ。
蛹の場所について様子を見るとまだ羽化の前兆も現れていない。
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蛹は右の細枝の右側の葉、上から3枚目の葉の裏についてます。

もう1週間経つと羽化してしまうだろうなと思いながら、周囲の幼虫の様子を見て回る。
ツツジの生け垣の中に出てきたエノキの幼木だけど、この株に10頭ほどの幼虫がついている。
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結構過密だ。餌が足りるのか心配になるけど、もうすぐ越冬幼虫になるのでそれほどたくさんの葉はいらないかもしれない。
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こちらの株には2本併せて11頭の幼虫がいた。
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手前の株の右端の方には白く蛹の抜け殻が見えている。
少し大きめの長角形幼虫も何頭かいるけど、これらの幼虫はこの後どこまで成長するのだろうか。
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帰ろうかと思って小さなエノキの葉を何気なく見ると、脱皮直後の幼虫が見つかった。
なんと幼虫の横には脱皮殻と頭部の殻まで残っている。
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頭の抜け殻はすぐに風で飛んでしまうだろうから、これはすごく貴重なシーンに出くわしたなと思っていろいろな角度から撮影。
ちょっとうれしくなって帰宅。

抽選結果は2OO番中124番とあまり良くなかったけど、前に並んだ人たちもみんな同じような順番だったので、くじが良くかき混ざっていなかったのかな・・・と自分を慰める。
そのあと、再度自宅前の川原に撮影に出かける。
数日前に川原の草刈りが入ってしまったけど、コスモスの咲いている土手の斜面は刈り残されていたので、そこでキタテハなどを撮影。
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こちらは背景にコスモスのピンクが入ってきれいな写真になった。
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途中にあるラーメン屋で昼食。
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私はアサリラーメン、家内はトマトラーメン。久しぶりでおいしかった。
家内のトマトラーメンもそれなりにおいしかったようだ。
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その後先ほどの脱皮した幼虫の様子を見に行く。
幼虫はそこにいたけど、最初に見つけてから3時間、脱皮殻も頭の抜け殻もきれいになくなっていた。
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幼虫の静止している位置は脱皮殻のあった場所で、脱皮殻は幼虫が食べてしまったようだ。
越冬後の脱皮殻は確か食べなかったように記憶している。

その後抽選の順番に従って駐車場選び。ほどほどの場所を選ぶことが出来た。
と言うか、どこに決まってもたいした違いはないというのが本音。前より少し近くなったので雨の日でも傘を差さずに駆け込めるかもしれない。
その後は車で10分ほどのところに行って買い物をするが、広い駐車場には柿の木や萩があるので、柿に来るアカボシゴマダラと萩に来るウラナミシジミ狙い。
ところがここの柿は熟すのが遅い品種らしく(砲弾型をしている)、ようやく黄色くなってきた状態。
当然何もいない。
駐車場の地面ではウラナミシジミが吸水をしていた。
見ると少し痛んでいるし、かがみ込むのが面倒なので立ったまま適当に撮っていたら家内は別の個体を座り込んでじっくり撮影。
こちらは私の個体よりも新鮮で写真も当然家内の方がよい出来でした・・・かなり反省。
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(家内撮影)

萩の花では雌が吸蜜をしていた。
ウラナミシジミには、セイタカアワダチソウよりも赤系の萩の花の方が良く似合う、と先日のブログに書いた手前一生懸命狙うけど、意外に吸蜜時間が短くて苦戦してしまった。
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産卵体制もとっていたけど、止まる位置が悪く、花や葉が邪魔になって頭や翅の一部が切れてしまいきちんと撮影できない。
家内の方でも「産卵してる-」とか騒ぎながら撮影していたけれど、私のものよりはよい出来だった。
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(家内撮影)

翅表のブルーがきれいな個体がいたのでこちらはかなりこだわって撮影。
目で見たようには表現できなかったけれど、翅表がブルーで後翅肛角付近の黒点の周囲のリングが淡いブルーと赤紫に彩られて、アイシャドーをしているようできれいな個体だった。
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ヤマトシジミ雌のブルーも良いけど、ウラナミシジミ雌のブルーも結構良いなと思った。

by dandara2 | 2011-10-28 09:58 | 幼虫 | Comments(16)
2011年 10月 24日

小畦川便り(アカボシゴマダラ蛹化:2011/10/17)

10月10日は孫の散歩のお相手のついでに近所を見て歩く。
あまり蝶の姿はないが、相変わらずキバナコスモスに雄、雌ともに吸蜜に来ている。
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丁度発生中のきれいな個体が多い。
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近くの団地の横の生け垣にエノキがひょろひょろ伸びているので何気なく覗くと、大きなアカボシゴマダラの終令幼虫が見つかった。
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それ以外にもいくつもの幼虫が見つかった。
長角形のもの。
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短角形のものなど。
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1週間後の10月17日、月曜なので勤務は昼まで。
帰宅後、アカボシゴマダラの終令幼虫の様子が気になって見に行ってみる。
最初はすぐにはわからず少し探してしまったけれど、葉の裏側で無事に蛹化しているのを見つけた。
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巧妙に隠れていて、何度か眺めていたのに気がつかなかった。
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川原はそれまでのコスモスやキクイモがそろそろ終わりに近づいて、セイタカアワダチソウの花が咲き始め、色々な蝶が吸蜜に来ていた。
そろそろ川原の草刈りが入りそうなので、この日はセイタカアワダチソウに来ている蝶の写真をなるべく撮っておくことにする。
ツマグロヒョウモンは相変わらず多いが、コスモスに来ている姿に比べると何となく精彩を欠いてしまう。
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それでもまだきれいな個体が多い。
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一番多いのはキタテハ。
キタテハにはセイタカアワダチソウがよく似合うように思う。
家内が色の濃いキタテハを見つけたと言って随分熱心に撮影していた。
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(家内撮影)

この写真は、セイタカアワダチソウの花に埋もれて随分豪華な感じの写真になった。
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(家内撮影)

こちらでは、やや逆光気味に撮影して翅の縁のラインを活かしてみた。
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と偉そうに書いてみても撮影中はほとんど気がつかず、後で写真を見て気がついただけですが。

ヒメアカタテハはきれいな蝶だから、コスモスに来ていてもきれいだし、セイタカアワダチソウに来ていても絵になる。
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今年はこの川原ではあまり見ないウラナミシジミが多い。
きれいな蝶だけど、この蝶には赤い色の花のほうが似合うように思う。
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by dandara2 | 2011-10-24 16:19 | | Comments(10)
2011年 10月 19日

クロツバメシジミ(埼玉:2011/10/16)

今年ずいぶんお世話になった秩父のIさんが「秩父の蝶」というブログを始められた。
ハンドル名はtef_teffさん。
16日の朝8時頃にそのブログを拝見したら、9月に仲間とクロツバメシジミを撮影した場所では14日時点で成虫を見かけなかったとか。
実は16日はこの場所にその後のクロツの様子を見に行こうと思っていた。
さてどうしたものかと考えたけど遠出をするにはちょっと時間が遅い。
来週は所用で自宅近くしかいられないので無駄を覚悟で秩父に行くことにした。
クロツのポイントに着いてざっと見るとヤマトシジミ以外何も飛んでいない。
やっぱり少し早かったかなと思いながら、ふとツメレンゲの花穂を見ると陰になった部分にクロツバメシジミが止まっている。
しかも産卵しているようだ。
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そっと近づいて取りあえず撮影。
光線が強いので、肝心の尾端の部分はよくわからないけれど、半分あきらめていたのでとにかくシャッターを押せるだけでもうれしい。
この日は気温が高いので、そのうち数個体がちらちらと飛び始めた。
ちらちらと飛んではすぐにツメレンゲに止まる。
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ほとんどが雌のようだ。
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(家内撮影)

ツメレンゲの花穂も長く伸びたものが出始めたけれど、まだ咲いているものは見あたらない。
その花穂で産卵体制をとる個体。
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ただ、尾端を曲げる割には産卵せず、同じ体制のままじっとしている時間が長かった。
基本的にあまり日の当たるような場所には産卵しないようだ。その分撮影には苦労する。
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ちらちら飛んでいた雄がツメレンゲの小さな株に止まったので何をするのかなと思ってみていると吸水を始めた。
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(家内撮影)

植栽されたツツジの葉の上には比較的新鮮な雌がじっと止まっていた。
そのうちこの個体に雄が絡んできた。
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♀は翅を開いて雄を拒否している。翅表が微妙な色合いに輝いてきれいだ。
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雄は回り込んで何とか雌の気を引こうとしているけど、雌にその気はないようだ。
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まるで雌に語りかけているような感じ。体が小さいので、触角がやけに長く見える。
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(家内撮影)

こちらは、やや擦れた雌にアタックする雄。
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雌は当然交尾済みなので、雄を避けるように態勢を変えて葉を移動。
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アレレ、雌が遠くに・・・思いっきりお腹を曲げても届きませんね。
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このツツジの植栽の根元にクモガタヒョウモンの雌が飛んできた。
スミレの株でも探しているのだろうか。
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(家内撮影)

ここにはスミレはなかったと見えてすぐに飛び立っていった。
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手前の枝でもわかるように、私のポジションからは手前の枝がかかってしまって、地面に止まっているシーンはほとんどが没。
少し左にいた家内が全体をとらえていてくれた。
とっさの場合には位置を変えているゆとりがないので、少しのポジションの違いが結果を大きく左右してしまいますね。

by dandara2 | 2011-10-19 23:24 | 産卵 | Comments(16)
2011年 10月 14日

クロマダラソテツシジミ(飛翔・吸水:2011/10/9)

クロマダラソテツシジミは産卵以外にもいくつかのシーンが撮影できました。
産卵をしていた雌は比較的きれいな個体で、産卵後にソテツの新芽から出た後、近くに降りて翅を開いたので翅表を撮影しました。
裏面は低温期型にはなっていませんが、表はかなりブルーの出たきれいな個体でした。
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ここでは雄は見かけなくて、移動した先で雄を撮影しましたが、比較的きれいな個体でした。
naoggioさんのブログでのコメントのやりとりで、翅表に裏面の模様が透けて見えるような雄の写真が撮りたいとあったのですが、これが丁度そんな感じの写真です。
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この写真を載せるのは嫌味になってしまうかなとも考えたのですが、私自身がそうした翅表の見え方については全く考えていなかったので、自戒の意味を込めてあえてのせることにしました。
人と意見交換をするというのもまた勉強になります。naoggioさんありがとうございます。

ついでに言うと、最初のせようと思っていたのはこちらの写真。
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こちらはmidoriさんと同じような写真です
みんなで同じ個体にカメラを向けているので似ているのは当たり前ですが、私の写真は風で尾状突起が曲がって切れているように見えます。
midoriさんのはすっきり伸びています。
この写真を選んだ時には尾状突起はこんな個体だったかなと思い、あまり注意を払いませんでした。
ところがmidoriさんの写真ではきちんと伸びているのにビックリ、ちゃんと尻尾があったんだー。
尾状突起がすっきり伸びた写真はないかなと探し直して先ほどの写真に気がつきました。
人と一緒に撮るというのはそう言ったことでも勉強になります。

前の記事の産卵写真を撮影後、周囲のソテツを見て回ると何頭かの雌が飛んでいて、一頭が適当な新芽を探してソテツの周りを飛び回っているので飛翔写真を撮影しました。
こちらは葉の周囲を飛び回って産卵場所を探しているところ。
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こちらは翅がぶれていますが、ちゃんと眼にピントが来ているのでお気に入りです。
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こちらは脇芽の周囲を飛び回って、新芽が出ていないか探しているところでしょうか。
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前記事の冒頭に出した、ソテツに止まっている雄の写真ですが、拡大するとストローを伸ばしています。
この日は朝方に結構な雨が降ったそうなので、枯れた部分にしみこんだ水でも吸水しているのでしょう。
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湿った地面に降りた雄は吸水をしていました。
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吸水中は翅を開かないと勝手に想像していたら、じわっと翅を開いてくれました。
そのまま落ち着いているので、コンデジで撮影してみました。
なかなか良い感じになったと思います。
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雄はソテツの高い場所でテリ張りをしていました。
望遠レンズは必要ないと思って車の中に置いてきてしまいましたが、naoggioさんが脚立をとってきてくれたので、みんなで撮影しました。
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ソテツの高い場所が好みのようで、あまり下には降りてきてくれませんでした。

幼虫も一応撮影しておきました。
こちらは緑色型の幼虫、まだ5mmもないような若齢幼虫でした。
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こちらは1cm位ある褐色型の幼虫。
堅い軸まで食べているので、さすがソテツ食いだと感心しました。
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帰りがけにnaoggioさんのお宅にお邪魔して、おいしい紅茶とケーキをいただきながら、naoggioさんの素晴らしい蝶の作品と、奥様の着物の染色のお話などを聞きました。
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奥様の着物のデザインにもとても興味があったのでうれしい一時でした。
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クロマダラソテツシジミの期待した以上の様々なシーンの写真が撮れ、また素敵な出会いもあった楽しい一日でした。
naoggioさん、midoriさん ありがとうございました。

by dandara2 | 2011-10-14 20:45 | Comments(20)
2011年 10月 11日

クロマダラソテツシジミ(産卵:2011/10/9)

10月9日は、息子が車を使うというので、電車で行けるところで適当なところはないかと考えて、今年また東京で発生しているというクロマダラソテツシジミを撮影に行ってみることにした。
最初は飛行機バックの写真が撮りたいなと思っていたけど、神奈川でも撮影された「naoggio写真日記」のnaoggioさんに伺ったところ、東京の発生はその後どうも芳しくないようで、神奈川の発生地を案内していただけることになった。

おかげさまでたくさんの写真が撮れたので、今回は時系列ではなくテーマ別にまとめてみたいと思う。

最初に行ったポイントでは、緑色のネットを持った親子がいていやな感じがしたのだけど、親子のうち中学1年の息子さんが採集をしているとのこと。
絶滅危惧種の昆虫少年とあれば仕方ないかと思うけど、撮影中に捕られてしまうのはやっぱり勘弁してほしいな-と思う。
ここでは2雄を確認し、少年は雌なども採集したようだけど、その後見られなくなってしまったので別の場所に移動する。
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移動した先はたくさんのソテツがある素晴らしいところだったけど、そこで偶然お会いした「美撮りに夢中!」のmidoriさんによれば、幼虫はたくさんいるけど成虫が見られないという。
初めての場所なのでけっこうたくさんあるソテツを見て歩くと、確かに幼虫はいるけど成虫は見つからない。
でもきっと成虫も見つかるに違いないとゆっくりゆっくり歩く。
いつか来るに違いない出会いの瞬間を求めて歩くこの時間ってけっこう好きだったりする。
そのうちmidoriさんが呼んでいるので行ってみると、雌がソテツの葉の中に潜り込んでいた。
外からは見にくいけど、中を透かしてみると尾端を曲げて産卵しそうな気配。
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みんなが一斉にレンズをソテツの中につっこんで撮影開始。
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ソテツの新芽はその前に展開した葉に包まれるようになっていて、まるで花びらの中の雌しべのような感じだ。
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母蝶はその新芽のあちこちに産卵をしている。
これは外側の硬い部分。ここに産まれた卵が孵化したら、幼虫は新芽までこの綿毛の中を移動していくのだろうか。
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こちらは新芽の先端に産卵している。
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これも新芽に産卵しているが、右上の方には産み付けられた卵が見えている。
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周りには産み付けられた卵があちこちに見えている。(写真をクリックして拡大するとよくわかると思います)
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1時間近くをこのソテツの葉で囲まれた新芽の中で過ごし、たくさんの卵を産み終えた母蝶は新芽の上でしばし休憩した後飛び出していった。
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この母蝶の場合にはうまいこと新芽にたどり着くことが出来たけど、そうでない場合も当然あるようだ。
こちらでは展開した葉に産卵している。
孵化した幼虫は硬くなった葉に食い込むことが出来るのだろうか。
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こちらではわずかに出ている新芽のそばの硬い鱗片に産卵している。
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ソテツの葉は硬くて中まで覗くのは簡単ではないけど、ここでは色々な産卵シーンを観察することが出来た。
これもご案内いただいたnaoggioさん、成虫を見つけてくれたmidoriさんのおかげだ。
次には産卵以外のシーンを見ていただくことにしよう。

by dandara2 | 2011-10-11 23:38 | 産卵 | Comments(14)
2011年 10月 10日

小畦川便り(2011/10/4)

10月4日は自宅付近を散策。
この前から自宅付近の気楽な散歩では、現役引退のD70にタムロンの70-300をつけ、同じく引退気味のカシオEX-FH100を持ち歩くことにしている。
処分するのもかわいそうで出来ないし、ただ埃をかぶらせておくのももったいない。
D100もあるけど、こちらはRAWの書き込み速度が極端に遅く、jpegでしか撮影できないのでさすがにお蔵入りだ。
D70を使う理由は余ってしまったタムロン70-300を使いたいためだけど、このレンズ、フォーカス速度が遅くなければ描写は柔らかくていいレンズなのでメインに使っても良い位なのに残念だ。
それに飛翔と魚露目用にD300も、こちらは現役
川原に出たらすぐにモンキチョウが低く飛んでいる。
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雌を探しているようで、スピードもそれほど速くないので早速飛翔を撮影する。
背景にはチカラシバの穂が写って季節感が良く出た写真になった。
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コスモス畑は今が盛りで、ツマグロヒョウモンには大人気だ。
色々な色の花があっても、キバナコスモスに来る個体がほとんど。
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珍しくキタテハも来ていた。
こちらはキバナコスモスではなくて普通のコスモスで吸蜜していた。
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今年は草刈りがまだ行われていないので、土手にはキクイモの花がたくさん咲いている。
いつもは地味なキタテハが主役を演じていた。
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少し擦れていて残念と言っては、一生懸命生き延びてきたキタテハに失礼というものだろう。
タムロンの柔らかい描写が生きて良い感じの写真になった。

モンキチョウも吸蜜していたので、こちらはカシオで飛び立つことを狙ってみる。
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いったん自宅に帰って、今度は車で10分ほどの場所に出掛ける。
昨年の晩秋に見つけた場所で、その時には大したものはいなかったけど、自宅付近では少ないウラナミシジミが多そうな感じだったのでその様子見。
ここで最初に見かけたのは例によってツマグロヒョウモン。
ここにはキクイモは咲いていないので、畑のウドの花で吸蜜していた。
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予想通りウラナミシジミはたくさんいて、アレチウリで吸蜜していた。
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(家内撮影)

大半が雄だったけど、雌もわずかに混じっていた。
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もう少し他のチョウも多いと思ったけど、その点に関しては少し期待はずれの場所だった。
わが家の前が普通種の撮影ポイントとしてはかなりすぐれているんだと改めて感じた。

by dandara2 | 2011-10-10 07:30 | 吸蜜 | Comments(10)
2011年 10月 05日

シルビアシジミ(2011/10/3)

10月2日の日曜日は出勤、翌日の3日は代休。4日は勤め先の創立記念日で休み。
少しずれているけど人並みの2日連続の休みがとれた。
3日は「還暦からのネイチャーフォト」のmustachioさんご夫妻と栃木にシルビアシジミなどを撮影に行く。
シルビアシジミを探していると、「たかがヤマトされどヤマト」のotto-Nさんがいらしてご挨拶する。
otto-Nさんとは初対面だけど迷彩のTシャツで私だとわかったとか。
家内を含めた5人でシルビアシジミを探すがなかなか見つからない。
天気は良いけれど冷たい風が吹いているのでそのせいかもしれない。
ヒメアカタテハは元気であちこちで見かける。
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ようやくotto-Nさんが♀を見つけて声をかけてくれた。
見ると産卵しているようだ。
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そのうち、この♀は翅を開いてくれたけど、少し青い鱗粉がのっていた。
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その後もみんなで探すがこの個体以外は見つからず、あきらめてミヤマシジミの撮影に少し移動する。
ところがミヤマシジミのポイントにいくと、昨年に比べると河原はかなり乾燥していて、コマツナギの花が全く咲いていない。
それでもmustachioさんが雄のミヤマシジミを見つけてくれた。
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前翅が少し羽化不全だけど比較的新鮮な個体だ。
喜んで撮影しているとやがて翅を開いてくれた。
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この個体以外には見つからないので、黄色い蝶に気をつけながら歩いていると、少し色の薄い小振りの蝶が目につく。
止まったところを見てみるとツマグロキチョウだった。
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この蝶はあまり長くは飛ばず、やがてクズの葉裏に隠れてしまった。
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otto-Nさんがアサマイチモンジを見つけてくれた。
その時は何気なく撮影したが、自分の写真のストックを見ると3化のアサマイチモンジは初めてだった。
心なしか、後翅基部近くの小斑紋が濃いめで、イチモンジとの区別点のVサインもはっきりしている。
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取りあえずこの河原で撮影できる3種を撮影できたのでどうするかきくと、シルビアシジミをもう少し撮影したいと言うことだったので、また手分けして探すことにした。
やがて目の前を飛ぶシルビアシジミを発見。
追いかけていくと食草のミヤコグサに止まって吸蜜を始めた。
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顔が隠れてしまったのは残念だけどすぐに飛び立ってしまった。
また追いかけていくと、今度はミヤコグサに止まって尾端を曲げている。
産卵だと言うことで駆けつけて撮影。
この写真では、尾端をあげているが産卵された卵が写っている。
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その後2卵目も産んだのか、家内の撮影した写真では最初に産んだ卵と曲げた尾端の両方が写っていた。
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(家内撮影)

家内がヤマトシジミの比較的新鮮な雌を見つけた。
ヤマトシジミのotto-Nさんがいらっしゃるので、3人で翅表の撮影をする。
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家内の撮影した写真をotto-Nさんに見ていただいたら、なかなか良い出来だと言われたと喜んでいた。
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(家内撮影)

また、ツバメシジミも交尾していた。
家内が撮影しているのには気がついたのだけど、シルビアを捜す方に気が行っていたので撮影はしなかった。
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(家内撮影)

自宅で確認すると、ツバメシジミの交尾は4回しか撮影していなかった。
きちんと撮影しておくべきだったと反省。

その後はオオヒカゲの様子を見ようと別の場所に移動する。
オオヒカゲの産卵シーンが見られるかなと思ったのだけど、オオヒカゲ自体が見られず、代わりに林内で吸蜜するメスグロヒョウモンの雌を発見、撮影した。
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撮影しているともう一頭のメスグロヒョウモン雌が飛んできたのでとっさにシャッターを押すが、すぐに飛び去ってしまった。
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それでもかろうじて何枚かの写真が撮れていた。
少し移動した場所にオオチャバネセセリがいたのでカメラを向けたら、ここにもメスグロヒョウモンの雌が飛び込んできて驚いたオオチャバネセセリが飛び退いた。
それほど明るくない場所だったのでオオチャバネセセリがぶれているけど何とか撮影することができた。
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林内を歩いているとミドリヒョウモンが産卵するのか木の周囲をちらちら飛んでいる。
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そのうち幹に止まってしわの間に尾端を突っ込んで産卵を始めた。
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ミドリヒョウモンの産卵行動は時々見かけるのだけど、暗い林内だったりしてあまり良い写真が撮れていない。
今回は日の当たる幹で産卵してくれたので、少しコントラストがきついけどようやくシャープに撮影することができた。
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目的のオオヒカゲは撮影出来なかったけど、いくつかの副産物が撮影できたので気分良く帰宅することが出来た。
mustachioさん、ott-Nさん、お疲れ様でした。

by dandara2 | 2011-10-05 13:00 | 産卵 | Comments(14)