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2011年 08月 31日

今年はキベリタテハの当たり年!(2011/8/24)

お盆は開けたけれど色々所用があって動けず、8月24日になってキベリタテハとベニヒカゲをミニ東信に出掛けた。
ポイントが近くなって、車を走らせていると崖にキベリタテハの姿が何頭も目につく。
今まではこの道でそれほど多くの個体を見かけたことはないのだけど、今年はキベリが多いようだ。
路上に車を止めて撮影を始める。
日射しが強く難しい条件で、たくさん撮った割に良いものが少なかったけれど、これは比較的色が出た方だ。
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複数の個体が絡んでいることもあった。
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とっさのことでピントがうまく合わないけど、何とか状況証拠だけは撮影することが出来た。

車をおいて歩き始めるが、いつも見かける場所には姿はなかった。
途中撮影しておいて良かったと思いながら歩く。
アザミにエルタテハが来ていた。
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昨年はマツムシソウで吸蜜していて、エルタテハの吸蜜が撮れたと感激したけど、吸蜜はそれほど珍しくはないのだろうか。

いつもキベリタテハを見かける場所について探すと、キャンプの炊事場の灰のある場所で2頭のキベリが吸汁していた。
水気があるようにも思えないけど、どうやって吸っているのだろう。吐水吸い戻しと言うのを撮影したことがあるけど、キベリでもやっているのだろうか。
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上には鍋などを置くために鉄棒が何本か渡してあるので、アングルが自由にならないけど、光線がうまく当たっているので鉄棒の間から撮影してみた。
黄色の縁の色もあまり飛ばなくてすんだようだ。
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炊事場の屋根にも止まっていたので、軽くストロボを当てて撮影。
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キベリタテハは無事撮影できたので、次にベニヒカゲを撮影しようと歩き始める。
思ったほどには個体数は多くはなかった。
チラチラ飛んでばかりいるけど、ようやくアザミで吸蜜する所を撮影。
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(家内撮影)

また、アサマフウロで吸蜜するシーンも撮影できた。
この花は蜜の量が少ないのか、止まってもすぐに飛んでしまうので結構難しい。
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あまり止まらないので、飛んでいる所にもチャレンジ。
花の間を追いかけるわけにはいかないので、あまりチャンスはなかったけど、それでも何とか写っていた。
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ここにはクジャクチョウがたくさんいたけど、日射しが強いからかほとんど翅を開かない。
開翅すればきれいなクジャクチョウも、翅を閉じていれば真っ黒でカメラを向ける気になれない。
ようやく開翅する個体がいたので、それをしつこく追いかけてきれいな翅表を撮影することが出来た。
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もし、クジャクチョウが数の少ない高山蝶であれば、クモマツマキチョウ以上に必死で追いかけるかも知れないな。

ベニヒカゲの飛翔を狙っていたら正面からクジャクチョウが飛んできた。
とっさに撮影するが、速度が速くてあっという間に置きピン位置より近くに来てしまう。
横をすり抜ける時に押した1枚に手応えを感じたけど、後で見ると見事にピントが合っていた。
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タテハがまともに飛んでいる所を撮影し、きちんと写っていると嬉しい。

家内は地面に向けてカメラをかまえている。
何がいるのかなと思ってみると、ヒョウモンが絡んでいるようだ。
近づいてみるけど、飛び去ってしまった。
家内の撮影した写真を見ると、地面に止まったギンボシヒョウモンの♀に♂が絡んでいるシーンが見事に写っていた。
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(家内撮影)

自宅のPCで良く見ると、絡んでいるのはウラギンヒョウモンのようだ。上にいるのはどちらの種類か良くわからない。
大分長いこと絡んでいたようで、たくさん写真が撮ってあったけど、上の写真から46枚目の写真ではギンボシヒョウモンが絡んでいるので、3頭のうち上にいた個体はギンボシヒョウモンのようだ。
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(家内撮影)

もっと早く気がついて駆けつければ良かった。
コヒョウモンもいて、ササの間に潜って産卵していた。この撮影は難しい、証拠写真がやっと。
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一通り撮影できたので、ヤマキチョウでも探しに行こうと場所を移動した。
車に向かって歩いていく途中では、シータテハがいて湿った地面で吸水していた。
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家内が撮影したこの写真は、トンボとのツーショットでなかなか良い感じ。
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(家内撮影)

自分が見かけたとしたら、はたしてカメラを向けただろうか。
人の撮った写真を見るのは勉強になる。

移動した先ではヤマキチョウはいなくてスジボソヤマキチョウが出迎えてくれた。
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ここにはカラスアゲハやミヤマカラスアゲハが吸蜜していたので、こちらの撮影に切り替える。
時期的にやや遅く、新鮮な個体はいなかった。
先日「探蝶逍遙記」のfanseabさんがストロボ使用の見事な写真を撮られているので、ストロボも試してみることにした。
こちらの♂はストロボ使用。
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こちらの♀は自然光。ちょっと翅が傷んでいたのが残念。でもおかげでブルーが少しだけ余計に見えている。
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こちらのミヤマカラスはストロボ使用。
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随分頑張ったけど、なにしろきれいな個体が少ない。
最後にアサギマダラを魚露目で撮影してここは終わりにした。
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下りの道にあるお気に入りのチーズ屋さんで、ワインとチーズを買ってからキマダラモドキのポイント移動。

簡単に撮影できると思っていたら、草が茂って何だか様子が違う。
かなり探したけど、それらしいのが3頭ほど飛び去るのを目撃したのみで1枚も撮影できない。
そうこうするうちに、家内から電話。
それらしいのが止まっているけど、これがそうかしらと言うことだった。
急いで駆けつけると、確かにキマダラモドキが葉に止まっている。
しかも開翅している。
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何枚も撮影してから、贅沢にも裏からも撮影したいなと思うが、一向に翅を閉じない。
家内に裏から撮影したか聞くと、最初に見つけた時に撮影したという。
いくら呼んでも来ないから、一杯撮影したとか。
後で見てみると、キチンと撮れていて、ツリフネソウまで写っているというすばらしさ。
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(家内撮影)

いつものことだけど、またやられてしまったなと言う感じ。
やっぱり自然の神様に愛されているのは私ではないようだ。

by dandara2 | 2011-08-31 18:00 | Comments(14)
2011年 08月 29日

小畦川便り(ジャノメチョウの再確認:2011/8/23)

先日秩父のムモンアカを調査したおりに、平地の蝶にも大きな動きがあると言うことだったので、自宅近くの蝶についても調べてみることにした。
オオチャバネセセリとゴイシシジミが減っていると言うことだったので、8月18日は、2009年にオオチャバネセセリとゴイシシジミを撮影した場所に行ってみる。
歩き始めるとすぐに、サトキマダラヒカゲが木の幹に止まっていたので、何気なくカメラを向けると後翅の3つの小紋の並びが何となくおかしい。
一番後ろの紋が前の紋とつながって涙紋になっている。
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撮影しているとふっと頭の上をタテハが通り過ぎたので、見上げるとアカボシゴマダラが葉の上に止まっている。
今では珍しくはないけど、ここでは初めて確認した。
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オオチャバネセセリとゴイシシジミのポイント行ってみると、ゴイシシジミは確認できたけど(撮影は出来なかった)オオチャバネセセリは見られなかった。
以前オオチャバネセセリがいた草原にはアレチウリが茂っていたので、あるいはそのせいだろうか。
もっとも時期的な問題があるかも知れないので、また別の日に調べてみることにする。
そこでは、キマダラセセリ、ヒカゲチョウを撮影した。
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ヒカゲチョウは以前は広い範囲で見かけたけれど、今回は薄暗い一ヶ所のみに固まっている印象だった。
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23日は午前中は雨だったけど、午後からギンイチモンジセセリの発生の様子を見るため自宅前の川原を歩いてみた。
川原に降りると、最初に出迎えてくれたのはベニシジミのペアだった。
そっと近づくけど、なぜか非常に敏感ですぐに飛ばれてなかなか撮影できなかった。
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その後ヤマトシジミのペアにも出会うけど、これも敏感で近づくとすぐに逃げてしまい撮影に苦労した。
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なぜその日に限って交尾個体がこんなに敏感なのかわからなかったけど、後になって考えると濡れた川原に降りるのにこの日は長靴を履いていて、その長靴は黄色とブルーのツートンカラー。
もしかしたらその色がまずかったのかも知れないなと思う。
川原ではあとヒメアカタテハを見かけるが、ギンイチモンジセセリはいなかった。
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このところ数が少なくなっているので心配だけれど、後日もう一度確認してみることにする。
川原の中州のやや雑木がある場所ではキマダラセセリを確認した。
今が発生期のようだ。
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ここではアカボシゴマダラの幼虫を見つける。
大きさから終令ではないようだけど、この秋に発生する個体だろう。
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ギンイチモンジセセリの数が少なくなったことと関連して気になっているのは、ヒメウラナミジャノメの数が減っていること。
以前はうるさい位見かけたのに、この日は1頭も見かけなかった。
最後に撮影したのは、2010年7月11日。
ただ、見かけたのに撮影しなかった可能性も大きいのではっきりしたことは言えない。
正確な発生期さえ把握していなかった。
日頃好い加減に撮影していたことを反省。これからはきちんと記録しておこう。

ヒメジャノメに気をつけながら歩いていたらようやく一頭を見つけ撮影することが出来た。
2008年9月15日以来の撮影になる。
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こちらもきちんと意識して撮影していないので、これからは気をつけて撮影しようと思う。
いつも川原を歩いているようでいて、意識にあるチョウ以外は如何に好い加減に接しているかを思い知らされた。
ムモンアカシジミの撮影の時に、平地で少なくなった蝶について話をしていて、ジャノメチョウが減っているという話も出た。
そう言えば以前自宅前の川原で何年か前に撮影したといったら、川越市近くでの記録は珍しいという話だった。
撮影したのは2007年7月、新しく買ったカメラの試し撮りの時に撮影した。
そんなことを思い出しながら歩いていたら、突然大きな蝶が草むらから飛び出した。
えっと思いながら眼で追いかけて、止まった所を見たらジャノメチョウ。
まさかいるとは思わなかった。
とにかく証拠写真を撮っておかなくてはとまずは撮影。
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つぎにはそっと近づいてマクロで確実に撮影。
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そうだわが家の近くだと言うことがわかる写真も撮っておかなくてはとコンデジでも撮影。
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2007年に撮影したのは♀だったけど、今回も♀だ。
ここで発生しているのか、それともどこからかやってきた個体だろうか。
この川の水源は10Km位上流の宮沢湖になるけど、そこにはジャノメチョウが生息している。(2005年に確認、その後は7.8月には行っていないけど、多分今でもいると思う)
そこから移動してきた可能性もあるかなと思う。
ジャノメチョウの♀は新しい発生地を求めて移動したりするんだろうか。
雨の後の川原を歩くのはズボンが濡れて大変だったけど、それ以上に素晴らしい収穫のあった一日だった。
また、ついつい珍奇な蝶を求めて遠出をすることが多いけど、しっかり足元を固めておくことも大切だと思わされた一日だった。

by dandara2 | 2011-08-29 21:37 | Comments(12)
2011年 08月 25日

秩父のムモンアカとスジグロチャバネセセリ(2011/8/17)

8月17日は秩父のIさんのお誘いで、埼玉指定希少野生動物選定調査と言うことでムモンアカシジミの調査に行ってきた。
埼玉のムモンアカシジミは秩父市(旧大滝村)のみで記録があって、埼玉県のレッドデータブックによれば絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。
近くからの撮影は難しいかも知れないと言うことであったが、確認だけでも良いと思い参加させてもらうことにした。
当日は9時30分にIさんのお宅に伺った所、もう一人Tさんもいらしていた。
早速Iさんの車で出掛け1時間ほどでポイントに着く。
まだムモンアカの活動時間には間があるので、その間近くの様子を見て歩く。
林道沿いにはユキヤナギの株があってホシミスジが見られた。
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久しぶりにホシミスジを見たような気がしてうれしかった。しかも埼玉で・・・
自宅に帰って手元の写真を見ると、2007年に群馬県の榛名山で撮影して以来のことになる。
お二人はいつも見ているので特にこれといった感想もないようだけれど、標高の高いこの場所は年2化で、もう一ヶ所のムモンアカのポイントはここよりも標高が低いのに、そこにいるホシミスジは年1化だと興味深い話を聞かせてもらった。
道路脇のユキヤナギに産卵していた。
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それでIさんが近くを探してみたら小さな巣が見つかった。
長さは2mm程度。普段からこういった幼虫探しを行っているIさんだから見つけられたようなものだ。
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歩いている途中では、やや小振りの翅の丸い感じのシロチョウが飛んでいた。
翅を開かないので、飛びあがる所を撮影してみたが、ヤマトスジグロシロチョウのようだ。
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また、スジボソヤマキチョウもいた。埼玉ではヤマキチョウは絶滅と言うことになっているが、見かけるとちょっとドキッとする。
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サカハチチョウも産卵体制をとっていたが、食草の横の枯れ枝に産卵体制をとっていた。
母蝶を眼で追いかけたので、後でどの枯れ枝かわからなくなってしまい、実際に枯れ枝に産卵したのかどうかはわからない。
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大きなタテハが横切ったので見るとオオミスジだった。
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近くのスモモ?の葉を見ると産み付けられた卵が見つかった。
近くにはもう1卵見つかったので、ここで発生しているのだろう。
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別の場所に移動した時にも人家の前の梅の木でIさんが幼虫を見つけた。
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体長2mm程度の小さな幼虫で、指さされても葉の食い残しと区別が付かなかった。
これも日頃の探求のたまものだろう。
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時間になったのでムモンアカのポイントに戻ると、30m位先をチラチラと数頭のムモンアカが飛んでいる。
一度は目の前に飛んできたのだけれど、飛翔用のカメラは車に置いてきてしまったので唖然と見守るだけだった。
かろうじて証拠写真を撮ることが出来た。翅を開いているが斑紋の特徴から雌のようだ。
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ここではこれ以上近くでは撮影できないのでもう一ヶ所に移動。
着くとすぐに目の前にムモンアカが飛んできた。
この時も望遠しか持っていないので空しく追跡するのみだったけど、ようやく10m位先の枝に止まったので撮影することが出来た。
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撮影していたらぱっと飛び立ったが、タイミング良く撮影することが出来ていた。
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これで無事にムモンアカの確認も出来たので、帰りがけに数日前に確認したというスジグロチャバネセセリのテリ張り場所に案内していただく。
埼玉のスジグロチャバネも絶滅危惧Ⅱ類に分類されていて、撮影できればかなりうれしい。
そっとその場所を覗いたIさんが、アッいたというのでみると、かなり痛んではいるけど確かにスジグロチャバネが止まっている。
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2日前にはかなり新鮮な個体を見たと言うことだったけど、この時ももう一頭新鮮な個体が絡んですぐに飛んでいってしまったので、あるいはそちらの方がIさんの見た方かも知れない。
傷んでいるので、念のため開翅した所も撮影。
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♂で、性標が認められるのでスジグロチャバネセセリで間違いないだろう。
ここがスジグロチャバネセセリの確実なポイントだとうれしい。
オナガシジミも見られたが、距離があるのでほんとの証拠写真だけになってしまった。
秩父では強力な望遠レンズが欲しくなるケースが多い。
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Tさんには、埼玉県の平地での蝶の最近の動向などをうかがった。
ゴイシシジミ、ヒメジャノメ、ジャノメチョウ、オオチャバネセセリなど減少傾向の著しい蝶があるらしい。
自宅近くでもこれらの蝶は見ることが出来たので、今後注意してみていこうと思う。
色々勉強になることが多かった。
Iさん、Tさん ありがとうございました。

by dandara2 | 2011-08-25 16:42 | Comments(8)
2011年 08月 22日

狭山丘陵のホソオチョウ(2011/8/14)

自宅の窓からは関越高速道路が見えるのだけれど、お盆の間は早朝からひどい渋滞で、車がノロノロとしか動かず、ひどい時には止まってしまっていた。
ここでこんな渋滞だと、50Km離れた長野などに行く上信越道との分岐まで、いつもなら30分位でつくのにどのくらいかかるかわからない。
ついつい出掛けるのがおっくうになってしまう。
8月14日は近くの狭山丘陵にホソオチョウの様子を見に行った。
車の中からも♂が飛んでいるのが見える。
車を降りて草地に足を踏み入れるとすぐに、♀が吸蜜しているのが見えた。
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少し傷んでいるけど、とりあえずファインダーに捉えることが出来てほっとする。
♂は飛び回って止まらないので、飛んでいる所を狙うことにする。
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ゆっくり飛ぶのでついつい近づきすぎてしまうことが多く、後で見てみると意外とピンボケが多かった。
これはピントのあった数少ないショット。
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暑いせいか♂はほとんど止まらず、静止シーンを撮るチャンスは少なく、止まっても開翅することはほとんどなかった。
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(家内撮影)

♀の姿は少ないけれど、吸蜜と飛翔以外にも交尾、産卵シーンなどをとりたいと思うがなかなかチャンスがない。
そのうち家内が、「産卵している」と呼ぶので大急ぎで駆けつける。
見ると草の間の15cm位の丈の低いウマノスズクサに産卵していた。
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(家内撮影)

産卵位置の丈が低いので腹這いになって撮影するけど、下は草なので撮影はしやすい。
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かなりの数の卵を産み付けていたけど、食草が足りるのかなと心配になる。
気をつけてみると近くに同じような高さのウマノスズクサが何本かあったので、これ以上産み付けられなければ足りるかも知れない。
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少し違う場所の様子も見ようと移動すると、茶畑の中に何本ものウマノスズクサが生えている。
そしてそこには、産卵する個体。
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交尾しているペアなどが見られた。
上はコンデジの広角だけど、下は魚露目での撮影。
こういった画像を見ると虫の目レンズにのめり込む人の気持ちがわかるような気がする。
少し画質が甘いのが残念だけど、この非日常的な感覚はちょっと快感ですね。
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これで、産卵、交尾、飛翔とある程度のシーンが撮れたので、近くのアカボシゴマダラの吸汁・産卵ポイントを見に行くことにする。
吸汁する個体は見られなかったけど、産卵態勢をとる個体が見つかった。
5.6m位の木の3m位の高さの細い枝に尾端をつけてゆっくり移動していた。
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葉の表面でも尾端を曲げていたけど、産卵したかどうかは良くわからない。
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暑いのでほどほどに切り上げて、近くのショッピングモールに行って昼食を取り、お気に入りの紅茶などを買って帰った。

by dandara2 | 2011-08-22 19:28 | 産卵 | Comments(8)
2011年 08月 20日

山梨県北杜市に生息するゴマシジミの保全活動へご協力のお願い

 山梨県茅ヶ岳周辺には、かつてはゴマシジミが広く分布していましたが、近年急速に個体数を減らし、現在でも生息が確認されている場所はごく限られている状況です。
 そこで、この地域のゴマシジミの生息地である山梨県北杜市の2ヵ所(旧明野村で1ヶ所、旧須玉町で1ヶ所)で、2009年よりゴマシジミの生息環境の保全活動が、地元、 北杜市オオムラサキセンター、日本チョウ類保全協会により行われています。
 この保全活動では、ゴマシジミの生息に配慮した環境の維持・管理を行っており、草刈りの際に食草のワレモコウを残すように留意しているほか、寄主アリの調査なども行っています。
旧明野村の生息地では、地元の財産区管理会が、保全活動地域でのゴマシジミ採集を禁止する旨の看板を設置し、ゴマシジミを守る活動への協力をお願いしております。また、旧須玉町の生息地は、農地でもあり、棚田の畔が崩れやすいこともあるため、採集だけでなく写真撮影なども含め、地元農家および地権者の許可なく棚田に立入ることをご遠慮いただいております。(こちらも看板を設置しております)
 おかげさまで、昨年、特に旧須玉町では、活動区域でのゴマシジミの産卵等も観察でき、明るい展望も開けるのではないかと期待しております。皆様のご理解・ご協力に厚くお礼申し上げます。
しかしながら、これらの地域のゴマシジミの発生は、いまだ厳しい状況に変わりはなく、同地域でゴマシジミが将来にわたって見られるよう、保全活動を進めてまいりますので、今後ともご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
また、保全活動を進めるにあたり、草刈りなどの管理活動にご協力いただけるボランティアを募集しております。本活動にご協力いただける方は、ご連絡をお願いいたします。


NPO法人 日本チョウ類保全協会
〒140-0014 東京都品川区大井1-36-1-301
TEL:080-5127-1696

北杜市オオムラサキセンター
 〒408-0024 山梨県北杜市長坂町富岡2812
TEL:0551-32-6648
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そう言えば、ゴマシジミも気に入った写真が全然ありません。
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by dandara2 | 2011-08-20 21:48 | Comments(0)
2011年 08月 19日

ムモンアカシジミ(2011/8/8)

8月8日は甲府の家内の実家に止まった後、ムモンアカの観察をして帰ることにした。
ポイントに11時30分頃について、様子を見るとムモンアカが点々と葉の表面に止まっている。
暑さを避けるためかみんな日陰の部分に止まっているので、撮影するのが結構難しい。
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ふと足元を見るとヒメシロチョウが吸水していた。
ここにヒメシロチョウがいるのは知っていたし、写真仲間は結構撮影しているのだが、私自身は初めての撮影になる。
あ、この写真は家内の物です。(^^ゞ
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(家内撮影)

どこで発生しているのか気になったので周囲を歩いてみると、♀が1頭チラチラと飛び回っているのが眼に入った。
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良く見ていると食草のツルフジバカマの周囲を飛び回って産卵場所を探しているようだ。
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そのうち産卵をはじめた。
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自宅に帰って写真を見ていた家内が「卵が出てくる所の産卵シーンが撮れた!」というので確認するとなるほど撮れている。
一連の写真は以下のようになっている。(以下3枚は家内撮影)

食草に止まって尾端を曲げる。
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尾端を少し持ち上げると、産み付けられた卵が見えている。
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産卵を終わって飛び立とうとしている所。
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それで、自分の写真でもそんなシーンがないか調べてみたら、残念ながら産み付けられた卵がはっきり見えるシーンはなかったけど、先ほどの産卵シーンを拡大してみると面白いシーンが写っていた。
まず、産卵しようとして尾端を曲げている所。良く見ると先端に何かのしずくが丸く写っている。
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次に尾端を葉に押しつける。
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尾端を少し持ち上げると卵の下部と思われる物が現れていて、葉と卵の下部の間に最初のしずくがついているように見える。
これが卵を固定する糊になっているのだろうか。
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望遠ズームでとっているので今ひとつシャープさに欠けるのが残念だし、そんなことは意識していなかったのでここまでしか撮影していないのが残念だ。

時間も13時を過ぎたので、そろそろムモンアカの活動時間になるかなと思い、発生木の様子を見に行く。
木の周囲では盛んにスクランブルが行われていた。
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時々は開けた空間でもスクランブルが行われる。
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少し離れた所で撮影していた家内から電話で、きれいな個体が止まっていて足にポヤポヤした毛が生えているという。
それって羽化直後の個体のことじゃないかと思って急いで駆けつけるが、カメラを向けたとたんに飛びあがられてしまい、あまり良いアングルで撮影できなかった。
家内の撮影した写真を見ると、確かに足に毛が残っている。
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(家内撮影)

安曇野の蝶と自然」のkmkurobeさんが今年素晴らしい写真を撮っておられて、それと比較は出来ないけれども同じようなシーンを目撃できてうれしい。

再度発生木の所に戻ると幾つかの交尾個体が見られた。
こちらのペアは♀の方が大分傷んでいる。
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ムモンアカは何度も交尾するようだが、これはそれをよく示している。
ある報告で、♀が複数交尾する時、その目的として精液を栄養分として吸収するためだ言うようなことが書いてあった。
花の蜜やアブラムシの排泄物などは主成分が糖分で、活動のためのエネルギー源にはなっても卵の発育に必要なタンパク質が含まれていない。
それで、♂と交尾して必要なタンパク質を取り込んでいるとか。
ムモンアカの場合も同じことをしているのだろう。
こちらでは、交尾中のペアの所に♂が飛んできて割り込もうとしている。
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それをいやがったペアはじりじりと移動して、葉の裏側に回り込んだ。
相手を見失った♂はこの後あきらめて飛び去った。
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その後ベニヒカゲを撮影しようと移動したが、少々早かったようでお花畑は今までで一番きれいだったけれど、ベニヒカゲは見られなかった。
その代わりカラスアゲハの雌が吸蜜していた。そっと近づいたけれど、すぐに飛んでしまってせっかくの後翅のブルーをきれいにとることは出来なかった。
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ヒメキマダラヒカゲも新鮮で、いつもはあまりカメラを向けないのだけれど、この日はきれいに撮りたいなと思わせるような個体がいた。
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車に帰る寸前にゴイシシジミがいて、アリが守っているアブラムシで吸汁していた。
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このチョウもいつかは少しまとまった生態を撮影したい対象だ。
ただ、自宅付近ではヤブ蚊が多くて長時間の撮影には躊躇してしまう。

by dandara2 | 2011-08-19 00:01 | 交尾 | Comments(15)
2011年 08月 14日

キリシマミドリ(2011/8/7)

8月7日は虫林さんと静岡にキリシマミドリシジミを撮影に行った。
昨年来た時には、♂♀とも一応撮影できたけれど、満足いく写真とは行かなかった。
今年はそれよりも少しはよい写真を撮りたい。
ポイントについて探すけど姿が見えない。
そのうち霧が出て10m位の視界しかなくなってしまった。
これではキリシマミドリも現れてくれないだろう。
ただ、気分的にはこんな風にして待つのを楽しむ余裕があった。
そのうち霧も少しずつ晴れてきて、薄日も射してきた。
到着してから1時間半位待っていただろうか。突然虫林さんが「あ! いた」と近くのアカガシの枝を指さす。
しかし全く判らない。そのうち虫林さんはカメラをかまえてバシャバシャと撮影を始めた。
レンズの先を見るがどこにいるのか全く判らない。
虫林さんの撮影した写真を見せてもらい、いる場所に見当をつけるがそれでも判らない。
虫林さんにお願いして私のカメラでとりあえず写してもらうことにした。
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(虫林さん撮影・かなりトリミングしてます)

それを見てようやくいる位置が判り、自分でファインダーを覗いて撮影することが出来た。
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後で判ったことだけど、虫林さんが撮影した写真には2頭の♀のキリシマが写っていた。
でも現場で見にくいカメラのモニターで確認していた時には全く気がつかなかった。

そのうち♂も飛んできて何とか撮影することが出来た。
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距離は3m位だけど、暗い場所に止まったシジミチョウを、望遠ズームの300mmに1.4倍のテレコンをつけ、手持ちでシャープに写すのは至難の業だ。
この時もシャッタースピードは1/200、実質的には600mm位のレンズに相当するので、シャッタースピードも1/600以上は欲しいけど、テレコンつきなのでこれが限界。
写すたびにモニターで確認するけど、どうも納得のいく写真が撮れたという感覚がない。
もう少し絞り込めれば、他の写真も含めてもう少しシャープに撮れたと思う。
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虫林さんは車に三脚をとりに行かれた。
最初に見つけた♀はどこかに飛んでしまったけど、別の♀が少し離れた所に止まった。
幸いなことに全身が見えている。
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これも何枚も撮影するが、その中に前翅が赤く透けて見えるような写真があった。
自宅で図鑑で確認すると、翅表のブルーのB斑の位置と一致している。
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B斑と他の部分では光の透過率が異なっているのでこのように見えるのだろうか。

また、新芽でストローを伸ばしている写真もあった。
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ミヤマセセリなどでもクヌギの新芽にストローを伸ばしているのを見たことがあるので、新芽から出る汁かアブラムシの排泄した汁でも吸っているのだろう。

天気の関係かテリ張りする個体が見られないので、別の場所を見に行ってみることにする。
そこでは時々♂が飛んでくるのだが、止まることなくどこかに行ってしまう。
15分に一回位チラッと姿を現してすぐに飛んでいってしまうので、どうもこれはキリシマミドリの巡回コースにはなっているけど、テリ張り場所ではないようだという結論になって元の場所に戻ることにした。
戻りかける時に、ミヤマカラスアゲハが何頭か吸水している場所があった。
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良く見ると、カラスアゲハもいて、ミヤマカラスと一緒に吸水している。
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カラスアゲハは落ち着きがなくて、こちらの動きに反応して少し飛び立ってはまた吸水すると言うことを繰り返すので、その動きを狙って撮影してみた。
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こちらは飛び立ってまた戻ってきた所。やはり仲間がいる場所に集まりやすいようだ。
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前方を見るとやけに白いアゲハが飛んでいる。
何かと思って注意してみてみたらジャコウアゲハの♀だった。
日の当たる場所では真っ白に見えたが、食草を探して産卵をしようとしている個体のようだった。
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最初に撮影した場所に戻るが、キリシマミドリの姿は見えなくて、そのうち雷が鳴り始めたので引き上げることにする。
帰る途中では雷雨になった。
虫林さん、いろいろありがとうございました。

by dandara2 | 2011-08-14 22:38 | 吸水 | Comments(18)
2011年 08月 13日

小畦川便り(2011/8/12)

今日からお盆休暇で各道路はすごい渋滞。
例年通り家でおとなしくしているが、8月7.8日に出掛けた時の写真の整理も暑さのせいかなかなか進まず、部屋にいるのも飽きてきたので外に出掛けてみることにした。
でも外はすごい暑さなので、暑さも峠を越した15時過ぎに自宅前の川原に出かけた。
この時期普通種しかいないのは判りきっているので、久しぶりに魚露目とパスト連写を使ってみる。
魚露目をつけた18-55は、使わなくなってしまってあったD70につけ、カシオのEZ-FH100とマクロ105をつけたD300Sをぶら下げて川原に出てみる。
最初に目についたのはヒメアカタテハ。今年始めての撮影になる。
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魚露目の写真では青空がきれいに写った。
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川原にはイチモンジセセリが多いけど、少しくたびれた個体が多くカメラを向ける気になれない。
ただ、♀にしきりと言い寄る♂がいたので、時間的に交尾に至るかなと思ってみていたけどふられてしまった。
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ツマグロヒョウモンを何頭かみかけるが、ほとんどが♂だった。
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熱心に吸蜜しているので、バスト連写を試してみる。
このレンズがもう少し立体感のある絵を叩き出してくれたらもっと使う気になるのに、どうしてこんな平板な絵になってしまうのだろう。
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飛翔する個体を眼で追いかけていたら、♀に絡み始めた。
急いで近づいてシャッターを押す。
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16時近くなると吸蜜する個体が増えて、アオスジアゲハも吸蜜に来た。
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近寄れそうだったので、パスト連写も試してみるが、近くをツマグロヒョウモンが飛んだのが刺激になったのか飛びあがったのでシャッターを押した。
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ほんの1時間少々だったけれど、少しはカメラをかまえることが出来てすっきりした。

by dandara2 | 2011-08-13 00:15 | 配偶行動 | Comments(8)
2011年 08月 10日

山梨の高原で(2011/8/3)

8月3日は山梨にクロシジミとヤマキチョウを見に行く。
クロシジミは撮影できることは確実だけど、ヤマキチョウは2005年に撮影しただけなので撮影できるかどうか判らないけど、前日にお会いした「蝶の観察記録その2」の霧島緑さんに撮影した場所を伺ってみたら、2005年に撮影した場所とほとんど変わっていないことが確認できたので期待は出来そうだ。
車をおくとすぐにミヤマカラスアゲハが吸水に来ているのに気がついた。
やはり後翅にユリの赤い花粉がついている。
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クロシジミのポイントに着くとすぐにクロシジミが目についた。
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付近には数頭の♀がいたが、ある♀はヒメジョオンで吸蜜したり
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その場で翅を開いたりして良いモデルになってくれた。
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近くのススキにはクロオオアリがアブラムシに来ていたが、その様子をクロシジミがじっと見ていたので、これは産卵するに違いないとその場で粘ることにする。
すでに産卵された卵も見えている。
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この時はクロシジミに近づいたクロオオアリはクロシジミに突っかかるような仕草も見せて、その都度クロシジミはビックリしたように飛び退いていたが、やがて意を決したように近くの葉に産卵をはじめた。
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全部で9卵ほどを5分位の間に産んだが、1卵はしぼんだように変形している。
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別の個体はアザミにも関心を示していて、最初はアリがいるようには見えなかったけど葉の間からアリが顔を出してクロシジミに興味を示したように軽く触れていた。
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(家内撮影)

やがてクロシジミは産卵をはじめたが、アリが触角で触れているようだ。
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(家内撮影)

充分写真が撮れたので、次にヤマキチョウを探しに移動した。
探し始めてすぐに家内が飛び出したヤマキチョウを見つけてくれた。
なかなか静止しないので追いかけると、ようやく葉の裏に静止した。
逆光で見にくいが、とりあえず撮影。
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静止した様子はまるで葉に紛れて、このまま飛び出したりしなければ見つけることは難しいに違いない。
黄緑色の翅裏の色合いも、こんな時には実に良く周囲に紛れるように出来ている。
ストローが完全に収納されていないのは羽化間もない個体だからだろうか。
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ここにはホソバセセリもたくさんいたが少し痛んでいる個体がほとんどだった。
もう少し早ければ金色に輝いてきれいだったに違いない。
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(家内撮影)

それでも吸蜜シーンを見せてくれたりして良いモデルになってくれた。
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ここでのもう一つの目的はホシチャバネセセリ。
少し時期が遅いような気がしたけど、草原の中にちょこんと止まってモデルになってくれた。
気温のせいか止まるとすぐに翅を開いて、裏面を撮影するチャンスが少なかったのは残念だ。
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(家内撮影)

それでも止まってすぐにと、軽く息を吹きかけると翅を閉じてくれるので、この吸蜜シーンではようやく好きな裏面を撮影することが出来た。
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ここにはミヤマカラスシジミもいて、丁度咲き始めた山椒の花で吸蜜してくれたのでいつもとは少し違う写真が撮れた。
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この個体は随分尻尾が長いような気がする。
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これで狙いとしていたクロシジミ、ヤマキチョウも撮影できて満足して帰宅することができた。

by dandara2 | 2011-08-10 10:36 | 産卵 | Comments(18)
2011年 08月 05日

信州の高原で(2011/8/2)

8月1日から4日までは、1日は埼玉でのウラギンスジの調査、2日は長野にヒメヒカゲとアカセセリの撮影、3日は山梨にクロシジミとヤマキチョウの撮影、4日は6日(土)に埼玉のある施設主催で行われる「昆虫採集をしよう」という企画の打ち合わせと飛び回っていました。
ここでは2日の分をまず載せておくことにします。
アカセセリ、ヒメヒカゲは2008年に撮影して以来3年ぶりと言うことになる。
ヒメヒカゲにはやや遅いかなという気もしたけど、アカセセリとダブらせるためにこの日程にした。
車をおいて歩き始めようとしたら、獣糞があって蝶が来ている。
そのうち1頭のセセリはやけに色が赤い。もしやと思ってみてみたらアカセセリだった。
他にもセセリがいてオオチャバネセセリのようだ。
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撮影した写真を見ると、オオチャバネセセリは吸い戻しをしていて、アカセセリはそのまま吸汁している。
たまたまかも知れないけど、ちょっと興味をひくシーンだ。

歩き始めるとすぐに姿を現したのがヒメヒカゲ。
さすがに♂は飛び古した感じがする。
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♀の方はまだ新鮮な感じで、時期的には丁度良いかも知れない。
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かなりの数をこの個体対象に撮影していると、ジャノメチョウが交尾しているのが見えた。
前日の埼玉でもジャノメチョウが多くて、交尾シーンを期待していたのだけれど撮影できなかったので、喜んで撮影。
家内を呼んで、自分はヒメヒカゲを探し始める。
ジャノメのカップルは結構敏感で飛ばれてしまったようだけど、見ると手を伸ばして枝にとまったカップルを撮影している。
これがその時の写真、なかなか迫力のある写真になった。
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(家内撮影)

ジャノメチョウは数が多く、まあ新鮮な個体も多かった。
普段はいても写真を撮らないけど、今回は意識して撮影。この個体は縁毛も痛んでいない。
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(家内撮影)

開けた草地に出ると、そこにはアカセセリがいた。
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お腹がぷっくりしていて♀かと思ったけど、翅を開いたら♂だった。
前翅がつんとソリ上がっていかにも素早く飛びそうだ。
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マルバダケブキで吸蜜する個体が多い。
この花ではゆっくり吸蜜してくれるので撮影も楽だ。
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コウゾリナで吸蜜する時は時間も短く、すぐに見えなくなるので撮影は難しい。
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(家内撮影)

♂ばかりなので、色々な生態をとるには少し早かったかなと思っていたら「交尾してるー」との声。
大急ぎで駆けつけると、マルバダケブキの葉の上で交尾していた。
あれこれ撮影していてふと見ると、♀がしきりに後足で結合部をかく(蹴飛ばす)ような仕草をしている。(少し見にくいですが、クリックして拡大するとわかると思います)
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これはそろそろ交尾が解けるなと思ったので、背景が良くわかるように、そしてカラフルになるようにマルバダケブキの花にそっと移動して記念撮影。
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(家内撮影)

この後すぐに交尾が解けてしまった。
アカセセリは大体これで撮影できたかなと思ったので、今度はヒメヒカゲに集中。
この日は吸蜜シーンは少なくあまり良い写真は撮れなかった。
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斑紋の変化も色々ある。
これは雌の後翅の白帯が広がった個体。その分上の眼状紋がなくなっている。
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これは全体的に黒い部分が縮小した個体。
何か眉毛を剃ったお兄さんのような変な感じがした。
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一頭の雄を追いかけていたら、草の上にちょっと寄り道をしてすぐに離れた。
もしかして♀か、交尾個体がいるかなと思って見に行ったら、案の定交尾しているペアが草に止まっていた。
ヒメヒカゲの交尾は初めて撮影するので大喜び。
ジャノメチョウ、アカセセリに次いでこの日3組目のカップルだ。
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充分撮影して満足してクルマの所に帰ると、今朝の獣糞の所がなにやら賑やかだ。
見るとヒョウモンが吸汁に来ている。
ヒョウモンが獣糞に来ているのは初めてなのでこれも喜んで撮影。
見苦しくないように、翅を広げて落とし物が隠れるように注意して撮影してみた。
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吸汁に来ていたのはなんとウラギンスジヒョウモンが3頭、それにウラギンヒョウモン(右端)。
昨日これを撮影に秩父の山に行ったのだけど、撮影できなかったのでなおさらうれしい。
そのうち獣糞を離れて近くで吸水をはじめたのでそれも撮影。
結構豪華な感じの写真が撮れた。
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帰りかけたら「蝶の観察記録」の霧島緑さんとばったり。
車がすれ違うまで気づかずビックリした。
あの後無事に撮影できたのだろうか。

最近数が減っているというウラギンスジヒョウモンの良い写真が撮れて満足して甲府の家内の実家に帰った。

by dandara2 | 2011-08-05 11:16 | 交尾 | Comments(14)