<   2010年 05月 ( 9 )   > この月の画像一覧


2010年 05月 31日

小畦川便り(2010/5/30)

5月30日の日曜日は朝から曇天。
雨は落ちてきていないが、気温も低く蝶は期待できそうもない。
仕方ないので、午前中はまだ歩いたことがない場所に行って周囲の様子を見ることにする。
自宅から40分くらい(半分以上は高速)の場所に行ってみるが、雲の中に入ったのか霧でまるでだめ。
それでも何とか雰囲気が分かったので、今度は晴れた日に来てみよう。
その後寄り道をしながら、自宅近くのウラゴマダラシジミのポイントに着く。
撮影の支度をしていると、maximiechanさんが戻ってこられた。
聞くと1頭だけいて無事に撮影できたらしい。
その後banyanさんもいらしてしばらく一緒に歩き回るが、何頭かは飛び出すものの撮影距離には降りてこなかった。
そんな間に家内がツバメシジミを撮影し始める。
何もいないし、考えてみるとツバメシジミの翅表の写真はあまり撮影したことがなかったので、少し気温が上がって翅を開いた時に撮影しておく。
f0031682_12525163.jpg

曇りなので、色飛びしないように、細かなディテールが出るように注意して撮影するが、自宅でRAW現像する時に自然の色合いがどんなだったかが良く思い出せず、多少不安の残る出来具合になってしまった。
f0031682_12533030.jpg

その後banyanさんが「ジャコウアゲハ」と言うので見ると、♀がセリ科のヤブジラミにからんでいた。
ウマノスズクサでも近くにあるのかと思いながら撮影する。
f0031682_12535456.jpg

特にそんな植物もなく産卵もしていないようだが、尾端を曲げてなんとなく産卵態勢の感じがしないでもない。
記録を見ると、セり科でも産卵、あるいは1令幼虫の発見例はあるようだが無事に育ってはいないようだ。(古い本なので正確ではないかもしれない)
f0031682_12542283.jpg

その後お二人は帰られたが、ウラゴマダラの写真が撮れていないのでもう少し粘ってみることにする。
結局1頭を見つけて撮影することは出来たが、開翅することはなく、ちょっと消化不良。
f0031682_12545268.jpg

でも昨日の個体よりは新鮮だし、内蔵ストロボとディフューザーの白っぽい色の場合のテストもできたし、新しいフィールドの様子も少し分かったので、それなりの一日ではあった。

by dandara2 | 2010-05-31 12:55 | 産卵 | Comments(17)
2010年 05月 29日

小畦川便り(2010/5/29:ウラゴマダラシジミ)

数日前の天気予報ではこの週末は雲があるもののお日さまマークも入っていた。
ところが今日の予報ではいつの間にか雲マークの横には傘マークが入っている。
勤めを終えて家に帰ると今にも降り出しそうな天気。
でもウラゴマダラシジミは鮮度落ちが早いから、この週末を逃すと次には難しいかも知れないし、一日をウラゴマダラに使う気にはならないので、近くのポイントににダメ元で様子を見に行くことにする。
15時過ぎにポイントについて様子を見るが蝶の影すらない。
こんな時だから、開翅とか鮮度とかうるさいことは言わずに何とか証拠写真が撮れればいいやと、持ってきた長竿でイボタの近くの木をちょっとだけペシペシと叩く。
期待通りウラゴマダラが飛び出して、よたよたと近くの下草に止まった。
やれやれこれで何とか撮影だけは出来そうだと喜ぶ。
暗いし、ただ撮影しても仕方ないので、いつもより絞りを開いて、雨でぐっしょり濡れた下草の間にかがみ込んで、背景のボケに気を付けながら撮影。
鮮度が今一なのが残念だけど、ほぼ狙い通りのイメージの写真が撮れた。
f0031682_23101877.jpg

気温が今月では一番低いとかで、蝶はまったく動く気がなくて、草が揺れたら弱々しく飛び出して、草の間に潜り込んでしまった。
ふと横を見るとコチャバネセセリが同じように草に止まっている。
この蝶もすぐ鮮度が落ちるので、数えるほどしかシャッターを押していない。
草が揺れないようにそっと写真を撮った。
f0031682_23103958.jpg

ウラゴマダラはさらに数個体を見つけることが出来たけど、霧雨が降ってきてあまり良い写真が撮れないので引き上げた。
明日も関東だけはあまり天気が良くなさそう。
ウーン、何だかな。

by dandara2 | 2010-05-29 23:12 | 静止 | Comments(16)
2010年 05月 25日

ギフ・ヒメギフの産卵位置

5月23日の日曜日は一日雨で、ゆっくり写真の整理をしたり読書をしたりして過ごした。
何を読んだかと言うと、連休後写真の整理をしていて何気なく本棚を見て目に付いた 原聖樹さんの「ギフチョウと姫川谷」 築地書館 1984。

もう20年以上前に購入して、一度は読んだのだけど、当時は車がなかったのでピンポイントの場所を歩くのみで、姫川谷に対する知識もほとんどなく正直良く理解できなかった。
その後は目を通すことなく本棚に鎮座していたのだけど、ふとその背表紙が目に入った。
もう10年くらい同じ場所に置いてあって、何度も背表紙を見ていたはずなのにそのときに限って目に留まったので、改めて読んでみる事にした。
f0031682_18492047.jpg


写真を撮っていると、撮影済みの種類を増やすのも楽しみだし、同じ種類であってもよりきれいなシーンを撮ったり、斑紋の変異などをカメラに収める楽しみなどがある。
さらに、飛翔や、蝶の生きている風景を入れた写真などは写真でしか出来ない表現だし、生態の中のさまざまなシーンを記録することも写真(動画も含めて)でしか出来ないことだ。
そして、自分の撮影した写真が、そんな自然の中の不思議の一端に触れていたりするとすごくうれしかったりする。
そしてこの本を読んで、たいした事ないなと判断して没にした写真が、意外な点で重要なシーンを捉えていたりしていることに気がついたりもして楽しかった。
そんなボツ写真や過去の写真を使って気のついた点を載せていこう。

今年5月7日の記事(5月3日の観察)の中で
・・・・・
この♀、ウスバサイシンには何度も止まるのだけど、何が気に入らないのかなかなか産卵にはいたらない。
良く見ていると、交尾嚢が邪魔になってうまく尾端が届かないようだ。
それでちょうど良い角度に広がった葉を求めて、あちこちのウスバサイシンを渡り歩いている感じ。
・・・・・
ということを書いた。

今まで、ヒメギフの産卵について、食草を探してそれほど時間がかかるという印象を持っていなかったけど(せいぜい10分程度)、今回は適当な葉を捜して産卵を始めるのに、40分くらいかかっていた。
これは今回が特別時間がかかったのか、それとも最近は産卵の気配のある♀を見つけたらそっと追跡して、産卵するまで待って撮影すると言う風に、撮影スタイルそのものが変化してきたからだろうか。
両方が関係あるような気がする

見た目にちょうど良い感じたろうと思うような葉でも、周囲を飛びまわったり軽く触ったりするだけで産卵にはいたらない。
f0031682_18502519.jpg
2010/5/3

葉に止まって尾端を曲げても産卵せず葉のあちこちを歩いたりもしていた。
f0031682_18504710.jpg
2010/5/3

ちょっと遠くから、産卵にいたるまでを撮影した写真では、
ウスバサイシンの周囲を何度も旋回する♀。
f0031682_18512997.jpg
2010/5/3(以下同じ)

そのうち、ちょうど良い感じのウスバサイシンに止まったが、何が気に入らないのか産卵体制には入らずまた飛び上がる。
f0031682_18522661.jpg


さらに何度も周囲を旋回してようやく産卵を始めるが、葉が少しくぼんだような位置に産卵している。
f0031682_18524475.jpg

「ギフチョウと姫川谷」によれば、
「ヒメギフチョウは前・中・後脚のすべてを使って葉裏につかまる。前脚が葉表の葉縁部をつかむ場合は、たいてい葉が垂直方向に立っている時だ。そうでないとき、つまり葉が水平に近く開いていたら、この姿勢で腹部を曲折しても、受胎のうがじゃまになって尾端が葉面に届かないのである。(図12)」
f0031682_18535772.jpg

「ギフチョウは葉表の葉縁につかまることがかなうと、そのまま腹部を葉裏にまわす。バランス保持の面から、産卵中に羽をばたつかせることはあっても脚の位置を変化させることは少ない。ところがヒメギフチョウは、葉裏に静止すると、前脚連打と腹部の曲折とを行いながら上下左右に歩行しつつ(後退もする!)、産卵するのに適当な葉面上の部位を捜し求める。この歩行はギフに見られない動作である。」とある。
まさしくこれが私の観察していたシーンだろう。

私自身の観察でも、たしかにヒメギフの産卵はウスバサイシンの葉が垂直に立っているような葉に産卵することが多い。
f0031682_18543514.jpg
2006/5/3 長野県大町市

ところが今回はそういった葉があっても何が気に入らないのか飛び立つことが多かった。
そして、この本では産卵できないとされている展開した葉に産卵していた。
この写真で気がつくのは、妙な形に伸びている交尾のう。いかにも邪魔そうだ。
f0031682_1858189.jpg
2010/5/3

ハイブリッドだから、ギフの産卵方法も混じっているのかと思ったけど、赤城のヒメギフでもかなり展開した葉に産卵する例も見られた。
この写真でもつんととがった邪魔そうな交尾のうが目に付く。
f0031682_1931571.jpg
2005/5/8 赤城山

交尾のうの形で尾端が葉に届くかどうかが大きく左右され、それに合う形の葉を探してウスバサイシンの葉を渡り歩いているのだろうか。

だから、必ずしも垂直の葉にばかり産卵するだけではなく、かなり展開した葉にも産卵する場合もあるのだと思う。

ギフチョウの産卵については、
2010年4月19日の記事(4月18日の観察)にこんなことを書いた。
・・・・・
この♀はやがて飛び去ってしまったので少し場所を移動すると、明らかに産卵衝動に駆られた♀が飛んでいる。
ただ、コシノカンアオイは芽吹いたばかりで新芽はまだ小さく、なかなか産卵に適した葉が見つからない。
途中見失ったりしながら気長に待っていると、ようやく小さな葉に産卵を始めた。
後翅が枯葉に引っかかって体重を支えてくれるために産卵体制がとれたようだ。
・・・・・

これについて、「ギフチョウと姫川谷」では次のように書いてある。
「ギフチョウは接触した隣の葉や、あるいは地面などの他物を、産卵姿勢をとるための羽のささえとして利用する。それゆえ、ミヤマアオイなど地表すれすれにある食草の場合は、、支えの存在が豊富なので、むしろ産卵姿勢をとりやすいといえる。これに対してヒメギフチョウは、葉裏を足場とし、しかも今までに述べたようにこのささえを必要としないため、丈の低い植物の場合は、葉が蕾状または半開して垂直に近い角度で立っているもの以外は産むことが物理的に至難である。」

今まで、あまり意識して撮影はしてこなかったけど、確かにギフに関してはこのことはよく当てはまるようだ。
羽が痛んでいていつもの感覚だと没に近いこの写真も、そう言った観点から見ると確かに後翅が産卵位置の確保に役立っているのが良くわかるし、交尾のうがあまり産卵の邪魔をしていないのも分かる。
f0031682_194854.jpg
2009/5/24 白馬

この写真も腹端の様子がよくわからず没にしたけど、羽で体を支えている様子はよく分かると思う。
f0031682_1954469.jpg
2010/5/16 白馬

今回はたまたま読んだ本に触発されて、自分の写真を見直してみたけど、やはりある程度の知識がないとせっかく撮った写真も無駄になってしまうことがありそうだ。
今までは、撮影機材と移動手段に小遣いのすべてを使い果たしてしまい、文献にはほとんど力を入れてこなかったけど、多少はそちらのほうの知識も必要だなと感じた一日だった。

by dandara2 | 2010-05-25 19:12 | 産卵 | Comments(18)
2010年 05月 22日

小畦川便り(2010/05/05)

明日の日曜日は雨の予報。
このところ遠征が続いたから少しのんびり出来るかな。
5月の連休最後の日(5/5)の日記がまだだったのでそれを残しておくことにします。
この日は、疲れを癒すために自宅付近の蝶の様子を見ることにした。
本来なら発生しているはずのギンイチをまだ確認できていなかったので、その確認が重点目標。
もともと非常に数が少ないし、最近は機械で草刈りをするのでその影響も心配。
川原に出て歩き始めると、すぐに足元から♀が飛び出しました。
f0031682_22515378.jpg

これでとりあえず目標達成。今年も発生していてくれてやれやれ一安心。我が家背景の証拠写真を撮っておくことにした。
本当は飛び立つところを待っているパスト連写の飛び立つ前のカットだけど、900万画素あるので1枚の広角写真として使ってもそれなりには見える。
f0031682_22542041.jpg

そのうちやや翅を開き気味にして止まったので、少し動きが感じられる写真になった。一眼で撮影できるとなにか安心する。
f0031682_22552032.jpg

川の対岸の写ったこの写真は、飛び立つ方向が開けて良い雰囲気が出せたように思う。
f0031682_2256592.jpg

まだ新鮮な♀かと思ったけど、飛び立つところを撮ったこの写真では翅が少し傷んでいるようだ。
無事交尾が完了していて、産卵もしてくれればいいけど。
f0031682_2256258.jpg

その後周囲を探したけど、見つけたのはこの♀のみ。

とりあえずギンイチの生息が確認できたので、少し離れた場所にウスバシロチョウの発生も見に行くことにした。
昨年見つけた場所だけど、猫の額ほどの小さな場所にたくさんのウスバシロが飛んでいるお気に入りの場所。
ところが、この日は気温が高く吸蜜に来ても羽は閉じたまま。この前のヒメギフもそうだったけど、気温が高すぎると撮影は難しい。
f0031682_2257512.jpg

仕方ないので、飛び立つところを撮影。これにはFC150を使用。
静止から飛び立つところではFC150の方が安心して撮れるような気がする。使い込んではいないので単なる感じだけれど。
f0031682_22574027.jpg

飛んでいるウスバシロチョウの飛翔写真はFH100を使用。ボディが少し大きく、グリップもあるのでこういう使い方の時にはこちらの方が使いやすい。
背景がうるさくて、写真の方は今一だけど。
f0031682_2258560.jpg

そのうち吸蜜にも来なくなって、木の上のほうに上がって活動を休止してしまった。
仕方なくこの日はこれで撮影終了。

5月18日に家内用にシグマのAPO70-300MACROを購入。
当初は花の撮影のついでに蝶も撮っていたので、レンズも短いものを使っていたけど、最近は蝶の比率が増えてきて、少し離れた距離からでも撮影出来るように、しかもあまり大きく重くないものと言うことでこれを買ってみた。
ブログの仲間でも使っている方が多いとは思うけど、どの程度使えるものなのか・・
実はちょうど1年前に同じシグマの18-250を買ってみたけど、こちらは使い物にならず息子にあげてしまった。
f0031682_2314432.jpg

まだ本格的に使うまでには行っていないけど、夕方にちょっとだけ撮影してみたのがこの写真。(家内撮影)
ボケ味もきれいだし、シャープさもまあまあのようで、家内もこれなら使えるねと喜んでいた。
f0031682_232032.jpg


by dandara2 | 2010-05-22 23:06 | 飛翔 | Comments(16)
2010年 05月 18日

白馬のギフとヒメシロチョウ

5月16日はまたまた白馬に出かける。
今年はバンドをまだ見ていないので、消化不良の気がするし、白馬の素晴らしい春の景色を見ると心が癒される。(帰りの渋滞が問題だけど)
今日こそはと出かけてみるも、ちょうど太陽の位置に雲があって、雲の流れが速いからすぐに太陽が顔を出すかと思えば、ちょうどその位置で新たに雲がわいて、結局1時間半も空を見上げて立ち尽くす羽目に。
その間に「蝶と里山の浪漫紀行」の蝶狂人さんとそのお友達のHAさんが見えた。
空を見上げるともう少しの感じなのだけどなかなか日が射さない。
周りを見るとコゴミがたくさんあるので、家内はしばし山菜取り。
ようやく日が射すと気温が急上昇。
ヒメギフ・ギフが飛び始めるけど全く止まらない。
f0031682_9124627.jpg

ようやく止まったギフはノーマルでしかも破損個体。結局ギフはこれくらいしかチャンスがなかった。
f0031682_9131276.jpg

ヒメギフはそれでもスミレで吸蜜したりしてくれたけど、なんとなくテンションが上がらない。
これは家内の撮影したもの。この場所ではこれが一番の出来だった。
ここでは長玉で飛翔を撮影する方がいて、少し話をするがどんな写真が撮れたのだろうか。
f0031682_9134659.jpg

蝶の生態写真」のSさんもいらしていてお話をするが、別の場所もあまり芳しくないようだ。
それで、kmkurobeさんに連絡をして、転戦することにする。
つくと、kmkurobeさんと、長野のネイチャーKendamar さんが撮影中だった。
ここでは、ちょうど吸蜜時間になったのか、ノーマルのギフがスミレで吸蜜していた。
結構何度も吸蜜にきてくれたので、やっと撮影できてストレス解消。
f0031682_917488.jpg
そのうちきれいな♀が飛んできて、地面に止まったのでそっと近づいて撮影。
落ち着いてファインダーの中の蝶を良く観察すると・・ん! 近くにミヤマアオイがあるな・・
アレレ、お腹がないぞ?? ということは産卵中!!!
f0031682_9181312.jpg

と言うことであわてて前に回りこむと小さなミヤマアオイに産卵中でした。
f0031682_918394.jpg

飛び立ったところを見ると、9卵ほど産付されていた。
f0031682_9185613.jpg

その後ヒメシロチョウのポイントに案内していただく。
他の仲間のブログでは良く目にするポイントだけど、実際にくるのは初めて。
着くとちらちらとヒメシロチョウが飛び回っている。
カメラを用意するとスミレで吸蜜する個体がいた。いつもだとスミレにはちょっと早くてなかなか写真が撮れないとのこと。
ちょうど良い時期に来たらしい。
f0031682_9193097.jpg

タンポポで吸蜜する個体も見られた。
f0031682_9195413.jpg

スミレから飛び立つシーンも撮れていた。秒7駒なので、蝶の様子を見ながら連射するとこういったシーンも結構撮れる様になって来た。
f0031682_920206.jpg

こちらはカシオのパスト連写による飛翔写真。簡単に撮れるけど、何か物足りない感じもする。
f0031682_9204643.jpg

そのうち、kmkurobeさんが、「産卵体制の♀に♂がからんでいる!!」と教えてくれた。
♀のほうは♂に邪魔されて結局産卵はしなかったようだけど、面白いシーンが撮影できた。
f0031682_9212069.jpg

帰りの渋滞が気になる時間になってきたので、15時30分くらいに失礼するが、午前中気をもんだわりに楽しい撮影が出来た。
kmkurobeさんありがとうございました。

by dandara2 | 2010-05-18 09:27 | 産卵 | Comments(24)
2010年 05月 13日

環境の変化が心配なチャマダラセセリ

5月4日は霧島緑さんと茨城のチャマダラセセリを見に行く。
前日の3日は白馬からの帰りで、うっかり日本海回りで帰ってみたら大渋滞に巻き込まれて、自宅についたのが日付が変わる時間。
それから、写真のバックアップをとったりして寝たのが2時過ぎ。5時に起きて6時に待ち合わせ場所へ。
霧島緑さんにお願いして、運転はすべてお任せで出掛けた。
チャマダラセセリの撮影は2007年以来3年ぶりだけど、ポイントに着いてみると下草が茂り、笹まで侵入してかなり荒れてきている。
チャマダラセセリの姿も見えない。
これはどうかなと思いつつ、ポイントでしばらく様子を見るが、あまり期待できそうもないので他の場所を探そうと移動しかけると、霧島緑さんが「あ! いた」と指さす。
小さなセセリが草の間を見え隠れしながら飛んでいた。
この個体は止まってから近づく間に飛んでしまい、行方を見失ってしまった。
がっかりするものの、いることは分かったので、俄然勇気づいてしばらく見守ることに。
そのうち再度現れて無事撮影できた。ちょっと傷んだ感じの個体だった。
f0031682_2105174.jpg

良く様子を見ていると、どうも巡回コースがあるらしく、いったん見失っても5.6分でまた現れる。
それが分かってからは比較的落ち着いて撮影することが出来た。
少し痛んだ個体と新鮮な個体と2頭いるようなので、それ以降は新鮮な個体を選んで撮影。
f0031682_2122897.jpg

撮影中は2頭の個体かと思っていたけど、撮影した個体を見ると新鮮な個体は複数の個体がいたようだ。
この個体は前翅の斑紋の様子から、微妙だけど前の写真とは別個体と分かる。
f0031682_2125566.jpg

こちらも別個体のようだ。
f0031682_2152433.jpg

新鮮な個体のうち、最初の写真の個体は何回か巡回してきて撮影させてくれたが、枯れ草に止まっていたところを追いかけて撮影していたら…
f0031682_2155978.jpg

偶然飛び立ったところを撮影することが出来た。
f0031682_2162138.jpg

また、裏面も撮影することが出来たが、周囲の様子を見ることを優先した結果、吸蜜は撮影できなかった。
f0031682_2220029.jpg

一通り撮影してから、パスト連写にもチャレンジするが、1回のチャレンジできれいに飛び立つところが撮影できた。
f0031682_2164043.jpg

環境の変化が気になるので、近くの他の場所の様子も見てみるが、なかなか適当と思われる場所もなく今後が心配だ。

by dandara2 | 2010-05-13 21:11 | 飛翔 | Comments(20)
2010年 05月 10日

白馬のギフはややフライング(2010/5/9)

連休後半には茨城に霧島緑さんとチャマダラセセリ狙いで出かけた。
その様子は霧島緑さんのブログにも書かれているが、そちらの記事は後日書くことにして、ここでは昨日出かけた白馬の様子を先に書いておくことにします。
5月9日は、赤城にヒメギフを撮影しに行こうか、白馬にイエローバンドを見に行こうかと前日の夜まで悩んだ。
バンドには少し早そうなのは分かっていたけど、1週間後の天気がどうなるか分からないし、新しく購入した内蔵ストロボ用のディフューザーの調子をバンドがいたらバンドで試してみたかったので、フライング覚悟で白馬に出かけることにした。
f0031682_1945734.jpg

現地についてみると、木が伐採されて昨年の面影がない。
話には聞いていたけど、こんなひどいとは思わなかった。
ここにはコツバメがいたので、早速ディフューザーを付けてストロボを使用してみる。
結果はどうなんだろう、普段使わないから分からないけど、不自然な明るさは出なかったから良いのかな。
でもこのディフューザー、すぐにおっこどしそう。(現に3回ほど外れて落ちた)
でも、使わなくてもこの程度には撮れるような気もするし。
f0031682_19454493.jpg

それから小1時間うろついたけど、ギフにもヒメギフにもかすりもしなかった。
これはやばいと思っていたら、前からcactussさんらが歩いてきた。
挨拶をして話を聞くと、何頭かは出ているらしい。そのポイントを教えてくれた。
これからヒメギフ狙いで転戦するとのこと。
今日はバンド狙いで来ていて、ヒメギフはもういいかなと思ったので、この場所でもう少し粘ることにする。
ヒメギフ狙いで転戦するcactussさんにはちょっと失礼な言い方になってしまったかなと反省。歩きながら自己嫌悪に陥る。
ポイントに着くと、すぐにヒメギフが飛び出すが撮影できず、周囲を見ると元気な若者たちがヒメギフを追いかけて走り回っている。
さすがにあそこまでの元気はないなと思いながら見ていると、時々かがみこんで撮影しているようだ。
1枚も撮影していない身としては少々あせるが、そのうちチャンスがあるだろうとじっと我慢。
それにしても今年のこの場所は撮影者が多い。聞くと、昨日放蝶会があったとのこと。
うーん、鮎の放流じゃないんだから・・そんなことをする位なら切り倒した木の枝の整理とか、下草刈りでもしたほうがいいんじゃないのと思うけど、年に1,2回しか来ない身としては何も言えない。

そうこうする内にやっと1頭のヒメギフが降りてきてくれて、何とか証拠写真を抑えることができた。
f0031682_19462285.jpg

車にお昼を取りに行って戻ると、朝少し話をした親子が同じ場所で食事をしていた。
話をすると、ノーマルとバンドのギフをそれぞれ1頭ずつ撮影したといって写真を見せてくれた。
結構きれいに撮れていて、うーんうらやましい。
ここにはヒメギフが飛んできて、パスト連写のモデルになってくれた。
f0031682_1947058.jpg

この個体は湿った地面に止まっていたので、たぶん吸水していたのだろう。
ギフ・ヒメギフはやや飛び古した♀個体が吸水するケースをよく見かけるけど、これは比較的新鮮だ。
f0031682_19473120.jpg


そんなことをしていたら1頭のギフが飛んできて、ノーマル個体だけどようやくギフの証拠写真も撮ることができた。
この個体はすぐに飛んでいったけど、気になったので後を追いかけていくと、カタクリで吸蜜をしていた。
あわてて近づいてとりあえず撮影、良いアングルに移動する前に飛んでしまったけどこの個体を追いかけて別の写真も撮影できた。
f0031682_19481442.jpg

このときは、スギの木に足を撮られてまたまた良いアングルを逃す。どうも今日はついていない感じだ。
この写真はディフューザーを使用してみたけど、効果はよくわからん。使わない写真と両方撮って比較しないとね。
f0031682_19483978.jpg

その後はヒメギフの飛び立ち等を撮影しながら待つが、雲も出始めて状況がよくない方向に来てしまう。

あきらめかけて、それでもなお探すと足元から1頭のヒメギフが飛び出した。どうも産卵衝動に駆られているようだ。
そっと追いかけてゆくと、最初にカタクリで吸蜜してくれた。
このときは何とか正面から撮影できた。
f0031682_19491326.jpg

ここにはフタバアオイはたくさん生えていて、葉も展開しているのだけど、食草のウスバサイシンはほとんど見かけない。
フタバアオイには止まってもすぐに飛び立って産卵する気配はない。
ふと見ると、芽生えかけて小さく固まったウスバサイシンがあった。
ヒメギフもそれに気がついたようだけど、足場が悪く産卵できないようだ。
それで、周囲の草や枯れ枝をどかしたりして産卵しやすいようにしてそっと様子を見守る。
この個体はその後も周辺を飛びまわっていたけど、しばらくして再度このウスバサイシンに気がついた。
それでも足場が悪くて、止まるもののなかなか産卵体制には入れない。
それでも何とか産卵を始めたので、大喜びで家内と二人で撮影開始。
ところが私のところからは尾端が良く見えない。もっと良いアングルをと思って動いたらそれに驚いたのか飛び立ってしまった。
あっと思ったけど、後の祭り。ウスバサイシンを見ると3卵だけ産みつけられてあった。
後で家内の写真を見ると私のよりは良く撮れていたので、ここに載せておくことにします。
f0031682_1950148.jpg

今日はアングルとりで苦労させられた一日だったけど、少しでも写真が撮れたので良かった。

by dandara2 | 2010-05-10 19:53 | 吸蜜 | Comments(24)
2010年 05月 07日

ちょっと変わったヒメギフの里で(2)

5月3日、夕べは夕食後ブログ仲間と居酒屋で楽しく飲んだけれど、酒が入った後での約束だったので、集合時間の認識がずれていたのか合流できなかった。
さて何処にいこうかと考えて、みんなの後を追うのをやめて昨日の場所に再度カタクリ吸蜜狙いで出かけることにした。
車を置いて歩き始めると、前から見知った顔が歩いてくる。ma23さんだ。さらにその後からノゾピーさんも歩いてきた。
もうポイントをのぞいて来たのかとビックリすると同時に、この様子ではあまり蝶はいなかったらしい。
今日も空振りかなと心配しながらポイントに着くと、案の定ヒメギフの姿は全く見えない。
それでもじたばたして移動してもろくなことにはならないので、ここでじっくり攻めることにして周囲を探索する。
そのうち一頭の♀が明らかに産卵場所を捜すしぐさをしながら飛んできた。
産卵は昨日かなり撮影したので、出来るなら吸蜜を撮影したいのだけど、♀の場合、産卵・吸蜜を繰り返しながら生活しているので、しつこく追いかけていればそのうちチャンスがあるかもしれないと思って見守る。
この♀、ウスバサイシンには何度も止まるのだけど、何が気に入らないのかなかなか産卵にはいたらない。
f0031682_2172654.jpg

良く見ていると、交尾嚢が邪魔になってうまく尾端が届かないようだ。
それでちょうど良い角度に広がった葉を求めて、あちこちのウスバサイシンを渡り歩いている感じ。
f0031682_218612.jpg

疲れたのか葉に止まって休んでいるが、後翅外縁紋が黄色く見える。
f0031682_2183459.jpg

拡大したものがこれ。黄色の紋の中にオレンジ色が入り込んでいるようだ。
それに、前翅先端の紋もかなり内側に入り込んでいる。(クリックして拡大すると良くわかります)
f0031682_219194.jpg

その内、近くのカタクリで吸蜜を始めた。
すわっと近づくがなぜか翅を開かない。
今日は昨日以上に気温が高く、ここ白馬でも夏日になったようだから、飛び回りすぎて体温が高くなったのかもしれない。
f0031682_2194397.jpg

これではせっかくのカタクリ吸蜜シーンも喜び半減なので、飛び立つ寸前に翅を広げるワンチャンスに懸けることにする。
頭や触覚、ストローをせわしなく動かし始めたのですかさず連写。
何とか翅を開いたところを撮影することが出来た。飛び立つところなので、吸蜜の時よりも前翅を開き気味で動きのある写真になったと思う。(動体ブレが入ってしまったのは残念)
f0031682_21112046.jpg

この写真では先ほどの後翅外縁紋のオレンジはあまり目立たない。
このままだと、普通のヒメギフだと思って気がつかないかも知れない。
拡大したものがこの写真だけど、うっすらとオレンジが入っているのは分かる。
ただ、他の赤紋も色が薄く写っているので、光線の加減によって見え方には随分差があるようだ。
f0031682_21115053.jpg

30分近く追い回しているとma23からこちらの様子を聞く電話が入る。
目を離すと見失うので、追いかけながら電話し、電話を切るとこのメスもようやく産卵体制に入った。
これで吸蜜と産卵と何とか抑えることができたと一安心。
f0031682_21123922.jpg

先ほどの左後翅の外縁紋が少し見えているけど、この写真ではかなり濃いオレンジ色に見える。
やはりこれにもギフの遺伝子が入っているのだろうか。
f0031682_2113684.jpg

その後ma23たちが駆けつけてきた。
そのときにはもう飛び去ってしまった後だったが、しばらく様子を見ているとまた1頭飛んできたので、これもじっくり見守って、産卵シーンを無事に撮影することが出来た。
f0031682_21171850.jpg

撮影中から後翅外縁紋の色合いがおかしいことに気がつき、前翅の先端の紋も内側に曲がっているのでやはりハイブリッドではないかと話し合う。良く見ると、後翅の紋にはオレンジの鱗粉も見えるようだ。
家に帰って斑紋の特徴をじっくり見てみると、最初に産卵していた個体と同一のもののように見える。
だとすると、この日この場所にはたった1頭のハイブリッドの♀個体しかいなくて、それを繰り返し撮影していたようだ。
運がよいと言えば運がよいけど、まさに薄氷を踏むような撮影だったことになる。
f0031682_21175131.jpg


その後ブログ仲間が集合している桜ポイントに移動。
チャンスは一度だけだったけど、何とか桜での吸蜜写真も撮れた。
広角で撮れれば、北アルプス背景の写真も可能とのことだったけど、ちょっと距離があったので望遠での撮影となった。
f0031682_21145611.jpg

今回お世話になった皆さん、いろいろありがとうございました。

by dandara2 | 2010-05-07 21:19 | 異常型 | Comments(22)
2010年 05月 05日

ちょっと変わったヒメギフの里で(1)

5月2日から3日にかけて白馬にヒメギフチョウの撮影に行って来た。
今回は、ヒメギフチョウのカタクリ吸蜜、出来れば満開のカタクリ背景のものを撮影したい。
現地についたら、何台もの車が止まって、人もいっぱい。
なんだこりゃ~と思ってよく見たら、知った顔ばかりだった。
遠く九州からはnomusanさん、関西からはnomusanさんのお友達のpekeyamaさん、それにkenkenさん、関東のtheclaさん、蝶山人さんご夫婦など。
それ以外にもkenkenさんの知人も数人見えていた。
この場所は以前kenkenさんから教えてもらって、その時にヒメギフとギフの雑交個体を撮影することが出来たところだ。
その時の写真はブログの方に掲載済みだけど、下の写真は掲載したのとは別の写真。
f0031682_2245147.jpg
2006/05/03 撮影

今回はこんな個体に再度お目にかかれるなんてことは期待していなかったけど、それでもなにか変な様子のヒメギフには何頭か会うことが出来た。
標本ではないので、本当のところは良くわからないが、面白い場所であることは確かだ。

さて、今年は天候が不順で、白馬でもいつもの撮影ポイントには雪が残っていたりしたようだが、ここのポイントでもヒメギフの個体数は少なくて、初日は大苦戦してしまい、満開のカタクリでの吸蜜どころか、吸蜜写真そのものを撮影することが出来なかった。
代わりに、満開のカタクリの中での飛翔は撮影することが出来た。
こちらはD300と70-300(300)の望遠ズームの組み合わせで撮影したもの。
f0031682_22461951.jpg
ニコンD300、70-300(300)、1/1250 f8.0 絞り優先 ISO800

こちらは、カシオのカメラによるパスト連写で飛びあがったところを撮影した。
目測による距離がちょっと会わず、ピントが甘いのが残念だけど、カタクリ背景の写真が何とか撮影できた。
f0031682_22464978.jpg
EX-FH100 1/2500 f3.2 ISO800

この場所ではすでに雌の産卵時期で、産卵シーンには何回かお目にかかることが出来た。
f0031682_22485758.jpg

この写真はnomusanさんなどと一緒に撮影したものだけど、後翅を拡大してみると、本来は黄色の後翅外縁紋が、少しだけど赤っぽい鱗粉が混じっている。(写真でははっきりしないのが残念)
f0031682_22491882.jpg

こちらは別の産卵シーン、同じ場所の紋が普通のヒメギフに比べると黄色っぽい
f0031682_22493847.jpg

拡大してみるが、ちょっとピントが甘くて、オレンジの鱗粉があるのかどうかはっきりしない。
もしかすると裏面のオレンジが透けてこんな色に見えるのかも知れない。
f0031682_2250157.jpg

ちなみに、一般的なヒメギフの後翅外縁紋はこんな色合い。
この個体は赤城のヒメギフなみに赤紋がでて派手な感じの個体だ。
f0031682_22583488.jpg

ちょっと消化不良の初日だった。

by dandara2 | 2010-05-05 22:59 | 産卵 | Comments(30)