<   2010年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧


2010年 02月 28日

ヨーロッパ撮影記(10:エズ・ビオット)

8月5日 今日は前日にファーブルさんにエズ村にはぜひ行ってみると良いと言われていたので、エズ村への半日観光ツァーに出かける。
ツァーとはいっても参加者は我々二人だけ。
ニースの町の様子がよくわかるけど、ほんとにきれいな町と海だ。有名な観光地になる理由がよくわかる。
f0031682_11441796.jpg

途中モナコ公国に入り、自動車レースで有名なモンテカルロの道を走ったり、カジノなどを見学した。夜ともなると有名人や富豪が集うそうだ。
f0031682_1144449.jpg

その後はモナコ大公の住まいのお城を見学してからエズ村に着く。
f0031682_1145667.jpg

ここではサボテン植物園に行くが、行く途中ではお店は眺めずに反対側の草ばかり見てしまった。
f0031682_11453444.jpg

ここにはゼラニウム(Pelargonium)を食べる例の帰化蝶がちらちらと飛んでいた。
ヨーロッパではあちこちにゼラニウムが植えられているので、このチョウもいろいろなところで見かけた。
f0031682_11461935.jpg

植物園ではサボテンの花も終わり蝶はほとんどいない。
山頂の広場にはヒメアカタテハが飛んでいた。
何も写真が撮れそうもないので降り始めるとキアゲハがテリ張りをしているのを見つける。
何とか広角でエーゲ海を入れた写真を撮ろうとがんばってみるが、思ったよりは良い雰囲気の写真が撮れた。
f0031682_1146441.jpg

ふと気がつくと周りの観光客がいつの間にか集まって同じように写真を撮っていた。
サボテンばかりでほかに撮るものなんてないもんね。
f0031682_1147196.jpg

海を背景に飛んでいる写真も撮ることが出来たけど、後ろからなにか追いかけているようにも見える。
拡大してみると、ウラナミシジミ系のチョウのようだ。
f0031682_11472846.jpg

ホテルの玄関に車が着いた時にファーブルさんから電話があり、職場近くの公園にヨーロッパフタオがいて交尾までしているという。
これから来られるかということだったけど、運転手の都合がつかず断念。
明日はどうかと聞くと、昼休みなら出られるというので、運転手と交渉してツァーではなく個人で人と車を借り切って案内してもらうことにする。
もう少し電話が遅ければ運転手とも別れてしまい、どうやってその場所に行くか途方に暮れるところだった。
翌、8月6日 11時30分に車で迎えに来てもらって、ガラス工芸で有名なビオット村近くでファーブルさんと会う。
ポイントは疎林の中にカシ類が点在している場所だった。
f0031682_1149546.jpg

昨日交尾を撮影したという場所に行って見上げるとヨーロッパフタオが上を飛んでいる。
とても撮影できるような感じではない。時間も昼休みの間と限られているし、トラップでおびき寄せるしかないだろう。
3日にファーブルさんと会った時に、フタオのトラップ用にエビを数匹もらっていたのだけど、その時点ではもうファーブルさんに案内してもらう予定もなく、自力では撮影のチャンスがなさそうなので、臭いが発生しないうちに処分してしまった。こんなことなら捨てるんじゃなかったと思うが仕方ない。
他にトラップに使えそうなものはないかと考えて、オオムラサキが熟したプラムに来ていたことを思い出し、夜の果物用に市場で買っておいた、小さくて香りが良くて甘い緑色のプラムとバナナを用意してみた。
それらを、ここぞという木の幹に塗ってみると、5分もしないうちに♂が飛来して吸汁を始めた。
f0031682_11504017.jpg

夢中になって吸汁しているので後は撮り放題。ちょっと暗かったので、ファーブルさんにディフューザーを借りて撮影。なかなか良い感じに写っている。
f0031682_11505995.jpg

吸汁が十分撮影できたので、テリ張りと飛翔にも挑戦するが、いずれも条件が厳しく良い写真は撮れなかったが、それでも何とか翅表の写った写真を撮ることができた。
f0031682_11524182.jpg

これでアポロとフタオと目的としていた蝶が撮影できて、南仏に来た目的はほぼ達成することができた。
そうこうする内にファーブルさんは会社に帰っていかれた。
忙しい昼休みにわざわざ案内していただいて感謝。ありがとうございました。

by dandara2 | 2010-02-28 11:58 | 海外 | Comments(16)
2010年 02月 24日

小畦川便り(2010/02/24)

今日は暖かい晴天で4月の陽気とか。
今ひとつ体調が良くないので、午前中で仕事を終わらせて午後は早退。
半分以上はこの天気でフィールドに出たかったのが本音かな。
カメラを持って川原に出ればたちまち元気になってしまう。
今日はキタテハがいくつも元気に飛んでいる。
少し飛んでは止まってテリ張りをして、またすぐに飛び立つので、パスト連写の絶好の被写体だ。
f0031682_23402317.jpg
カシオEX-FC150 1/16000 f3.7 -0.7EV  ISO800 絞り優先

思った以上にシャープな写真が撮れたが、背景のノイズが少し目立つようだ。
f0031682_23415832.jpg
カシオEX-FC150 1/16000 f3.7 -0.7EV  ISO800 絞り優先

オオイヌノフグリで吸蜜してくれたので、そんなシーンも撮影できた。
f0031682_23432558.jpg
ニコンD300s 1/2000 f8.0 ISO800 絞り優先

モンキチョウの♂は活発に飛翔してなかなか撮影のチャンスがなかったが、1頭だけ少しゆっくり止まってくれたので同じようにパスト連写で撮影。
f0031682_23451093.jpg
カシオEX-FC150 1/10000 f3.6 -0.7EV  ISO800 絞り優先

背景を水平にするためにトリミングしたけど、かえって迫力が出て良い感じになった。
f0031682_23462191.jpg
カシオEX-FC150 1/10000 f3.6 -0.7EV  ISO800 絞り優先

♀も出ていて産卵をしていたけど、産卵時間が短く、草の間の短い芽生えに産卵するので撮影は出来なかった。
代わりに産卵の合間に休止して、飛び立ったところを撮影。
こちらも水平を出すためにトリミングしたので背景のノイズが目立ってしまった。
f0031682_23471548.jpg
カシオEX-FC150 1/10000 f3.6 -0.7EV  ISO800 絞り優先

ISOを800にして、さらに-0.7EVの露出補正をしているけど、1/10000 以上のシャッタースピードは必要ないので、ISOはこの半分でも良いかも知れない。
本格的にシーズンが始まるまでには、この辺のベストの設定を確立しておきたい。

by dandara2 | 2010-02-24 23:48 | 飛翔 | Comments(12)
2010年 02月 22日

2月のルーミス撮影会(2010/02/21)

先週はずっと寒くて雪も降ったりして、一体いつになったら本格的に蝶の撮影ができるんだろうかと言う感じ。
2月20日(土)の授業が終わってから大急ぎで帰宅して、千葉に出かける。
北海道から「蝶の観察記録」のmaedaさんがルーミスの撮影に来られているからだ。
前日は知人の息子さんが、インフルエンザ+溶連菌感染症で36歳の若さで亡くなってそのお通夜。
同じくらいの年齢の息子もこのところ忙しすぎて体調が優れないようなのでちょっと心配。
夕食にちょっと遅れて宿に着く。
夕食は海の幸が豊富でおいしかった。その後は部屋で酒を飲みながら歓談。北海道の蝶に関してはmaedaさんの知識の豊富さにビックリした。
お酒がおいしかったのでちょっと飲みすぎたのか、それとも日本酒、ワイン、焼酎のちゃんぽんが効いたのか、翌日起きようとしたら天井がぐるぐる回っていてビックリ。
トイレに行こうとしたら体がふらついてまっすぐに立っていられない。メニエル症ってこんな感じかなと思ってしまった。
今回は出かける時からなんとなくいやな予感があって、ただそれはセルフスタンドでカードを忘れて現金で支払う羽目になったり、ナビの通り運転したら真っ暗な山の中の細い道を運転させられたりしたりしたことで終わりかと思っていた。
ところが朝になってこんな始末。ポイントに行くまでの間に目が回ったらやばいなと思ったけど、朝食の時間までには落ち着いてくれた。
こんな経験は初めてだったのでビックリ、年かな。
2月のルーミスはあまり期待できないと思っていたけど、継続観察されている個体があったり、前日にも観察されていたりしたので無事に撮影完了。
もっとも気温もそれほど高くないし、この時期のルーミスは多少日が当たっても12月のように日光浴をしたりしないので写真そのものは観察したぞと言う証拠写真程度になってしまった。
f0031682_188225.jpg

それでも遠路いらしたmaedaさんは十分喜んでくれた。
継続観察をされていて、幹事役のtheclaさん、当日も案内をしていただいたclossianaさん、papilaboさんありがとうございました。

by dandara2 | 2010-02-22 18:10 | 越冬 | Comments(18)
2010年 02月 20日

ヨーロッパ撮影記(9:カンヌ周辺 2009/08/03)

今日はファーブルさんの案内でカンヌ近郊の山地に出かける。
カンヌと言う名前は国際映画祭で有名だけど、駅前は拍子抜けするくらい狭くて、これで世界から大勢の人が集まれるんだろうかと思ってしまう。
最初にスキー場の入り口に近い草原に車を止める。
この時期は地中海沿岸は乾季になっていて、ここにいる間滞在した地域、いわゆるコートダジュールもほとんど雨が降らず、植物は日に日に枯れて茶色になっていくそうだけど、ここは少し緑が残っている。
f0031682_10583615.jpg

車を降りて眺めると、後翅に白い帯のあるジャノメの仲間(Hipparchia alcyone)が飛んでいる。
f0031682_10593299.jpg

それよりは活発な感じで飛んできたのはLasiommata megeraだ。
ツマジロウラジャノメ属だけど全くそうとは思えない。後翅の裏面などはサトキマダラヒカゲそっくりだ。
f0031682_1101336.jpg

それに、ヨーロッパタイマイも1頭飛んできて小さな白い花で吸蜜して写真を撮らせてくれた。
f0031682_1104360.jpg

ここにはシロジャノメもいたけど、ヨーロッパではどこにでもいるのだろうか。
その後もう少し花が咲いているかもしれないと言うことで、少し標高の高いスキー場に移動してみるがここは草が茶色に枯れて、ほとんど花を見ることが出来ない。
f0031682_1111919.jpg

それでも、後翅の白帯がより幅広いジャノメが飛んでいた。Hipparchia fagiだ。
f0031682_1123447.jpg

飛び立つと翅表にも白帯があって、キベリタテハが飛んでいるように見える。
f0031682_113123.jpg

ギンボシヒョウモンもいたが、日本と同じ蝶を見ると少しほっとする。でもヒメアカタテハを見るときにはなぜかホットはしなくて無視してしまうのだな。
f0031682_1132823.jpg

またここでは、スイスでも見た大型のヒメシジミ(Polyommatus eros)も見ることが出来た。
スイスでも撮影したけど、こちらのほうが新鮮で色も鮮やかな感じだ。
f0031682_1135934.jpg

ここではベニヒカゲの仲間も撮影できたが、斑紋もほとんど日本のものと同じだった。
シジミチョウで裏面にギンイチモンジセセリのような白線が一本入った蝶(シロスジシジミ:Agrodiaetus ripartii)をファーブルさんが見つけてくれて写真に撮る。
f0031682_1145186.jpg

翅表が茶色だから♀だろうか。
f0031682_1152093.jpg
また、ヒメシロチョウ、ウラギンヒョウモンなどもいて撮影できた。
次の場所(Andon)に移動しながら、ファーブルさんが海野さんの取材旅行に同行したときの話などをしながら、この前来たときにはここにアポロがいたと言う場所にさしかかると、確かにアザミが咲き、ヒョウモン類が群れている。ずいぶん蝶がいますねなどと言っていたら突然「あ、アポロ」と急停止。
慌てて降りると目の前のアザミにアポロが止まって吸蜜している。
f0031682_1155224.jpg

このアポロは吸蜜に夢中でたくさんの写真を撮らせてくれた。とうとう最後には手乗りアポロにもなってくれたし、吸蜜中を驚かせて飛び立たせても何度もアザミに戻ってきてくれるので、飛翔写真にも何度もチャレンジすることが出来た。
f0031682_116145.jpg

その後はヨーロッパフタオチョウを探しに別のポイントに行ってみるが、吸水に来ていると予想した場所が完全に干上がっていて、樹液も出ていなくて見ることは出来なかった。
最後に花がきれいに咲いている場所でヨーロッパタイマイを撮影する。
f0031682_117048.jpg

さらにmelitaea didymaなどを撮影する。
f0031682_1173015.jpg

この日はファーブルさんのお宅でヨーロッパフタオチョウの幼虫とヨーロッパタイマイの蛹を撮影させてもらう。
フタオチョウの幼虫は背中にしゃれた目玉模様を持っている。
f0031682_1185766.jpg

ヨーロッパタイマイの蛹は、アオスジアゲハのそれと良く似ていて、成虫をみるとアゲハに似ているけど、やっぱりアオスジアゲハ族の蝶だなというのがよく分かる。
f0031682_119277.jpg

この日はファーブルさんの家で夕食をごちそうになって深夜にホテルに帰った
f0031682_1195358.jpg


by dandara2 | 2010-02-20 11:12 | 海外 | Comments(6)
2010年 02月 14日

小畦川便り(2010/02/14)

今日は久しぶりに天気がよいとの予報。
気温は上がらないみたいだけど、それでもやっと満足な条件で写真が撮れるかも知れないと、土曜に勤務から帰った後、機材のチェックをしたり、飛翔を撮る時の距離感の確認をしたりと期待が高まる。
晴天で風もなく、昨夜少し降った雪が車の屋根とかに残っているけど、条件としてはまあまあ。
11時過ぎにフィールドに出るが、草の上に雪が溶けた後の露がびっしり付いている。
歩き始めてすぐに1頭のモンキが飛び出す。
黄色いけど、前翅に少し白っぽい部分が感じられるので、黄色型のメスのようだ。
f0031682_2139451.jpg
ニコンD300s VRマイクロ105 1/8000 f6.3 絞り優先 ISO720

少し飛んではすぐに地面に止まって、吸蜜の気配もないのでマクロレンズではあまり良い写真が撮れない。
それで、パスト連写にチャレンジする。
FC-150は写りはまあまあと言うことは昨秋確認してあるけど、やや広角が不足気味なのと絞りが絞れないので多少不満が残る。
そのあたりの使い勝手を再度確認しておきたい。
シャッタースピードは最高1/4000とカタログにはあるけど、今日の写真では1/10000が出ていた。
このあたり、実際にはどうなんだろう。
f0031682_21414997.jpg
カシオ EX-FC150 1/10000 f3.6 絞り優先 ISO800

こちらは1/8000、いずれにしてもISO800で撮影できるのは、前の機種のISO200がぎりぎりなのと比べるとすごく楽だ。
画質もかなり改善されて、これでもう少し絞りが自由に選べると最高だ。
f0031682_2144911.jpg
カシオ EX-FC150 1/8000 f3.6 絞り優先 ISO800

D300で飛翔を狙ってみるけど、メスなのと気温が低いからか、無理矢理飛ばしても2~3m飛んではすぐに止まってしまうので、結構苦戦してしまった。
f0031682_21451738.jpg
ニコンD300 シグマ17-70(29) 1/2000 f5.0 シャッタースピード優先 ISO1000

撮影しているうちにだんだん雲が出てきて、この日出会ったチョウは結局この1頭のみだった。
寒い日が続いたので、本格的発生はまだ先のようだ。

by dandara2 | 2010-02-14 21:52 | 飛翔 | Comments(6)
2010年 02月 11日

ヨーロッパ撮影記(8:ツェルマット~リヨン、どたばた移動)

ようやく勤め先の学校の入試が昨日で終わって、今日は自宅でのんびり休養。
雨は降ってはいないけど曇天。気温も上がらない。
それでも空気はしっとりとして、真冬のようなぴりぴりした感じはない。春が近づいているなと言う感じがする。
ヨーロッパの撮影記もそろそろ終わりにしないとシーズンが始まってしまいますね。

8月1日はいよいよフランスへ移動。
朝食時にお世話をいただいたホテルの人と記念写真を撮る。
ドイツ語を話していて、英語は全く分からないみたいなので(私も英語は片言だけど・・)、ほとんどがジェスチャーでの意思疎通だったけど、10日も宿泊していたし、孫も来たりしたので、孫がかわいいとか、もう帰っちゃったのかとか聞いて来たりして、それなりに親しくなっていた。それで最後に記念写真。お盆を持ったままだったとずいぶん気にしていた。
f0031682_13202089.jpg

今日のルートは、ツェルマットからVISPに出て、そこで乗り換えてジュネーブに行って、さらにまた乗り換えて国境を越えてフランスのリヨンに行く予定。
列車の時間とかは出かける前にJTBが全部一覧表にして渡してくれてある。
VISPで列車を降りて、ホームで列車の交換作業をしていた人にジュネーブ行きの列車が何処から出るかと聞く。(日本と違って発車ホームはそのつど違うから、必ず確認するように言われている)
教えてくれたホームに行って確かめると、確かにジュネーブに行くのだけれど発車時間が渡された一覧表とは違う。
その列車でもいいかと思ったけど、それだと乗り換えの列車とかが予定と違ってくるので困るなと思って案内板を見ると、一覧表と同じ時間に発車する列車があったのでそれに乗り込んだ。
やれやれと思ってくつろいで車窓の景色を見ているが、いつまで行っても山の中。
ジュネーブって有名な割に田舎にあるんだなと思っていたら、1時間くらい経って検札に来た女性の車掌が何処まで行くのかと聞いてきた。(切符はヨーロッパ周遊の切符なので行き先は書いていない)
ジュネーブ経由でリヨンまで行くと答えると、「オー、この列車は反対方向に行くわよ」とのお返事。
エー、この一覧表にはこの列車と書いてあると言っても当然無駄なこと。
その場でいろいろ調べてくれて、4つ目の駅で反対方向の列車に乗り換えろと言う。
まったくJTBは何をやっているんだと思いながら3つ目の駅に着いたら、近くの乗客が「乗り換えの駅に着いたよ」と言う。
えー、まだ3つめジャンと思いながら大慌てで荷物を取りにいって(大きな旅行かばんはそれようの棚においてある)、片手で持って棚から下ろして駆け出そうと思ったら、棚から降りる荷物の重さで体がふられて大きくよろけてしまった。
車内の乗客が「オー」とか「キャー」とか騒いでいる。かろうじて踏ん張って列車を降りたら、先ほどの車掌さんが来てあっちの列車だと指差す。
みると、ホームではなくて線路の途中に止まっている。我々のためにわざわざ臨時停車してくれたみたいだ。
重いかばんを持ってそっちに歩いていくと、今まで乗っていた列車からは「ガンバレー」とか「ブラボー」とか言ってみんな拍手している。
イヤー恥ずかしかった。でもスイスの列車って親切だなーと感激。
それに比べてJTBの仕事は何なんだ。
国内ならともかく、右も左も分からない外国で反対方向の列車に乗せるなー、チェックが甘ーい。 <`~´>
もうぐったり
JTBに連絡して苦情を行って、その日泊る予定のホテルに遅くなる旨の連絡をしてもらう。
遅くなって宿がキャンセルでもされていたらかなわない。
予定では7時間のはずが結局12時間かかってリヨンに着いた。
少しはリヨンの市内見物でもしようかと思っていたけど、夜になっちゃたし、元気もないので途中で買った簡単な夕食を食べてもう寝るだけ。
狭い部屋だけど、一泊だけだからいいか。(写真では外が明るく見えるけど、もう20時近い。この時期は日没が遅いです)
f0031682_1323386.jpg

翌日は早朝ニースに向かって発つ。朝食は宿で作ってもらったお弁当を駅のベンチで食べる。
f0031682_19135039.jpg

昨日のことがあるのでちょっと不安な旅立ちだったけど、フランス自慢のTGVに乗ったりして、無事ニース到着。
f0031682_1485332.jpg

午後からフランス在住で「南仏昆虫記」のファーブルさんに会って今後のスケジュールの調整をする。(久しぶりに日本語でやりとりが出来てうれしい)
ファーブルさんは私と同じ協会(日本自然科学写真協会:SSP)の会員で、ファーブル昆虫記の完訳本に写真などを提供したり、海野さんが取材に来た時には同行されたりしている方だ。
奥さんはアメリカ人とのハーフとのことで、子供さんもとってもかわいらしかった。
f0031682_1325579.jpg

その場で宿の近くを案内していただく。
公園の芝生にいかにも外国の蝶と言った感じのシジミがいたので撮影すると、「その蝶はゼラニウムを食べる蝶で、アフリカから来た帰化蝶だ」と教えてもらった。
フランスでは、帰化蝶についても調べたり写真を撮りたいと思っていたので、しょっぱなからラッキーと思う。
f0031682_1327553.jpg
Cacyreus marshalli

もう一種、ヒメシジミに似た aricia agestis がいた。
ヒメシジミに似た蝶が公園の芝生にいるのは何か違和感があるけど、こんなものかな。
f0031682_13292155.jpg
Aricia agestis

その後、写真の正面にある丘に登って蝶を探す。
f0031682_1330461.jpg

頂上近くの広場に行くと、ファーブルさんが石垣に向かってカメラを向けている。
f0031682_1330323.jpg

聞くと、ハチが巣を作っていて、そのハチはかねてから観察したいと思っていたハチだとのこと。
じゃこれで継続的に観察ができるからよかったねと言うと、たぶんもう少し巣が大きくなると駆除されてしまうだろうということだった。
f0031682_1330505.jpg

公園の上では、ヨーロッパタイマイがテリ張りをしている。
感じとしてはキアゲハに似ているけど、色合いはもう少し明るくて軽快な感じだ。
f0031682_13311059.jpg

数頭がテリ張りをしていたけど、他の蝶が近くにくると活発に追いかけっこをしていた。
f0031682_1331333.jpg


by dandara2 | 2010-02-11 13:33 | 海外 | Comments(12)
2010年 02月 08日

小畦川便り(春の嵐の中のモンキチョウ:2009/02/07)

昨日の2月6日は新潟が地吹雪で100台近くの車が雪の中で立ち往生して、近くの施設に避難したとか。
今日はこちらも終日風が強くて、ベランダの手すりがぷーんと笛のような大きな音を出している。
どうしようか迷ったけど、フィールドに出なければ何も始まらないからと風の通らない暖かい格好をして川原に出てみる。
畑の土が巻き上げられて目を開けていられない。
しばらく歩いていたら足元から黄色い蝶が飛び出した。
あまり期待はしていなかったけど、いよいよ今年のシーズンも始まりだ。
f0031682_2354576.jpg

昨年は2/8に撮影しているので、撮影日自体はあまり変わらないけど、今年のほうが数日遅い感じがする。
ともあれ、これからは歩くたびに少しずつ数が増えて、色々なシーンに挑戦できるかと思うとうれしい。
撮影していると巻き上げられた砂が顔に当たって痛い。
ある程度撮影できたところで早々に退散。今シーズンも相変わらず粘りがないなと反省する。
f0031682_23543025.jpg

備忘録として先週からの記録を。
1月31日(日) 日本チョウ類保全協会の会合。
今進行中のプロジェクトの打ち合わせに、蝶の生態写真を撮っている錚々たるメンバーが集まった。
f0031682_23544762.jpg

2月2日 昨夜から降りはじめた雪が積もった。
今年の初雪になるのかな。関東平野で雪が降りはじめるといよいよ春も近い。
f0031682_2355328.jpg


by dandara2 | 2010-02-08 00:00 | 静止 | Comments(12)