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2009年 08月 31日

小畦川便り(2009/8/28)

ムラサキツバメの産卵シーンは今年是非撮りたいもののひとつだけど、個体数もそれほど多くないのでなかなかチャンスに恵まれない。
風邪をひいて月曜日から一人で泊まりに来ている孫が、昼寝をしていてようやく少し時間がとれたので、自宅付近を散策してみることにした。
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秋にムラサキシジミの多い場所に来たら、ジャコウアゲハの♂がふっと飛び立ってまたすぐ近くに止まった。
あまり活発な飛び方ではないので、羽化間もない個体だろう。
翅表の黒もビロードのような光沢がある。
そんな質感が出るように、軽くストロボを当ててみた。何の細工もなしにストレートに弱く当てただけだけど、一応思ったような質感は出せたと思う。
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川原にはイチモンジセセリが多い。
こんな時だから飛翔にチャレンジしてみるが、まともに撮ってもうまく行きそうもないので、パスト連射で撮影してみる。
相変わらず画質は良くないが、1/3200が切れたので飛んでいる所はうまく切り取ることが出来た。
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本命のムラサキツバメだけれど、ひこばえの多い場所に行ってみるとチラッと動く影が見えた。
みると産卵しそうなムラサキツバメが枝の間を探るようにして飛んでいる。
最初は姿が見えなくなってしまったけど、一通りひこばえを探したあと同じ場所に戻ってみるとまたチラチラと飛んでいる。
これはチャンスかもと思いそっと見守っていると、具合の良さそうな新芽の近くの葉に止まった。
そして2.3分すると飛び立って新芽の近くの成葉の裏側に止まったので、これから新芽まで移動して産卵かなと思っていたらいきなり腹部を曲げて産卵態勢。
あわてて撮影しようとするが、ピントが合う前に飛んでしまった。
念のために葉を見るとちゃんと1卵が産まれていた。
母蝶はどこかに飛んでしまったのか姿が見えない。
絶好の機会だったのにすごく残念。(技術不足を痛感)
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今日はもうチャンスがないかなと思いながら近くのマテバシイを見たあと再度戻ると、また♀がとまっていた。
今度チャンスがあれば絶対撮ろうと思って、じっと待っていると先ほどと同じ新芽の所に来てじっと新芽を見ている。
どうもムラサキツバメは産卵に適した状態の葉を視覚で確認しているようだ。
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ムラサキシジミの場合は、産卵に適した葉がないと、まだ硬い芽に頭突きをしたりして芽の様子を確認しているけど、ムラサキツバメはそんなことはしなくて、チラチラ飛んでは芽の状態を視覚で確認して、丁度良さそうな芽があると近くに止まってから産卵行動にはいるようだ。
この時もしばらくしたら近くの葉の裏に止まって産卵しそうになったので、しめたと思ったけど産卵はしなかった。
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帰りがけに、ぽつぽつ咲き始めたコスモスにアゲハが来ていた。
かなり痛んだ個体だけど、それなりに存在感のある写真が撮れた。
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by dandara2 | 2009-08-31 10:50 | 産卵 | Comments(15)
2009年 08月 27日

狭山丘陵のホソオチョウ(2009/8/23)

8月23日の日曜日は、天気は良くありませんでしたが近くの狭山丘陵の様子を見に行きました。
途中、圏央道に新しくできた(と言っても1年位になるのかな)狭山SAによってみました。
家からだと圏央道に乗って10分位のところにあるので立ち寄ったことはありませんでしたが、今日は時間的にもゆとりがあったので様子見です。
地元の産物を確認したりして思ったよりも楽しいSAでした。
ホソオチョウは丁度端境期なのか、3♀1♂を確認しただけでした。
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♀は産卵場所を探して飛び回っていましたが、結局産卵にはいたらず写真は撮れませんでした。
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♂の方は新鮮な個体がじっと止まっていました。全く飛ぼうとしなかったので羽化直後かも知れません。
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ジャコウアゲハの方が数が多く、珍しくキツネノマゴで吸蜜していましたが、何しろ花が小さいのでちょこちょこと落ち着かず、飛び上がった所が撮れました。
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周囲を歩いてみたら、ウラナミシジミが吸蜜に来ていました。
これから数が多くなるのでしょうが、自宅付近では昨年は姿を見なかったので喜んで撮影しました。
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翅表は良く見るとかなり毛深いです。
寒がりなのかなとも思えますが、この毛深さのおかげでこの種の仲間としては一番北の方まで分布を広げることが出来たのかも知れません。
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あと、アオバセセリも見かけました。道路の下の薮の中で吸蜜していて近づくことは出来ませんでしたが、昨年の冬に幼虫観察などをしていたので、無事に発生しているんだなと懐かしい気がしました。
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そうこうしているうちに、昨年お会いした金谷さんがいらっしゃいました。
聞くとすぐそこでアカボシゴマダラを見たというので行ってみましたが、姿はありませんでした。
この夏に石垣島に行った時の写真などを拝見しながら色々話を伺いましたが、今日はイチモンジセセリの卵を撮影に来たとのことでした。
小雨が降ってきたので引き上げようとしたら、親切にも車で送っていただき、駐車場で卵の撮影セットを見せていただきました。
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自作の小道具などもあり、実演までしていただきました。
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カメラのメモリーに入っていた卵の写真も見せていただきましたが、シャープに撮影されているのには驚きました。
きちんと撮影するには、やはりこのくらいの用意をしなくてはいけないのですね。
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実際のセットを見せていただき勉強になりました。ありがとうございました。
(お名前と写真はそのまま載せても良いという許可をいただいています)

夫婦で道草」のほうに、スイスでの撮影記を追加しました。今回はスモールアポロの撮影になります。
(写真は家内"さくら"の撮影したものです)

by dandara2 | 2009-08-27 00:06 | 静止 | Comments(16)
2009年 08月 23日

小畦川日記(2009/08/23)

ブログのタイトルを「撮影日記」から「小畦川日記」に変更しました。
いままでは、拙HPの一部という扱いだったので、HPにのせる写真の撮影記録という意味の名でした。
ただ、色々考えて数年前から本体HPからはリンクを外してありますので、タイトルもありきたりの撮影日記ではなく、小畦川の河畔に住む住人の撮影の記録という意味で、「小畦川日記」にすることにしました。
ささやかな庵にすむ人間の活動の記録という感じで良いかなと・・・
exblogの場合には自動的にタイトルも変わるようですが、別の会社のブログの場合には名前は自動的に変わらないようです。
ついでがありましたら、変えておいてください。

8月22日の土曜日は、12時に帰宅して自宅前の小畦川にギンイチモンジセセリの様子を見に行く。
例年なら発生している時期だけど、今年はどうだろう。
川原に降りて歩き始めると足元から交尾したモンキチョウが飛び出す。追いかけるとすぐ横をギンイチの♂がチラチラと飛んでいる。
とっさにそちらを追いかけるが止まらずに撮影できない。モンキチョウの方も視線を外したのでどこに行ったかわからなくなってしまった。
二兎を追う者は一兎をも得ずとはまさにこのことだなと思いつつ歩くが、ギンイチはその後全く姿が見えない。しまったさっきのを撮影しておくべきだったと思うが後の祭り。
そのうち、ふと違和感を感じて止まると足元の草にギンイチの♀が止まっていた。
我ながら良く気がついたものだと一人感心する。
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撮影のためにかがみ込むと、視線の横を♂が飛んで行って近くに止まった。
♀を撮影したあと、そちらにそっと近づくときれいな♂だった。
この♂は羽化間もないのか小飛してもすぐに止まり、そこでじっとおとなしくなった。
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丁度わが家近くの建物が見えているので、いつものようにそれを背景にして記念撮影。
これでとりあえずの目標は達成できたので、その後は蝶を探しながらゆっくり散歩。
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笹の茂った場所のクヌギは毎年樹液を出しているので、様子を見に行く。
特に変わったものはいなかったがサトキマダラヒカゲがたくさんいた。
近づくといつもの敏速な飛翔とはうってかわってゆっくりと笹の上を小飛してはすぐに止まる。
だけど笹がすぐに揺れるので、撮影は意外と苦労した。
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近くのエノキの周囲をゴマダラチョウがゆっくり飛んでいるので、もしかしたらと思いそっと見ていると案の定産卵を始めた。
最初は随分長いこと枯れ葉に尾端をつっこんでいたので、複数卵産卵したのかも知れないが遠くて良くわからない。
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そのうち飛び立ってまた周囲を滑空し始める。まだ産卵しそうなので様子を見ていると、かなり近くに来て産卵を始めたのでようやくまともな産卵シーンを撮影することが出来た。
この時はすぐに飛び立ったので、おそらく1卵だけを産卵したのだろう。
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by dandara2 | 2009-08-23 18:58 | 産卵 | Comments(20)
2009年 08月 19日

オオチャバネセセリとムモンアカシジミ(2009/8/17)

8月17日は、気になっていた課題のオオチャバネセセリの写真を撮りに行ってきました。
この時期に確実に撮影するために、やや高標高地に行ってみるとオオチャバネセセリは丁度盛期でかなりの個体数をみることが出来ました、
ただ、天気が良すぎてコントラストが強くなり、なかなか思うような写真が撮れません。
それに撮影している時は雌雄の区別が出来ていたつもりなのに、いざ写真を見るとちょっと自信がありません。
これは♂だと思うのですが、どうでしょうか。
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これは別個体の翅表ですが、♂だと思います。
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こちらは間違いなく♀でしょう。
随分撮影したつもりでしたが、再度チャレンジしないとダメかも知れません。
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ここでは、アサギマダラもたくさん飛んでいました。
今回は珍しくストロボを使用したものにチャレンジしてみましたが、アサギマダラのように動きの鈍いものにはよいかも知れません。
でも背景が黒く落ちてしまうことが多く、なかなか好みの写真にはなりません。
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ここにはベニヒカゲもいますが、この個体はなかなかのべっぴんで、後翅の白帯と前翅のオレンジが鮮やかで、最初足元から飛び出した時にはイカリモンガかと思ってしまいました。
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あまり長く飛ぶこともしないので、もっぱらこの個体を追いかけましたが、そのわりにはよい写真がなく、家内のこの写真が一番でしょうか。
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その後少し移動してクジャクチョウ、アサギマダラを見に行きましたが、今年は花も個体数も少なく大した写真は撮れませんでした。
なぜか色もあまり良くないようです。(この写真はレタッチで色を少し鮮やかにしてあります)
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次に、昨年banyanさんから教えてもらったムモンアカのポイントに行ってみました。
車を止めてみると、何頭もの個体が飛んでいましたが、なかなか適当な位置に止まりません。
少し移動して探してみるとすぐに交尾個体が見つかりました。
直射日光が当たって影が強いので、軽くストロボを当ててみました。
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撮影したあと数歩歩くと、上からパラパラと交尾個体が降ってきて、同じ葉に2組が止まりました。
まるでオレンジの花が咲いたような豪華な光景です。(家内撮影)
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50cm位離れた所には別の交尾個体も見えます。
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さらに、少し離れたクズの葉上にも交尾個体がいて、ここだけで5組の交尾個体がいることになります。
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いくら交尾シーンが見やすいムモンアカと言っても凄い密度ではないでしょうか。
さらに少し歩いたらもう1組が上から落ちてきました。
ムモンアカの交尾個体は意外と敏感で、手に載せようとすると飛び立つので、樹上で交尾していたものが人の気配に驚いて落ちてくるのでしょうか。
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ここでしばらくムモンアカの撮影を楽しんで帰りましたが、お盆が終わったから良いかと思った高速道路も結局25kmのノロノロ運転。
帰りは睡魔に襲われてしまい、ノロノロ運転だったから良いようなものの、体はまだ本調子ではないことを痛感しました。

ヨーロッパには、マクロ105を付けたメインカメラとしてD5000を持っていきましたが、結局バリアングルファインダーの出番はありませんでした。
ファインダーで直接被写体を探すのと違って、目標を捉えるのに時間がかかり、また、ピントを合わせるのにAFだとピント合わせの時のレンズのストロークが長くなり、シャッターチャンスを逃すことが多いからです。
被写体を捉えて、ピントを合わせるのに1分かけても良いのなら問題ないのですが、2,3秒が勝負の時に、のんびり液晶画面を眺めてなんかいられないと言うのが使わなかった理由です。
それで今回は、D200にマクロを付けなおして撮影してきました。
シャッター音といい、ファインダーの見え方と言い、気持ちの良い撮影が出来ました。
ただ、できあがってくる映像に関しては、D5000の方が良いかも知れません。

そういえば、この日はD5000にシグマの18-250を付けて持っていきました。
D5000には純正のレンズしかLVが機能しないような話もあるみたいですが、試してみたらこのレンズでも正常に動きそうなので、試してみるためです。
ただこのレンズは、接写には適していないみたいであまりきれいに撮れません。
それで見直すこともしていなかったのですが、気になる写真を撮ったことを思いだしました。
見てみたら、なんと ヤマキチョウでした。
この写真を撮った後飛んでしまったのですが、こんなことならちゃんと撮っておくべきだったと反省です。
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by dandara2 | 2009-08-19 18:33 | 交尾 | Comments(8)
2009年 08月 13日

ヨーロッパ撮影行(2:南フランス)

今日の朝帰国しました。
24時間近く寝ていないし、3週間以上ほったらかしておいた部屋の掃除や、荷物の片づけなどをしたりしていて写真の整理も出来ていないので、とりあえずまた簡単な写真と報告をしておきます。
コメントへの返事は明日以降にしたいと思います、すみません。
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コートダジュールにて

8月2日から8月8日までは南フランスのニースに滞在しました。写真のように完全な海辺の観光地で、スイスの山の格好のままの我々は完全に浮いてしまい、居心地の悪い日々でした。
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ここでの目的は山地の蝶と市街地の蝶の観察になりますが、スイスが2000m超の山岳地帯の蝶が中心だったのに、ここでは海岸から1000mまでの蝶の観察になります。
と言っても具体的なポイント等は全く不明なので、「南仏漂流記」のファーブルさんにお願いして現地を案内していただくことにしました。
8月3日に出かけましたが、この時期は夏枯れの時期で草花がどんどん枯れて山は灌木を除いて茶色になってきます。
わずかに残ったアザミやマツムシソウを探しては蝶を撮影しましたが、そのわりには写真が撮れた方だと思います。
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日本のベニヒカゲによく似たのもいました。
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一通り撮影したあと、ファーブルさんが「ここで海野さんがアポロの写真を撮った」と言う場所にさしかかると、確かに花がたくさん咲いていてヒョウモン類がたくさんいます。ファーブルさんが「ア!!アポロ」と言って急停車、見るとアザミにアポロが吸蜜に来ていました。(ファーブルさんのレンズの先端)
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海野さんが撮影してから1ヶ月が経っているのに新鮮な雌です。
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スイスのアポロに比べると裏面の赤紋が小さく、基部の赤紋も色が薄いような印象を受けました。(スイスでの写真と比べてみてください)
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このアポロは吸蜜に夢中で、いくら近づいても逃げないしとうとうファーブルさんの手に手乗りになりました。
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飛翔撮影用に無理に飛ばしても、すぐにアザミに戻ってきます。舗装道路を飛ぶアポロは何か不思議な感じです。
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この日はファーブルさんのご自宅で夕食をごちそうになりました。かわいいお子さん達でした。
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翌日はツアー(と言っても二人だけ)で鷲の巣村という崖の上の集落(この日はエズ村)に行き、冒頭のコートダジュールの海を背景にしたキアゲハの写真を撮ることが出来ました。
ツァーの帰り道、ファーブルさんから電話が入り、ヨーロッパフタオが何頭かいて、交尾もしているとのこと。
早速ツアーのガイド兼運転手のHさんと交渉し、翌日その場所に連れて行ってもらうことにしました。
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専属の運転手付きのちょっと豪華な撮影行になりましたが、トラップとして持っていった現地で買った青いプラムが見事に成功して、トラップをかけて5分もしないうちに♂のヨーロッパフタオが吸蜜に来てくれました。
ファーブルさんのおかげで、アポロ、ヨーロッパフタオと南仏の撮影行としては大成功の成果になりました。
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その翌々日はまた二人だけのミニツァーで、ニース周辺の鷲の巣村(写真の村はグルドン)をいくつかまわりました。
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そこではヨーロッパタイマイのお気に入りの写真や、アフリカから来たゼラニウムを食べる帰化蝶(名前を忘れてしまった)などを撮影出来ました。
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市街地に進出してきた蝶を撮影するのもひとつのテーマにしていましたが、このゼラニウムを食べる蝶は、ニースの海岸から崖の上の鷲の巣村まで、人の住んでいる場所にはどこにでもいて良い観察が出来ました。
ほんとにファーブルさんにはお世話になりました。
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8月9日から12日までいたスペインでは、念願のサグラダファミリアを堪能できましたが、それについてやスイスの花などは明日以降「夫婦で道草」の方に載せていきたいと思います。
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by dandara2 | 2009-08-13 21:11 | 海外 | Comments(28)
2009年 08月 04日

ヨーロッパ撮影行(1:スイス)

7月22日から8月1日までスイスのツェルマットに滞在しました。
勤め先の学校の終業式を待ってから出かけたので、アポロにはやや遅いかなと心配していましたが、今年は雪が多くちょうどベストシーズンだったようで、滞在中は好天にも恵まれ数多くのアポロに会うことが出来ました。
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また、フィールドノートのtheclaさんからは出発前に詳細な情報をいただいていたので、現地についても迷うことなく撮影を始めることが出来ました。
最初にお礼申し上げます。
ここでは、速報版と言うことで、RAW画像の確認用にしているjpeg画像を、何も処理せずそのまま張っておきます。多少見苦しいかもしれませんが、旅行中と言うことで・・

現地をいろいろ歩いた結果、アポロが生息するのはツェルマット市街の、マッターホルンに向かって右側の崖の下の草原(牧草地)に広く生息していることがわかりました。
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驚いたのは、ツェルマットの駅の裏の草原にも生息していたことです。
ここではマッターホルンを背景に撮影することは出来ませんが、それを除けば駅を降りて5分でアポロを撮影することが出来ます。(写真の右側のコンクリートの建物が駅の一部)
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アポロの多い崖の下の草原は、ツェルマットに近いところではマッターホルン(4478m)は見えなくて、ちょうど反対側のドム(左:4545m)やタッシュホーン(右:4490m)を背景にして撮影することになりますが、この山もアルプスらしくてなかなかいいと思います。
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雄はなかなか止まらず撮影は大変でしたが、雌は一度吸蜜を始めると一つの花でゆっくり吸蜜してくれるので撮影は楽です。
それに吸蜜時間は12時過ぎ、ピークは14時過ぎになるので、10時過ぎに宿を出ても十分間に合うので朝は楽です。
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ただし、崖の草原に行くにはかなりの急斜面を上らなければならず、ポイントについても撮影のために斜面をかけずり回るので、一通りポイントをめぐった最初の4日間ほどは、尿が真っ赤になって体力的にはかなりきついものがありました。
マッターホルンを背景にアポロを撮る一番近い場所は、ツェルマットから山の斜面をヘルブリッジ方向に300m位に登った場所で、今までは山の影で見ることの出来なかったマッターホルンが突然目の前に現れて思わず歓声を上げました。
アポロの数はそれほど多くはありませんが、斜面にアザミやマツムシソウが咲いていて、すばらしい環境です。
(この写真は家内が撮影したものです)
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振り返れば、現地特有の山小屋(放牧用なのか、人は住んでいないのが多い)を全景にドムの山も見えます。
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また、アポロより高標高地に生息するスモールアポロは前翅先端に赤い紋が出てアポロよりもいっそうすばらしい感じですが、theclaさんの情報からトリフトヒュッテ方面に400mほど上ったところで撮影しましたが、まだ発生初期のようでこのとき見かけたのはこの個体のほかに3頭ほどでした。
ただ、かなり離れた斜面の高いところを飛んでいたので近づく気にもなりませんでした。
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アポロ以外にもたくさんの蝶の写真を撮影できましたが、それは帰国してから折を見てブログに載せていきたいと思います。
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それと、現地では「日本語案内所」(写真の奥にお店がある)の方に、ロープウェイの切符の買い方から、花の写真集や地図の情報、山の名前など色々教えていただき大変助かりました。ありがとうございました。
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また、この文章はファーブルさんの自宅から入れていますが、今日も撮影のために大変お世話になり`、予想もしていなかったフランスのアポロを撮影できました、本当にありがとうございました`。

by dandara2 | 2009-08-04 03:39 | 海外 | Comments(37)