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2008年 07月 28日

ミヤマシロチョウ、マーキング調査

7月27日は蝶類保全協会のミヤマシロチョウ調査に参加してきました。
ミヤマシロチョウを捕獲して翅にマークを付け、それを再捕獲することによって一定の地域の個体数を推定する方法で、同時に何ヶ所かでマークするペンの色を違えることによって、移動距離も推定しようと言うものです。
高校の授業では必ず教える方法ですが、実際に自分の手でやるのは初めてでかなり面白かった。
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最初調査地に着いたときにはガスが多く、マークできるかどうか危ぶまれたけど、調査開始の10時が近づくとガスが晴れてきた。それぞれがグループに分かれて調査ポイントに移動。この日最初にマークしたのは交尾拒否行動をしているペアだった。一度に2頭もマークできるというおいしいスタートだった。
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ここのポイントでは結局21個体にマークして、そのうち12頭が再捕獲だった。他のグループは再捕獲率がもっと高かったけど、ここでは気になるポイント調査をしようと言うことで少し移動したせいだろう。
食樹のヒロハノヘビノボラズがあったので、ここにいれば産卵が確認できるかもと思って気にしていたら、狙い通り食樹の回りを執着して飛び回る♀がいた。
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そっと見守っているととやがて葉に止まった。昨日マークされた個体だった。赤い色のマークと言うことはこの付近でマークされたものなので、あまり遠くには移動しないようだ。
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やがて向きを変えて尾部を何度か上げたり下げたりする動作をはじめた。いよいよ産卵するようだ。
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産卵は数卵産むたびに腹部を元に戻してからまた産卵するような動作をしていて、尾部を曲げっぱなしで産むわけではないようだ。
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また、クロマメノキの周囲を飛び回るミヤマモンキの♀がいた。
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これも産卵するだろうと様子を見ていると、こちらも産卵をはじめたが、産卵時間は例によって1.2秒なのでその瞬間を撮影するのは難しい。
それでも何とか写し止めることが出来た。
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ここにはヒョウモン類もたくさん飛んでいたが、かなりの部分がコヒョウモンモドキであちこちで求愛と交尾拒否行動を観察することが出来た。
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また、ヒョウモンチョウ
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ギンボシヒョウモンが見られた。
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ギンボシヒョウモンはかなり高いところでないと観察できないので、少し注意して撮影し、飛翔などにも挑戦する。
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調査は12時に終了し、解散後は「フィールドノート」のtheclaさんなどとご一緒してホシチャバネセセリの撮影に行く。
最近数が減ってきているので、どんな様子かと思って楽しみにしていたが、そこそこの数が観察できた。
ただ、着いて10分もしないうちに雨が降りはじめたので十分に撮影というわけにはいかなかった。今度じっくり撮影に来よう。
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マーキング調査に参加された皆さん、特に土曜日は午前、午後と2回のマークで結構大変だったようだ。お疲れ様でした。会を主催されたNさん、いろいろありがとうございました。
そうそう、ここでは「my蝶あるばむ」のgrassmonblueさんにお会いした。最初いただいた名刺には本名が書かれていたので、すぐにはブログが思い浮かばなかった。現地では撮影した写真などを拝見し、家で名刺のアドレスにアクセスしてああそうだったのかと気がついた次第です。失礼しました。

by dandara2 | 2008-07-28 23:43 | 産卵 | Comments(24)
2008年 07月 24日

信州遠征(ミヤマシロ・コヒョウモンモドキ)

20日のこの日はミヤマモンキ以外にミヤマシロチョウも見に行ってみた。
ミヤマシロチョウは来週にマーキング調査があって、そちらに参加の予定なので今回はついでの感じだけど、良い写真が撮れればそれはそれでラッキーだ。
最初にミヤマモンキを撮影した山頂ではミヤマシロはほとんど姿を見せないけど、代わりにオオミドリシジミが姿を見せてくれた。
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2年前にもここの小ピークでオオミドリを撮影したが、かなりの確率でゼフが吹き上げられてくるのだろうか。
今度はそんな視点で撮影してみることにしよう。
ちょっときつい斜面をようよう下って、次の登りにはいる。こちらは直登ではないのでかなり楽だ。
それでも息を切らして稜線に着くと、下からガスが吹き上げてきてチョウの姿は全く見えない。
ミヤマモンキを無事撮影していて多少余裕があったのでここでお会いしたKAZさんのカメラとその日撮影した写真を拝見したりしながら軽い昼食を摂る。
最初に姿を見せてくれたのはコヒョウモンモドキ。なぜか私の登山靴にまつわりついて吸汁している。こうしてみてみるとこの靴ももう3年くらい履いているので少し傷んできたなー。
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コヒョウモンモドキはその後イブキジャコウソウで吸蜜したり
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ガレ場で吸水したりしてくれて良いモデルになってくれた。
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ふと見ると窪みでコヒョウモンモドキが何かを見つけたようだ。近づいてみるとミミズ(平地のものとちょっと様子が違うけど)の死体から吸汁しているところだった。
これを撮影中に誰かに呼ばれたような気がして振り返ってみたけど良くわからなかった。後で聞くとbanyanさんや虫林さんがミヤマシロの素晴らしい広角写真などを撮影されていたようだ。
かなり残念な気がしたけど、このシーンはねらって撮れるものではないので、ミヤマシロの広角は次回にチャレンジすればいいさと自分を慰めた。
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ミヤマシロの方は同行したお二人がよい写真を撮られたのに自分は全く撮れていなくて少々あせるが、これもなんとかハクサンフウロで吸蜜するところ
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アザミで吸蜜するところを証拠写真程度ながら押さえることが出来た。
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下山路ではヤマキマダラヒカゲとヒメキマダラヒカゲが多かったけど、悪い癖が出てほとんど撮影しなかった。
これではいかんと1カットだけヒメキマダラヒカゲを撮影する。もっとどん欲にならないといけないかな。
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ちょっと前にドアがコトコトと長いことゆれるので何かと思ったら、岩手県北部で震度6強の地震があったようだ。被害の状況は今はまだわからないけど大したことがなければいいと思う。

by dandara2 | 2008-07-24 00:58 | 吸汁 | Comments(22)
2008年 07月 21日

信州遠征(ミヤマモンキ)

7月20日はミヤマモンキの撮影に出かける。
朝6時に虫林さんと現地で待ち合わせることにして3時30分に家を出る。
待ち合わせ場所に5時40分に着くと、既に虫林さんの車が来ていた。
聞くと、3時には着いて仮眠していたという。
早速登りはじめて小一時間で山頂に着いた。既にミヤマモンキは飛んでいるがさすがに動きはそれほど活発ではなく、葉に止まったところを逆光で押さえることが出来た。
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すぐ横ではクロマメノキの花で吸蜜している♂がいた。
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吸蜜を終えた♂は移動して飛び立とうとしたところが撮れていたが、翅に傷もなく新鮮な個体だった。この日の写真ではこれが結構お気に入りになった。
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日が射し始めるとあちこちで吸蜜する個体が見られたが、♂はやや汚損しはじめた個体が多かった。
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♀は新鮮で、ハクサンフウロで吸蜜する姿はすごくきれいだ。
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偶然花から花へ移動する姿が撮影できたが、ピンクの縁取りがきれいでちょっとピントが甘いけどいい感じの写真になった。
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♀の中には既に産卵をはじめているものもいたが、産卵時間が短いのできちんとピントのあった写真を撮るのは難しい。これもとっさにシャッターを押したのでピンボケになってしまった。
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霧島緑さんと山頂で合流する予定だったがいつまで経っても上がってこないので様子を見に行くとbanyanさんが上がって来た。霧島緑さんは下の方で撮影しているとのことなので飛翔写真などを撮影後、ミヤマシロのポイントに行くことにする。
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一度山を下り、再度登ることになるが、この山は標高差はそれほどないが登りも下りも直登に近く結構ハードだ。
ようやく登った鞍部では長野県の自然保護の監視員の集団がいたが、蝶を撮影するときに植物を踏み荒らすと言うことで蝶撮影の評判は良くなかった。
指さされたところを見ると、確かに植物が踏み荒らされている。撮影の時には気を付けてはいるが、高山植物保護の点から見ると我慢がならない点もあるようだ。皆さん気を付けましょう。
ここでカメラを持っている方がいたので、「蝶の撮影ですか」と挨拶をすると「KAZのおさんぽ」のKAZさんだった。
ガスが出てあまり良い状況ではないと言う。山登りで少々疲れていたのでここで雑談をしてしばらく休むが、KAZさんとはここでお別れした。
ガスの状態があまり良くないが、少し晴れ間の出たときにミヤマモンキが絡んでいるのが眼に入ったので、大急ぎで駆けつけて写真を撮る。その時には気がつかなかったが、後で写真を見るとミヤマモンキの♀にモンキチョウの♂が絡んでいたようだ。KAZさんがここにはモンキチョウが多いと言っていたがなるほどほんとにそうだった。
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あきらめて別のポイントに移動しようかという話も出たが、ガスが少し薄れてきて下界の様子も見えるようになったので、以前来たときにやや数の多かった場所までさらに移動する。
ここではシャジクソウで吸蜜するミヤマモンキの写真を撮ることが出来た。
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また、ようやく目的のミヤマシロを撮影することが出来たが、その写真は後日と言うことに。

by dandara2 | 2008-07-21 21:05 | 吸蜜 | Comments(22)
2008年 07月 13日

信州遠征(ハヤシミドリ他)

この日、叩き出しで最初に飛び出したのはハヤシミドリシジミだった。フラフラ飛んで石の上に止まった。
あまり良いポーズではないが、馬鹿にして撮らないと後で痛い目に遭うことが多いのでとにかく撮影。
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カシワ食いのゼフは関東ではなかなか撮影できなくて、ハヤシミドリシジミも撮影したい蝶だったのでうれしい1枚だ。
その後は何頭か飛び出すが、ウラジロミドリシジミに比べて数が少なかった。出てきたのもほとんどが♀のようで、何でもない下草に止まったこの個体は意外に良い雰囲気でお気に入りの一枚となった。
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次に出てきたのはウラミスジシジミ、眠いところを叩き出されてよたよた下に止まったがあまり良いポーズではない。
叩き出しの欠点は1枚1枚の写真が何となく消化不良になってしまうことだろうか。良いポーズになるまで待っていると時間が経つので、ついつい適当なところで妥協して次の叩きに入ってしまう。
このウラミスジシジミも、このままにしておいて叩き出しを続けて、後で見に来てみたら行方不明になっていた。
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ここでは長野県ではほとんど見ることが出来なくなったクロシジミも少数ながら見ることが出来た。
ウラジロ、ハヤシ、ウラミスジ、クロシジミとこれだけの種類が1ヶ所で見られるとはすごいところだ。
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次に場所を移動してジョウザンミドリのテリ張りポイントに行く。
着くと何頭ものジョウザンが飛び回っているが、個体が多くてすぐにスクランブルに入ってしまい意外と写真を撮るのが難しかった。
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ジョウザンは過去に何回も撮っているので、また場所を移動してアサマシジミとウラクロ、ウスイロオナガのポイントに移動。
ヒメシジミに混じって少しだけアサマシジミを見ることが出来た。ウラクロとウスイロも目撃できたが撮影は出来なかった。やや時期が遅かったようだ。
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次にアイノミドリとコヒョウモンモドキのポイントに案内していただく。
時間的にアイノミドリの開翅が撮れるか心配だったけどやはり難しかった。活動終盤の給水時間になって時々吸水に降りては来るがこれと言った写真を撮ることは出来なかった。
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ただここで、アイノとは違うゼフの♀が開翅しているのを霧島緑さんが見つけて教えてくれた。
裏面を確認できなかったので種名の確定は自信がないけどエゾミドリだろうか。ハヤシのようにも思うけど、周囲にカシワはなかったような気がする。(kmkurobeさんやヘムレンさんからジョウザンミドリの♀ではないかとのアドバイスをいただきました。ありがとうございます。)
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メスグロヒョウモンが追飛をしていたので撮影。バックに溶け込んで難しいが何とかそれとわかる写真を撮ることが出来た。
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コヒョウモンモドキは樹林の中のシモツケやトラノオに吸蜜に来ていて、高原の蝶というイメージがあったので意外な感じがした。何となく、植生遷移によって滅びる寸前の姿を見ているような気がしたが気のせいだろうか。
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最後にキマダラモドキのポイントにも案内して頂くが、やや時期が遅かったのか痛んだ個体が多く見られた。
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ここでは数が少ないというウラナミアカシジミも見かける。
ウラナミアカ自体は珍しくも何ともないけど、クヌギが少なくて安曇野ではここで初めて撮影できたというお話にひかれて撮影する。
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盛り沢山の一日だったけどそれぞれkmkurobeさんが足で調べた貴重なポイントを案内していただいて素晴らしい一日を過ごすことが出来た。
本当にありがとうございました。

by dandara2 | 2008-07-13 23:59 | 静止 | Comments(18)
2008年 07月 13日

信州遠征(ウラジロミドリシジミ編)

7月13日の日曜日の朝2時、「蝶の観察記録その2」の霧島緑さんと待ち合わせて信州に向かった。
このところ素晴らしいゼフィルスの写真を撮っている「安曇野の蝶と自然」のkmkurobeさんと5時に会いウラジロミドリシジミのポイントへ向かう。
今回はkmkurobeさんに、「"叩き棒"が折れたが長野まで行かないと買えないから買ってきて欲しい」、と頼まれたのを良い機会に自分用の叩き棒(磯玉網)を購入した。
消耗品だから安いもので良いと言うことだったけど、自分の場合は多分そんなに使わないだろうからちょっと高いが短くたためるものにした。
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ところが現地では、3人で叩いても仕方ないから一人は見張り役をと言うことで、結局叩き棒デビューはならなかった。
叩いても足手まといだと思われたのかもしれない (^^ゞ
実戦投入は冬のルーミス撮影かなー。
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早朝叩いてみると、かなりの確率でウラジロミドリシジミが飛び出し歓喜した。
やや色が濃くて一見ミズイロオナガシジミみたいのが♀だろうか。
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この♀は撮影しているとじわっと翅を開いてくれた。最初は♂♀の区別が頭になかったのでどんなきれいなブルーが出てくるかと思ってどきどきしたけど、地味な黒色で多少がっかりした。
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けれどkurobeさんが♀の開翅だーと喜んでいたのでこれはきっと貴重に違いないとまじめに撮影した。
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♂の裏側は真っ白でほんとにウラジロミドリだ。実はウラジロミドリシジミは初めての撮影になる。
こちらもじわっと翅を開いてくれたが、間からのぞくブルーは深いブルーでものすごくきれいだった。
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やがて翅を開いてくれたが、他のfavoともまた違う色合いのブルーで、写真にするのは難しいけど感激ものだ。
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こちらは別個体、個体によって若干色合いや輝きも異なるようだ。もちろん角度が違うから同じにはならないけど、見た目の印象もかなり違っていた。
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北アルプスを背景にした写真も撮れて最高の出だしになった。
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by dandara2 | 2008-07-13 23:16 | 開翅 | Comments(20)
2008年 07月 09日

オオウラギンヒョウモン(その2:飛翔他)

高原を飛ぶオオウラギンヒョウモンの飛翔写真を撮れたらいいなと思っていたけど、この♂は丈の伸びたススキの周辺を飛ぶことが多くて、なかなか格好いい写真を取れなかった。
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羽化した♀がこんなところにいるのだろうけど、飛翔写真としてはいまいちだ。何とか背景から浮いたものが撮りたいと頑張ってみる。
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一枚だけイメージに近い写真が撮れていた。
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今回は飛翔写真で別の目的もあった。
バスト連射というとカシオのEX-F1がすごいけど、オリンパスにはそれ以前からその機能をもったカメラがあった。
私が使っていたSP-550UZがそれだけど、画素数が130万画素、秒15コマ、シャッターを押す前の5コマ(約0.3秒分)が記録されているというもので、玩具みたいなものだったので使ったことはなかった。
ところがこのカメラ、買ってすぐにフジミドリの撮影の時にレンズ表面を石でこすってしまい擦り傷がついてしまった。
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それで風景などを逆光気味で撮ると画面にフレアが入ってしまう。写真でも画面中央下にそれが出ている。
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1年ほどごまかしながら使っていたけど、せっかく九州に行って風景を入れた広角写真を撮ってもこれでは駄目なので新しくコンデジを買い換えることにした。
買ったのはSP-550UZの後継機のSP-570UZ、バスト連射時の画素数が300万画素に上がったのと、シャッターを押す以前の画像も1秒分ほど残っているのでどんなものか試してみる気になった。望遠も35mm換算で520mmになった。以前のSP-550UZも504mmほどはあったけど液晶が見にくく実際はあまり使い物にならなかった。今度のは少しは良くなっているかなという興味もある。この一つ前のSP-560UZはニコンにOEM供給されてクールピックスP80になったようで、このP80を昆虫写真家の海野さんはすごいデジカメ2として紹介していた。
SP-570UZはバスト連射などの機能はEX-F1には遠く及ばないけど、細かな使い勝手がかなり改良されて、ようやく玩具からちゃんと使えるデジカメになったようだ。
値段も大きさもEX-F1のおよそ半分なのもうれしい。
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早速オオウラギンの飛び立つ瞬間の写真に挑戦してみたけど、かなり使える感じだ。
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ここにはオオウラギンヒョウモンの他に関東では絶滅寸前のツマグロキチョウがまるでモンキチョウの様に飛んでいる。
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道路の横のシロツメクサに来ている様子は、これのどこが絶滅寸前なんだという気にさせてしまうが、これも豊かな草原があるおかげだろう。
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オオウラギンヒョウモンを撮影していたときに、偶然ツマグロヒョウモンが飛び込んできて、他ではあまり見られない貴重なシーンが撮れた。
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帰りの空港へ向かう途中で昼食に名物の馬肉料理を食べた。熊本市内では予約しないと食べれないものだったけど、馬の色々な部位の刺身とかあって面白かった。
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結構ゆったりとした撮影行で途中新しくなった熊本城なども見ることが出来て家内も喜んでいた。
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こんなにゆとりを持って撮影できたのも初日に案内していただいた呑むさんのおかげだと思う。本当にありがとうございました。

by dandara2 | 2008-07-09 23:38 | 飛翔 | Comments(30)
2008年 07月 07日

オオウラギンヒョウモン(その1:吸蜜)

私が蝶の撮影を始めるころと前後して関東とその周辺から姿を消してしまった蝶がいる。
ヒョウモンモドキ、オオルリシジミ、オオウラギンヒョウモンなどがそうだ。
それにクロシジミ、シルビアシジミ、ツマグロキチョウなどがその仲間入りをしつつある。
このうち、ヒョウモンモドキとオオルリシジミは撮影できたけど、九州と本州の一部にかろうじて残っているオオウラギンヒョウモンはまだ撮影できていなかった。
梅雨のこの時期、飛行機の手配や宿の手配が必要な九州はなかなか出かけにくい。
8月の後半から9月の天気が安定している時期に夏眠明けの蝶をねらう手があるけど、どうせ出かけるなら新鮮なものを撮影したいということで、ギャンブル覚悟で7月の5.6日に撮影に出かけることにした。
出かけるについて「呑むさん蝶日記」の呑むさんに問い合わせたところ、親切にも貴重な資料をお送りいただき、なおかつ当日は案内までしていただけることになって一安心。
後は天気だけだけど、こればかりは心配しても仕方ないので晴れ女の家内の念力に期待するとして、天気予報を注意していると何とかなりそうな気配。
この日は熊本市内に宿を取り、翌日の朝に教えていただいた集合場所に出かける。
お会いした呑むさんはブログで想像していた以上に優しい感じの方で一安心。
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期待をしながら歩き始める。前日の雨が残っていて時々霧雨が降ったりして、下草はたっぷり水を吸っていてすぐに靴がぐしょぬれになってしまった。
歩き始めてすぐ1頭のオオウラギンが飛び出したものの、目の前を勢いよく飛んでいってしまった。その後は後が続かない。しばらく歩き回って最初の場所に戻ると、アザミの花に何か止まっている。急いで近づくとやや擦れてはいるけどオオウラギンの♂だった。
とりあえず撮影して周囲を見渡すと、数頭の固体が飛んでいる。その中から鮮度の良い個体を選んで撮影する。
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表から見ると♂は他のヒョウモンと模様も大きさもそう違わない。裏側も一見そうだが、後翅外縁の模様からオオウラギンと判る。何頭もの個体を見るが全て♂だった。
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今年は6月が低温だったのでまだ♀には早いのだろうか。オオウラギンといえばやはり♀を撮影したいものだ。
♂は草の間を飛んでは♀を探しているが、途中アザミの花があるとついと止まっては吸蜜している。それほど個体数は多くはないのだが、アザミの花もそれほど多くはないので、時にはこんな光景も見られる。
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なだらかな斜面ではあるが何度も往復すると結構疲れる。ふと見ると、♂よりも明らかに黒く大きい蝶がアザミに来ている。もしやと思って近づくと待望の♀だった。びっくりする位黒班が大きくて、新鮮な羽化間もないと思われる♀だった。
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アザミに止まりはするものの、なかなか落ち着かなくて少し吸蜜しては飛び上がる。それでもようやく裏面も撮影するが、鮮やかな銀紋とハート模様が図鑑で見た憧れの蝶であることを示している。
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そのうち♂が近づいてきて、一瞬絡むが♀は翅を小刻みに震わせて交尾を拒否している。
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呑むさんとのメールのやりとりの中で、「びっくりするような場所ですよ」とのお話だったけど、なるほど人の生活圏にごく近く、こんなところにまだ生き残っているのかなという感じ。
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オオウラギンヒョウモンは午後には数が少なくなってきたので、早めに切り上げて熊本の市内観光をすることにして呑むさんとお別れすることにした。
ほんとにありがとうございました。
翌日も同じ場所で撮影した。
当然同じような写真が多くなるが、この後いつ来れるかわからないのでチャンスがある限り撮影した。
その中で、昨日とは違う雌に出会ったが、この♀は左前翅の付け根が白く抜けている。
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この白抜けは♂でもみられて個体識別に役立ったが、それによると同じ♂が一定の場所を巡回しているようだ。♀の場合はかなり広い空間を飛び回っているようで同じ個体を目撃すると言うことはなかった。
この♀は昨日の♀に比べると全体的に黒斑の発達が弱いようで、裏面の銀紋の発達もやや弱いようだ。
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残念だったのは、裏面の銀紋の色合いが素晴らしく、ハッとするほどきれいな♀がいて、見た瞬間にやったーと思ったのだがすぐに飛ばれてしまい十分な写真が撮れなかったこと。
目の前を悠然とかつ活発に飛び回る♀に見とれてしまい飛翔用のカメラをかまえるのも忘れてしまった。
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(続く)

by dandara2 | 2008-07-07 19:56 | 吸蜜 | Comments(30)