2008年 10月 20日
このところブログ仲間がクロコノマの蛹や羽化シーンの素晴らしい写真を撮影しているので、先日羽化シーンを撮影された愛野緑さん、この場所を見つけられたhirokouさんに連絡して場所を教えてもらい行ってみた。 私は意外と諦めが早くて、同じ場所で3.4時間も羽化を待って粘れる自信がなかったから、もし羽化しそうだったらカメラのインターバルタイマーで自動撮影しようと目論んで、そのためのカメラ、三脚などを車に詰め込んで出かけた。 残念なことに蛹はいくつも見つかったけど、いずれも羽化まではもう数日かかりそうだ。 一通り蛹を撮影して、成虫を探しに移動すると足元から1頭飛び出した。 すぐに見失ってしまったのでさらに探すと、別の個体が飛び出した。狭い範囲だけど2頭の個体がいるようだ。 近づくと逃げられることを繰り返しながら追いかけると、ようやく落ち着いて止まってくれたのでじっくり撮影する。 ファインダーを覗いているときに気がついたけど、この蝶はストローを出して吸水しているようだ。 飛び立つところをパスト連射しようとしたら逃げられてしまった。 その後止まったところは光線状態が最悪で、パスト連射した写真もこの程度がせいぜいだった。 何回かチャンスがあれば良い写真が撮れるかも知れない。 蛹を探しているときに、家内が呼ぶので見ると桜の木の幹にメスグロヒョウモンが止まって産卵をしている。 あわてて近づいて撮影するが、ちょうど目の高さくらいの場所で足場もよく、じっくり撮影ができた。ただ晴れだったので光線がきつくて撮影は難しかった。 初めての場所なので近くの様子を見ようと一通り回って見ると、一見して青いヤマトシジミが飛んでいた。 これはと思って静止したところを撮影する。かなり青鱗ののったきれいな個体だった。鮮度がもうちょっと良かったらもっと良いのだけど・・ 翅を開いているところばかりを撮影していたけど、この感じもなかなか素晴らしい。ちょっと反省。 最初の場所に戻ると霧島緑さんがいらっしゃった。いろいろ話を聞いて、その後アオバセセリの幼虫を観察したところに案内していただくことになった。 アオバセセリの幼虫には袋がけがしてあったが、見ると中の葉がほとんどなくなり、袋の中を幼虫が移動している状態だったので、幼虫を袋から出して近くのアワブキの葉にとめて全体の姿を撮影する。 途中でアカボシゴマダラの幼虫の場所に案内していただく。そこには3頭の幼虫がいた。 ご自宅で栽培されている枝豆、キウイフルーツなどをお土産にいただいて帰宅した。 その日のビールは、良い香りと甘みのあるおいしい枝豆で最高だった。 情報をいただいた愛野緑さん、hirokouさん、それに霧島緑さん、いろいろ有難うございました。
by dandara2
| 2008-10-20 18:33
| 産卵
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Comments(18)
準備をされての撮影行、クロコノマ羽化に出会えず残念で申し訳なかったですが、成虫に出会われて少しほっとしています。今日の蛹は頭の部分が少し黒ずんだ程度でした。
桜の木に産卵するメスグロというのも珍しいですね。またご夫婦揃ってのヤマトのブルー、とても綺麗な写真です。アオバセセリはかなり大きくなりもうすぐ蛹が見られそうで楽しみです。
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ダンダラ
at 2008-10-20 23:10
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hirokouさん、いろいろありがとうございました。
野外での羽化シーンはそうそう簡単に見られるものではないので、撮影できなくてもそれは仕方ないですね。 それよりも新しい場所を歩けて、皆さんがカメラをかまえていた場所の様子がわかってとても楽しかったです。 狭山には自然に親しむ環境が揃っていて、こちらのフィールドと比較しながらうらやましく感じました。 来週は午前中に所用があるのですが、それが終わってからまたお邪魔しようかなと思っています。
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thecla
at 2008-10-20 23:41
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野外での羽化シーン残念でいたね。でもトライされようというだけですごいと思います。
自分ではトライしようという気にもなりませんでした。こらえ性の無い私には無理です、絶対! 奥様のヤマト青♀素晴らしい。私好みの絵です。
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maeda
at 2008-10-21 06:14
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このヤマトは青すぎです!
こんなのは見たことないです。すばらしい個体ですね。
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ダンダラ
at 2008-10-21 19:27
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theclaさん、手元のカメラのインターバル撮影をチェックして行ったんですが残念でした。
皆さんが撮影されていると自分でも撮影できるのではないかななんて思ったりして・・ でもやはりそう簡単なものではないですね。 どう頑張っても女神様が微笑んでくれないとどうにもなりません。 家内のヤマト、私もお気に入りです。
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ダンダラ
at 2008-10-21 19:30
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cactuss at 2008-10-21 21:05
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ダンダラ
at 2008-10-21 21:44
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cactussさん、クロコノマの蛹は形も良いし、色もきれいで絵になりますね。
ヤマトシジミはこれだけ青いと写真を撮るのにも張り合いがありました。 いまいち天気が悪くてこれ以上開かなかったのが残念ですけど。 霧島緑さんのおかげで収穫の多い一日でした。
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霧島緑
at 2008-10-21 22:40
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先日はご一緒いただきありがとうございました。
ヤマトシジミは良い個体にめぐり合っていたのですね。 アカボシの幼虫は、HPなどで調べた結果間違いなさそうですね。やはり尾端の突起が分かれていないのが識別ポイントのようで、今後の探索に大いに役立ちます。これから越冬期などの観察も興味が深いです。
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fanseab at 2008-10-21 22:58
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ダンダラ
at 2008-10-21 23:52
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霧島緑さん、いろいろお世話になりました。
気になっていたポイントをご案内いただき、幼虫の様子も観察できてとても勉強になりました。 ヤマトは偶然ながら良い個体に巡り会えました。遺伝の要素もあるらしいので、あのあたりは要注意かもしれないです。 アカボシゴマダラ、今後の観察に期待してます。
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ダンダラ
at 2008-10-21 23:55
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fanseabさん、ヤマトの♀はこれから観察が楽しくなりますけど、これは飛んでいるときからはっきりわかるほどに青かったです。
これからは飛んでいるときの色合いに注意してみようと思っています。 アカボシ幼虫はおっしゃるように越冬型ですね。この時は非越冬型の突起を持ったものもいましたが、まだ小さかったので脱皮すると越冬型になるのかなと思いました。
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banyan10 at 2008-10-22 01:23
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ダンダラ
at 2008-10-22 13:22
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banyanさん、私もヒョウモン類の樹幹への産卵はなかなか機会に恵まれず、目撃しても十分な写真が撮れなかったので今回はラッキーでした。
日当たりの状況などが効いているのかと思います。 卵ですが、自分一人のときは老眼が進んでどうせ判らないと思ったので確認せず、霧島緑さんがお見えになった時に、その場所をお教えして探してみましたが、結局わからずじまいでした。 ただ、産卵自体は10分間くらいに及び、樹幹をゆっくり移動しながら何度も尾端を曲げていたし、この写真でもわかると思いますが産卵管を伸ばしていたので、産卵自体はされたと思います。
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clossiana at 2008-10-23 15:09
ダンダラさんもあの場所へいらしたのですね。クロコノマの羽化シーンは残念でしたが、あの場所であれば、何時か撮れると思います。メスグロやミドリの樹幹への産卵は皆さんのブログを見せて頂く毎に、不思議な現象だと思っています。あんなところへ産付されると、孵った幼虫は食草に辿り着くのに大変だと思うのですが、何か合理的な理由があるのでしょうかね?
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ダンダラ
at 2008-10-23 23:14
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clossianaさん、ハイ行ってきました。(^_^)
皆さんが撮影されたところはどんなところかと興味がありましたが、舞台はさりげなくと言った感じでした。 草原性でないヒョウモン類は樹幹に産むことが多いですね。 卵にカビが生えやすいのかなとか、枯れ草に産んでも冬の間に飛ばされてしまうのかなとか勝手なことを考えていますが、実際の所はどうなんでしょうね。
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kenken
at 2008-10-28 20:47
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亀レスにて失礼します。
う~む、シルビア青♀に続いて、ヤマト青♀で、2本目を取られてしまった感じですね。 こりゃ凄い青♀です。縁取りの黒が青を引き立てて、涙ちょちょぎれます。 う~ん、また私もヤマトを追いかけてしまいそうです。
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ダンダラ
at 2008-10-28 22:10
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kenkenさん、今年はシルビアもヤマトも特に青♀を狙っていたわけではないんですが、皆さんよりも先に撮影することが出来ました。
ヤマトもこれだけ青いと探す楽しみが増えますね。 出やすい場所があるような気がしますが、そんなところも気にしながら探してみるのも一興ですね。 |
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