2007年 07月 16日
天候が怪しかったが、「蝶と里山の浪漫紀行」の蝶狂人さんから「安曇野の蝶と自然」のkmkurobeさんが見つけられた林道の情報をいただき見に行ってきた。 現地に着いてみると霧雨が降っており空振りかなと思ったが、今日はフィールドの様子が見られればいいやという気持もあったので車を置いてゆっくり歩き始める。 歩き始めてすぐに目の前のイタドリで翅を広げているジョウザンミドリを発見。止まっている場所が微妙に高いので取りあえず背伸びをしながら撮影し、その後家内にイタドリをそっと引き寄せてもらって撮影する。 多少翅が痛んでいるようだが、それでもきれいな輝きを見せてくれた。 その後霧雨も上がり空が明るくなると開けた空間に多数のジョウザンミドリが飛び交いはじめるが、こうなると静止をしても短時間で、なかなか思い通りの写真が撮れない。 活動時間帯やテリ張りの位置からジョウザンミドリとは思うのだが、やはり裏面の写真も押さえておきたいのだが、なかなか思うようなポーズを取ってくれない。しかし後で見ると家内の撮った写真に理想的な写真があってジョウザンミドリと確認できた。 ウーン素晴らしい。 どうしようかと思ったが、ぐしょぬれになって藪こぎをしても撮影できそうもないので諦めてその素晴らしい輝きを眺めるのみだった。 ここではやや痛んでいるがアサマシジミも見かける。♂もいて翅表も見せてくれた。 11時をすぎるとぱたりと姿を見せなくなったので別の場所に移動することにする。 移動途中はヒョウモン類が多く、シシウドの花には群がるようにメスグロヒョウモン、ミドリヒョウモンが吸蜜に来ていた。 林縁なので他の草原性の蝶はほとんど見かけないが、1頭ギンボシヒョウモンも来ていた。 この時期メスグロヒョウモンが多く、追飛をしていたペアを見つけてとっさにマクロレンズのピントリングを回して手動に切り替えて撮影したが、何とかうまく撮影できた。 こんな時にはピントリングを回すだけで何の前操作なしでマニュアルフォーカスに切り替えられるレンズはありがたい。 余談になるが、家内がジョウザンを撮影中に体がゆらっと揺れて、地震かと思ったが木も電信柱も揺れていないので、立ちくらみかと思ってちゃんと健康診断に行こうと思ったそうだ。 帰りの高速に乗ったら深度6強の地震で日本海側の上信越道が不通になっていて、関越道をサイレンを点滅させた車両が何台も新潟方面に走っていった。 家でテレビを見たら死者まで出る大変な地震が起きたとのことで驚いた。 貴重な情報を教えていただいた「蝶狂人」さん、ありがとうございました。
by dandara2
| 2007-07-16 23:32
| 配偶行動
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Comments(26)
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banyan10 at 2007-07-17 15:10
シシウドに群がるヒョウモンすごいですね。
1ケ所にこれだけ集中するのはなかなか見れないですよね。 メスグロの飛翔が素晴らしいです。雌雄ともピントが合って見事です。
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ダンダラ
at 2007-07-17 18:10
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banyanさん、この日はシシウドに何頭ものヒョウモンが来ているのは見ましたが、さすがにここまで集まっているのは見ませんでした。さらにこの株には他の花にもヒョウモンが群がっていて、全体では20頭以上のヒョウモンが来ていました。
よほど条件が良かったのでしょう。
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蝶狂人
at 2007-07-17 18:32
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やはりいらっしゃいましたか、私は逆方向の東信に行きました。ヒョウモン様の鈴なりが素晴らしいですね。あれ程の数はまだ撮れていません。アサマの近くでしたがウラクロは姿を見せなかったようですね。
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fanseab at 2007-07-17 22:06
今年はジョウザンを撮影するタイミングを逸したので、このような画像を拝見すると
溜息が出てしまいます。奥様の撮影されたチラリズムも最高ですね! ヒョウモンの集団吸蜜は凄い迫力です。この場合、ピントをどこに合わすか? 悩みますが、きちんと中央のミドリに合わせた計算はさすがだと思います。
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cactuss at 2007-07-17 22:50
ゼフ撮影に信州へと思っていたのですが、この天候でさぼってしまいました(^^;
ジョウザン、シシウドに群がるヒョウモンといいこの天候では素晴らしい成果だったのではないでしょうか。 やっぱり飛翔は早いシャッタースピードの方が良いみたいですね。来週、思いっきり試してみようっと。
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ダンダラ
at 2007-07-17 23:27
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蝶狂人さん、ありがとうございました。
おかげさまで天気が今一だったにもかかわらず撮影出来ました。 現地には8時30分過ぎに着いたのでアイノには微妙な時間だったかも知れませんが、いずれにしろ霧雨で無理だったようです。 ウラクロはかなり気をつけてみてみましたが見つかりませんでした。ただここだろうという場所はわかりましたので来年にでも再チャレンジしてみます。
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ダンダラ
at 2007-07-17 23:33
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fanseabさん、私も今年はゼフにあまり恵まれていなくて、撮影したかったアイノにはふられてしまいました。
もっとも長竿なし、長玉なしでのゼフ撮影ですからこんなものかも知れません。 不自由な分だけ面白味もあります。 ヒョウモンの集団吸蜜、おっしゃるようにピントをどこに持っていくかですが、この時はあまり迷わずにミドリヒョウモンにしました。正解だったのでしょうか、fanseabさんにそういっていただくとほっとします。
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ダンダラ
at 2007-07-17 23:39
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cactussさん、天気が悪かった分かえってゼフの翅の色はきれいに出せたかも知れませんね。
たくさんの個体を見かけた割にはなかなか写真は撮れませんでしたが。 ヒョウモンはこんなにたくさんの個体が吸蜜に来ているのは初めてでしたが、なかなかそれが表現出来る位置に止まってくれず、使えるのはほんの少しだけでした。難しいものですね。
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ダンダラ
at 2007-07-17 23:43
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theclaさん、近場ですごい成果を上げられていますから、遠出をする必要はなかったのでは。
こちらは林道の様子がわかってそれなりのチョウの写真が撮れたので満足ですが、時期と天気が会えばもっとすごい成果があっただろうと言うことはkmkurobeさんのブログを見ると良くわかります。 飛翔写真はやはり1/2000位は必要なように思います。是非チャレンジしてください。
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愛野緑
at 2007-07-17 23:58
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ジョウザンも綺麗ですが、ヒョウモンの群がっているところがインパクトがありますね。
こんな場面には出会ったことないですね~。
ジョウザンの開翅、きれいですね。
イタドリの葉によくゼフが静止しますが、この葉の高さが微妙ですね。 時々、脚立がほしくなります。でも手で引っ張ったりしながらなんとか撮影していますが。 信州のゼフは今が旬かな?
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maeda
at 2007-07-18 19:40
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すばらしい数のヒョウモンですね。
こちらでも鈴なりと言うことがあるらしいですが、未経験です。 霧の掛かった林道は一寸不気味です。クマが出そうに思うのですが、白馬は余り心配ないのでしょうか?こちらではやばいです。
ジョウザン良いですね。朝早く行ける範囲に生息地が見つからず、苦戦してるうちに時期が終わってしまいそうです。
ヒョウモン類の集団も飛翔も見事ですね。ストロボを使わない飛翔写真に憧れます。
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ダンダラ
at 2007-07-18 22:34
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愛野緑さん、この時はこれほどの数ではないですが、あちこちでヒョウモンがシシウドやオカトラノオに来ていたので、随分ヒョウモンの多い場所だなと思いながら淡々と撮影していましたが、そういえば見たことはないですね。
良い機会に恵まれたみたいです。
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ダンダラ
at 2007-07-18 22:38
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虫林さん、ジョウザンはテリ張りの位置がちょうど人の背丈前後のことが多くて、撮影出来るけれども微妙な高さですよね。
それでも翅表が撮れる分だけありがたいですが、現地で撮影する時間がちょうどこれくらいなので他のゼフがなかなか撮影出来ません。 信州のゼフはもう少し早いほうが良いような気もしますが、1000m超の場所はちょうど良いかも知れないですね。
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ダンダラ
at 2007-07-18 23:11
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maedaさん、今回は種類は少なかったですが、個体数はかなりのものでした。
熊は出会ったことがないのであまり意識したことはないですが、気にする人は必ず鈴をつけていますね。 ツキノワグマはヒグマと違って体も小さいし、あまり恐怖感はないです。 北海道の熊牧場で見たヒグマは体もでかくて、あの前足ではたかれたら顔が半分なくなるとと思うとぞっとしました。
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ダンダラ
at 2007-07-18 23:17
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furuさん、ゼフはなかなか難しいですよね。
今年はちょっとゼフを撮りたいなと思っていますが、長竿なし、長玉なしなので林道の低い位置に止まっているのしか撮影出来ないので、あまり多くを期待してはいません。 私も良いフィールドを知らないので今回もとにかくフィールドをこの目で見てみたいと思ってダメ元で出かけました。 飛翔をお褒めいただいて恐縮です。ストロボの使い方が下手なので、ノンストロボで撮れるものを撮ろうと割り切っています。
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chochoensis at 2007-07-19 12:13
ダンダラさん、「ジョウザン」綺麗ですね・・・奥様の写真もすばらしいではないですか・・・驚きました・・・。それにしても、素晴らしいフィールドのようでよかったですね。撮影中の地震には驚いたでしょうね・・。
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ダンダラ
at 2007-07-19 19:30
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chochoensisさん、ありがとうございます。
やや時期が遅かったのか、天気のせいか個体数は少なめのようでしたが、それでも目の前を5,6頭のジョウザンがスクランブルしていましたのでなかなか壮観でした。 次のシーズンにはどんな写真が撮れるか楽しみです。
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kmkurobe at 2007-07-19 20:40
さすがに綺麗に撮影されていますね。次回お見えの節はいろいろとご案内させていただきますよ。私もあの林道でエゾがあんなに一杯いたのは1回きりです。
そろそろ上のゴマもシーズンにはいりそうです。
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霧島緑
at 2007-07-19 23:52
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ゼフの撮影には、それなりの困難が付きまとうと思いますが、ご夫婦の連携でカバーできそうですね。撮影条件は良くなかったようですが、ジョウザン良い色が出てますね。奥さんの撮影されたチラリとブルーの翅表が覗く写真は、とても素晴らしいと思います。
ヒョウモンの集団吸蜜は、安曇野の自然の豊かさを象徴しているようですね。配偶行動をとる2種の飛翔写真もバッチリ決まってます。
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grassmonblue
at 2007-07-20 16:48
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多数のジョウザンミドリに、シシウドに群がるヒョウモン類
こんな光景が見れると思うとホッとしますが、さすがに白馬ですね~
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ダンダラ
at 2007-07-20 19:00
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霧島緑さん、ゼフはなかなか難しいですね。ただ眺めるだけのことも多いです。
複数人がいると色々協力出来るので撮影の機会も多くなります、夫婦だと誤って逃げられてもあまり気にしないですむのが良いですね。 ミドリヒョウモンの配偶行動の写真は最初ピントが甘いのでボツにしたのですが、使ってみると意外と良い雰囲気でした。
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ダンダラ
at 2007-07-20 19:05
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grassmonblueさん、関東平地は端境期であまり面白いものがありませんけど、白馬(安曇野)はこの時期はチョウの撮影には絶好の場所ですね。
ちょっと遠くて、ガソリンが高騰している昨今なかなか行きにくい面もありますが、行けばそれなりの写真が撮れますのでついつい足が向いてしまいます。 でもアカボシゴマダラの写真拝見しましたよ。いよいよ東京進出、そちらも目が離せませんね。 |
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