2017年 07月 31日

キリシマミドリシジミ(2017/7/22)

7月22日はNATURE DIARYの虫林さんとキリシマミドリシジミの撮影に行ってきた。

雲がやや多いけど、天気が回復すれば何とかなるかもしれない。

8時少し前にポイントに着いて、念のために足回りを確認すると、やっぱり…ヒルが2匹ズボンをはい回っていた。
虫林さんにも

それを払い落として周囲を見ていたら、虫林さんが「あっ、いた!」と叫ぶ。

指さす方向を見たらメスがちょこんと葉の上に止まっていた。

5~6mと少し距離があるけど、とりあえずは確実にD500で撮影。

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ニコンD500 ニッコール70-200


その後1V3で撮影。

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ニコン1V3 1ニッコール70-300

いずれもノートり


モニターを見るときちんと写っているようで一安心。
1V3+70-300で心配だったコントラストも大丈夫そうだ。

ファインダーを覗いていたら、メスの姿がふっと消えた。
虫林さんが、「飛び降りた」と教えてくれた。

確かにこの写真では下の方をのぞき込んでいるように見える。

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ニコン1V3 1ニッコール70-300


キリシマミドリシジミはメスの裏面が大好きなので、これだけでもう満足。

オスの翅表はおまけの感じがしてきてしまった。

それでも待っていると、やっぱりオスもちゃんと撮りたいなという気がだんだんしてきた。

9時半くらいから、遠くでオスがキラキラ輝きながら飛んでいるのが見えるようになった。

太陽の移動とともに、10時過ぎになって、ようやく撮影距離でテリハリを始めてくれた。

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ニコン1V3 1ニッコール70-300


風が吹いたりすると翅を閉じるので、裏面も撮影することができた。

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ニコン1V3 1ニッコール70-300


そしてまた翅を開く。

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ニコン1V3 1ニッコール70-300

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ニコン1V3 1ニッコール70-300


少し距離があるのでこれが精いっぱいだったけど、やがてテリハリする個体以外に、最初にメスがいた木の周囲を探るように飛ぶ個体が出てきた。

翅表がキラキラ輝いてすごくきれいだけどスピードが速くて撮影できない。

でも、テリハリとは違う生態のような気がして、なんとか証拠程度でもいいからカメラに収めたいと思って、よく飛んでくる葉のあたりにピントを固定して、あとはノーファインダーで蝶を追いながら、シャッターを押しまくった。

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ニコンD500 ニッコール70-200


飛翔の軌道はランダムだから、ただカメラを振り回しているだけの感じで、撮影できた実感は全くない。

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ニコンD500 ニッコール70-200


あまり望遠にするとノーファインダーだから画面から外れる確率が高くなるので、小さくしか映らないことを覚悟で70-200の100mm周辺で撮影。

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ニコンD500 ニッコール70-200


自宅に帰って撮影した写真を見ても、ピントの合ったものは一枚もなかったけど、なんとか様子のわかるものは何枚かあった。

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ニコンD500 ニッコール70-200


オスはテリハリ以外にはこんな感じで配偶相手を探しているんだなというのが少しわかったような気がしてきた。

11時半を過ぎると撮影できる範囲での活動も見られなくなってきたので移動することにした。


次の場所ではヤマキチョウやホシチャバネセセリを期待したけど、少し早いのか姿は見られなかった。

林の中の道では、オオウラギンスジヒョウモンが吸汁していた。

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ニコンD500 ニッコール70-200

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ニコンD500 ニッコール70-200


50mくらい歩いた明るい草原では、今度はウラギンスジヒョウモンがオカトラノオで吸蜜していた。

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ニコンD500 ニッコール70-200

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ニコンD500 ニッコール70-200


少しの距離の違いだけど、林の中の縁ではオオウラギンスジ、林に接した明るい場所ではウラギンスジと、両種の生態の違いがはっきり分かって面白かった。

ここではあまり撮影した記憶のないコキマダラセセリも何頭かいた。

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ニコンD500 ニッコール70-200

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ニコンD500 ニッコール70-200


ミヤマカラスシジミもいたけど、オスが多かった。

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ニコンD500 ニッコール70-200

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


時期が少し早かったので、目的の蝶は撮れなかったけど、いつもとは違う種類が見られて、これはこれでうれしかった。

虫林さん、いろいろありがとうございました。




by dandara2 | 2017-07-31 10:15 | 配偶行動 | Comments(16)
Commented by maximiechan at 2017-07-31 18:12
キリシマミドリシジミ素晴らしいですね。
メスの裏面が大好きなので、これだけでもう満足・・・それでも待っていると、やっぱりオスもちゃんと撮りたいなという気がだんだん・・・なんだかその気持ちとってもよく分かります。
ヒルは嫌ですね。
Commented by さっちゃん♪ at 2017-07-31 20:13 x
こんばんは
キリシマミドリシジミ 綺麗ですね。
メスは粋な和装というイメージで私も好きです。
オスは洋装で貴公子かな・・・笑
6枚目のお写真 チラッと見えるキラキラ輝いた色が素晴らしいです。
Commented by ダンダラ at 2017-07-31 21:58 x
maximiechanさん、ありがとうございます。
ヒサマツは裏面のV、キリシマはメスの裏面…これが撮れることが目標ですよね。
表はきれいだけど、どれも似たり寄ったりで…なんていうとゼフィルスマニアの方に怒られそうですが。
キリシマのいるところはヒルが多いですね。
Commented by ダンダラ at 2017-07-31 22:06 x
さっちゃん♪さん、キリシマミドリのめすはゼフィルスのメスの中でも独特だから、やっぱり撮れると嬉しいですね。
キリシマはオスの裏面もきれいですね。
個性豊かな種類で、撮りにくいということもあって、ゼフにはあまり興味のない私でも撮影したい種類です。
6枚目の写真、おっしゃる通りで私もお気に入りの一枚です。
Commented by yurinBD at 2017-07-31 23:00
キリシマミドリシジミの雌♀の裏翅、美しいですね~♪
これだけ美しいと撮影中もドキドキするのではないでしょうか。
いずれ一度は撮影してみたいものです。
雄♂の表翅、裏翅も撮られて、素晴らしいですね!
半開翅の姿が素敵です。
充実した撮影行になりましたね!
Commented by dragonbutter at 2017-07-31 23:51
さすがにベテランのお二人だと引きが強いですね。
メスの独特の翅裏にうっとりしました。
蛭は考えただけでぞっとします。
Commented by mikiosu at 2017-08-01 06:44
こんにちは。
キリシマミドリシジミはやはり♀の裏翅が魅力的ですよね。
自分はまだ♂しか見たことがないので羨ましいです。
♂も開翅、半開翅、裏翅&飛翔シーンまで撮られて素晴らしいです。
今年もゼフィルスが見られるのもあとわずか。まだチャンスがあると良いのですが…。
Commented by clossiana at 2017-08-01 12:29
考えてみれば、幾らテリ張りでライバルを追い散らしても、そこに♀が来なければ、又は、いなければ意味はない訳ですから、そこで仰られていますように“探雌飛翔”をするのでしょうね。これがテリを張らない種であれば“さまよい飛翔”となるけど基本は♂が♀を探すという点では共通
していますね。それにしても遠くからでも♂も♀の裏面をきちんと撮られているのが凄いです。
Commented by ダンダラ at 2017-08-01 15:47 x
悠凜さん、ありがとうございます。
キリシマのメスの裏面は別格ですよね。
撮影中は、ちゃんと撮らなくてはと思う方が先で、緊張したりドキドキすることはありませんが、やっぱりアドレナリンは出ますね。
翅表は木の上で開くことが多いので、なかなかきれいには撮影できませんが、半開翅はチャンスが多いですね。
Commented by ダンダラ at 2017-08-01 15:49 x
dragonbutterさん、虫林さんと久しぶりに会ったので、すっかりお任せの撮影行になりました。
メスはあまり活発には飛ばないので、見つけるのが難しいですけど、この時はすぐに撮影できてラッキーでした。
ヒルは嫌ですね。
Commented by ダンダラ at 2017-08-01 15:51 x
みき♂さん、メスの裏面はキリシマミドリの最大の特徴ですよね。
オスの輝きもきれいですが、メスが撮れるとさらにうれしいです。
キリシマミドリはこれからまだチャンスがあると思います。
素敵な出会いがあるといいですね。
Commented by ダンダラ at 2017-08-01 15:56 x
clossianaさん、おっしゃる通りだと思います。
メスはあまり活発には活動しない感じで、テリハリで出会えるのか疑問がありましたが、今回雌が自発的に飛び出したので、食草近くでテリハリしていれば出会うこともあるのかなと思いました。
テリハリが終わるころには、発生木の周囲を飛ぶ個体が出てきたので、時間によって行動のパターンが変わるのかもしれません。
Commented by midori at 2017-08-01 16:39 x
キリシマのメスの裏翅は独特で美しいですよね。
魅力タップリです。“これでもう満足”...わかる
気がします。でも、オスもちゃんとゲットされたん
ですね。よかったですね。
オスの金緑も最高ですよね(*^_^*)。
Commented by naoggio at 2017-08-01 20:17 x
キリシマはなかなか難しいですね。
でも美しいメスの裏翅にオスの開翅、飛翔まで撮影されていてさすがですね。
新鮮なウラギンスジヒョウモンの翅裏もとても綺麗です。
↓のウツボグサのお花畑でのミヤマシロ吸蜜(特に6〜8枚目)もとてもいいですね。こんなに密生している場所ありましたっけ?
ミヤマモンキは私はメス1頭しか撮影できなかったので羨ましいです。
Commented by ダンダラ at 2017-08-01 21:47 x
midoriさん、おっしゃる通りでキリシマのメスの裏面は独特できれいですよね。
ゼフの中でもピカ一の存在だと思います。
正直、メスを撮ったらもういいかなと満足してしまったんですが、ついてから30分も経っていないので、さすがにそれではあきらめがよすぎるだろうと反省しました。
自分の場合、撮影したいシーンがあると、そのことを考えていると何とか撮影できることが多いんですが、この時はオスに対する撮影意欲が薄れてしまったので、それをもう一度盛り上げるのにちょっと時間がかかりました。
でも、オスが出るまでに少し時間がかかりましたので、気持ちの方も何とか盛り上げることができました。
Commented by ダンダラ at 2017-08-01 21:53 x
naoggioさん、キリシマミドリの撮影は確かに難しいですね。
今回は虫林さんとご一緒できたおかげで何とか撮影できました。
ミヤマシロのウツボグサですが、ほんの一か所だけ花が少しまとまって咲いている場所がありました。
ミヤマモンキは、ほんの数メートルの範囲ですが、吸蜜しやすい場所があったので無事撮影できました。


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