2017年 07月 04日

チョウセンアカシジミとキマダラルリツバメ(2017/6/24)

6月24日は山形在住の自然写真家、永幡さんの案内でチョウセンアカシジミを撮影してきた。

チョウセンアカシジミは、最近は放蝶などによって、あちこちで見られるようになってきたみたいだけど、本来の生息地に住むチョウセンアカシジミの写真を撮りたいとリクエストして案内いただいた。

最初に案内していただいた場所は、発生の遅い場所ということで、まだ発生していないようだった。

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探し回った結果、かろうじて一頭が下草の中に静止していた。
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家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


次には、農家の田んぼの周辺に生息している場所に案内していただく。

農家の方に挨拶して探し始めるけど、ここは素晴らしい場所だった。

田んぼの中にはトノサマガエルが何頭もいた。

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最近はトノサマガエルもあまり目にしない。

田んぼの周りの用水路にはコウホネが咲いていた。

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名前は聞いていたけど、自然状態の花は初めて見た。

農家の周囲には何本ものトネリコが生えている。

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ポンプのある木の根元にはうろがあって、中に板が何枚か置いてあった。

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なんでもここにチョウセンアカシジミが蛹化するんだとか。

板を取り出してみると、なんとほんとに蛹が付いていた。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


寄生されていたみたいだけど、ちょっとびっくりし感激した。

チョウセンアカシジミを探し始めるけど、今年は個体数が少ないのかなかなか見つからない。

永幡さんが周囲を探し回り、ようやく何頭かのチョウセンアカシジミを見つけることができて無事撮影できた。

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家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


トネリコの低木のある場所を探していたら、足元から1頭が飛び出した。

新鮮な個体で、羽化間もないのか不活発。

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家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


確認したら、周囲の風景が入っていても良いということなので、広角のモデルになってもらった。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


後ろの人影は、当日永幡さんに同行した大学の生徒さん。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


この後、トンボの調査をする方たちと合流して、近くの湿地に移動。

そこは素晴らしい湿地で、トキソウやサワランが群生していた。

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トキソウもサワランも野生のものは初めて見るので大喜びで撮影。

トキソウ

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サワラン

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こんな花たちが自生しているなんてちょっと信じられない。

この湿地にはトンボも何種類もいた。

小さなハッチョウトンボがたくさん飛んでいた。

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あと、オゼイトトンボ、エゾイトトンボ、クロスジギンヤンマなどを教えていただく。
(写真が多くなるのでそれは割愛)


一通り撮影ができたので、お礼を言ってお別れし、新潟のtomatsuさんから、2日前に福島のキマダラルリツバメが発生したという情報をいただいたのでそちらに移動する。

15時半くらいに着いて、現地でtomatsuさんと合流してポイントに移動すると、たくさんの方が見えていた。

しばらくは姿が見えなかったけど、16時を過ぎたら一頭のキマダラルリツバメが現れた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


止まるとすぐに開翅してくれたけど、翅が少し傷んでいた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


なんでも前日から良いモデルさんになったくれた個体のようだ。

この個体、前翅の斑紋が下の斑紋とつながってH型になるタイプの個体だった。

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ニコンD500 ニッコール70-200


後翅にHの一部が隠れているけど、下に黒線が伸びているのが何とかわかる。

しばらくしてもう一頭、新鮮な個体が現れたけど、20人近い人が取り囲んで撮影するので、カメラを向けるだけでも大変。

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ニコンD500 ニッコール70-200


家内が翅表を撮影していた。

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家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


私は人の多さに圧倒されて撮影できなかった。

ちょっと消化不良のキマダラルリツバメだったけど、撮影できただけでもいいかなと満足して帰宅することができた。

当日山形の素晴らしい場所をご案内いただいた永幡さん、キマダラルリツバメの発生情報を知らせていただいたtomatsuさん、ありがとうございました。



by dandara2 | 2017-07-04 16:09 | 異常型 | Comments(22)
Commented by naoggio at 2017-07-04 16:38 x
大遠征お疲れ様でした。
ネイティブチョウアカが撮影できて良かったですね。
広角で撮られた写真から周囲の感じが伝わってきます。
学生さんの入った写真もいいですね。
福島のキマルリはやっぱり表がきれいですね。
H型まで撮影されていたとは驚きました。
↓ただでさえ貴重なこの地域のアサマシジミですが交尾まで撮影できたんですね。おめでとうございます。
雌雄とも新鮮な個体でいい写真になりましたね。
Commented by ダンダラ at 2017-07-04 21:25 x
naoggioさん、ありがとうございます。
気になっていたチョウセンアカシジミの本来の生息地の様子を確認できて良かったです。
今度は、繁殖を広げている場所の様子も見てみたいと思いました。
福島のキマルリの翅表はおっしゃる通りできれいですね。
でも、そうでない地域の翅表も、naoggioさんのおかげで撮影することができましたので、より知識が深まりました。
アサマシジミは某プロジェクトのおかげで、いろいろ勉強できて喜んでいます。
Commented by mikiosu at 2017-07-04 22:13
こんにちは。
山形のチョウセンアカシジミに福島のキマダラルリツバメと長駆遠征、お疲れさまでした。これだけ成果があれば疲れも吹っ飛びますね♪ ハッチョウトンボも私には数年前からの課題で、羨ましい限りです。
Commented by yurinBD at 2017-07-05 05:45
チョウセンアカシジミ、綺麗ですね~♪
脚の縞々模様も素敵ですね~。
周辺の風景が長閑で良いですね、こうした環境の中で確り命を繋いで欲しいです。
キマダラルリツバメ、表翅と裏翅が両方見えているお写真、美しいです!
奥様が撮影されたラストの表翅、濃いブルーがこれまた美しいですね~♪
Commented by ダンダラ at 2017-07-05 16:18 x
みき♂さん、ありがとうございます。
運転できなくても、家内が同道してくれるので行く気になりますが、一人だと出かけないかもしれないですね。
トンボについては全く分からないので、現地でも思わず、豚に真珠とつぶやいてしまいました。
Commented by ダンダラ at 2017-07-05 16:24 x
悠凜さん、ありがとうございます。
目的だった、本来の生息地の様子を見ることができて素晴らしい遠征になりました。
ここの農家もご主人が高齢で、もうあと何年田んぼが維持できるかということになるんでしょうが、素晴らしい場所でした。
キマダラルリツバメは今年は個体数が少ないみたいで、全部で3頭くらいしか出てくれませんでしたが、最後の個体が一番きれいで、家内が翅表を撮ってくれて助かりました。
ほんとは尾状突起もきちんと撮れていると良かったのですが、自分では撮れなかったので、翅表が写っているだけでも万歳という感じです。
Commented by otto-N at 2017-07-05 19:50 x
今日、保全協会の会誌の発送作業の手伝いに行ってきました。
今度の24号では、永幡さんの真室川のチョウセンアカシジミの記事が載っており(フライング閲覧)、ダンダラさんの記事と合わせ興味深く拝見しました。
遠いのでなかなか行く機会がありませんが、いつか見てみたいと思います。
キマダラルリツバメには御無沙汰してますが、あの妖しいルリ色をまた見たくなってきました。
Commented by midori at 2017-07-05 20:01 x
チョウアカの環境写真、興味深く拝見させて頂きました。
自然のチョウアカ、美しいですね(*^_^*)。

キマルリポイントでの思いがけない再会、とても嬉しかったです。
奥様にも、とても親切にして頂き感激しました。
ありがとうございます。
また、どこかで...宜しくお願い致します(*^_^*)。
Commented by dragonbutter at 2017-07-05 22:49
チョウアカは福島のあの場所で撮っていますが、もともといた場所で撮りたいものです。
環境を入れた広角写真が素晴らしいです。
キマルリは去年行きましたが、あまりの人の多さに別ポイントに移動しました。
まあ自分も多い人の一部だったわけですが。
Commented by 霧島緑 at 2017-07-06 01:50 x
みちのくの自然の豊かさを感じますね。背景に見るのどかな
田園風景は本当に癒されます。
地元を知る永幡さんの案内は、心強いですね。
発生初期のキマルリの色彩は魅力的ですが、撮影者が多すぎるもの抵抗がありますね。出来れば、人に遠慮しないでじっくり撮影できれば云う事ないのでしょうが・・・
私も行ってみたくなりました。
Commented by clossiana at 2017-07-06 11:02
永幡さんとご一緒というのはかなり羨ましいですね。それに背後に写っている農家の佇まい、トキソウ、トノサマガエル等々、ほのぼのとした雰囲気が何か、懐かしさを感じさせてくれます。出来るものなら、そういうところに、どっぷりと身を浸していたいです。
一方で撮影の場に大勢というのは私は全くの苦手です。皆さん、それぞれなんでしょうが私の場合は煙草を吸いながら、のんびりと対象の蝶を眺めていたいです。この悪癖が保証されていないとダンダラさんのように消化不良になりそうです。
Commented by tomatsu at 2017-07-06 13:53 x
山形から長旅させてしまい、すみませんでした。
私も23日の夜から24日の早朝まで山形で蛾の撮影をしていたので、お聞きしたときは偶然に驚きました。
山形は蛾や甲虫類も豊富で、なおかつ新潟から近いので良く出かけます。
また、機会があれば蝶撮影に同行させてください。
Commented by ダンダラ at 2017-07-06 13:59 x
otto-Nさん、保全協会の会誌の次号はそんな内容が含まれるのですね、楽しみです。
山形は遠いですよね。
この日も朝4時に出て、帰宅したのは22時でした。
キマルリは出てくるのが遅いので、それでなくても帰宅は遅くなるわけですけど、この日は待ち時間はほとんどなくて移動ばかりでした。
来られていた方は、泊りの方もずいぶんおられたようです。
キマルリだけだと、朝ゆっくりでも間に合いますね。
Commented by ダンダラ at 2017-07-06 14:03 x
midoriさん、お久しぶりでした。
お顔を見た時にはびっくりしましたが、考えてみればある意味当然の成り行きでしたね。
チョウアカは遠くて大変でしたが、なんとか撮影できてすっきりしました。
来年はもう少し近い所で様子見をしようかと思います。
Commented by ダンダラ at 2017-07-06 14:07 x
dragonbutterさん、チョウアカはおっしゃるところでも撮れますね。
今年は鮮度もまあまあだったようですが、いつもはぼろなのでカメラを向ける気になれません。
キマルリのポイントはほんとに人が多いですね。
最初に行った頃はあまり人はいませんでしたが、最近はほんとにすごいですね。
でもポイントとしては抜群のところですよね。
だから人も来るんでしょうが。
Commented by ダンダラ at 2017-07-06 14:12 x
霧島緑さん、今回は永幡さんのおかげで素晴らしい環境で写真を撮ることができました。
キマルリはほんとにそうですね。
まあ、あそこのご主人にしてみれば多少の経済効果もあるでしょうから、人が多いのは仕方ないのかもしれないですね。
何回か行っていれば、良い写真が撮れることは間違いない場所ですから、貴重なポイントだとは思います。
Commented by ダンダラ at 2017-07-06 14:17 x
clossianaさん、ありがとうございます。
今回はそういった雰囲気の写真が撮りたくて、永幡さんにお願いしましたので、なんとか撮れてよかったです。
最初は個体数が少なくて、どうなることかと心配しましたけど…
撮影環境としては、目的の蝶がいて、それにゆっくりと向かい合えるというのが理想ですね。
ただ、他の方のお世話になることも多いので、そのポイント立てるということだけでも十分幸せですが。
Commented by ダンダラ at 2017-07-06 15:02 x
tomatsuさん、いろいろありがとうございました。
そうですか、早朝まで蛾の撮影をされていらしたんですか。
それでまた出かけられるとはすごいファイトですね。
人が多くてゆっくりできませんでしたが、また撮影にご一緒したいですね。
今後ともよろしくお願いします。
Commented by なつ at 2017-07-07 00:57 x
キマルリではご一緒させていただきありがとうございました!!
撮影者の多い日でしたが何とか撮影する事が出来て嬉しかったです。
チョウアカも本来の発生地での撮影も楽しまれて羨ましいです。
ハッチョウトンボの湿地…トンボも好きなのでちょっと気になる私です(笑)
Commented by ダンダラ at 2017-07-07 13:18 x
なつさん、その節はお世話になりました。
たくさんの人でしたが、皆さん無事に撮影できて良かったですよね。
チョウアカは何とか気になっていたシーンを押さえられて案内していただいた永幡さんに感謝しています。
トンボもお好きなんですね。
私は詳しくないのでわかりませんが、湿地があれば結構いるみたいな感じでした。
でも遠いですよね。
Commented by name-kawa at 2017-07-12 21:08
ダンダラさん、こんばんは。
私は、今回、初めてチョウセンアカシジミを撮影しました。
保護区に案内していただいての撮影でしたが、気持ちが高ぶり、ピントを合わせるのが大変でした。
ダンダラさんは、何度か撮影に来られているようですが、チョウセンアカシジミは本当にかわいいですね。
Commented by ダンダラ at 2017-07-12 21:47 x
name-kawaさん、保護地で保護をされている方に案内していただいてチョウセンアカシジミを撮影されたのは素晴らしい経験でしたね。
やはり興味本位で見に行くのと、保護をされている方に案内していただくのとでは中身が違いますからね。
チョウセンアカシジミは、おっとりした感じで、自分の世界をゆったり楽しんでいる感じがして好きな蝶です。


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