2017年 03月 07日

小畔川便り(カントウタンポポと蝶たち:2017/2/28)

2月28日は風もなく穏やかな日だった。
朝のうちは気温が低かったけど、昼ころには暖かくなった。

川原を歩くと、ベニシジミが顔を出した。

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ニコンD500 ニッコール70-200


土手には新しいカントウタンポポが咲いている。
花茎も長く伸びているので、これは期待できそうだと思っているとモンキチョウが吸蜜に来た。

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家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


カントウタンポポとセイヨウタンポポとの区別点である総苞の様子がわかる写真が撮れてうれしい。

しばらくすると別の個体も吸蜜に来た。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


あまり飛び回らない個体がいたので、羽化間もないのかなと思って、例によってカメラを構えて他の個体が絡むのを待っていたら、期待通り来てくれた。

ファインダーに蝶の姿が入った瞬間にシャッターを押すけど、なんか一瞬にぎやかになったような気がしたので、あとで確認すると計3頭が写っていた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


1頭はすぐに飛び去って、1頭がちょっとの間絡んでいた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


絡まれたのは黄色のメスだろうか。
おなかがちょっと大きいような気がするけどよくわからない。

撮影していたら、モンキの白いタイプのメスが飛んできて、オオイヌノフグリで吸蜜を始めた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


今度は求愛か、運が良ければ交尾が見られるかなと思ってみていると、オスが来て絡んだけど交尾はしなかった。

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ニコンD500 ニッコール70-200


カントウタンポポにヒメアカタテハが来て吸蜜を始めた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


これもカントウタンポポの特徴がよく出ている写真が撮れた。

小畔川便り(カントウタンポポと蝶たち:2017/2/28)_f0031682_19204446.jpg
ニコン1J5 1ニッコール10-30


このヒメアカタテハはその後オオイヌノフグリでも吸蜜を始めた。

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ニコンD500 ニッコール70-200


おなかがすいていたのか、ずいぶんゆっくりと吸蜜してくれたのでじっくり撮影できた。

小畔川便り(カントウタンポポと蝶たち:2017/2/28)_f0031682_19204339.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200


オオイヌノフグリの群落での吸蜜は、絵になってうれしい。
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家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


ある程度撮れたので、広角でも撮影する。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30

幸い散歩の人影も途絶えたので、広々とした感じを出すことができた。

小畔川便り(カントウタンポポと蝶たち:2017/2/28)_f0031682_19202826.jpg
ニコン1J5 1ニッコール10-30


裏面もなかなか素敵だ。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30





by dandara2 | 2017-03-07 19:34 | 吸蜜 | Comments(10)
Commented by field24k at 2017-03-08 11:05 x
おはようございます。
ひとつ前の記事のモンキチョウ 興味深く拝見し、勉強させていただきました。
関西はどうもチョウの出が2週間以上遅い気がしますが、先日ようやくモンキチョウを撮影できました。
前翅裏から表が透けてるようで、どうも個体変異というより斑紋異常あるいは羽化不全かなと思ってました。
ダンダラさんの記事の前翅の亜外縁の黒点も認められず、これもヒアレモンキチョウの特徴を持つものなんでしょうかね?

いずれにしろ、こちらはベニシジミもモンシロチョウもまだで、これから寒い中お出かけです。
Commented by yurinBD at 2017-03-08 20:59
新鮮なベニシジミ、モンキチョウ、ヒメアカタテハを美しく撮影されておられますね♪
カントンタンポポでの吸蜜がまた素晴らしいです!
これまでカントウタンポポはあまりないものという先入観がありましたが、今後はきちんと確認してみます。
ヒメアカタテハの広角、よくここまで飛ばれずに寄ることができますね!相手が蝶を愛するダンダラさんだと蝶も接近を許してくれるのかもしれませんね♪
Commented by ダンダラ at 2017-03-08 21:46 x
field24kさん、モンキチョウもきちんと研究すればいろいろあるもんですね。
私もほとんど知識がなくて、いろいろ教えてもらってなるほどと思いました。
関西は天気予報を見ていても、今年は雨や雪が多い感じがしますね。
関東は逆に平年より雨が少なくて、自宅前の川も底が見えています。
モンキチョウの写真、拝見しました。
ヒアレモンキチョウと同様の傾向かどうかは、私もそれほど知識があるわけではないのでよくわかりませんが、確かに変わった個体ですね。
このところはっきりしない天気が続きますが、早く春になってほしいですね。
Commented by ダンダラ at 2017-03-08 21:55 x
悠凜さん、ありがとうございます。
カントウタンポポは、幸いに自宅前の川の土手にはたくさん生えていますが、全体的には危機的な状況のようなので、少しでも写真に撮れればと思っています。
ご自宅周辺にもあるといいですね。
ヒメアカタテハの広角は、たまたま吸蜜に夢中な個体だったのが幸いしましたが、もともと存在感が薄い人間なので、蝶にとってもその辺の草と一緒なのかもしれませんね。
Commented by banyan10 at 2017-03-09 18:56
今週は時間はそこそこ取れるのですが確定申告で撮影には行けていません。
土手は蝶も花も賑やかになっていますね。
ヒメアカは新鮮な個体で特に広角はこの時期らしい背景で素晴らしいです。
Commented by Sippo5655 at 2017-03-09 21:39
いよいよ新生蝶のお出ましですね!!
モンキチョウ眩しいくらい綺麗~♪
ベニシジミも早いですね。
私もそろそろ撮影に出かけられそうなので
最初に誰に出会うのか
今からワクワクでっす(*´∇`*)
Commented by ダンダラ at 2017-03-09 21:47 x
banyanさん、3月はいろいろとありますよね。
私も先日近くの出張所に行ってきました。
ここにきて花も増えてきましたので、天気さえよければ楽しめそうですが、3月に入って意外と撮影に適した日が少ないです。
ヒメアカも今年はぽつぽつと出てきてくれています。
先日はちょっとびっくりなのも出ました。
Commented by ダンダラ at 2017-03-09 21:48 x
Sippoさん、個展お疲れさまでした。
ほっとされているでしょうね。
春の蝶ももうすぐいろいろな種類が出てきてくれますから楽しみですね。
Commented by naoggio at 2017-03-10 10:15 x
普段セイヨウタンポポとカントウタンポポの違いはあまり意識していませんでしたが、
額が垂れ下がっていない分カントウタンポポの方が横から撮った時まとまりがありますね。
セイヨウタンポポでも同じような構図で撮れたら見比べ画像として面白そうですね。
オオイヌノフグリとヒメアカタテハの広角画像が雰囲気があって素敵です。
Commented by ダンダラ at 2017-03-10 14:32 x
naoggioさん、確かに撮影するときにはカントウタンポポかセイヨウタンポポかなんてことはほとんど意識していませんよね。
ここの土手にはセイヨウタンポポがほとんどなくてカントウタンポポのみということは、ここに引っ越してきてすぐに気が付いて、すごく珍しいなと感心したことがあります。
それでも今までは、モンキの初見とかそんなことに気をとられていましたが、定年になって時間ができたのでそんなことにも気を付けて撮影するゆとりができました。
環境写真と一緒に撮影しておけば、何年か後には貴重な記録になりそうな気もします。


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