2017年 03月 04日

小畔川便り(モンキチョウの変異:2017/2/25.26)

2月25日は晴れて風がない。
気温は平年並みとのことだけど、日差しは強く、南向きの土手の斜面は暖かい。

川原では、2月17日に1頭出てきただけでその後姿が見えなかったベニシジミの姿があった。

f0031682_21411607.jpg
ニコン1J5 1ニッコール10-30


カントウタンポポで吸蜜してくれた。

f0031682_21411783.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200


撮影していると霧島緑さんがお見えになった。

オオイヌノフグリでも吸蜜してくれたので二人で仲良く撮影。

f0031682_21441869.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200

モンキチョウもオオイヌノフグリで吸蜜。

f0031682_21411724.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200

f0031682_21411002.jpg
家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


カントウタンポポにも吸蜜に来た。
f0031682_21411628.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200


撮影していると、昨年話をしたモンキチョウを採集しているTSさんがいらした。

最近はTSさんとは親しく話をしていろいろ教えてもらったりしている。

今日はネットに入れたモンキチョウを見せてくれて、前翅の亜外縁の黒点がほとんどないという。


その場で放してくれた個体を撮影した。
残念ながら前翅の上のほうに少し傷があり、足もネットの中で痛めてしまったのか止まり方が不自然だ。

f0031682_21411725.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200


図鑑のコピーをいただいたけど、それによれば、こういった特徴を持つものにヒアレモンキチョウ(Colias hyale)という種類がいて、モンゴルなどに分布しているようだ。

モンキチョウ(Colias erate)でも同様な特徴を持つものが、ここでは500頭に1頭くらいの割合でみられるとのこと。

クツカケモンキチョウ同様、そう言った変異の割合を調べるために、ネットに入れた個体は、重複のカウントを防ぐためにはさみで翅を切って逃がしていたという。
一昨年はマジックでマークして放していたそうだ。

昨年の春に我々と会って、採集したのはどうするんですかと聞かれて、カメラで撮影している我々には、そうした処置をしているとは答えにくく言葉をにごしたようだ。

それで我々も誤解をしてしまったわけだけど、その後は撮影している人がいるということが分かったので、採集しても、記録をつけて何もしないで放しているということだった。

まあ我々も、他のスプリングエフェメラルが出るようになると、モンキチョウを追いかけることはほとんどしなくなるので、ほんの一時、お互いが楽しめるように気を使ってもらえばいいわけで、その後はいろいろと教えてもらっている。


注意してみていたらもう一頭同様な特徴を持つ個体がいた。

f0031682_21411020.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200


どうもここはこう言ったタイプが見られる確率が高いような気がする。

その後は公園に行って、ムラサキシジミやウラギンシジミの越冬状況を確認していたら、アカタテハがサザンカに吸蜜に来ているのを霧島緑さんが見つけてくれた。

f0031682_21410900.jpg
ニコン1J5 1ニッコール10-30


この個体も後翅にビークマークがある。

f0031682_21411024.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200



26日も前日同様穏やかな晴天だった。

今日はカントウタンポポとわかる吸蜜写真を撮りたいと思って見に行ったら・・・ない!!??
いくら探しても2株とも姿が見えない。

ここに遊びに来る保育園の子たちが摘んでしまったのかもしれない。

毎日先生に連れられて公園に来たり、この川原を歩いたりしているので、タンポポの花が咲き始めたのでうれしくて摘んでしまったのかなと想像。

散歩のおばさんが摘んだとしたら、いろいろな人が春を楽しんでいるのに自分勝手な人だなと腹立たしいけど、小さな子供なら腹も立たないので、きっとそうに違いないと思うことにした。

残念ながら吸蜜は撮れなくなってしまったけど、ベニシジミはこの日も姿を見せてくれた。

f0031682_21405431.jpg
家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


f0031682_21405388.jpg
家内撮影 ニコンD5500 ニッコール55-200


モンキチョウはホトケノザで吸蜜していたけど、花が小さく草の中なので、なんとなくバランスが悪いように思えるのは、カントウタンポポがなくなってしまったショックからだろうか。

f0031682_21405981.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200


2頭が絡んでいるところを撮影するけど、この時期は長くは絡まないので結構難しかった。
f0031682_21405873.jpg
ニコン1V3 ニッコール10.5

f0031682_21405409.jpg
ニコン1V3 ニッコール10.5

f0031682_21405487.jpg
ニコン1V3 ニッコール10.5


オオイヌノフグリでヒメアカタテハが吸蜜してくれた。

f0031682_21405982.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200


この日は結構たくさんの蝶を見たけど、そんなわけでタンポポに来る写真が撮れなかったので、ヒメアカタテハの吸蜜は結構うれしかった。

f0031682_21405961.jpg
ニコンD500 ニッコール70-200




by dandara2 | 2017-03-04 22:11 | 異常型 | Comments(10)
Commented by 22wn3288 at 2017-03-05 08:27
モンキチョウの変異には気がつきませんでした。
詳しく調べている方がいるのですね。
教えて頂けて良かったです。
チョウも各種出てきて、春近しを感じます。
Commented by yurinBD at 2017-03-05 16:16
この季節はオオイヌノフグリ、タンポポが大人気ですね!
ベニシジミがオオイヌノフグリで吸蜜する姿は可愛らしさがあり良いですね♪
カントウタンポポは貴重と聞きますので、吸蜜シーンを撮影され、素晴らしいですね!なくなってしまって残念です。
この季節でのアカタテハのサザンカ吸蜜も貴重ですね!
Commented by fushiginomori at 2017-03-05 17:16
もう色々な蝶たちが出ているのですね。
春のベニシジミはオレンジが鮮やかでとても魅了句的です。
モンキチョウはあまり注意して見たことが無いのですが、黒い紋の無い個体がいるのですね。
今年はまだモンキチョウを見ていませんが、注意してみます。
Commented by さっちゃん♪ at 2017-03-05 20:10 x
こんばんは
ヒアレモンキチョウのお話
とても興味深く拝見しました。
私のブログで1月31日モンキチョウ吸蜜シーン主人編の1枚目の異常紋もそうですか?お忙しいところ申し訳ありませんがご教示お願いします。
誤解も解けてよかったですね
Commented by ダンダラ at 2017-03-05 21:25 x
旅友さん、モンキチョウの変異は、それについて専門的に研究している人でないと気が付かないのではないでしょうか。
私も初めて知りました。
蝶も暖かい場所ではずいぶんにぎやかになってきましたね。
Commented by ダンダラ at 2017-03-05 21:29 x
悠凜さん、この時期はおっしゃるようにこの2種の花が主な吸蜜源のようですね。
あとはホトケノザが入りますが、ちょっと人気が落ちるようです。
カントウタンポポは、この時期しか花が咲かないので、ほぼ一年中花をつけるセイヨウタンポポに押されていますね。
両種の雑種もできて広がっているみたいで、かなり危ない状態みたいです。
今年は少し意識して撮影しようと思っています。
サザンカはこの時期にはほとんど吸蜜に来る蝶がいないので、珍しいシーンになったと思います。
Commented by ダンダラ at 2017-03-05 21:33 x
fushiginomoriさん、ここにきて平地の普通種はかなりの数が見られるようになりました。
ただ、ここは南向きの土手なので、そうでない場所ではまだまだ姿を見るのが難しい感じです。
それでもあと1週間もすればかなりの場所で見られるようになるんではないでしょうか。
モンキチョウも、注意してみるといろいろなことがあるんだなというのがわかりました。
Commented by ダンダラ at 2017-03-05 21:37 x
さっちゃん♪さん、ご主人の写真拝見しました。
おそらく同じタイプの個体でしょうね。
異常型というより、遺伝が絡んでいるように思うので、このタイプが出やすい場所があるのかなと考えています。
もう少しすると、なんだモンキチョウかといってカメラを向けなくなってしまいますが、本格的に他の蝶が出るまでの間、少し気を付けて撮影されてみてはいかがでしょう。
Commented by naoggio at 2017-03-06 14:05 x
モンキチョウ黒点消失型、500頭に1頭よりは多そうな(汗;)。
まあ確率というのは偏りがちなので、統計をとるには大変な根気が必要でしょうね。
後で撮影された個体の方が特徴がはっきりしていますね。
野原も日増しに賑やかになってきて嬉しい限りです。
ヒメアカタテハ、きれいですねえ。早く会いたいなあ。
Commented by ダンダラ at 2017-03-06 21:52 x
naoggioさん、この比率については、その場で2頭が撮影できたので、確率は高いみたいですねと言ったら、いや500頭に一頭くらいですよという返事でした。
細かに話はしませんでしたが、確かに少し離れた場所では見ていないし、時期的なものもあるのかなと思いました。
この方は年間を通して(昨年は95日、1600頭)調べているので、この場所に関しては間違いないと思います。
また、その度合いもこれくらいを含めているのかどうかわかりませんが、図鑑で見た限りはこんな感じでした。
ちなみにクツカケタイプも2頭いたそうです。
蝶の数も増えてきましたね。


<< 小畔川便り(カントウタンポポと...      小畔川便り(2月末での越冬蝶の... >>