2016年 12月 31日

小畔川便り(2016年の最後の日の観察中の蝶の状況:2016/12/31)

ここにきて晴れても気温が上がらず、川原では飛んでいる蝶の姿が見られなくなった。
いつもの公園でも、気温が10度を下回っているので、晴れていても活動する蝶の姿が見られない。

2016年の最後の日、観察している蝶の姿を一応記録にとどめておこうと思う。
29日と30日に撮影したものだ。
暖かい日があればまだ活動するかもしれないし、寒い日が続けばこのうち何頭が無事冬を越せるだろう。

ムラサキシジミは、越冬集団が2つある。

マテバシイの葉で越冬中の9頭からなる集団

29日に撮影した時には8頭だった。
この日は雲が多くて寒く、ムラサキツバメは横になっている状態で、とても蝶が活動できるような日ではなかった。

ところが、30日の11時過ぎに見に行くと、9頭に増えていた。
この日も朝方は気温が低く、観察した時には日陰には霜がバリバリに凍っていた。

いったいいつ活動したのか ?? だったけど、よく考えると、29日の13時過ぎには雲も取れて多少暖かくなったので、その時に活動したのかもしれない。

この時期の蝶は、13時過ぎには活動をやめてねぐらに入るので、その頃にはスーパーで買い物をして帰宅していた。
このチョウの活動についてはまだよく知らないことがあるなと感じた日だった。

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マテバシイに引っかかった枯葉で越冬している集団。
少し見にくいけど、ここにも9頭の個体がいる。
ここの集団も29日には8頭だったように思うけど、見にくい位置で、画像も不鮮明なので確信が持てない。

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ムラサキツバメは現在8頭を確認している。

ツバキの葉で越冬中の2頭

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浅間の煙さんが見つけてくれた。

マテバシイの葉で越冬中の2頭

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アラカシの葉でも2頭が越冬中

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ツバキの葉で越冬中の個体。

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枯れ枝を仲間と思っている風情。
飛び出してもここに戻ってくる。

かなり傷んだ個体。

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上に雨・雪を遮るきちんとした葉もないので、いつまで無事でいられるだろうか。


ウラギンシジミは5頭を確認。


A個体としておく。
一時はサザンカの花が咲いてきれいだった。

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B個体
きれいな個体だ。

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C個体

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D個体

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E個体
D個体のすぐ近くにいるが、後翅がかなり破れている。

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このうち何頭が冬を乗り切れるだろう。


成虫ではないがジャコウアゲハの蛹も観察している。

昨年同様、幹で蛹になったもの。

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細い枝先で蛹になったもの。

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ベンチの下で蛹になったもの。

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他にもいくつか見つけているけど、寄生されているのでそれらは除外。

モンキチョウの新成虫が飛ぶのが例年だと2月中旬
それまではこれらの無事を確認するのが仕事になりそうだ。



by dandara2 | 2016-12-31 06:00 | 越冬 | Comments(8)
Commented by himeoo27 at 2016-12-31 09:04
これらの中で私もムラツ、ムラシ、ウラギンの継続観察を
行っています。
貴兄の上記の写真の中で最も興味を持って拝見したのは、
「青葉の上」のムラサキシジミ「8頭集団」です。
私の拙く、乏しい観察記録では
ムラサキシジミのみで「青葉の上」の越冬は2回程度です。
他はムラサキツバメの中に混じって青葉の上で越冬してい
ました。
これまでムラサキシジミは蜘蛛の糸が絡まった枯葉の塊の
中にローンウルフのように1頭づつが基本と考えていました。
集団は数年前に観察したルーミスが飛び込んだ6頭集団が最
高だったので「8頭」には吃驚しています。
いずれにしても私の知らないことが多いと痛感した1年でし
た。来年もよろしくお願いいたします。
Commented by uke-en at 2016-12-31 11:08 x
個体数も多いのでしょうけれど、これだけのものを継続観察されて
いることには、流石と思うしかありません。
ムラサキシジミ(だけではないですが)は、例年より個体数が多い
とのご印象でしょうか。集団数や集団の個体数がこれまでになく多
いように思われます。

個体数は写真で確認されていると存じますが、増えたのはたまたま
隠れていたものが動いて見えるようになったからということはない
のでしょうか。こんなに多いと数えにくそうです。そんな目にあっ
てみたいですね。
Commented by Sippo5655 at 2016-12-31 12:46
真冬でもこれだけたくさんの子たちを見つけられて
越冬頑張る子たちを励ましていると
こちらも元気をいっぱい貰えますね!

ジャコウの蛹もこんなにいっぱい!?
凄いですね。
ウマノスズクサが豊富に生えているのでしょうか。

今年も一年間、お世話になりました。
また来年度もどうぞ宜しくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。
Commented by 浅間の煙 at 2016-12-31 18:23 x
オフシーズンに何回も楽しませて頂き有難うございました。
これだけ沢山の越冬ポイントを確認していると、年明けの暖かい日にまた飛び出すのが楽しみですよね。
モンキやコツバメにはまだまだ早いですから、それまでのつなぎ観察として好い環境だと思います。
Commented by ダンダラ at 2016-12-31 19:01 x
ヒメオオさん、この時期は成虫越冬の個体の観察は、写真が撮れるというだけでもうれしいですね。
ムラサキシジミのマテバシイの青い葉での集団越冬は、以前にもどなたかのコメントの返事に書きましたが、若干のクモの糸があります。
いつもだと左側にあるクモの巣のようなところに(茶色のごみがあったりする)2頭程度が越冬するのですが、今年はこんな集団になりました。
最初の一頭を除いては仲間の姿を確認してきているようですが、おっしゃる様にかなり珍しい状況だと思います。
観察を続けるといろいろなことがわかりますね。
来年もよろしくお願いします。
Commented by ダンダラ at 2016-12-31 19:05 x
uke-enさん、私自身はあまり探索は得意ではないのですが、狭い範囲に集中しているので、これだけの数が観察できています。
おっしゃる様に今年は越冬個体が多いように思います。
秋の気候が関係していると思いますが、昨年とは違って川原での非越冬タイプの成虫はだいぶ早く見られなくなりました。
越冬状態での数ですが、毎回写真で確認しているので大丈夫だと思います。
撮影していると、集団に飛んでくる個体もかなり目にします。
Commented by ダンダラ at 2016-12-31 19:09 x
Sippo☆さん、近くの公園なのでちょうど良い散歩の動機づけになっています。
天気の良い日に一通り公園を歩き、川原を歩いて帰ると、うっすらと汗を書いて下着を変えるくらいです。
ジャコウの蛹のすぐ近くの土手にはウマノスズクサの小群落が2か所ほどにあります。
実は今年ホソオチョウを見た方がいるのですが、私は観察していません。
来年の要注意になっています。
今年はご一緒出来て楽しい時間をいただきました。
来年もよろしくお願いします。
Commented by ダンダラ at 2016-12-31 19:12 x
浅間の煙さん、こちらこそお役に立てて良かったです。
春、夏にはまたいろいろご迷惑をおかけすると思いますがよろしくお願いします。
今日は暖かでしたが、蝶は飛び出しませんでした。(どうもムラシが一部活動したようですが)
モンキの活動まであとひと月ちょっと…これが結構長いんですよね。


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