2016年 10月 15日
10月10日はnaoggioさんご夫妻、虫林さんたちとヒサマツミドリシジミを撮影に行った。 本来はもう少し早く出かけて、メスがあまり傷まないうちに撮影したかったけど、今年は天気が悪かったり、お互いの予定がうまく合わなかったりして延び延びになっていた。 この日がダメだったら来年に延期するしかないかなと思っていたけど、天気も何とかなりそうなので出かけることにする。 ポイントに着くと予想に反して雲が結構あり肌寒い。 首が痛くなるほど空を見上げていると、少しずつ雲が薄くなってきてようやく日が射し始めた。 蝶が飛び出したので、もしかしてと見たらウラナミシジミだった。 残念だけど、蝶が動き出すようになってきたから、もう少ししたらと期待が膨らむ。 それからしばらくして風に吹かれる木の葉にしては少し動きがおかしいような気がして見ていると、女性陣の近くに降りた。 大喜びで駆けつけて、ほんとにヒサマツか確認する。 後翅のVの白線が見えるから大丈夫だろう。 ストローを伸ばして吸水している。 そのうち翅を開いた。 家内の写真が続くのは、我々が近づく前に撮っていてくれたから。 AB型だから間違いなくヒサマツ。 やれやれこれで今年も何とか撮影することが出来たと安心する。 ふっと飛び立ったので、あれっと思ったけど、近くの崖の水がしみだしているところで吸水を始めた。 かなり落ち着いてくれたので、みんなでカメラを向けて十分撮影。 B斑が薄いのは、撮影の角度(影を見ると太陽の確度の違いが大きいかも)もあるけど、時期が遅くて鱗粉が落ちてしまったからだろうか。 このメスは10分くらいモデルを務めてくれた後、飛び上がって姿が見えなくなった。 車に戻る途中では、ウラナミシジミがモデルになってくれた。 家内は偶然飛び立つところを撮影していた。 ケイトウで吸蜜する個体がいたのでカメラを向けるけど、良いポーズはとってくれなかった。 崖ではアカタテハが現れたけど、すぐに飛び立ってなかなか写真が撮れない。 家内がまたまた飛び立つところを撮影していた。 秒5コマ程度のカメラなのに、よく撮影するなと感心してしまう。 少し移動して、ウラジロガシを見に行ったら、虫林さんがヒサマツの卵を見つけてくれた。 自分一人だったら絶対見つからないし、探そうともしなかっただろう。 みんなでわいわい言いながら撮影。 いいおじさんが、一人は枝を持ち、一人が LEDライトを持ち、もう一人がカメラを構える。 当人たちは真剣だけど、他の人が見たらちょっとおかしな図に違いない。 それでも何とか卵も写すことが出来た。 皆さんありがとうございました。
by dandara2
| 2016-10-15 19:04
| 吸水
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Comments(21)
ご苦労様でした。
ヒサマツミドリの♀の吸水シーンの写真は見るたびに興奮しますね。石の上の開翅では、青色がきれいにでていますね。水際の水の輝きもなかなか味があってよいです。 また、よろしくお願いします。
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先日はたいへんお世話になりました。
なかなか行く機会がなく今年はもう駄目かなと思っていましたが良かったです。 5枚目、すごくいいですね。岩上から睥睨している感があって面白いです。 AB紋もしっかり出ているし。私の方はブルーが出ませんでした。 卵も粘った甲斐あってきれいに撮れていますね。
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himeoo27 at 2016-10-16 08:36
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ダンダラ
at 2016-10-16 15:51
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虫林さん、お疲れさまでした。
撮影できてよかったですね。 かなり待たされて、やっと表れてくれた時にはほんとにやったーという感じでしたね。 今度はきちんときれいな状態の個体が撮りたいですね。 こちらこそよろしくお願いします。
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ダンダラ
at 2016-10-16 15:54
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naoggioさん、今年は天気が悪くてどうなるかと思いましたが何とか撮影できてよかったですね。
時期的にかなり傷んだ個体でしたが、今年は撮影できただけでも良しという感じですね。 卵の撮影は難しかったですね。 でも皆さんがいたおかげで、何とか納得いくレベルの写真が撮れました。 楽しい経験でした。
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ダンダラ
at 2016-10-16 15:56
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ヒメオオさん、今年はヒサマツの撮影は現場に行っても7割がた無理かなという感じだったので、1頭だけでしたが撮影できてよかったです。
撮影は、最初の一枚が撮れるまでが、ある意味一番楽しいかもしれないですね。
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kazenohane at 2016-10-16 22:45
こんばんは。
ヒサマツミドリシジミの名前は聞いたことがありますが、 こんな秋も深まった季節にも見られる蝶なんですね。 確かにミドリシジミのAB型の模様ですね。 このゼフも撮影の難しそうな蝶ですが、よく撮影できましたね。
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22wn3288 at 2016-10-17 09:29
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ダンダラ
at 2016-10-17 09:57
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kazenohaneさん、ヒサマツのメスは秋になってから撮影のチャンスがあります。
それまでは休眠しているようです。 撮影の難易度はかなり高いですね。 オスは発生地ではなく、テリハリポイントに行かないと撮影できないし、メスは吸水ポイントがわからないと撮影できないし、随分苦労しました。 撮影できたのは蝶仲間のおかげです。
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ダンダラ
at 2016-10-17 10:01
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旅友さん、ヒサマツのメスは秋での撮影が唯一のチャンスかなと思います。
ポイントは、おっしゃる様に簡単には見つからないので、知っている方に教えてもらうしかないかと思いますが、下手をすると採集者が押し寄せるので難しいところです。
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banyan10 at 2016-10-17 18:33
目的ヒサマツに出会えて良かったですね。
独特のVライン・メスのAB型美しい~、羨ましい~です。この時期まで見られるとは...母蝶強しですね。 5枚目の写真、とてもいい色が出ていますね。 卵まで撮影できるとは、いい遠征だったのでは...
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cactuss at 2016-10-17 19:51
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yurinBD at 2016-10-17 21:14
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ダンダラ
at 2016-10-17 21:20
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banyanさん、今回は時期的にやや遅く、だいぶ色あせた感じでしたが、それでもAB型はきれいですね。
おっしゃる様になぜか女性のところに行きますね。 女性が良く見つけるのは、脳の作りが違う(女性は子育てのために、同時にいろいろなことに気が付いたり、作業ができる)のである程度納得できるのですが、蝶が寄っていくのはどうしてなんでしょうね。 卵の撮影は、3人でああでもないこうでもないとかなり苦労しました。
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ダンダラ
at 2016-10-17 21:23
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midoriさん、今回は天気にも恵まれず一番良い時期を逃してしまい、当日も天気がいまいちで、6.7割がたあきらめていたんですが、何とか吸水時間に晴れてくれました。
卵は、私は全く想定していなかったので、3人で出かけたおかげだと思います。
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ダンダラ
at 2016-10-17 21:27
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cactussさん、ヒサマツは私もようやく昨年撮影することが出来ましたが、関東だと難易度は高いですよね。
成虫の出初めの撮影チャンスについては、私も経験不足でよく知りませんが、ちょっと難しいみたいですね。
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ダンダラ
at 2016-10-17 21:32
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yurinさん、ありがとうございます。
メスの翅表のAB型はゼフィルスの中でも一番の美しさですよね。 この時期のメスは卵の成熟のために吸水に来るそうですが、天気に恵まれないと降りてこないので結構難しいです。 この日は運が良かったです。
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ぜphy900
at 2016-10-18 02:05
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昨年に続き、今年もヒサマツ雌の吸水を撮影され、羨ましいです。このような生態は是非観察してみたいものです。
さらに、越冬卵も大変興味深いです。どのような条件の木のどんな位置に産卵されるのか見てみたいものです。 おめでとうございます。
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霧島緑
at 2016-10-18 02:18
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前コメントは、私のものです。ネームを間違えました。
失礼しました。
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ダンダラ
at 2016-10-18 07:51
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霧島緑さん、何とか今年も撮影できましたが、今年は昨年に比べて条件が厳しく苦戦しました。
吸水に降りてきたメスはしばらくは落ち着いてくれるのですが、降りてくる場所、天気の条件が難しいです。 卵の撮影はある意味奇跡でした。 |
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