2016年 09月 01日

小畔川便り(台風の後:2016/8/24.26)

8月22日、台風9号の雨で自宅前の川原は水につかってしまった。

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8月22日

ここに引っ越してきて15年くらいになるけど、こんなに増水したのは初めてだ。
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8月24日

水が引いた後、普段はこんな感じ。

ギンイチもキアゲハも当分だめだろう。

別のギンイチの発生地の様子はどうかなと思って、24日に見に行く。

いつもの場所ではイチモンジセセリ以外は全く蝶の姿はなかった。

少し歩くと、ようやくモンキチョウの姿が見えた。

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他にはヤマトシジミ、ツバメシジミ、ヒメウラナミジャノメなどの姿が見えるけど、ギンイチの姿は見えない。

なにも写真が撮れそうもないので、モンキチョウに注意を向けると、吸蜜しているメスにオスが絡んでいる。

配偶行動を広角で撮れそうなので、チャレンジしてみた。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


メスは吸蜜に夢中だし、オスはメスに夢中で、両方ともカメラには無関心だから、簡単に近づくことが出来た。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


そんな感じで追いかけていたら、メスが産卵態勢をとり、追いかけて行ったオスは目の前でホバリングをしている。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


モンキチョウの産卵を撮ろうとした方はわかると思うけど、産卵時間はせいぜい1.2秒、長くても5秒くらい。
マクロや望遠でも、良いアングルで撮るのは至難の技、ましてや広角で近づいて撮るなんて無理。

たまたまこの時は、広角で撮っていたから、メスが葉に止まると同時にカメラを近づけて撮影できた。
しかも絡んできたオスまで写っている。

撮れた時は、ヤッタネと心の中でガッツポーズ。

ギンイチはあきらめて引き返そうと思ったけど、それでもと思って、いつもはあまり来ない対岸の土手の草地を少し見てみることにした。

土手を数メートル歩き始めたら、ギンイチが飛んだ。

メスなのであまり遠くには行かない。

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ニコンD500 ニッコール70-200


脅かさないようにそっと追いかけて、無事撮影することが出来た。

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ニコンD500 ニッコール70-200


こっち側でも発生しているんだ―と思ってもう少し歩いてみたら、キアゲハがアカツメクサで吸蜜している。

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ニコンD500 ニッコール70-200


自宅前とは少し違う風景なので、広角でも撮影。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


立ち上がったらモンキチョウの交尾ペアが飛び上がって、少し前に着地。
やったー、今日はモンキチョウについてるなと思ってこれも撮影。

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ニコン1J5 1ニッコール10-30


結構敏感で、近づくとすぐに飛び立つ。

そこで、交尾飛翔にも挑戦。

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ニコン1V3 ニッコール10.5


モンキチョウの交尾飛翔って速いし、土手だから自由に追いかけられず結構難しい。
うまくは撮影できなかった。

26日は、そろそろ落ち着いたかなと思って自宅前にも様子を見に行く。
冠水の跡が残っている。

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ギンイチは見かけないし、この前たくさん飛んでいたキアゲハも、コスモスがほとんど倒れてしまって、1頭を見かけただけだった。

冠水しなかった場所を見てみたら、見慣れないジャノメの仲間が・・・

あれっと思って見たらヒカゲチョウ。

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ニコンD500 ニッコール70-200


ここではあまり見ないので、とっさには何だろうと思ってしまった。

ウラギンシジミもいくつも見かける。

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ニコンD500 ニッコール70-200


コミスジも多い。

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ニコンD500 ニッコール70-200


頭の上のクズの葉にイチモンジチョウが止まった。

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ニコンD500 ニッコール70-200


ふと横を見るとスイカズラの葉がある。

そういえば前にここにアサマイチモンジがいたなと思いながら、止まっている個体を見るけど、ちょっと遠いし、葉の陰になっていてよく見えない。

アサマイチモンジだったらいいなーと思いながら、少し下りてきて、横を向いたところを撮影。

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ニコンD500 ニッコール70-200


画像を拡大してみたら、後翅の区別点にVの字が・・・やったーアサマイチモンジだと喜ぶけど、下には降りては来てくれなくて、これが精いっぱい。

それでもまだいるのがわかって大収穫だった。




by dandara2 | 2016-09-01 14:44 | 配偶行動 | Comments(11)
Commented by naoggio at 2016-09-02 14:57 x
増水した川の写真、怖いですね。なんだか日本じゃないみたいです。
こんな時は河原の生き物達は災難ですね。
時間が経ってギンイチ等が御自宅前にもまた復活してくれるといいですね。
モンキチョウ♀の産卵、ナイスです !
アサマイチモンジも健在で何よりでした。
Commented by clossiana at 2016-09-02 16:31
台風で水かさが増すと、普段の穏やかさからは全く想像出来ない程に川の表情が一変してしまうのですね。
恐ろしいです。でもダンダラさんのお宅には被害が無かったようですので何よりでした。
モンキの求愛シーンと交尾シーンの話は面白かったです。求愛や吸蜜の場合には案外と無防備にカメラの接近を許しているのに交尾後ではかなり敏感だという点です。他の蝶だと、むしろ逆ですよね。
Commented by mikiosu at 2016-09-02 17:12
こんにちは。
川は氾濫しなくて良かったですね。
モンキチョウの求愛シーン、とりわけ産卵シーン&♂の警戒飛翔(?)が興味深いです。
余談ですが、自分の70−200ミリズームレンズは埃が入っていて写りが良くなかったようです。修理の前に売ってしまいましたけど…(苦笑)。
Commented by ダンダラ at 2016-09-02 22:36 x
naoggioさん、さすがにこの日はもう1メートル増水すればやばいかなという感じでしたが、何とか乗り切りました。
もう2Kmほど下流は、よく氾濫する場所のようで、そのための雨水調整池もあるようです。
ギンイチが今後どうなるかですが、ちょうど成虫の時期だったので、何とか逃げ延びてくれているのではないかと思いますが、場合によっては越冬巣の調査なども必要かもしれないです。
モンキチョウの産卵写真、ありがとうございます。
Commented by ダンダラ at 2016-09-02 22:44 x
clossianaさん、建物は道路からさらに2mほどは土台が高くなっているので、ここに関しては心配していませんでしたが、画面右外には何軒かの一軒家があるんですが、そこの方はちょっと心配したかもしれないですね。
求愛と交尾、おっしゃる様に種類によっては逆の場合に敏感だったりするのがありますね。
吸蜜中のメスもオスに気をとられていたのかもしれませんね。
Commented by ダンダラ at 2016-09-02 22:47 x
みき♂さん、ありがとうございます。
モンキチョウの産卵と、その近くで求愛中のオスが一緒に写っている広角写真は、多分もう撮れないように思います。
70-200はそうだったんですか、状態が良ければお気に召したかもしれないのに残念でしたね。
Commented by 22wn3288 at 2016-09-03 08:20
モンキチョウの配偶行動が良く見れますね。
新鮮なな個体で綺麗です。
ギンイチも綺麗ですね。
アサマイチモンジも居るのですね。
自然の残る環境ですね。
Commented by yurinBD at 2016-09-03 12:50
広角で産卵や交尾飛翔、配偶行動を確りと捉えられ、さすがですね~♪
蝶たちがとてもイキイキして見えます!
ギンイチモンジセセリ、アサマシジミも素敵です。
近場でも観察すべき対象がたくさんですね!
Commented by ダンダラ at 2016-09-04 07:46 x
旅友さん、モンキチョウは秋になって個体数が増えてきましたね。
産卵や配偶行動もよく目にしますよね。
ギンイチは自宅近くでは個体数が少なくちょっと心配です。
草刈りの時期がかなり影響しますね。
自宅前の川は、護岸工事もほとんど行われず、カワセミなども生息していて、コンパクトな中に程よく自然も残っていてよい場所です。
Commented by himeoo27 at 2016-09-04 09:55
「アサマイチモンジ」埼玉県内では増えてきて
いるのでしょうか?
このブログを読んで先日県内で撮影したイチモ
ンジチョウの写真の中に2コマだけですが、ア
サマイチモンジが混じっていました。
Commented by ダンダラ at 2016-09-04 21:41 x
ヒメオオさん、アサマイチモンジは、一時埼玉県では確実な生息地がないということが言われていたようですが、最近はそうでもないようですね。
私も自宅近くで4か所ほど確認しています。
数が増えているかどうかはよくわかりませんが、イチモンジと似ていますから、気が付かないということもあるようですね。


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