2016年 06月 22日
6月18日は蝶友のお誘いでヒサマツミドリシジミの撮影に行ってきた。 今までも気になっていた場所ではあったけど、ちょっと大変そうな場所のようなので、家内を連れていくのには二の足を踏んでいた。 今年はゼフ全般にあまり芳しくないような状況で心配だったけど、予想通りというかなんというか、蝶友が長竿でぺしべしやっても全く何も出てこない。 まあ、はじめての場所なので、テリハリ場所などを教えていただきながら、その特徴を考えたりしていたので退屈はしなかった。 そうこうするうちに、ようやく蝶の姿が・・・ ウラキンシジミも久しぶりなので、撮影できてうれしいけど、ヒサマツかもと喜んだ後なので、やったーというわけにはいかなかった。 ウツギの木のところで何かが動いたので見るとトラフシジミ。 何回かポイント周辺を歩き回って、そろそろテリハリ場所を絞って待機することにして、よく来るという場所に行く。 待っていると、ホシミスジが飛んできた。 こちらも久しぶり。 その後、ヒサマツらしい個体が飛んできたけどテリハリすることなく姿を消してしまった。 むなしく時間だけが過ぎてゆく。 太陽が動いて、その場所の雰囲気も何か違うなという気がしてきた。 自分がヒサマツだったらここには来ないなという気がしてきた。 今日一日案内していただいた場所の特徴から、何がヒサマツのテリハリ場所として適した条件なのか少し解ったような気がしたので、それに合致した場所はないかと探しながら歩く。 そうこうするうちに、ここが良さそうだなと思った場所に来たので、上を見上げるとゼフが飛び出した。 カメラを向けるが、こういう時には、1V3のフォーカスの遅さがもどかしい。 すぐにあきらめて、像が小さいけどD500でとりあえず撮影。 モニターで拡大してみると、ヒサマツに間違いないようだ。 後翅のV字がうれしい。 少し遅れて蝶友たちも合流して撮影会が始まった。 なかなか思い通りの位置には来てくれないけど、開翅もしてくれた。 色合いは、肉眼で見てもこんな感じだった。 やれやれこれで何とか撮影できたという安堵感が広がる。 帰りの時間になったので、現地でご一緒した皆さんに挨拶して帰ることにする。 途中ミヤマカラスアゲハが1頭路上で吸水していた。 自分が運転していたら、まっいいかと思ってそのまま通り過ぎてしまったかもしれないけど、車を止めて撮影開始。 きれいな個体だった。 なかなか落ち着かず、吸水場所を探して飛び回るところも写っていた。 この日ここまでに切ったシャッターの倍くらいをここで撮影する。 皆さんの撮影が一段落したところで、近づいて広角撮影。 ところが暗くて大半が手ぶれ。 自宅に帰って確認後、早速カメラの設定を見直した。 念願だったヒサマツの渓谷を訪れることが出来、無事撮影までできたのは、声をかけてくれた蝶友のおかげだ。 それに現地でご一緒した皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
by dandara2
| 2016-06-22 06:14
| 産卵
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Comments(26)
ヒサマツ,おめでとうございます.
茨城県から撮影に行こうと思っても生息場所は遠いし,ポイントも知らないので私にとっては高嶺の花です.今年はゼフが不作の中での撮影はさすがです.ミヤマカラスもとても綺麗です.
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banyan10 at 2016-06-22 07:26
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22wn3288 at 2016-06-22 08:49
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HemlenK at 2016-06-22 09:08
ヒサマツ!やりましたね。おめでとうございます。V字の模様が翅表以上に光って見えます(*^^*)
いつか見てみたいけれど、いつになることか(^_^;) 相当に大変な場所なのですね。とにもかくにも、おめでとうございます。 ミヤマカラス吸水も息を飲む美しさです(^^)v
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kazenohane at 2016-06-22 09:47
おはようございます。
ヒサマツミドリシジミの撮影おめでとうございます。 撮影は、草原で花を訪れる蝶とは全く違う領域ですね。 高い梢で、しかも遠く、難しそうな感じがしました。 何か鳥を撮影するような気がします(笑) 長い望遠レンズがあると引き寄せられますね。
当日は大変お世話になりました。
また長時間の探索本当にお疲れ様でした。 大苦戦でしたがダンダラさんのおかげでなんとか姿を見る事ができて良かったです。 蝶の気持ちがわかるなんてあの歌のとおりの境地になってきましたね(笑)。 ウラキンシジミ、きれいに撮られておいでですね。 私は失敗でした。300mmにテレコンつけていたのでちょっと近過ぎたようです。 ヒサマツもミヤマカラスアゲハも良い角度できれいに撮られておいででさすがだなあと思いました。 是非またよろしくお願い致します。
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ダンダラ
at 2016-06-22 11:53
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ibatyouさん、ありがとうございます。
関東からだと、ヒサマツは撮影しにくい蝶ですよね。 ポイントは以前から知ってはいたのですが、なかなか出かけられないでいました。 今年は本当にゼフが少ないですね。 案内していただいた方も首をひねっておられました。
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ダンダラ
at 2016-06-22 11:56
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banyanさん、関東にいる我々にとっては、ヒサマツは最後の難関になりますね。
ヒサマツ特有の生態もあって、オスの開翅はなかなか難しいと思いました。 それで昨年は雌の吸水から攻めましたが、今年はオスも撮れてよかったです。
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ダンダラ
at 2016-06-22 11:59
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旅友さん、関西の方ではそれほどでもないのかもしれませんが、関東ではかなり難しいと思います。
ミヤマカラスアゲハは本当にきれいな個体で、撮影されていた皆さんも、きれいだなーとため息をついておられました。
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ダンダラ
at 2016-06-22 12:03
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ヘムレンさん、ありがとうございます。
このV字は、蝶をやるものの憧れですよね。 この場所は、うっかりすると命の危険が伴いそうな場所でした。 特に長竿を振る方は、バランスを崩すと大変なことになりそうで、はらはらしながら見ていました。 ミヤマカラスは本当にきれいで、うまく表現できるかと思って、かなりの枚数を撮影しました。
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ダンダラ
at 2016-06-22 12:10
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kazenohaneさん、ありがとうございます。
ヒサマツは、草原の蝶の撮影とは全然違うし、他のゼフとも全く異なる感じの撮影になりました。 住んでいる環境が全く違って、はじめてのオスの撮影だった私には、驚きの連続でした。 撮影には望遠(できれば35mm換算800mm以上)が必須ですね。
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ダンダラ
at 2016-06-22 12:18
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naoggioさん、こちらこそ本当にお世話になりました。
おかげさまで、ようやくヒサマツを撮影できました。 お仲間のSさん、Yさんにも大感謝です。 撮影条件は厳しかったですね。 あきらめかけて撤収に入る寸前の成果でしたが、皆さんがいなければもっと早く帰っていたと思います。 良い思い出になりました。
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midori
at 2016-06-22 19:23
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目的蝶撮影おめでとうございます。
遠征した甲斐がありましたね。 V字開脚が素晴らしい〜です(*^_^*)。 個体も新鮮そうで美しい!! ウラキンスタートというのも羨ましいです。 帰り際のミヤカラも美しいのなんの・・・(*^_^*)!! 素敵な一日になりましたね。
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yurinBD at 2016-06-22 20:30
ヒサマツミドリシジミの撮影成功、おめでとうございます!
相当に撮影難易度の高い蝶と思いますが、裏翅の模様も、表翅の輝きもどちらも美しく撮影され、素晴らしいです! ミヤマカラスアゲハ、もの凄く綺麗な個体ですね! グリーンとブルーの煌めきにウットリです。
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ダンダラ
at 2016-06-22 21:41
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midoriさん、ありがとうございます。
遠かったですが(自分は後部座席に座っていただけですけど)、蝶仲間の親切や家族の理解のおかげで撮影できました。 ウラキンもそうですよね、めったに撮影できませんから、幸先よかったのでしょうけど、この時はそんな気持ちのゆとりはなかったです。 なんだーウラキンかよって感じで・・・罰当たりですね。 ミヤマカラスも、あそこで止まってくれた蝶友の機転のおかげです。
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ダンダラ
at 2016-06-22 21:45
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yurinさん、ありがとうございます。
関東の人間にとってはかなり難易度の高い蝶だと思いますが、仲間のおかげでその場に立つことが出来ました。 ミヤマカラスもきれいな個体で、最後をきっちりと締めてくれました。 なかなかこんなきれいな終わり方はないので、気分良く帰ることが出来ました。
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mikiosu at 2016-06-23 00:19
こんにちは。
ヒサマツミドリシジミ、撮影おめでとうございます。 相当難易度が高いのですね。自分などまだまだその前にするべきことがたくさんです(笑)。 最後のミヤマカラスアゲハがめちゃめちゃ綺麗ですね! 低空飛行の飛翔シーンが流石です。
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ダンダラ
at 2016-06-23 09:47
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みき♂さん、ありがとうございます。
ヒサマツは関東の我々にはかなり難易度の高い蝶だと思います。 特にオスのテリハリ場所は、必ずしも食樹の近くとは限らないようで、それも撮影ポイントを絞りにくくする理由かもしれませんね。 ミヤマカラスはほんとにきれいな個体でした。 時間的にも空間的にも暗くて、そっちでも難しかったです。
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たにつち
at 2016-06-23 12:37
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ダンダラ
at 2016-06-23 18:24
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たにつちさん、ありがとうございます。
お誘いを受けたので行ってきました。 一人だとなかなか踏ん切りがつかなかったと思います。 一人で運転だとちょっと不安な距離でもありますし、良かったです。 飛んでいるときの翅の色はクリソ系ではなく、ウラジロとかそっち系の感じでした。
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さっちゃん♪
at 2016-06-24 14:03
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clossiana at 2016-06-24 16:44
ヒサマツの撮影、おめでとうございます。昨年の♀に続く快挙ですね。初めての場所で新ポイントを見つけられたことが勝因でしょうが、何度も通いなれた場所ならともかく初めての場所で、それを見抜かれたところが凄いです。文中にもありますが「自分がヒサマツなら。。」っていう発想の勝利ですね。
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ダンダラ
at 2016-06-24 19:15
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さっちゃん♪さん、ありがとうございます。
四国遠征の時はおっしゃるように、今後のヒサマツ撮影の下見というか、雰囲気を感じるというか、そんな感じでしたね。 その節はありがとうございました。 メスの吸水の方は、昨年別の場所で撮影できましたが、オスのテリハリは全く未知の領域でしたので、蝶友の案内がなければ撮影できなかったと思います。 雄雌でまったく違う撮影の仕方が必要なのも、ヒサマツならではかなと思いました。
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ダンダラ
at 2016-06-24 19:22
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clossianaさん、ありがとうございます。
おっしゃるように、昨年メスの吸水が撮れてから、オスも撮りたいなとは思っていましたが、こんなに早く撮影できるとは思っていませんでした。 はじめての場所、はじめてのオスでしたので、何か所かテリハリ場所を案内していただきながら、興味深く周囲の様子を観察していたのが幸いしたようです。 蝶の撮影って、採集とは違って、蝶が何をしようとしているのか、次に何をしたいのかを読むのが必要にもなってくるので、結構蝶の気分になるようなことってありますよね。 それがあっているかどうかはわかりませんけど。
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himeoo27 at 2016-06-25 15:37
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ダンダラ
at 2016-06-25 19:39
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ヒメオオさん、ヒサマツの生息環境は他のゼフとは全く違っていますね。
今回はそれを自分の目で見ることが出来て、とっても有意義な一日でした。 最後はかなりあきらめていたのですが、撮影できてよかったです。 |
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