2016年 05月 10日

白馬のギフ・ヒメギフ-2(2016/5/1)

5月1日、朝は雨が降っている。昨夜は雷もなったとか。
朝食を食べていると、ペンションのご主人が、宿の近くにウスバサイシンが生えているところがあるという。


この辺りにはカンアオイはあってもウスバサイシンは生えていないと思ったので、確認がてら付近を歩いてみることにした。
前日にある程度の写真が撮れていると気も楽だ。

9時を過ぎたら晴れてきたので、宿に車を置かせてもらって、教えてもらったところに行ってみたらミヤマアオイだった。

この日はD500につけるレンズは70-200だけにし、テレコンは外すことにした。
昨日一回だけフォーカスが動かないことがあった。
テレコンを間に入れたので、電気接点の接触不良かなという気がした。
カメラをぶら下げて歩いていると、レンズが体に当たるので、そんなことがあるのかもしれない。
本当のところはわからないけれど、昨日は結構いいシーンの時にそんなことが起こったので、気になるので外すことにしたわけだ。

ぶらぶら歩いていると、所々でギフが飛んでいる。

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家内撮影

カメラを向けていたら、ヒメギフのメスが飛んできた。

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ここにはウスバサイシンはないはずだし、基本的にはギフチョウの単独分布圏。
どこかで無事子孫を残せるのかなと思いながら撮影する。

さらに歩いていたら、新鮮なカタクリが残っている場所があった。
誰かが撮影しているなと思ったら、kmkurobeさんと、theclaさん、SAさんだった。

ギフも現れた。


見ていると、ポツリポツリと飛んでくる。

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話をしていたら、カタクリにギフが吸蜜に来た。

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それっとばかりシャッターを押す。
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2頭が絡むシーンもあった。
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ある程度撮れたので、もう少し歩いてみることにする。

これといった場所はなかったけれど、新鮮なメスを撮影することができた。

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オスもスミレに吸蜜に来た。

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宿に戻ると庭の桜にルリタテハが吸蜜にきていた。

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ルリタテハの吸蜜は、後で見てみたら初めての撮影だった。

その後クロツバメシジミの発生場所に行く。

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家内撮影


宿のご主人が、サボテンみたいのに産卵する蝶がいると言って、この場所を教えてくれた。
いつも撮影に来る場所なので、"ああ、それはクロツバメシジミですね"と30日に撮影した写真を見せたら、いや違う、翅の表は青色だったという話。

その時は違うのになあーと思いながら、それ以上は話をしなかったけど、後で考えるとミヤマシジミのことを言っていたらしい。
確かに同じ場所にいますね。

クロツバメシジミは新鮮な個体が何頭も飛んでいた。

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ヒメオドリコソウにとまったので吸蜜かと思ったら、ただ止まっただけのようだ。

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食草のツメレンゲにとまって翅を開いている個体もいた。

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連休の間は孫の心配もないので、ゆっくり撮影をし、途中のSAで夕食をして帰宅した。
高速道路の渋滞もほとんどなくてよかった。
現地でお世話になった皆さん、ありがとうございました。



by dandara2 | 2016-05-10 10:30 | 吸蜜 | Comments(10)
Commented by kazenohane at 2016-05-10 14:28
こんにちは。
テレコンは昔のイメージがあり、
画質が悪くなるような気がしますが、
今のものは全く問題ないようですね。
でも、ときどき外したくなることもあります(^^♪
桜の花にルリタテハ、面白い取りあわせですね。
こんなシーンをぜひ見てみたいです。
Commented by ダンダラ at 2016-05-10 18:55 x
kazenohaneさん、私もあまり良いイメージがなくて、テレコンはほとんど使いません。
やはり余分なレンズ系や、接点を一つ間にかますので、微妙な点で信頼しきれないという気がしてしまいます。
時々は試しに使ったりするのですが、最終的には外してしまうことになります。
今度もやはり使わずに行くことにしました。
この辺りは人それぞれでしょうね。
桜にルリタテハは初めてでした。
というか、そもそも花に来るのはほとんどないように思います。
ヒオドシチョウなどと同様、越冬個体だから来たんでしょうね。
Commented by naoggio at 2016-05-10 21:39 x
里ではいよいよギフチョウも終わりですね。
高標高地まで追いかけに行くか迷っている所です。
ルリタテハのサクラ吸蜜は初めて見たように思います。
ピカピカのクロツ、きれいですね。
ヒメオドリコソウに止まっている写真はとても新鮮。
独特な色合いでなんだか外国に来てしまったみたいです。
右上の赤青は鯉のぼりですか?
Commented by ダンダラ at 2016-05-10 22:10 x
naoggioさん、高標高地のギフもいいですね。
周囲の環境も入れられれば、独特の雰囲気が出そうですね。
もっともそうなると撮影場所がわかってしまいそうで難しいところですね。
クロツの背景、お分かりになりましたか。
実は、これを入れると同じように撮影場所がわかりそうなので悩んだんですが、一応了解もとってあることだしということでさりげなく出しました。
もう終わっていますしね。
Commented by emu_nijuuhachi at 2016-05-11 00:43
いつも生き生きとした素敵な蝶の写真がいっぱいで、よく拝見させていただいております。
実は私も4/29〜5/1の日程で白馬滞在しており、たまらずコメント書かせていただきました。私の宿付近では毎年ヒメギフを見かけないので、ダンダラさんの写真で楽しませていただきました。川向こうではヒメギフにあったこともあるのですが…。
蝶の姿がしっかり写っている上に、蝶が生き生きして見える写真に、自分もこんな風に撮りたいなと感じました。
Commented by yurinBD at 2016-05-11 06:53
白馬の豊かな自然の中で舞うギフチョウ、ヒメギフチョウの姿、素敵ですね~♪ 来年は行ってみたくなりました。
飛翔のお写真は特にイキイキ感が増しますね!
ルリタテハの吸蜜、なかなか見ることができませんよね、桜での吸蜜は一度見てみたい組み合わせです。
クロツバメシジミの飛翔もお見事です!
Commented by 22wn3288 at 2016-05-11 08:26
カタクリで吸蜜するギフチョウも、未だ居たのですね。
時期の選定は大事ですね。
クロツバメシジミも新鮮で綺麗ですね。
Commented by ダンダラ at 2016-05-11 13:55 x
emu_nijuuhachiさん、ありがとうございます。
蝶が生き生きと活動している姿が撮れればと思っていますので、とっても嬉しいお言葉です。
ブログ拝見しました。
今年の白馬はなかなか難しい天気でしたが、その中でもバンドをきちんと撮影されていてすごいですね。
Commented by ダンダラ at 2016-05-11 13:57 x
yurinさん、白馬はこの時期は北アルプスの残雪もきれいで、ご家族で楽しむにもいいところだと思います。
私も、孫が生まれて半年にもならないうちに連れて行きました。
現地でお会いできればご案内しますよ。
Commented by ダンダラ at 2016-05-11 14:00 x
旅友さん、今年は雪が少ないうえに気温が高い日があったので、この時期カタクリは大半が終わってしまっていましたが、除雪したときの雪置き場になっているような場所ではまだ咲いていました。
クロツはこれからの感じでしたし、ミヤマシジミは未発生でしたので、そろそろ出る頃かなと思いました。


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