2015年 12月 25日

小畔川便り(ヒメアカタテハ幼虫・モンキ産卵:2015/12/15.16)

定期試験も終わり、12月18日までは午前中授業のみ。
15日は午後の授業なので休み。
ところがあいにくの曇天。

気温はそう低くはないので、ヒメアカタテハの幼虫観察にあてる。
幼虫の巣の大きさから中にいる幼虫の齢数を推定したいのだけど、まるっきりの白紙では推定もできない。
なるべく被害の少なそうな巣を選んで様子を見てみることにした。

なお、幼虫の齢数の推定には、"蝶・雑記"のヒメアカタテハのページを参照した。

この巣は作り始めたばかりなのか、まだ糸かけが荒く、中にいる幼虫が上の方に黒く見えている。
f0031682_11453931.jpg


巣を開いてみたら、下に転がってしまったけど、からだの模様から5齢幼虫だろうか。
長さは2㎝くらい。(体長は全て目測です)
f0031682_1146890.jpg


脱皮して間もないのか頭が大きい。

こちらは巣に軽く糸をかけていただけだったので中を覗いてみる。
f0031682_11471376.jpg


中に黒い塊が見えるが、糞ではないようだ。

軽く開いてみると中で丸まっている。
手が触れた刺激で丸まったようだ。
f0031682_11473567.jpg


他の幼虫を観察した後で覗いてみると、からだを伸ばしている。
きっちり全体にピントの合った写真が撮りたかったのでTG-4の深度合成で撮影。
f0031682_11475782.jpg


5齢幼虫のようだ。

別のヨモギの株では小さな巣が見える。
まだ作り始めなのか中の幼虫が見える。
ただそのまま撮ると巣の糸に邪魔されて中の幼虫にピントが合わないので、TG-4の深度合成を使ってみた。
f0031682_11482767.jpg


2齢だろうか体長は5㎜位。
葉の表面をなめるようにして摂食した跡がある。

翌16日は帰宅後、昼食の前に12時半頃から川原を歩いてみた。
かなり暖かい、17℃以上あったようだ。

歩き始めてすぐにツマグロヒョウモンが翅を広げているのを見た。
f0031682_11503942.jpg


もうずっと前から雄しか見かけない。

撮影して歩き始めるとモンキチョウの雌がいた。
様子を見ているとどうも産卵したそうな感じ。

すぐに産卵を始めるけど、枯草の間のカラスノエンドウに産卵するのでうまくピントが合わない。
それでもとにかく証拠写真をと言うことでシャッターを押す。
f0031682_11513320.jpg


この写真では、産卵された卵の先が、尾端のあたりにちょっとだけ白く見えている。
f0031682_11514882.jpg


尾端を曲げたので急いで近づいてシャッターを押したけど飛び去った後で、産み付けられた卵だけが写っていた。
f0031682_1152528.jpg


ベニシジミが2頭センダングサで吸蜜をしている。
f0031682_11522187.jpg


新鮮な個体はいないけど、個体数はまあまあ残っている。
f0031682_1153519.jpg


日光浴をしていたベニシジミにカメラを向けると、ギシギシの葉の裏に移動して尾端を曲げた。
f0031682_11532747.jpg


急いでカメラを向けてシャッターを押すけど、はっきりとは撮影できなかった。

ヤマトシジミはオオイヌノフグリで吸蜜している。
f0031682_11534077.jpg


ヒメアカタテハが日向で翅を開いていた。
f0031682_1154274.jpg


様子を見ていると、もう一頭のヒメアカタテハを追いかけていたので雄なのだろう。
この日は雌は見かけなかった。

by dandara2 | 2015-12-25 11:59 | 産卵 | Comments(12)
Commented by naoggio at 2015-12-25 12:59 x
私の自宅付近ではもう蝶は全然見かけなくなってしまいましたが、
そちらではまだ成虫で頑張っている蝶達も多いのですね。
一方ヒメアカタテハの幼虫は巣ごもりの準備。命の交代劇を垣間見させて頂きました。
Commented by himeoo27 at 2015-12-25 20:06
12月中旬というのに、チョウたち元気ですね!
これからのヒメアカタテハの幼虫継続観察期待
しています。
Commented by ダンダラ at 2015-12-25 21:17 x
naoggioさん、こちらでは昨日(24日)でもヒメアカタテハやベニシジミが産卵していました。
いずれも幼虫で越冬するとはいえ、これがいつもの姿なのかなと思ってしまいます。
暖冬で異常なら、その姿をきっちり記録しておきたいと思っています。
ヒメアカタテハは、今までどんな形で越冬するか興味を持っていなかったので、自宅近くで観察できるなら調べておこうかなと言う感じでやっています。
昨年とは違って、いろいろな齢数の幼虫が見られて、こちらも面白いです。
Commented by ダンダラ at 2015-12-25 21:21 x
ヒメオオさん、さすがに最近は少ないですが、少し暖かい日だとそれでもまだ非越冬蝶も姿を見せてくれます。
これから寒くなるそうなので、越年するのは難しいかなと言う微妙な状況です。
ヒメアカタテハの幼虫観察は、何が記録できるかわかりませんが、とりあえずは観察して行こうと思います。
Commented by mikiosu at 2015-12-26 02:24
こんにちは。
11月にモンキチョウを見かけた時に、産卵行動らしき姿を見たのですが、やはりこの時期でも産卵するのですね。
ヒメアカタテハの幼虫も探していますが、なかなかヨモギ自体を見かけません(汗)。
もう主フィールドでは成虫越冬のチョウしか見かけなくなりました。
Commented by 22wn3288 at 2015-12-26 08:35
ヒメアカタテハの幼虫観察 見つけるのも難しそうですが、見せて頂いて有難いです。
未だ暖かい日には越年チョウが出て来ますか。
産卵もこの時期貴重な記録になりますね。
Commented by banyan10 at 2015-12-26 20:35
モンキチョウやベニシジミもこの時期まで産卵しているのですね。
入間川の土手はツメクサもまだ多くありますが、小畦川はこの時期は目立ちませんね。
これも草刈りの差なのでしょうか。
ヒメアカはやはりこの時期は蛹化はしないのでしょうかね。
巣の中の蛹を見つけたいですが難しそうです。
Commented by ダンダラ at 2015-12-26 22:48 x
みき♂さん、モンキチョウは12月に入っても産卵していますね。
昨年、今年と2年連続で確認しているので間違いないと思います。
でも、この時期に産卵された卵が孵化して幼虫で越冬できるかと言うとちょっと厳しいような気がします。
そちらではヨモギは少ないのですか。川原とか田の畔などに多い印象ですが。
こちらでも非越冬蝶は少なくなってきています。
来週からは寒くなるようなので、年は越せないかもしれないですね。
Commented by ダンダラ at 2015-12-26 22:50 x
旅友さん、ヒメアカタテハの幼虫は、幼虫の中では見つけやすいほうだと思います。
そういったことはあまり得意でない私でも、ヨモギさえ見つければ何とかなりますので。
ついでにモンキチョウの幼虫を、カラスノエンドウで探していますが見つかりません。
コツがつかめていないせいだとは思いますが。
産卵は、この時期までしているのには驚きますね。
Commented by ダンダラ at 2015-12-26 22:55 x
banyanさん、モンキもベニもまだ産卵していますね。
数日前も撮影しました。
今年が特別なのだとは思いますがびっくりです。
ツメクサはこちらの川原にも結構ありますけど、モンキチョウの産卵を見ていると、カラスノエンドウをより好むように思います。
ヒメアカの蛹化ですが、多分していると思います。
実は是非蛹を見つけたいと思っているのですが、もともと根気がなくてそういったことは得意でないうえに、老眼も入ってきましたので、ちょっと難しいかな。
ただ、この時期に終齢幼虫はかなり見かけるので可能性は大きいと思っています。
Commented by yurinBD at 2015-12-27 14:13
モンキチョウも産卵しているのですね、
もう冬だというのに頑張りますね~。
カラスノエンドウに注目してみたいと思います!
ヒメアカタテハの幼虫達、今年は暖かいこともあり
元気に活動していますね。
昨日、観察ポイントを見ましたら巣から出てのんびり
している終齢幼虫の姿もありました。
私もまた蛹を探してみたいと思います!
Commented by ダンダラ at 2015-12-27 16:32 x
yurinさん、今年は非越冬蝶で、幼虫越冬する蝶がいつまで産卵するのかと言うことについてずいぶん参考になりました。
とにかく、生きている限りは産卵を続けるんですね。
孵化した幼虫には厳しいでしょうが、後は幼虫の耐寒性次第と言うことでしょうか。
モンキチョウのカラスノエンドウでの冬越しは、ツメクサのものとは少し違うかもしれない(丈が高かったりするので)です。
全く知識がないので、何か少しでもわかればいいと思っています。
ヒメアカタテハ、おっしゃる通りですね。
今年は暖かいので幼虫も多少のんびりしているようですね。


<< 小畔川便り(ムラサキツバメ越冬...      小畔川便り(終見日調査3:20... >>