2015年 06月 14日

アサマシジミと奥多摩の蝶

6月13日は霧島緑さんの案内で、山梨のアサマシジミ、奥多摩の蝶を撮影してきた。

山梨は家内の実家だけれど、中継点として使うことが多く、実家のある甲府周辺以外はあまりよく知らない。

今回のアサマシジミのポイントは、結果からいうと知っていた場所ではあるけど、アサマシジミを撮影に行ったことはなかった。

ポイントに行く前に、何か所かのポイントを案内していただくけど、なかなか思うような成果が上がらない。

アサマシジミが撮れればいいやと思ってポイントに着いたら、ネットマンの姿が…
これはやばいかなと思ったら、案の定アサマシジミの姿が見られない。

ヤマトスジグロシロチョウが産卵植物を探していたけど、カメラを向ける気になれない。

それでも気持ちにムチ打って撮影する。
アサマシジミと奥多摩の蝶_f0031682_2249880.jpg


結果からいうと、ヤマトスジグロシロチョウの産卵は初撮影。

カメラを向けて良かったという感じだった。
産卵した卵も少し写っていた。

ただ、テンションが上がっていないので、卵を撮影するところまでは思い至らなかった。

必死で探すこと小一時間、ようやく一頭のアサマの雌を霧島緑さんが見つけてくれた。

最近ヒメシジミしか見ていないせいか、すごく大きくて、存在感がある雌だった。
アサマシジミと奥多摩の蝶_f0031682_22481341.jpg

ハルジオンの花と比べてもらえれば、その大きさが分かるけど、ヒメウラナミジャノメ位ある感じだった。

その後飛んでしまったけど、霧島緑さんが人家の花に来ているのを見つけてくれて激写。
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アサマシジミと奥多摩の蝶_f0031682_22501181.jpg


しばらくして、雄も現れてくれた。
こちらは見慣れた大きさの感じ。
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翅表を見せてはくれなかった…気温が高すぎたかな。

近くでは、ウラギンヒョウモンもいた。
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この場所は標高500メートルくらい。
特徴からサトウラギンヒョウモンに見えるがどうだろう。

ヒメウラナミジャノメが交尾していた。
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アサマシジミ撮影後は奥多摩に移動。

案内された場所にはフタスジチョウがいた。
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この時期にフタスジチョウと言うのは予想していなかったのでびっくり。
なかなか止まらないけど、うっかり飛翔用のカメラを用意していなかった。
止まってくれと念じて、ようやく証拠写真をゲット。

帰りに寄った場所ではミスジチョウも吸水していた。
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フタスジチョウもミスジチョウも写真のストックが少ないのでうれしかった。
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ウラクロシジミを探して歩くけど、ちらっと姿を見たのみで写真は撮れず。

霧島緑さん、土地勘のない奥多摩を案内していただき、大変有意義な一日でした。
ありがとうございました。

by dandara2 | 2015-06-14 22:53 | 産卵 | Comments(8)
Commented by 22wn3288 at 2015-06-15 08:19
♀のアサマシジミは大きかったようですね。
花と比較すると なるほど かなり大きい。
数が減っているのでしょうか、採集された後のせいでしょうか。残念な感じですね。
Commented by naoggio at 2015-06-15 15:21 x
ヤマトスジグロの産卵シーン、撮影しておいて良かったですね。
私等ヤマトスジグロは普通にも撮れているのかどうかわからない状態なので恥ずかしいです。
私もアサマ探しに行きましたが、どこへ行っても採集者とバッティングでした。
次第に希少度も増してきているので採集圧が急激に高まらない事を祈りたいです。
Commented by kazenohane at 2015-06-15 18:03
アサマシジミを見ていませんので、
大きさのイメージがつかめませんが、
ヒメジオンの花に止まる姿から推測すると、
ミヤマシジミよりも大きい感じですね。
気のせいか、黒点模様が大きく、
くっきりした印象を受けます。
この蝶も採集者のターゲットになっているのですか。
Commented by ダンダラ at 2015-06-15 19:31 x
旅友さん、アサマシジミはもともとヒメシジミに比べると一回り大きいですが、この個体はさらに大きかったです。
採集者が集まるわけだと思いました。
ここは、環境もあまり良くありませんが、採集圧がかなり大きくて、個体数に影響していると思います。
Commented by ダンダラ at 2015-06-15 19:35 x
naoggioさん、ほんとにヤマトスジグロの産卵、撮っておいてよかったです。
交尾は撮ってあるんですが、産卵が撮っていないとは思いませんでした。
この時期、なかなかスジグロ系にカメラが向きませんね。
アサマにこんなに採集者が集まっているとは思いませんでした。
みんな自分さえ取れればいいという感じで、個体数が少なければ少ないほど見かけるものはみんな取ってしまうので、今後が心配な種ですね。
Commented by ダンダラ at 2015-06-15 19:39 x
kazenohaneさん、ミヤマシジミやヒメシジミよりは一回り大きいですが、場所によって少し違いがあるようですね。
ここのはかなり大きかったです。
アサマシジミは個体変異が大きく、場所によっても明らかな斑紋(特に翅表のブルーの部分)の違いがあるので人気のある種ですけど、環境の変化にも弱いし、採集圧も強いので、今後がとっても心配な蝶です。
Commented by 霧島緑 at 2015-06-15 23:05 x
先日は大変お世話になりました。
アサマの雄の翅表が撮影出来たら尚よかったですね。あそこで見失うとは思いませんでした。アサマの後に訪問したポイントなども、もう少し早い時間に到着していれば楽しめたかもしれません。
機会ありましたらもう一度ご一緒したいところです。
ところでタイトルですが、「奥秩父」ではなく「奥多摩」では・・・
Commented by ダンダラ at 2015-06-16 05:36 x
霧島緑さん、お世話になりました。
今回は山梨のアサマの確認が主目的でしたので、撮影できただけで十分です。
それに、フタスジチョウのポイントもびっくりでしたので、案内していただいてよかったです。
タイトル…いつもの癖でうっかりしていました。
本文のほうはあっているのにね。
訂正しておきました、ありがとうございます。


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