2014年 12月 25日

小畔川便り(ムラサキツバメ)

12月22日は、晴天で風もなく暖かだったので、前日さっちゃん♪さんが見つけたムラサキツバメの越冬グループの観察に行く。
今まで、何度も周辺を見ていたのに気が付かないなんて…

今日はついでだから1V3のインターバルタイマー機能のチェックをするために一脚も持って出かける。

現場について木を眺めるけど…見つからない。
何度も探すけどやっぱり見つからない。

そのうち、1頭の小ぶりのムラサキツバメが元気に飛び回り始めた。
前日に見た小ぶりな個体のような気がする。

日当たりがよさそうな葉だったし、あの日は朝から素晴らしい天気で、観察するときは曇り、12時過ぎになってまた日が出てきた。
朝飛び出したムラサキツバメが、その後曇って葉に落ち着いたということだろうか。
そのあとはまた飛び出してしまったのかな。
それとも今日来るまでの間に飛んでしまったのか。

ちょっとがっかりだけど仕方ない。

写真は撮れるときにきちんと撮らないといけないなと思いながら近くを見ると、小さなムラサキシジミが飛んできて翅を開いた。

小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19024924.jpg

もう少し近づいて写真を撮ろうと、邪魔な一脚を脇の下に抱え、ムラサキシジミに目線を戻したらいなくなっていた。

ここにはウラギンシジミが4頭いるけど、そのうちのウラギンシジミのG個体…葉の裏側で撮影しにくいけど、今回は枝を少しよけてきちんと撮影しておくことにした。

小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19024971.jpg

翅の先がとがっていないので、非越冬個体だろうか。
どこまで頑張れるのか見守っていこう。

その後は何も姿がないので、川原に行ってヒメアカタテハの卵を見に行く。
19日に撮影した写真を見た時に、少し卵の色にむらがあるように見えた。
それでこの日はもう少しきちんと確認したいと思った。
小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19024949.jpg


撮影した写真を見ると、やはり色にむらがある。
中で幼虫の体ができているのだろうか。

葉の表に産卵されたものも、少し色が変わっているように見えるけどはっきりとは分からない。

小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19024903.jpg

モンキチョウなどの姿は見られないので、念のためにもう一度サザンカの場所に行ったら、ムラサキツバメが飛び出してツバキの葉に止まった。

小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19025736.jpg

翅を開いたら雄だった。
小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19025706.jpg

翅を全開してくれたので、慎重に角度を選んで撮影。
小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19025708.jpg

この時期にしては翅も痛んでいなくて、翅表も紫色になっているのがファインダーを見ていてもわかった。

このオスは飛んでしまったので、どこに行ったかと探していたら、同じツバキの葉で動く影。
見るとムラサキツバメ。翅を開いたところを見たら雌だった。

小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19025760.jpg


そろそろ花も終わりのサザンカだけど、それと一緒の写真が撮れて満足して帰宅した。

小畔川便り(ムラサキツバメ)_f0031682_19025721.jpg



by dandara2 | 2014-12-25 19:17 | 越冬 | Comments(8)
Commented by yurinBD at 2014-12-25 21:48
ムラサキツバメはこの時期でも翅を開いてくれるのですね!
実はムラサキツバメの表翅を撮影したことがないのです・・・。
この冬の間にムラサキツバメの表翅を撮影できたらな、と思います。
ウラギンシジミ、無事に越冬して欲しいですね!
Commented by Sippo5655 at 2014-12-25 22:08
寒くても、日照があればこうして
日光浴に出てくるのですね。

そっか、翅とがっているウラギンは越冬個体、

えっと、私が見つけた7個体はどうだったっけ、、

(汗)


卵。心配ですね。

無事、孵りますように・・・
Commented by さっちゃん♪ at 2014-12-26 06:13 x
おはようございます
越冬集団のグループがいなくなったのは残念ですが
きっと高い位置に移動しちゃったとか・・・^^;
ムラサキ2兄弟やウラギン  
越冬する蝶がいて素晴らしいフィールドですね
非越冬個体いつまで頑張ってくれるのか
卵の中の色の変化など
興味深いことが多いブログです^^/
それにしてもTG−3のシャープさは凄いですね
Commented by ダンダラ at 2014-12-26 20:12 x
yurinさん、晴天で風が弱く、暖かいとムラサキツバメは活動するようです。
目安は、上着を一枚脱ごうかなと思わせるような日と言うことでしょうか。
思うに、越冬に完全に適応していないんでしょうね。
この地域での越冬に完全に適応していると思われる、キタキチョウ、ウラギンシジミは多少暖かいくらいでは活動しません。
エネルギーの無駄遣いを防いでいるんでしょうか。
Commented by ダンダラ at 2014-12-26 20:16 x
Sippoさん、yurinさんのコメントの返事にも書きましたが、暖かい日にはムラサキツバメは出てきますね。
ウラギンシジミの非越冬型は、越冬は難しいようですね。完全に越冬できないということでもないようですが。
ヒメアカタテハの卵はどうなるか、孵化するのか、幼虫は越冬できるのか。
どこまで観察できるか…緻密な性格ではないので、わかりませんが。
Commented by ダンダラ at 2014-12-26 20:21 x
さっちゃん♪さん、ムラツの越冬集団は、越冬と言うより一時的な休息場所だったようです。
このフィールドは、家にも近く、観察しやすいので、冬には遠出しなくて済むので最高です。
例年色々なテーマができて楽しめます。
今年はヒメアカタテハの卵の行く末でしょうかね。
TG-3は撮影の幅が広がるので1台持っているといいと思いますよ。(トントン…背中を押している)
Commented by banyan10 at 2014-12-26 21:31
ムラツの雄は良い色が出ていますね。
寒い日が続いていますが、活動する日もあるようですね。
僕も一度行ったときに少し活動する個体を観察できました。
ムラツは前の記事で少し期待しましたが、今年は観察しやすい場所では越冬していないようですね。
Commented by ダンダラ at 2014-12-27 10:21 x
banyanさん、ムラツは条件の良い日だとまだまだ活動することがありますね。
それにちょうど良い位置に止まったので少し色が出てくれました。
越冬場所については、この日の雌雄を観察していて、いつもとは違う場所かなと言う感じがしたのですが、まだ見つかりません。



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