2014年 01月 13日
西表から帰った翌日は、また蝶館カビラの入野さんにお願いして石垣島の蝶を撮影することにする。 ただ、朝から今にも降りそうな生憎の天気。 入野さんと会って最初のポイントに行ったら降り始めてしまった。 天気が悪かったにもかかわらず、入野さんの案内のおかげで、それなりの数の写真が撮れたので、最初にシジミチョウの写真を載せていきます。 車を降りてすぐの草むらにはヤマトシジミがいる。 ここまで、ヤマトシジミとわかっていてカメラを向けることはなかったけど、沖縄以南に特有のアワユキセンダングサで吸蜜していたので、ここでしか撮れないヤマトシジミの写真だなと思ってカメラを向ける。 少し離れたところにはホリイコシジミもいた。 ホリイコシジミ 雨が本降りになってきたので、雨宿りしながらどこに行こうかと相談する。 今までウラナミシジミ系の蝶は、行き当たりばったりに撮影していて、区別もよくわからない。 尾状突起も長くて、裏面の模様も素晴らしい。 追飛している写真では、雌雄の色の違いも分る写真になった。 アマミウラナミシジミも多かった。 翅表はルリウラナミシジミに比べると、それほどの輝きはないけど、それでも撮影できるとうれしい。 ヒメウラナミシジミも見られた。 今まで、この3種が野外ではよく見分けられなくて、撮影に偏りが出ていたけど、今回ようやくきちんと区別がつくようになったので、ヒメウラナミシジミもそれなりの写真が撮れた。 これは雄。 翅表は渋いブルーだ。 地味なオスに比べて、雌の裏面は個体によってはきれいな金色で、他のウラナミシジミとはまた一味違っている。(最初のプロローグに出したものだけど、比較のために再掲します) よく見ると、花の下の方にハナグモがいるけど、この個体は無事に飛んで行った。 ここにはオジロシジミもいた。 他の場所では海岸の近くで見る印象だったけど、そうでもないらしい。 個体数は多くはなかった。 帰りがけに、ヤクシマルリシジミも姿を見せてくれた。 ちょっと悔しかった。 最初の場所に戻ってみると、ホリイコシジミがいて、求愛をしていた。 この時私は少し離れたところで、イワサキタテハモドキなどを探していて、一連の求愛行動は家内が撮影した。 ホリイコが交尾しているとの声に大急ぎで駆けつけて、私も無事に交尾シーンを撮影することができた。 絡んでいる雄にピントが合っているのが、考えてみればすごい。
by dandara2
| 2014-01-13 17:06
| 交尾
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Comments(18)
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yoda-1 at 2014-01-13 18:11
ルリウラナミ♀雌の飛翔開翅画像がいいですね。
ヒメウラナミの♀雌はこれまた独自のカラーでビックリします。 絵に描いたようなホリイコの交尾画像も素晴らしいです。 ここでも成果大だったですね。
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himeoo27 at 2014-01-13 19:03
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Sippo5655 at 2014-01-13 22:01
小さな小さなシジミチョウだけど
育つ環境で こんなにも多彩に・・ ルリ ウラナミシジミ 綺麗だ。。 東京で冬を越せないウラナミシジミと、親戚なの? 似て非なるこの種は、どう結びついて 紡いでいるのでしょう。
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ダンダラ
at 2014-01-13 22:22
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yodaさん、ありがとうございます。
小さくて素早いルリウラナミシジミですが、ピントもまあまあに写ってくれました。 ヒメウラナミメスのこの色は、きれいに出すのは結構難しくて、ちょっと横で撮影した私の写真は、うまく色が出てくれませんでした。 ホリイコも、同じ場所で動かずに粘っていた家内の成果で、ウロウロ探し回った私のほうは呼ばれるまでは成果なしでした。 どうも写真の神様に愛でられているのは家内のようです。
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ダンダラ
at 2014-01-13 22:26
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ヒメオオさん、おっしゃる様にルリウラナミの翅表は、止まっているときにはまず開いてくれませんね。
追飛しているペアは気が付いてから、少しの間同じ空間で飛んでいたので、撮影できました。 雌のほうも、花に止まる直前に少しスピードを緩めてくれたので、何とか写すことができました。 ホリイコのオスの翅表、こんなにきれいだなんて私もちょっとびっくりです。
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ダンダラ
at 2014-01-13 22:31
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Sippoさん、見た目も鮮やかな蝶が飛び回る南の島では、シジミチョウはついつい二の次の撮影になってしまいますが、良く見るとほんとにきれいな種類が多いです。
時間にゆとりがあれば、あまり動かずにこの小さな世界を楽しみたい感じです。
こんばんは。
ルリウラナミシジミの表翅の青色は、 目の覚めるような美しさですね。 難しい飛翔シーンでないと見られないようですね。 ホリイコシジミの交尾に絡んでいるシーンは、 とても素敵な写真になりましたね。 表翅の美しさを再認識しました。
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ダンダラ
at 2014-01-14 17:20
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HOUNOKIさん、ありがとうございます。
ルリウラナミシジミはとってもきれいな翅表をしていますけど、止まると閉じてしまって見えないし、飛んでいるときは素早く、時々きらりとは光りますが、正直輝きを感じるまでにはいかないです。 うまく飛翔が撮れると、こんなにきれいだったんだと感激します。 ホリイコのオスの翅表も、こんなにきれいだったんだと改めて驚きました。
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ダンダラ
at 2014-01-14 17:23
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旅友さん、ありがとうございます。
ルリウラナミは、止まっているときは開翅しないので、この輝きを見ることはできないですが、たまたま吸蜜に来るメスがいたのでチャンスとばかり狙ってみました。 モニターでジャスピンの写真を見た時には、やったーという感じで大喜びしました。 ホリイコの求愛シーンは、やや暗い場所でしたが何とか写ってくれました。
ヤマトシジミの裏翅の外側の斑紋は薄い感じがしますね。
私は夏にしか撮ったことがないので、寒い季節のヤマトには興味深々です。 こうして見ると八重山のシジミチョウ類、シジミチョウ好きにはたまらない魅力がありますね。
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dragonbutter at 2014-01-14 23:43
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ダンダラ
at 2014-01-15 10:01
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otto-Nさん、ヤマトシジミは沖縄以南では裏面の斑紋が薄くなりますね。
以前、ハマヤマトシジミを見に行ったときには区別するのに注意が必要でした。 八重山のシジミチョウはおっしゃる様に魅力的だと思います。 私の場合は、他の蝶に気を取られて、ついつい撮影がおろそかになってしまっていました。
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ダンダラ
at 2014-01-15 10:14
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dragonbutterさん、ありがとうございます。
ルリウラナミの翅表はきれいなのはわかっていたんですが、なかなか撮影するチャンスがありませんでした。 今回はきちんと撮影できてうれしいです。 ホリイコの腹部、小さな蝶なのに、確かにそうですね。 同じように小さいタイワンヒメの腹部はもっと短くてしっかりした感じです。 飛び方にもその差が表れている感じで、タイワンヒメのほうがもう少し早いです。
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maximiechan at 2014-01-15 16:18
ルリウラナミシジミの青く輝く翅表素晴らしいですね。
その輝く青をこうやってじっくり見るには飛翔を写し止めるしかないでしょう。 私には苦手な分野なので、凄いなと思うし、いつかは自分もと刺激を受けました。
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ダンダラ
at 2014-01-15 19:02
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maximiechanさん、ありがとうございます。
ルリウラナミの翅表を撮るには飛翔中を抑えるしかないですね。 今まではあまり狙ったりはしていなかったのですが、この日の目的がウラナミシジミ系の写真を撮ることだったので、チャレンジしたらうまく当たってくれました。 貴殿も結構素晴らしい飛翔写真を撮影されていると思います。 機会に恵まれれば、よい写真が撮れると思います。
こんにちは。
私にはどれも未見で羨ましいばかりですが、やはりシジミチョウ類はいいですね。 ルリウラナミシジミの飛翔開翅写真が素晴らしいです! なんて美しいブルーなのでしょうか。 ホリイコシジミ♂も表翅はこんな色なのですか。 『フィールドガイド 日本のチョウ』と見比べて、鮮やかな色にちょっとびっくりしました。
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ダンダラ
at 2014-01-17 19:01
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みき♂さん、色合いの件ですが、一番の違いはフィールドガイドは印刷物なので反射光、ブログはディスプレイで見るので透過光ということではないでしょうか。
ステンドグラスが印刷物では本来の色が出ないのと同じかなと思います。 身近なヤマトシジミの色合いなどにしても、フィールドガイドより本物のほうがもっときれいだと思いませんか。 後は、撮影時の条件にもずいぶん左右されると思います。 最後には、きれいな写真を選んでいるということもあるかと…(^_^.) |
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