2009年 11月 07日
11月6日(金)は昭和記念公園でマラソン大会。午前中で終わったので午後は園内を歩いてみる。 何しろ明日8日(日)はまたまた休日出勤。(もちろん今日も勤務です) (ーー;) ちょっとでもカメラに触ってストレスを発散しておかなくちゃ。 ところがこの時期、広い園内の花もほとんど終わってチョウの姿はほとんどない。 いつもはマラソン大会は5月の連休前にあって、終わるとそのまま車で信州遠征に行ったりしていたこともあるけど、雨で中止になることが2年続いて秋の開催になった。 春に少しは蝶の見られるところを歩いてみると、ようやくセイタカアワダチソウに吸蜜に来ているキチョウを見つける。 今年の自分の撮影分担の蝶でもあるので、この際だからちゃんと撮ってみる。 でもなんとなくホワイトバランスが違ってしまったみたいだ。 その後は何もいなくて広い園内をぶらぶら歩いて、いくつかある出入り口の一つに来てしまった。 ここにはイチョウ並木があるのだけれど、まだ完全には黄葉していない。 このまま出て帰ろうかとも思ったけど、もう一度と思って少し林の中を歩くと、木漏れ日の中でサザンカが咲いている。 ムラサキシジミのような影がチラッと動いたように見えたので近づくと、ムラサキシジミではなくテングチョウが吸蜜していた。 晩秋から春にかけてはテングチョウも良く吸蜜するけど、サザンカは初めてだったので斜面で足場が悪いのを何とかこらえて撮影する。 でも、さっきは確かにムラサキシジミがいたはずなんだけど思って見渡しても姿が見れない。 帰りかけてもう一度振り返ると、またチラッと影が動いて今度は確かにムラサキシジミが吸蜜している。 ちょっと高い位置の花だったので見えなかったのだろう。 しばらく待っていると下の花に降りてきて撮影することができた。 木漏れ日の中の花なので条件がすごく厳しい。 ムラサキシジミは口吻が短いのかサザンカのような花だと頭が花の中に埋もれてしまってなかなか絵にならない。 それで移動のために頭を上げたところを撮影。ストローが出ていないけど仕方ない。 逆光なので翅が完全に黒くつぶれてしまっているけど、レタッチで何とかがんばって、雄しべの色が飛ばないようにしながら翅の裏も少しは模様が確認できるようにして、木漏れ日の当たる花で吸蜜している感じが出るようにしてみた。 背景も真っ暗にならずに多少は雰囲気が出せたように思う。 ちなみに、こちらは無処理のjpeg画像。 この辺になると、ストロボを上手に使うともう少し良い雰囲気が出るのかもしれないけど、普段使っていないのでたぶん露出オーバーで雄しべが白く飛んでしまうのではないかと思う。 テングチョウの逆光画面でも後翅に翅表の斑紋が浮き出ているのは結構お気に入りだ。
by dandara2
| 2009-11-07 13:37
| 吸蜜
|
Comments(16)
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himeoo27 at 2009-11-07 19:32
背景も、花も、蝶も黄色のモノトーンの
キチョウの写真とても綺麗です!
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ダンダラ
at 2009-11-07 22:04
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Noreen05 at 2009-11-08 01:16
キチョウもテングチョウもムラサキシジミもこちらでは出逢えない蝶です!すっかり蝶の姿が見られなくなったこの季節に鮮やかな花での吸蜜シーン羨ましい限りです。直ぐにでも飛んで行き撮影してみたいと思ってしまいます(爆)。
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ダンダラ
at 2009-11-08 09:42
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Noreenさん、こちらでは探せばまだ蝶は見られるのですが、それでもめっきり少なくなってきました。
今年は例年になく個体数が少ないような気がします。 夏の天候不順とこのところの寒さが影響しているのかもしれません。それにMFの草刈もかな・・ サザンカはこれからが見ごろだと思うので、自宅近くでムラサキシジミのきれいな写真をと思っているのですがどうなりますか。
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clossiana at 2009-11-08 15:22
テングチョウの吸蜜は新成虫の発生の頃には見たことがありませんが秋と春には時々見ています。でもサザンカとの組み合わせは最高ですね。とても良い写真シーンだと思います。又ムラサキシジミと勘違いしてしまうのはよくわかります。でもサザンカとの組み合わせであればどちらでも嬉しいですね。
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ダンダラ
at 2009-11-08 16:33
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clossianaさん、春にはウメに来るテングチョウを良くみますけど、秋にはセイタカアワダチソウなどに来ているのをみただけでした。
サザンカはこれからちょっとの間、ムラサキシジミなどが吸蜜に来てくれたりして貴重な花になりますね。 花がすぐ痛んでしまうので、なかなか良い写真は撮りにくいですが、秋の風物詩みたいな感じで捉えられたらと思います。
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thecla
at 2009-11-08 22:06
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この時期、サザンカに来る蝶は秋の風物詩になりますが、露出がシビアで難しいですよね。
ISO800でもノイズが少なく綺麗ですね。ISO800に上げて1/1000で切るという発想が無かったので今度試してみます。
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6422j-nozomu2 at 2009-11-08 22:34
テングの2枚目の写真、色合いが素晴しいです。サザンカに来るとは珍しいシーンです。貴殿もISO800を多く使用されていますか。SSを稼げるし、高感度ノイズ低減が魅力ですものね。
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ダンダラ
at 2009-11-08 22:50
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theclaさん、サザンカは花の少なくなる11月に咲いてくれる貴重な花ですよね。
ムラサキシジミなんかが来てくれますけど、吸蜜中は翅を開かないのが残念です。 花にとまって日光浴でもしてくれれば最高ですけど。 最近のカメラはISOを上げてもノイズが目立たないし、RAW現像ソフトはノイズを目立たなくしてくれる機能もあるので、私はノイズが出ないぎりぎりのところまで感度を上げて使っています。 そうすると絞りは自由に設定できるし、シャッタースピードも速いことが多いので、吸蜜中の蝶が飛びあがってもぶれることなく写し止めることが出来ます。 D200をD300sに変えた最大の理由も高感度でのノイズの少なさです。
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ダンダラ
at 2009-11-08 23:02
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ノゾピーさん、ISOに関しては同じ意見ですね。
ノイズが出ないのならばISOは高い方がシャッターも絞りも自由度が増して良いですよね。 ニコンが高画素に走らず、高感度路線をとったのは大賛成です。 ニコンにしてみれば報道関係での巻き返しを図ってとった戦略だと思いますけど(ニュース写真を即送るには、高画素は転送時間が増えてかえって邪魔)、今の画素数では不足だという場面はほとんどないわけですから、高感度にもかかわらず低ノイズというのは最高です。
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banyan10 at 2009-11-09 16:47
サザンカでのテングチョウの吸蜜は初めて見ました。綺麗に撮影していますね。
僕はムラサキシジミもサザンカの吸蜜は良い写真が撮れていません。
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ダンダラ
at 2009-11-10 08:39
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banyanさん、サザンカの時期はチョウの数も減ってくるので、吸蜜シーンを撮るのはチャンスに恵まれないと難しい点がありますね。
良く行くフィールドなら、何時頃日が当たるとか、花は何日頃がいいとか、どの木にチョウが来るとかがわかりますけど。 たまたまこの場所では花がほとんどなかったのが幸いしたのかもしれませんが、日当たりの関係からかチョウがいたのはこの1本の木だけでした。
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kenken
at 2009-11-10 15:37
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なるほど、性能の良いカメラですと、もう当たり前のようにISO800を使っておられるのですね。
私もそろそろ新しいカメラを導入してISO800を標準にしようかなぁ~現在は、300mmではISO400を標準にしていますが、暗めの林床の花で吸蜜するバンドを撮影する時などは(ちょっと例が具体的過ぎたか・・・(笑))、絶対的にISO800やISO1600がえぇなと思います。 この時期、サザンカは大切な吸蜜源ですね。いつも近所でムラツが来ないか見ているのですが、まだ吸蜜を見たことはありません。
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ダンダラ
at 2009-11-10 22:50
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kenkenさん、最近のカメラは高感度でもノイズが出にくいですから、かなり思い通りの写真が撮れるんではないでしょうか。
私などは、見た時の感動をそのまま写し止めたいと思ったのが写真を始めた時の原点なので、そう言った見たままに撮れる性能にはこだわってしまいます。 ムラツの吸蜜はなかなか難しいですね。 基本的にアブラムシなどの出した汁などを吸汁していて吸蜜はあまりしないのかも知れないですね。
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cactuss at 2009-11-11 22:29
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ダンダラ
at 2009-11-12 09:58
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cactussさん、有難うございます。
ギャッコウハ難しいけど、うまく写せると絵になりますよね。 サザンカはこの時期貴重な蜜源ですけど、蝶自体の数も少ない時期だからなかなか撮影のチャンスは少ないですね。 良い写真が撮れるといいですね。 |
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